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ASUS ChromeBook C223NAの実機レビュー

C223NAのレビュー概要

1kg切りの低価格Chromebook

ASUSから発売されているChromeBookのうちの一つ。日本で展開されているChromBookの中でも低価格かつ、コンパクトであることが特徴です。

搭載しているCPUの性能は低いですが、ChromeBookだけあって快適に動作します。ネットサーフィンやAdnrdroidアプリを動作させてもほぼ不満がありません。

ただし、液晶がTNになっており色、視野角が悪いことに気を付けておきましょう。

簡易スペック表

CPU Clelon N3350
RAM 4GB
ROM 64GB eMMC
画面 11.6インチ
GPU 内蔵グラフィックス
USB-PD 対応
LTE 非対応
重量(実測) 990 g
Geekbench5 multi 517

※詳細スペックはこちら

 

C223NA実機レビュー目次

実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。

※本記事はamazonにて著者が購入した端末を用いて検証を行っています。

 

C223NAの特徴

ここではC223NAの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリットデメリットからご覧ください。

 

3万円台で購入可能

C223NAは低価格で購入可能なChromeBookです。メインはWindows機としてサブで持ち運ぶにはぴったりの端末の位置付けになっています。

 

持ち運びしやすい軽さ

C223NAは本体重量が1kgを切っています。ChromeBookはAndroidスマホが使えるからか、2in1スタイルで発売されているケースが多くなっています。そのため重量増となっているケースが多く見られます。

 

しかしC223NAはクラムシェル型で999g(実測では990g)となっており、持ち運びに向く軽さを備えています。

 

USB-Cポートによる充電に対応

ChromeBookは機種によってメーカー専用のアダプタによる充電端子になることがありますが、C223NAの場合USB-Cによる充電に対応しています。そのためAndroidスマートフォンと充電系を統一することが可能です。

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C223NAの価格とコストパフォーマンス

C223NAはChromeBookの中では低価格帯に位置するモデルです。そのため、安く購入することが可能。ただし後ほど書いているようにChromebookのため、Celeron N3350であってもOSは快適に動作します。

どちらかといえば低価格なりの理由は本体のディスプレイに現れています。画面が価格なりなので、購入前には必ずデメリットの項目を読んでから購入を考えてください。

価格情報について

 

C223NAのスペック

今回レビューしたC223NAのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2018/10/10 ※2
製品名 C223NA-GJ0018
型式 -
サイズ 286×199×17.25
重量(実測) 本体 990 g
電源アダプタ 未計測
CPU Celeron N3350
GPU 内蔵グラフィックス
メモリ(RAM) 4GB
保存(ROM) 1st 64 GB eMMC
2nd -
ディスプレイ サイズ 11.6インチ
解像度 1366×768
形式 TFT液晶
生体認証 指紋 ×
Windows Hello ×
フロントカメラ 画素数 92万画素
物理シャッター ×
リヤカメラ 画素数 -
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth 4.0
LTEモジュール 対応の可否 -
SIMカードサイズ -
光学ドライブ -
バッテリー公称値 サイズ 2セル
JEITAによる基準 最大11.3時間

※1 詳細仕様はこちら
※2 ただし量販店をはじめとした一般販売は2020/06/12です。

 

スペックの解説

今回購入したC223NAはChromeBookの中では、Celeron N3350を搭載した機種です。ChromeOS自体の動作ではCPU性能はあまり気にする必要はありません。

スペックの中でも最も大きな特徴は軽さで999gとなっており、モバイル性に優れています。クラムシェル型のノートパソコンならでは優位性がスペックに現れていると言えるでしょう。

気になったのは、起動時間が11.3時間でさほど長くないことです(一般PCから考えれば、ChroemBookのように限定された用途としては短く感じます)。

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C223NAのベンチマーク

ベンチマーク結果は以下の通りです。

 

OCTANE 2.0

Chromebookのため、ウェブブラウザのベンチマークテストである「OCTANE」にて評価を行いました。

 

GeekBench 5

GeekBench 5にてスコアを計測しました。最新版のiPhone11 Proがmulti 3391、singleが1331であることを考えると性能的にはかなり低くなっています。

 

騒音テスト

騒音はほとんどなく、非常に静かです。

 

C223NAの通信環境(WI-Fi)のテスト

C223NAの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

1F

2F

 

計測の結果、どの部屋でも近接距離とほぼ変わらないレベルで通信速度の確保が出来ていることがわかりました。一戸建てであれば離れていてもWi-Fi利用が可能です。

また、最長距離である部屋2でiPhone 11 Proを用いて測定を行ったところ、ダウンロード速度は64Mbpsでした。つまり、Wi-Fiの受信性能としてはiPhoneに劣ることがわかります。ただし、価格なりということと、性能面で不満がないレベルの速度が出ているので、C223NAでも気にする必要はありません。

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C223NAのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-PDによる充電テストを行いました。18W、30W、61Wで検証したところ、全てにおいて充電が確認できました。実測は以下の写真の通りです。クリックにより拡大できます。

-18W-

-30W-

-61W-

 

C223NAの外観

天板です。光沢のあるグレープラスチックになっています。

 

背面です。

 

最大開き角は138°です。

 

上部ベゼルです。サイドベゼルは14.5mmです。

 

下部ベゼルです。

 

センターにはカメラがあります。物理シャッターはありません。

 

キーボードです。ファンクションキーがありません。Chromebookの場合は虫眼鏡マークと数字の同時押しで対応します。

 

タッチパッドは幅97mmとなっています。

 

