当サイトの記事は広告を含みます。

ENVY x360 13(13-ay0000)の実機レビュー

ENVY x360 13 (13-ay0000)のレビュー概要

スマートで高性能な一台

ENVY x360 13 ay-3000はAMD Ryzen4000番台を搭載したスタイリッシュかつ高性能なノートパソコン。しかも、どのモデルも10万円以下から購入することができ、コストパフォーマンスも高い2in1ウルトラブック。

1.2kg台の重量、USB-PDに対応し、モバイル性にも優れているため、幅広いユーザーにマッチできるノートパソコンに仕上がっています。

今回実際に購入したのはRyzen3 4300Uのモデルですが、過去Ryzen7モデルもレビューしてきたことをふまえると2020年モデルの中では特に高いモバイル性を持つノートパソコンと言えるコストパフォーマンスの高いノートパソコンです。

簡易スペック表

CPU Ryzen7 4700U
Ryzen5 4500U
Ryzen3 4300U
RAM 8~16GB
ROM 256~512GB SSD
画面 13.3インチ
GPU 内蔵グラフィックス
USB-PD 対応
LTE 非対応
重量(実測) 1250 g
CINEBENCH R20 1460 pts

※詳細スペックはこちら
※ベンチマークはRyzen3 4300Uモデルで計測

公式サイトで見る

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)実機レビュー目次

実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。

※本記事はHPの公式ページ経由で購入したものを用いてレビューを行っています。

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)の特徴

ここではENVY x360 13 (13-ay0000)の一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリットデメリットからご覧ください。

 

高性能なRyzen4000シリーズを搭載

Ryzen4000シリーズは当サイトでもいくつかレビューを行っていますが、非常に優れたプロセッサ。

 

ENVY x360 13 ay-0000では最も廉価版のモデルがRyzen3 4300Uに該当しますがこれでも第8世代のCore i8に近いの性能を持っています。もちろん上位モデルはそれ以上の性能を持つため、ノートパソコンでもパワフルな運用が可能になります。

 

低価格ながら高級感のあるボディ

ENVY x360 13はHPのシリーズの中では中位に位置するモデルです。最上位グレードのSpectraには劣るものの、逆に派手さがなくシンプルにまとまったデザインとなっており、嫌味のない筐体となっています。また外観でも書いていますが、10万円以下の低価格帯にしては珍しく天板と底面が同じ素材を利用しており統一感を感じるデザインとなっています。

 

2in1でテントモードも利用可能な軽量PC

通常2in1モデルはヒンジ部分に強度を持たせるため、本体重量が重くなる傾向があります。ところがこのENVY x360 13の場合、2in1にもかかわらず重さは1.2kg台しかありません。2in1やタブレットで使いまわしができ、かつ軽量なPCとなっています。

目次に戻る⇒

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)の価格とコストパフォーマンス

ENVY x360 13-ay0000は、84,700円(税込みで購入できるノートパソコンです。同じプロセッサのRyzen4000番台と8GBメモリの組合せであれば、IdeaPad Flex 550の方が安く買うことができます。

ただしENVY x360 13の魅力はデザインにもあります。所有欲を満たしてくれるデザインや軽量性、そして2in1であることを考えれば、十分に安いノートパソコンと言えるでしょう。

価格について

価格は202/3/24時点での情報です。くわしくは、ENVY x360 13-ay0000の公式サイトをご覧ください。

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)のスペック

今回レビューしたENVY x360 13 (13-ay0000)のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2020年7月3日
製品名 ENVY x360 13
型式 (13-ay0000)
サイズ 306×194×16.5 mm
重量(実測) 本体 1250 g
電源アダプタ 285 g
CPU AMD Ryzen3 4300U
GPU 内蔵グラフィックス
メモリ(RAM) 8GB
保存(ROM) 1st 256GB SSD
2nd -
ディスプレイ サイズ 13.3インチ
解像度 1920×1440
形式 IPS液晶
光沢 グレア(光沢)
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 ×
顔認証 ×
フロントカメラ 画素数 92万画素
物理シャッター ×
リヤカメラ 画素数 -
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth 5.0
LTEモジュール 対応の可否 -
SIMカードサイズ -
光学ドライブ -
バッテリー公称値 サイズ 3セル
JEITAによる基準 17時間
ACアダプタ容量 65W

※詳細仕様はこちらからご確認ください。

 

スペックの解説

今回レビューしたENVY x360 13(Ryzen3モデル)のスペックはRyzen4000シリーズとしては一般的な構成といえます。上位モデルとの相違点はプロセッサがRyzen7になると16GBでSSDが512GBとなる点です。

