Inspiron14(5420)のレビュー概要
リーズナブルな14インチノート
Inspiron 14 5420は10万円未満で購入できるリーズナブルなintelプロセッサ搭載のノートパソコンです(なお5425はAMDモデル)。
基本的なパフォーマンスに加え、手頃なサイズ感とたまに持ち出せるくらいのコンパクトさを持ち合わせて一台となっています。
こんなタイプにマッチ
- 自宅メインで使うユーザー
- たまに持ち出しする人
簡易スペック表
発売日 | 2022年4月1日 |
CPU | Core i5-1235U |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | intel UHD Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 1515g |
Cinebench R20 | 2810pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Inspiron14(5420)の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Inspiron14(5420)の特徴
ここではInspiron14(5420)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第12世代のintelプロセッサ搭載
本モデルは第12世代intelプロセッサでUシリーズを搭載しています。ベンチマーク結果でも後述しますが、十分なパフォーマンスを持っています。
バランスの良い14インチ
Inspiron14は過去モデルからとてもバランスが取れた一台。持ち出せるサイズ感と14インチの見やすさを両立しているため、ノートパソコンとしての良さが際立っています。
豊富なインターフェイス
本モデルはフルサイズHDMIやUSB Type-C、USB Type-Aなど複数のインターフェイスを備えています。また映像出力対応のUSB TYpe-Cポートがある点もポイントと言えるでしょう。
アスペクト比は16:10
Inspiron14はアスペクト比が16:10で縦長になっています。そのため、書類作業やネットサーフィンが楽にできます。
Inspiron14(5420)の価格とコストパフォーマンス
2023年5月31日時点で79,628円(税込)と14インチノートパソコンの中ではかなりリーズナブルです(14インチは人気なため高額モデルも多く存在します)。
Inspiron14(5420)のスペック
今回レビューしたInspiron14(5420)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年4月1日 | |
製品名 | Inspiron14 5420 | |
型式 | - | |
サイズ | 227.5×314×15.7〜19.0mm | |
重量(実測) | 本体 | 1515g |
電源アダプタ | 330g | |
CPU | Core i5-1235U | |
GPU | intel UHD Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 公式記載なし |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 54Whr |
公称値 | 公式記載なし時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Inspiron14(5420)のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は2810pts、シングルコア598ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Cinebench R20のスコアは2800ptsと高いスコア。Core i5でここまでのスコアなら十分なパフォーマンスです。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は6785pts、シングルコア1605ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READの値は3000MB/sを超えており、ノートパソコンとしては十分なパフォーマンスとなっています。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 811 | 動作困難 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ほぼ無音 |
CPUテスト時 | ファン音が聞こえる |
GPUテスト時 | ファン音が聞こえる |
Inspiron14(5420)のモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 78.7% | 83% |
Adobe RGB | 60.8% | 61.5% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Inspiron14(5420)の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 473.1 | 454.38 | 13 |
ポイント② | 196.04 | 138.54 | 15 |
ポイント③ | 446.13 | 402.11 | 15 |
ポイント④ | 418.01 | 459.1 | 14 |
ポイント⑤ | 309.68 | 334.34 | 14 |
ポイント⑥ | 61.53 | 74.23 | 15 |
通信スピードテストの評価
最長距離では速度が低下するものの、基本的に100Mbpsを超える速度が出ており十分なパフォーマンスと言えるでしょう。
Inspiron14(5420)のUSB-C(PD)による充電テスト
今回は検証を行なっておりません。
Inspiron14(5420)の外観
天板はシンプルなデザインで中心にDELLのマークが施されています。
背面は天板と同じ素材が使われています。センターにモデル名のinspironの印字があります。
開いた様子です。ベゼル幅は普通程度、液晶は見やすく作業しやすいです。アスペクト比が16:10になっているため書類作業が捗ります。
最大開き角は135°程度となっています。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。一部キーが隣り合っているところがありますが、全体的なキー配置は普通で打ちやすいです。右上のキーは電源ボタン兼指紋認証キーとなっています。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.97mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.2mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、115mmとなりました。
本体右側にはヘッドフォンジャック、USB Type-Aポート、SDスロットが備わっています。
本体左側には電源ポート、フルサイズHDMI、USB Type-A、USB Type-Cポートがあります。
本体の重量を測定したところ、1515gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1845gとなりました。充電器単体では330gとなります。
Inspiron14(5420)のメリット・魅力
ちょうど良いサイズ感
Inspiron14は画面がそれなりに大きく、持ち出しもできるサイズ感となっています。自宅メインで使う場合でも、普段はPCを収納しておき、必要な時にだけ出すような使い方もしやすいです。
作業しやすいアスペクト比
ディスプレイのアスペクト比は16:10となっており、少し縦に長くなっています。書類作業をしたり、ネットサーフィンする場合、このアスペクト比の方が使いやすいです。
優秀なインターフェイス
左右に配置されたインターフェイスにはUSB Type-C、Type-A、フルサイズHDMI、そしてSDカードスロットと一般的に必要なものが全て揃っています。
Inspiron14(5420)のデメリット・欠点
14インチとしては重め
14インチノートパソコンは激戦クラスということもあり、ライバル製品が数多く存在します。中でも軽量性を意識したモデルが多いので、本モデルは相対的に重めのノートパソコンとなってしまっています。
みんなの口コミ
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14インチノートパソコンとしては価格抑えめで、かつパフォーマンスも必要十分なモデルです。14インチノートとしては重めですが、価格を考えればここは妥協ポイントと言えるかもしれません。
Inspiron14(5420)がおすすめな人
主に自宅で使うユーザー
Inspiron14はサイズ感から主に自宅で、たまにPCを持ち出すような人におすすめです。
書類作成が多い人
繰り返しになりますが、16:10のアスペクト比は書類作成に向いています。このアスペクト比の違いだけで作業効率が変わるので、WordやExcelを多用する人におすすめです。
Inspiron14(5420)がおすすめではないタイプ
持ち出しが頻繁な人
Inspiron14は持ち出しができないわけではありませんが、頻繁に持ち出す場合は重めのためあまりお勧めできません。その場合はワンサイズ小さいInspiron13をおすすめします。
Inspiron14(5420)のカスタマイズ・モデルの選び方
本モデルは2023年5月31日時点で1種類のみとなっています。Officeソフトなど、必要に応じてプラスしてカスタマイズするようにして下さい。
Inspiron14(5420)の実機レビューまとめ
Inspiron14(5420)を安く買う方法
Inspiron14(5420)に限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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