Speed Wi-Fi Next W06レビューの概要(ポイント)
2019年最速のモバイルルーター
Huaweiから発売されているWiMAX用モバイルルーター「W06」。
前モデルからの進化でついに1Gbpsを超える速度で通信ができるようになりました(ただしエリアは限られます)。
WiMAX系でモバイルルーターを買うなら、間違いなくこれ一択と言えるほど速くて、軌道に優れたモデルです。
簡易スペック表
受信最大速度 | 1237Mbps(有線) 867Mbps |
送信最大速度 | 75Mbps |
重量 | 125g |
メーカー | Huawei |
コネクタ | USB-C |
Spee Wi-Fi NEXT W06 実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
W06の特徴
固定回線よりも速い1.2Gbpsのギガビット越え
W06は固定回線よりも理論上の通信速度が速く、1.2Gbpsを出すことができます。通常の光インターネットでも1Gbps、普通は100Mbpsが基本なのでそれ以上の速さ。
ただし、1Gbps越えは指定の提供エリアだけに限られます。また有線接続が必須です(無線では867Mbpsが最大速度)。
とは言っても、WiMAXは一度購入すれば基本2年は買い替えないと思いますし、エリアも広がっていくことを考えれば、発売されている機種で最速を狙うなら間違いなくW06です。
軽くて薄い端末
Huaweiのモバイルルーターは代替わりするたびに、形状が変わってきています。今回のモデルチェンジで横長のマットな質感のボディになりました。
かなり薄くなり、個人的には大満足。丸みを帯びたことでバックの中に入れやすく、他のものとぶつかっても傷が付きにくくなっています。
Bluetooth接続は廃止
無線接続は、Wi-FiとBluetooth接続がありますが、W06からはBluetooth接続機能はなくなりました。Bluetoothで接続したい場合は、WX05を選ぶ必要があります。
W06のスペック
今回レビューしたW06のスペックは以下の通りです。
マシンスペック
発売年度 | 2019年1月 |
メーカー | Huawei(ファーウェイ) |
最大受信速度 | 1237Mbps 867Mbps |
最大送信速度 | 75Mbps |
バッテリー | 3000mAh |
質量 | 125g |
サイズ | 128×64×11.9mm |
ディスプレイ | 2.4インチ(TFT) |
SIMカードサイズ | nanoSIM |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
最大接続台数(Wi-Fi) | 16台 |
最大接続台数(bluetooth) | なし※ |
bluetooth規格 | 記載なし |
コネクタ | USB-C |
※bluetooth4.0は搭載していますが、リモート起動機能利用時のみで無線接続はできません。
スペックの解説
W06の最大の特徴はギガビット越えインターネット回線です。
WX05との比較になりますが、W06は最大接続台数が16台となっています(WX05は10台)。そのため、家の中で固定回線を引かず、単独でインターネットを使っている場合はW06が有利になります。
重量が軽くサイズも小さいためW06は取り回しの面で良さが際立ちます。
W06の外観
W06はこれまでと比べて、かなり薄くなりました。
iPhoneXと比べても少し分厚いくらいです。ワイマックスは厚みのある機種が多かったので、鞄に入れて、その場所だけ膨らんでしまうケースがありました。
ところが今回から薄くなったおかげで、小さな鞄の中に入れても困りません。スマホとセットで一緒に持ち運ぶ人にとっては、嬉しい形状変更です。
もう一つの大きな変更点が、丸みを帯びた形状ということ。
今まではどちらかといえば、角ばった形状の方が多い傾向でした。以下は過去モデルです。
丸みを帯びた形状になったことで、持ちやすく、鞄にも入れやすい形になりました。
好みがわかれるところだと思いますが、個人的には薄くなったことと相まって手にフィットする形になったので、使いやすくていいですね。
表面はこれまでガラスでしたが、W06からはタッチパネル部分だけがガラスになりました。
全体がガラスでおおわれている方が高級感が出る傾向にありますが、W06は質感でうまくコントロールしています。
マットな質感の入ったラメになっており過去3世代と比較しても、今回のモデルが好みです。
W06の通信環境テスト
