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ThinkPad T490sの実機レビュー

Thinkpax T490sレビューの概要(ポイント)

コストを抑えた万能モデル

ThinkPadシリーズの中でも、低価格帯に位置するT490s。

これまで上位モデルの価格帯が安かったですが、値段が上がってきた関係でT490sの価値が出てきました。

スタンダードでLTEを搭載でき、かつ15万円以下で購入できるコスパの良さ。

またThunderboltも搭載しているため、外ではモバイル、家ではディスプレイに繋ぎ、マルチディスプレイ化させるという使い方もOKです。

簡易スペック表

CPU Core i5-8265U
Core i7-8565U
RAM 8~32GB
ROM 256~1GB SSD
(MVNe,OPAL有)
画面 14インチ
FHD,WQHD
タッチ対応有
LTE 対応モデルあり

詳細スペック

公式サイトで見る

 

ThinkPad T490s 実機レビュー目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。

※本機はレノボさんよりお借りした上で実機レビューを行っています。

 

ThinkPad T490sの特徴

ハイエンドThinkPad の選択肢の一つ

ThinkPad T490sはThinkPadシリーズの中で低価格帯に位置します。同じ14インチのノートパソコンとしては、X1 Carbonがあります。

T490sは、同じ品番で「T490」というモデルもあります。こちらはカスタマイズの範囲が異なること、さらに重さが違うこと(無印の方が重い)ことが特徴です。

X1 Carbonが14インチとしては2017年まで15万円でも買えるモデルでしたが、高価格化してきたことにともない、T490sが低価格帯SIMフリーパソコンとして魅力を発揮するようになりました。

 

LTE対応(SIMフリー)

T490sは基本構成でLTE搭載モデルとなっています(外すことも可能)。私もLTEモデルは、Lenovo、VAIOと使ってきていますが、とても便利な機能です。

格安SIMの契約が必須になりますが、もし外出先で利用することが多かったり、電車などでさっと開いて使いたい人にはおすすめのモデルです。

ただし電源OFF時の通信には対応していません。もし常時通信モデルが良い場合は、YOGA C630のようなモデルを選ぶ必要があります。

 

タッチパネルやIPS WQHDも選べる

ThinkPadシリーズはディスプレイの融通が利かないカスタイマイズが多かった印象ですが、T490sではタッチパネルや上位モデルのWQHDも選ぶことができます。

14インチモデルの場合、1920×1080では作業領域が狭いため、個人的には上位モデルで作業領域を広げられることは大きなメリットと考えます。

 

プライバシーガードも対応

2019年モデル以降、ThinkPadにはプライバシーガードがつくようになりました。左右からの覗き込みに画面を暗くすることで、プライバシーを守る仕組みです。

常時設定も可能ですし、フロントカメラと連動して他社の覗き込みに対してプライバシーガードを立ち上げることもできます。

本レビューではプライバシーガード非搭載機のため、プライバシーガードに関するレビューはありません。

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ThinkPad T490sのスペック

今回レビューしたThinkPad T490sのスペックは以下の通りです。

マシンスペック

発売年度 2019
サイズ 329.0×226.15×16.7mm
CPU Core i7-8565U
メモリ 8GB
ディスプレイ(比率) 14.0
ディスプレイ 1920×1080 IPS
記録方式 512GB(PCle NVME/M.2)
生体認証 指紋認証、顔認証
フロントカメラ 720万画素+IRカメラ
(物理シャッター有)
リヤカメラ なし
SIMカードサイズ nono-SIM
LTEモジュール 対応
重量 1.3kg
光学ドライブ なし

 

スペックの解説

ThinkPad T490sは、モデルの中でも上位のCPUを搭載したモデルです。本来このモデルでは第8世代のcore i5とCore i7を選択することができます。

メモリは8GBから最大32GBまでと幅広く対応。大きな容量が欲しい人にとって選択肢が多いことは嬉しいですね。

このモデルでは、IRカメラ(赤外線カメラ)による顔認証を搭載していますが、通常カメラについては、物理シャッターが設けられています。2017,2018年では排他方式だったものも多いので、とても良い機構と言えるでしょう。

またSIMフリーモデルにも対応。カードサイズはnano SIMで、microSDと共用が可能になっています。

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ThinkPad T490sの外観

ThinkPad T490sの天板はさらさらとしたピーチスキンとなっています。ThinkPad X1 Carbonの2017年モデルと似ています。ピーチスキンですが、指紋は付きやすそうですね。

 

開いた様子はこちら。左右のキーボードベゼル幅はほぼ同じ。タッチパッドは少し左に寄っています。

 

上部ベゼル幅は以下の通り。公式サイトでは狭いベゼルをアピールしていますが、さほど狭くもない気がします。

 

上部に加えて下部ベゼルも大き目。もう少し詰めれば14インチオーバーで差別化もできると思いますが、少し残念です。

 

PC本体上のシャッターはこちら。物理スライドになっています。以下は閉じた状態

 

以下は開いた状態です。閉じた状態の赤ぽちはわかりやすいですね。

 

キーボードはこちら。ThinkPadの伝統的なキーボード配置です。

 