右サイドにはUSB-Cコネクタがあります。こちらは充電には対応していません。

 

左サイドには充電用USB-C、micro-SD、ヘッドフォンジャック、USB-Aを搭載しています。

 

質量を測った様子です。

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C223NAのメリット・魅力

価格が安くエントリーモデルとして向く

C223NAはとにかく手に入れやすい価格が魅力の一台です。ChromeBookは上位モデルでも価格は10万円を超えるケースはほとんどありませんが、大きく分けて5万円以下のモデルと10万円以下のCore iシリーズを搭載したモデルがあります。

Windows機であれば、Core iシリーズをおすすめしますが、ChromeBookはCeleronでも十分に動くので低価格帯でも快適に使えるメリットがあります。そのため、価格が安いお試しがしやすいということであり、初めてChromeBookを使う人でも購入しやすくなっています。

 

持ち運び性に優れる

C223NAは実測で990gととにかく軽く、気軽に持ち運ぶことができます。また起動が早いため、サッと出して使い始めることができるメリットがあります。

 

USB-Cによる充電の魅力が大きい

以前のASUSは専用ケーブルによる充電でしたが、USB-Cで充電できるメリットは非常に大きいです。持ち運び用アクセサリーをまとめることができることに加え、999gの軽さでよりモバイル性を高めることができます。

 

キーボードが打ちやすい

C223NAはキーボード深さがそれなりにあり打鍵感が良いため、打ちやすいメリットがあります。執筆作業が多い人は使いやすいパソコンと言えるでしょう。

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C223NAのデメリット・欠点

液晶ディスプレイの色が悪い

C223NAはディスプレイの色が悪く、見づらく疲れます。画素数が荒く、ギラツキが見えること、視野角が狭く色変化が大きいこと、全体的に青っぽい色であることが原因です。

こちらが正面から見た様子。

 

こちらが角度を変えてみた様子です。上と撮影条件は同じですが全く色味が違います。

 

主観ですが、このディスプレイでは長時間作業するのは厳しく3時間程度が限界です。軽く使うならいいですが、仕事として長時間使うことが前提ならお金を出してワンランク上のChromeBookを選ぶ方が良いでしょう。

 

生体認証がない

ChromeBookは製品上タブレットの延長上のような位置付けで捉えれるため、生体認証のなさがデメリットに感じることがあります。C223NAの場合は、本体側に6桁のPINを設定することでロック解除することができスマートフォンのように使う形になります。

 

起動は速いが負荷がかかると厳しい

ChromeOS自体は速いですが、アプリはそれに合わせて設計されているわけではありません(特にAndroidアプリ)。パソコンのCPUに及ばないものも多いとはいえ、SnapdragonのハイエンドクラスはARMとして高性能です。

そのため、負荷がかかるアプリを使おうとした場合には動作が緩慢になります。その証拠がGeekbench 5での数値の低さに現れています。

Chromebook自体が勘違いされやすいところがありますが、Chromebook=全ての動作が速いわけではないので注意が必要です。

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みんなの口コミ

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Chromebook C223NA
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

Chromebookとしては、安く、コンパクト、起動が速く、USB-Cにも対応していることで、持ち運びに向く端末として魅力的な一台ですが液晶の見辛さが大きなデメリットとなっており、人に勧めにくい端末になっています。

3万円台で購入できることを考えれば質もそれなりなので、液晶はこれくらいで十分と割り切るか、いっそのこと上位モデルを購入するほうが良いでしょう。

Chromebook自体は軽量で快適なOSなので、上位のCPUモデルを搭載することでより快適に使うことができます。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 軽くて持ち運びしやすい
  • 打ち心地は普通
  • 天板がプラスチック感があって安っぽい

 

C223NAがおすすめな人

ちょっと作業するためのPCが欲しい人

C223NAはChromebookの特性を活かして、ちょっとした隙間時間にぱっと作業する人に向いているPCと感じます。起動時間が早いですし、モバイル性も優れているため移動時に持ち運んでも負担が少ないPCとなっています。

 

C223NAがおすすめではないタイプ

長時間作業をする人

C223NAの最大の弱点は液晶です。実際に長時間使っていると目の負担になります。もしChromeBookで長時間使うことを考えているなら、液晶の優れたモデルを選ぶと良いでしょう。同サイズクラスであれば、hpの12インチモデル、同じメーカーならASUSの14インチモデルがおすすめです。

どちらにしても価格帯はC223NAと比べると上がります。ただしその分快適性、性能面でのプラスαが大きいのでせっかくならお金を出して快適性を買った方が良いのではと考えます。

 

C223NAのカスタマイズ・モデルの選び方

C223NAは1モデルしかありません。通販サイトを比較しポイント還元率を考慮した上で最も自分に合ったサイトで購入しましょう。

 

C223NAの実機レビューまとめ

用途を考えないといけない一台

結論

C223NAは数多くのChromebookを発売しているASUSの中でも1kgを切るクラムシェルノートパソコンです。

USB-Cで充電できるためAndroidスマートフォンとの親和性が高く、持ち物を統一出来るメリットは特に大きくなっています。

液晶が見づらいデメリットがあるため、長時間の利用はおすすめできませんが、出先での軽い作業をするだけなら、魅力的な端末と言えるでしょう。

 

C223NAを安く買う方法

C223NAは1モデルしかないため、amazonなどの通販サイトで買いやすいモデルになっています。そのため、通販サイトの価格とポイント還元額を考慮して購入すると良いでしょう。

また、ASUSは公式サイトで買う場合の方法については別途別ページにて詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。

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