LTEを使う「ハイスピードプラスエリアモード」で測定した結果は以下のようになりました。Bluetoothはないので、Wi-Fiで接続しています。接続に利用したスマートフォンはPixel3です。
LTEモードを使うと、auのキャリア回線を使えるようになるのでとても高速になり、97.8Mbpsという速度になります。
W06のメリット・魅力
とにかく速くて快適
W06のメリットはやはり速度。もともとW04から利用していますが、Huawei製品のWiMAXには安心感があります。
有線接続でより快適化可能
W06に限らずWシリーズでは有線接続すると、大幅に速度アップします。USB-C(Gen2)の利用が必要なため、敷居は高いですが、MacBookユーザーの場合は別。
もともと充電器として付属しているケーブルがThunderbolt対応しているため有線接続すると劇的にスピードアップします。
1.2Gbpsの対応エリア範囲外でも有線の方が速くなるので、カフェなどで長時間使う場合、有線接続するだけでネット環境を快適化できるのでぜひ利用しましょう。
起動が速い
W06の起動はとても速く、使うまでのストレスがかなり軽減されます。ワイマックスは固定回線と異なり、ずっとONにしているケースはかなり少ないです。
W06の立ち上がりのスピードの良さは格別なので、短気な人はHuaweiのWシリーズが良いです。
W06のデメリット・欠点
Huaweiであること
W06の弱点はHuaweiであることです。アメリカの制裁問題の関係で輸出規制が行われています。
日本とHuawei自体で輸出規制はないようですが、もともとの発端がスパイ疑惑だったため、日本でも導入を足踏みする企業が増えています(スマホの取り扱いが遅くなる影響がありました)。
もし情報漏洩を気にする人なら、NECが発売するWX05を選択するほうが良いでしょう。
Bluetooth接続がないこと
本機種からBluetooth接続がなくなりました。Bluetooth接続は速度が遅くなるものの、省電力で長時間使えること、エリアが広くなることが利点です。
Bluetooth接続しか使わない!という人には勧められません。
クレードルがないこと
W06にはクレードルはありません。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。よければ速度測定結果も募集しています。
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日本初のギガビット越えで使えるWiMAXです。ギガビットエリアは指定エリアのみ。
ただしギガビットエリアの範囲外でも、ネットの接続速く大満足の一台。有線接続することで、さらにスピードアップできます。
もしMacBookを使っているなら充電ケーブルをThunderbolt替わりで使えるので、有線接続して高速化するのがおすすめ。
2019年10月段階でWiMAXを買うなら、これ一択です。
W06がおすすめな人
ほとんどの人はこれを買いましょう
HuaweiのW06はとても良い機種です。海外製品であることで悪くとる人もいますが、Huaweiは世界で三本の指に入るスマホメーカー。
日本でも2017年、2018年と最も売れたSIMフリースマホはHuaweiでした。それくらい性能、コスパで安心感のあるメーカー。実力も高く、W06のように日本最速のWiMAXを提供することができています。
インターネットは速度が命です。遅いとイライラするので最速のWiMAXにしておく方が無難です。
速度を求める人
上で書いたことと重複しますが、速度重視なら間違いなくW06を選びましょう。
W06をおすすめできない人
キャッシュバックを気にする人
W06は高性能かつ最新機種なので、キャッシュバックが減額されているケースがあります。
最も良い条件で受け取りたい場合は他機種を選びましょう。
情報漏洩を気にする人
Huaweiはアメリカからのスパイ疑惑があります。情報漏洩を気にする人はやめておきましょう。
Wi-Fi Speed NEXT W06の実機レビューまとめ
2019年の最速WiMAX
結論
2019年でWiMAXを購入するなら間違いなく「この一台」という一台です。
Huawei製品自体に不安はあるかもしれませんが、現状発売している製品に関して規制はかけないという方向にすすんでいます。
規制自体の心配がなければ、WiMAXは速度だけで選んで良いです。迷うことなくW06を選んでおきましょう。
W06のキャンペーン・最安値で買うために
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