その他にWi-Fi6に対応、17時間のバッテリー持ちなど昨今のウルトラブックに求められる性能を網羅していると言えます。気になる点はWebカメラが92万画素である点。テレワークなどで使われることを想定すれば、画質を気にする必要があると言えます。

目次に戻る⇒

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)のベンチマーク(CINEBENCH、動画編集など)

ベンチマーク結果は以下の通りです。

 

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の計測値は通常時でマルチ2668pts、シングル437ptsとなりました。他機種との比較はCINEBENCH R20のデータ一覧をご覧ください。なお今回は標準モードで測定をしています。

 

PASSMARK

PASSMARKのデータは以下の通りです。他機種との比較はPASSMARKのデータ一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。1987MB/sなので、昨今のSSDでは最速ではありませんが、十分に速いレベルです。

 

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 1935 設定変更を推奨
高品質 2688 やや快適
標準 3663 動作困難

 

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。なお、標準品質以上はスペック的に厳しく、ベンチが回らなかったため、未測定です。

モード スコア 評価
高品質 未測定 未測定
標準 未測定 未測定
軽量品質 6596 快適

目次に戻る⇒

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)の通信環境(WI-Fi)のテスト

ENVY x360 13(13-ay0000)の通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを5GHz帯で用いています(クリックで拡大します)。

1F

2F

 

全部屋で非常に安定したダウンロード速度、PINGともに出ており安定した結果が見られています。

目次に戻る⇒

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-PDによる充電テストを行いました。18W、30W、61W、90Wで検証したところ、18W以外は充電が確認できました。実測は以下の写真の通りです。クリックにより拡大できます。

-18W-

-30W-

-61W-

-90W-

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)の外観

ENVY x360 13の天板です。濃いグレー調で、少しブラウンが混じったような色合いになっています。

 

背面です。センターに通気孔、下部にスピーカーを備えています。天板と同素材になっています。

 

開いた様子です。光沢ディスプレイでベゼルが狭目となっています。

 

テントモードにした様子です。

 

タブレットモードにした様子です。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。上部側よりもほんの少し大きくなっています。

 

カメラは上部に配置されています。物理シャッターはありません。ただし、後述のキーボード側にカメラオフスイッチがあります。

 

キーボードです。独立キーとなっており、打ちやすいことが特徴です。

 

一般的なキーボードと異なる点として、エンターキーの右側にページコントロールやホームなどのボタンがあります。また、矢印キーの横の指紋認証が配置されています。

 

ミツトヨのデジタルノギスで2点間のキーを計測して割り返したキーピッチは17.5mm、キーストロークは1.1mmでした。

 

タッチパッドは110mmで広めになっています。

 

右側インターフェイスです。電源ジャック、USB-A、microSDカードの構成になっています。

 

左側インターフェイスです。ヘッドフォンジャック、USB-A、USB-Cの構成になっています。

 

質量を測った様子です。重さは1250gです。

 

充電器を含めて測った様子です。285gです。

 

目次に戻る⇒

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)のメリット・魅力

シンプルかつスタイリッシュなデザイン

ENVY x360 13の最大の魅力はやはりデザインでしょう。ベアボーンの材質、キーボードの質感、どれをとっても魅力的です。また、低価格モデルでは軽視されがちなキーボードの質感やタッチパッドのクリック感なども妥協がありません。デザインだけで選んでも良いと感じるノートパソコンになっています。

 

10万円以下とは思えないクオリティ

このパソコンのすごいところは、10万円以下で変えてしまうところ。指紋認証やカメラのオフスイッチなど必要なものは全て盛り込んでおり、この価格帯ではあり得ないほど魅力的になっています。

 

持ち運びに優れたサイズ感

13.3インチノートパソコンで薄型の本体となっており、モバイル製に優れた本体となっています。軽さは1.2kg台で少し重めですが、それでもコンパクトさを考えれば十分魅力的です。

 

タッチパッドのクリック感が良い

前述しましたが、このパソコンは低価格モデルでは軽視されがちなタッチパッドのクリック感が非常に良いです。

 

しっとりとしたクリック感で静音型のため、高級ノートパソコンに近い感覚を持っています。

 

キーが打ちやすい

ENVY x360 13 ay0000はキーストロークがよく、非常に打ちやすいです。また静音性が高くキータイピングでほとんど音がならない点も魅力的です。ハードパンチャーでも隣に迷惑をかけることは少ないでしょう。

