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ASUS E210MAの実機レビュー

E210MAのレビュー概要

11インチの超低価格ノート

E210は超低価格でモバイル性に優れたノートパソコンです。本来、軽量性に優れたノートパソコンはそれ自体に価値があることで高価格になりがちでした(そのため、高性能なチップセットを積むことも多い印象)。

ところが、E210は過去のそういった慣例と違い、軽量で低コストなチップセットを載せることで3万円台で買えることを特徴としたノートパソコン。

簡単な書類作業やネットサーフィンをするためのサブPCとして持ち出し用のパソコンを探している人にとってはぴったりで手に入れやすいモデルです。

簡易スペック表

CPU Celeron N4020
RAM 4GB
ROM 64 GB
画面 11.6インチ
GPU 内蔵グラフィックス
USB-PD 非対応
LTE 非対応
重量(実測)  1175 g
CINEBENCH R20  320 pts

※詳細スペックは公式データをご覧ください

 

E210MA実機レビュー目次

実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。

※本記事はメーカーからの貸し出しを受けてレビューしています。

 

E210MAの特徴

ここではE210MAの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリットデメリットからご覧ください。

 

軽くて持ち運びに向く

E210MAは本体が1kg台で持ち運びに適したノートパソコンです。

 

開いた時のベゼル幅は低価格モデルのため、それなりに大きいものの薄く作られているため、11.6インチのコンパクトさを活かした設計になっています。

 

特徴的な天板デザイン

E210MAにはASUSの文字を中心に特徴的な文字のデザインが施されています。低価格帯ノートパソコンは天板が安っぽくなることが多々ありますが、このモデルではそういったことは感じません。

 

3万円台で買える低価格

何といってもこのパソコンの魅力は3万円台で買えること。とにかく安いです。サブPCとしてある程度ラフに使う前提で購入しやすいパソコンになっています。

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E210MAの価格とコストパフォーマンス

E210MAの価格は3万円台で1シリーズのみとなっています。Celeron N4020搭載PCとして見てもコストパフォーマンスは非常に優れています。廉価グレードであるCeleron搭載PCでも基本は4万円台が多いことを考えれば、超軽量という付加価値を持ったE210MAのコスパはモバイル性を重視する人にとってとても高くなるでしょう。

現在の価格について

上記は執筆時点(2020/10/10)の情報です。最新の価格については以下各通販サイトの値段をご確認ください。

 

E210MAのスペック

今回レビューしたE210MAのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2020年8月20日
製品名 E210MA
型式
サイズ 279.1×191.2×16.9 mm
重量(実測) 本体 1060 g
電源アダプタ 115 g
CPU Celeron N4020
GPU 内蔵グラフィックス
メモリ(RAM) 4GB
保存(ROM) 1st 64GB eMMC
2nd -
ディスプレイ サイズ 11.6インチ
解像度 1366×768
形式 TN液晶
光沢 ノングレア
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 ×
顔認証 ×
フロントカメラ 画素数 30p
物理シャッター ×
リヤカメラ 画素数 -
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth 4.1
LTEモジュール 対応の可否 ×
SIMカードサイズ ×
光学ドライブ ×
バッテリー公称値 サイズ 2セルバッテリー
時間 12.7時間
ACアダプタ容量 未記載

※詳細仕様はこちらからご確認ください。

 

スペックの解説

3万円台ということもあってスペックは低めです。CPUはCeleronとなっており、ハードな作業は向きません。またROMはeMMCのためベンチマークの数値の通りSSDよりも遅くなっています。バッテリーは2セルですが12.7時間となっており、外で使うには十分な長さが確保されています。フロントカメラは30pとかなり低いので、テレワーク利用では厳しいと考えておく方が無難です。

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E210MAのベンチマーク(CINEBENCH、動画編集など)

ベンチマーク結果は以下の通りです。

 

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の計測値は通常時でマルチ320pts、シングル171ptsとなりました。他機種との比較はCINEBENCH R20のデータ一覧をご覧ください。

 

PASSMARK

PASSMARKの測定値は以下の通りです。他機種との比較をしたい人はPASSMARKのデータ一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。2325MB/sなので、昨今のSSDでは最速ではありませんが、十分に速いレベルといえるでしょう。

 

騒音テスト

通常使用時、ベンチマークテスト時、ともに静かでした。

 

ベンチマーク時の熱について

ベンチマークテスト時でも本体はあまり熱くなる傾向はありませんでした。

 

動画編集ベンチマーク

Celeronプロセッサのため、動画編集ベンチマークは行っておりません。

 

ゲームベンチマーク

Celeronプロセッサのため、ゲームベンチマークは行っておりません。

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E210MAの通信環境(WI-Fi)のテスト

E210MAの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを5GHz帯で用いています(クリックで拡大します)。

1F

2F

 