深さもしっかりとあり、以前と変わらず優れた打ちやすさを発揮します。

 

トラックパッドも変わらないですね。ThinkPadシリーズのタッチパッドはサラサラとしているため、とても使いやすいです。

 

指紋認証はタッチパッド横。また右下にはThinkPadロゴがあります。こちらは天板側と異なり光りません。

 

背面はこちら。すっきりとしたデザインです。排気口は若干大き目の印象を受けました。

 

SIMスロットは背面にあります。パソコンを閉じた状態でしか取り出しはできません。SIMピンで押し出す形式です。

 

SIMカードスロットはこちら。2スロットになっており、写真左がSIMスロット、右側がmicroSDスロットとなっています。

 

最後にThinkPad X1 Carbon(2017)と比較してみました。下側がT490sです。かなり大きい印象を受けます。

 

実際に持ってみるとさほど違いは感じないのですが、比べてみるとはっきりとした差がありますね。

 

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ThinkPad T490sのメリット・魅力

LTEと高性能のバランス機

ThinkPad X1 Carbonとの比較になりますが、この機種の一番のライバルになるのはおそらくThinkPad X1 Carbonです。

ただし、同じ構成で比較すると、価格面ではT490sの方が有利になります。自宅でメインに使い、たまに持ち出すというレベルならT490sの方が価格面で見て優れていると感じます。

 

ThinkPadならではのキーボード感

ThinkPadを持っていない方は一度そのキーボード感に触れてみて欲しいです。非常に打ちやすい。

2017年からパソコンは何台もレビューしていますが、ThinkPadシリーズを超えるキーボードを持つパソコンに出会ったことがありません。

 

USB-Cの充電に対応

ThinkPad T490sはUSB-Cの充電に対応しています。本体の充電器も65WのUSB-Cとなっています。

 

Android機で、USB-Cを使っているなら充電器をひとところにまとめることができるため、出張時のアイテムを減らすことが可能です。

 

顔認証と物理シャッターを併用

スペックでも書いた通り、このモデルではIRカメラと物理シャッターを併用しています。

過去モデルでは排他方式になっているため、どちらかした選択できないモデルもありました。

Windows Helloを多用する私としてはこの仕様はとても嬉しいです。

 

Thunderbolt3に対応

ThinkPad T490sでは、Thunderbold3に対応しています。Thunderbold3に対応することですべての配線系統をまとめることが可能です。

BenQのPD3220Uのようなモニターを使えば、デュアルディスプレイと給電を兼ね備えることも可能です。

T490sではThunderbold3を利用してドッキングステーション(ThinkPad プロ ドッキングステーション)も用意しています(価格は22,440円なので高め)。

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ThinkPad T490sのデメリット・欠点

重い

メリットでThinkPad X1 Carbonとの比較で価格面を優れていることを書きましたが、逆にお金を出すことで軽さを買うことができます。

T490sの質量は1.3kgとなっており、MacBook Pro13インチとほぼ同じ重さ。厚さがあるため密度的にさほど重くは感じません。

ただ、一度X1 Carbonを持つとT490sは重く感じるでしょう。

 

下位モデルとの値段差が微妙なところ

T490sの下位モデルとして無印のT490がありますが、実は価格差があまりありません。

重量的にはT490sが軽さの面で優れていますが、カスタマイズ性を考えるとT490にも分があります。そのため、重さを犠牲にできるなら、T490も候補に入れておくと良いでしょう。

 

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ThinkPad T490s
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ThinkPad T490sがおすすめな人

15万円以下でLTEモデルが欲しい人

ThinkPad X1 Carbonの値段が上がっているせいで、15万円以下で購入できないケースが増えてきました。代わりとなるモデルがこのT490sです。

15万円以下ではCore i5モデルとなりますが、低価格帯でSIMフリーモデルが欲しい人は良いでしょう。

キーボード作業が多い人

キーボード作業が多い人にはT490sに限らず、ThinkPadは最高におすすめです。疲れ知らずです。

ぜひ一度キーボードをたたいてみて欲しいですね。

複数環境で使いたい人

Thunderbold3搭載であることは2019年においては、大きなメリットになります。ライバルのVAIO系でも搭載していないケースが多々あるからです。

Thunderboltを搭載していることで、外でのモバイルノートと、家でのクラムシェルモードの活用が楽になります。

またThunderboltがあれば、外部GPUを使える選択肢も出てきます。複数環境で一つのPCをバリバリに使いたい場合はThinkPad T490sはより良い選択肢でしょう。

 

ThinkPad T490sの実機レビューまとめ

15万以下のLTEパソコン

結論

当記事では、ThinkPad T490sの実機レビューしました。

軽さは犠牲になっているものの、SIMフリーモデルで実用性を兼ね備えたモデルとしては、低価格帯で購入できるパソコンです。

SIMフリーのサブノートが欲しい、それなりにスピードは求める、という人にマッチする一台です。

詳しくはコチラ

 

 

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また、時間帯や曜日によって価格が変わります。詳しくは以下のページで説明しているので参考にしてください。

参考 ⇒ Lenovo(レノボ)公式のネット限定Eクーポンとキャンペーンで最大限安く買う方法・コツ