目次に戻る⇒

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)のデメリット・欠点

光沢ディスプレイである

あくまで人によりますが、光沢ディスプレイであることが一つのデメリットです。仕事用で使うならば、反射の激しい液晶は目の疲れのもとになります。必要に応じて、ノングレア用の保護フィルムで対策しても良いでしょう。

 

エンターキーの横にボタンがある

ENVY x360 13では、キーボードの一番右側の配列が特殊で、エンターキーの横にボタンがあります。

 

この配置はENVY x360 13に限りませんが誤タイピングしやすいので慣れが必要です。他機種では、ZenBook14が採用されています。

 

16:9ディスプレイ

ディスプレイのアスペクト比は16:9です。コンパクト機に言えることですが、ネットサーフィンや事務作業が前提なら3:2のディスプレイの方が縦の情報量が多くなり使いやすいです。ただし、YouTubeを見たりすることが前提ならその限りではありません。

目次に戻る⇒

 

みんなの口コミ

ぜひ口コミをご投稿ください。

Submit your review
1
2
3
4
5
Submit
     
Cancel

Create your own review

ENVY x360 13-ay3000
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

高性能プロセッサを搭載した軽量なウルトラブックです。Ryzen3であっても、事務作業、ネットサーフィンは十分以上の性能を持ちます。デザインもお洒落で、かつキーボードタッチも打ちやすいため10万円以下のカテゴリーでは、非の打ち所がないパソコンと言えます。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • シンプルな艶消し黒基調でカッコイイ
  • 見た目に反して少し重く感じる

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)がおすすめな人

持ち運びと高性能を両立したい人

このノートパソコンは1.2kgと軽く持ち運びに向いています。さらにRyzen4000シリーズとの組み合わせで持ち運び性が高いことも特徴です。高性能なPCを気軽に持ち出したい人にぜひおすすめしたい一台です。

 

ペン入力を利用する人

タッチパネル搭載のため、指で書いたりペン入力を使うことができます。ちょっとした指示を書き込みたい人にはぴったりと言えるでしょう。

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)がおすすめではないタイプ

動画編集をハードに行う人

Ryzen4000シリーズは動画編集ができないわけではありません。本記事ではありませんが過去、10分のHD動画書き出しにおけるスピードを測定したところ、Ryzen7であれば4分程度で書き出すことができていました。

問題はコストパフォーマンスです。同じ価格帯であればRyzen4000シリーズを搭載し、GTX1650を備えたTUF Gaming A15があります。本体の持ち運び性は落ちてしまいますが、動画編集をしっかりとするならGPU搭載モデルの方が良いです。

そのため、おすすめではない人として動画編集をハードに行う人という項目にしています。

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)のカスタマイズ・モデルの選び方

ENVY x360 13 (13-ay0000)で最もおすすめなのはRyzen5モデルです。7万円台で買えるパソコンとしては非常に魅力的な構成。Ryzen3モデルとの価格差が小さいので、Ryzen5の方が良いでしょう。

Ryzen7ももちろん魅力的ですが、ここは用途と快適さをどう捉えるかといったところです。事務用途やネットサーフィンであればRyzen5でも余力があるほどなので、より快適に使いたいという人のみRyzen7モデルを購入するようにしましょう。

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)の実機レビューまとめ

低価格で持ち運び性とデザインに優れる

結論

ENVY x360 13(ay-0000)は2020年に登場したノートパソコンの中でも特に魅力的なモデルのうちの一台。今回の検証モデルはRyzen3ですが、それでもCinebench R20で1400ptsを超えているため、Ryzen7 4000シリーズであればさらに性能向上を見込むことができます。

そのため、コンパクトな13インチノートパソコンを持ち運びしたい人にとってはとても優れた一台と言えるでしょう。

公式サイトで見る

 

ENVY x360 13 (13-ay0000)を安く買う方法

ENVY x360 13 (13-ay0000)はHPの公式サイトを経由することで最も安く買うことができるケースがほとんどです。ただし、他にも安くする経路があるので以下の記事をぜひご覧ください。

【2024年3月】日本HPパソコンをクーポンとキャンペーン・セールを使って最大限安く買う方法・コツ

日本でも数多く発売されている外資系パソコンメーカーHP(ヒューレットパッカード)のパソコンは安くて高性能、かつ「デザインが良い」ことが最大の特徴です。2020年以降、ウルトラブックにLTEを載せるよう ...

続きを見る

 

関連記事・ライバル機種

他機種のレビュー

ライバル機種をピックアップしています。

関連公式サイト