一部屋程度の距離であれば速度、PINGの低下はほとんど見られませんでしたが、一部屋を挟んだ場合、速度・PINGともに低下が見られました。特にPINGはWi-Fiルーター前だと16msだったのに対し、最長距離で36msとなっています。長距離利用を前提とする場合はメッシュWi-Fiの検討も視野に入れておくと良いでしょう。

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E210MAのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-PDには非対応です。

 

E210MAの外観

天板です。今回レビューしているのはピーコックブルーです。文字が印字されていることがわかります。

 

背面です。スピーカー穴だけとなっており、シンプルになっています。

 

開いた様子です。ベゼルが太めですが、エンターキーにヴィヴィットな挿し色が入れられており、モダンな雰囲気になっています。

 

 

最大角まで開いた様子です。160°まで開くことができます。

 

キーボードです。小型PCですが全て独立しており変則的な配置はありません。

 

エンターキーのみヴィヴィットカラーが配置されています。

 

ミツトヨのデジタルノギスで2つのキーからピッチを割り出したところ16.8mmとなりました。またキーストロークは1.0mmです。

 

タッチパッドです。ナンバーパッドを搭載しています。上位モデルではバックライトでナンバーパッドが浮き上がりますが、本モデルの場合は最初から印字されています。

 

幅は104mmとなっています。

 

左側面です。USB-Aとマイクジャックがあります。

 

左側です。電源ジャック、microSD、USB-C、HDMI、USB-Aが付属しています。

 

質量測定した様子です。1060gとなっています。

 

充電器を一緒に計測した様子です。充電器単体では115gとなりました。

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E210MAのメリット・魅力

コンパクトで持ち運びしやすい筐体

E210MAは非常にコンパクトで持ち運びしやすい筐体になっています。安価なモデルは小さくても厚みがあることも多いのですが、E210MAはヒンジからパームレスト部にかけて厚みがあまり変化しないため持ち運び時にも向くデザインになっています。

 

3万円台でも安さを感じない

E210MAは天板の意匠が独特なことや、ヒンジ部分の角が落とされたデザインになっていることなど値段の割にこだわりを感じる見た目になっています。一見して3万円台とは思えないデザインが魅力と言えます。

 

NumberPad搭載

14インチ以下のノートパソコンの一つの弱点がテンキーレスであることですが、E210MAは3万円台でありながらNumberPadを搭載しています。これにより数字の入力性が高くなり、外での事務作業を効率化することが可能です。

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E210MAのデメリット・欠点

USB-C非対応

E210MAは持ち運びに優れたノートパソコンですが、残念ながらUSB-PDには非対応となっています。

 

ベゼル幅が広い

3万円台のモデルなのでしょうがない部分もありますが、最近のノートパソコンの中ではベゼル幅が大きくなっています。

 

TN液晶である

ディスプレイがTN液晶となっているため、色味、視野角の点でIPS液晶と比べてマイナスに感じるポイントが大きいです。長時間パソコンを見る人にとっては、要注意です。

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みんなの口コミ

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E210MA
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

コンパクトなノートパソコンで、価格が安くラフに使えることが特徴です。価格が安いので、なんでもできるわけではありませんが性能を理解して買えば、持ち運びが楽なので人にとってはぴったりハマる一台になるでしょう。eMMCなのでSSDより遅いですが、事務作業やネットサーフィン程度ならちゃんとこなしてくれます。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 軽くて持ち運びしやすい
  • 天板デザインが良い
  • NumberPadの仕組みは面白い

 

E210MAがおすすめな人

ラフに使えるサブPCが欲しい人

E210は値段帯が安くラフに使えるサブPCが欲しい人にピッタリです。外でメール処理やネットサーフィンだけをするならこれほどちょうど良いパソコンはありません。

 

E210MAがおすすめではないタイプ

外でもハードなPC作業する人

価格が安く気軽に持ち出せる一方でハードな作業をする人にはこのパソコンはスペックが足りなさすぎます。ハードな作業(動画編集やAdobeなどのクリエイティブソフトを使う)をする場合は、DAIV-3Nなどを検討しておくと良いでしょう。

 

ネットサーフィンしかしない人

もしネットサーフィンしかしないのであれば、ChromebookのC223NAも候補に入れておくことをおすすめします。こちらはさらに安く購入できる11インチ。ChromeOSのためWindowsとは使い勝手は異なりますが、ネットしかしないなら軽い動作のChromeOSの方がメリットが大きくなります。

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E210MAのカスタマイズ・モデルの選び方

E210MAはカスタマイズモデルはなく、一つのモデル展開しかありません。

 

E210MAの実機レビューまとめ

ラフに使える11インチ

結論

E210MAはコンパクトでラフに扱えるパソコンが欲しい人向けのモデルです。ただし、Celeronプロセッサのため、できることが限られる点だけは注意が必要。

そこさえ理解しておけば、外でちょっとした作業に使えるノートパソコンとしてはぴったりと感じる一台です。

 

E210MAを安く買う方法

E210MAに限らず、ASUSのパソコンを安く買う方法については以下のページで詳しく解説しているため、かならずご覧ください。

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