IdeaCentre 510Aのレビュー概要
手に入れやすい低価格デスクトップ
IdeaCentre510AはAMDのRyzenシリーズを搭載したデスクトップパソコンです。CPUとSSDのみのシンプルな構成に加え、Ryzenを使っていることで低価格に抑えられており、5万円以下から購入することも可能。
本レビューではRyzen5モデルをレビューしていますが、価格の割にCINEBENCH R20の値も高いので、事務作業中心のパソコン作業なら難なくこなすことができるでしょう。
IdeaCentre 510A実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。実際に使った感想(主観的な内容)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。
※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
IdeaCentre 510Aの特徴
ここではIdeaCentre 510Aの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリット・デメリットからご覧ください。
低価格なのに安っぽくないデスクトップ
IdeaCentre 510Aは4万円台から購入可能なデスクトップです。そのため、初めてパソコンを買う人でも手に入れやすいモデルと言えます。
さらに低価格モデルでありがちな安っぽさがないため、見えるところに置いていても気にならない外観を兼ね備えたモデルです。
AMD製のCPUを搭載
IdeaCentre 510AはCPUにAMD製のRyzenシリーズを搭載しています。相性問題から言えばintel製CPUの方が良いですが、AMD製になっていることで価格を抑えていると推測できます。
IdeaCentre 510Aのスペック
今回レビューしたIdeaCentre720のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2019年6月 |
サイズ | 145mm×285mm×366mm |
CPU | Ryzen5 3400G |
GPU | なし |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | なし |
ディスプレイ | なし |
記録方式 | 256GB SSD |
生体認証 | なし |
フロントカメラ | なし |
リヤカメラ | なし |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
bluetooth | 4.0 |
SIMカードサイズ | 無し |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 約6.85kg |
光学ドライブ | なし |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
本機の特徴はRyzen5 3400Gを搭載していることです。後程外観でも触れますが、スペック自体が高くない分、本体に余裕のある構造になっています。
IdeaCentre 510Aのベンチマーク(CINEBENCH他)
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は1843pts、シングルコア397ptsという結果になりました。CPUの割にシングルコア性能が高いと感じました。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。SSDとしては普通です。
騒音テスト
CINEBENCH R20測定時の騒音をチェックしました。50~53でデジベル程度となっていました。最大時で53.7デジベルでファンの音がかなり気になりました。
IdeaCentre720ゲーミングのUSB-Cによる充電テスト
本機はデスクトップPCのためテストしておりません。
IdeaCentre 510Aの外観
ケース・外部出力
まずこちらが正面から見た様子です。DVDドライブのみが見えるシンプルな構造になっています。IdeaCentre720ゲーミングはシルバーですが、こちらはマットグレーです。
側面は黒になっています。
正面の蓋を開けると7in1のメディアカードリーダー、マイク入力、ヘッドフォンジャック、USB-Aが4つ付いています。前面にUSB-Cポートはありません。
電源ボタンは上部にあります。
本気の前面の意匠はプラスチックの割に安っぽさを全く感じません。低価格帯デスクトップでこの仕上がりはとても有難いですね。
裏側です。HDMI、VGAを備えています。ディスプレイポートはありません。背面にもUSB-Cポートはありません。
内部構造と外し方
サイドをオープンしました。背面のねじを外し、サイドトップにある留め具を外すだけで使えます。
サイドを開いた様子です。スカスカな印象を受けました。
メモリスロットは2つです。片方は空いています。
電源ユニットです。
IdeaCentre 510Aの通信環境(WI-Fi)のテスト
IdeaCentre510Aの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています。
IdeaCentre 510Aのメリット・魅力
低価格で買える割に高性能
今回テストしたのはRyzen5 3400Gの8Gメモリモデルですが、立ち上がりもスピーディですしネット閲覧でも処理の遅さを感じることはありませんでした。CINEBENCH R20を見ても1800pts以上出ているので、事務作業程度であればストレスなく使えるでしょう。
本体に安っぽさがない
IdeaCentre510Aは本体に安っぽさがありません。特に前面が好印象で上位モデルのIdeaCentre720よりも高級感を感じるほどです。ミドルタワークラスなので小さくはなくある程度見えるところに置く必要があることを考えると、低価格と外観を両立している本モデルを選ぶ価値があると感じます。
IdeaCentre 510Aのデメリット・欠点
USB-Cがない
低価格モデルのため機能が省かれている部分は当然出てきてしまいますが、その一つがUSB-Cです。iPhoneシリーズの中でも上位モデルはUSB-CとLightningの組み合わせになってきており、拡張性の観点でマイナスポイントです。
ディスプレイポートがない
本機はVGA、フルサイズHDMIがありますがディスプレイポートがありません。現在ディスプレイポートで運用している場合は注意が必要です。
みんなの口コミ
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低価格デスクトップPCな割にキビキビと動きます。とにかく安いパソコンが欲しい人に良いと思います。安いわりに高級感のある外観も魅力の一つです。ただ、内蔵グラフィックしかないのでゲームには向きません。ネットサーフィン、事務作業メインの人向けです。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 前面に高級感があってかっこいい
- 女性でも持ち運びできる重さ
私と同意見でIdeaCentre 510Aは前面パネルが特徴で高級感を感じる素材とのことでした。価格が安くても、安っぽさがないのは大きなメリットです。
IdeaCentre 510Aがおすすめな人
低価格でデスクトップPCが欲しい人
IdeaCentre510Aのメインターゲットは低価格でパソコンが欲しいユーザーです。安くてそこそこ使えるパソコンが欲しい人にとってはコスパの観点でベストな選択肢になるでしょう。
IdeaCentre 510Aがおすすめではないタイプ
ゲームをする人かつ拡張性を求めない人
本機は内蔵グラフィックスしかありませんし、上位モデルでもRyzen5までです。拡張性という観点では中身に余裕があるので改造前提で考えても良いかもしれませんが、それならそもそもゲーミングを選ぶ方が良いでしょう。
IdeaCentre720ゲーミングのように低価格でグラボが載ったパソコンの方が、多少高くても結果的に満足度が高くなるはずです。
IdeaCentre 510Aのカスタマイズ・モデルの選び方
どれくらいの作業をするかにもよりますが、基本的にRyzen3でもオフィス程度なら十分と考えます。上位モデルのRyzen5でもよいですが、その場合は他のデスクトップPCと価格差を比較した方が良いでしょう。
IdeaCentre 510Aの実機レビューまとめ
安い軽量ノートPCが欲しい人に
結論
IdeaCentre510Aはとにかく安くデスクトップPCが欲しい人向けのパソコンです。価格は安いですが、デスクトップなのでCinebench R20の結果からもわかるように性能的には十分出ています。
事務作業をするためにパソコンが欲しい、かつとにかく安いモデルが欲しい人はこのモデルのRyzen3バージョンで十分です。
IdeaCentre 510Aを安く買う方法
Lenovoのパソコンは、購入経路によって値段が異なります。詳細については以下のページで詳しく解説しているので、購入前に必ずご覧ください。
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後日追記します。