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IdeaPad Flex550i Chromebookの実機レビュー

IdeaPad Flex550i Chromebookのレビュー概要

14インチのスタンダードChromebook

2020年大いに売れているIdeaPad Flex550シリーズのChromebookを搭載したモデルです。プロセッサ的にはCeleronなのであまり強くはありませんが、ChromeOSで動くため、動作に支障はあまりありません。

ただ、価格的にはChromeOSでこのスペックを考えると割高であること、またWindows搭載のIdeaPad Flex550のコスパがさらに優れていることを考えるとあまりおすすめはできないモデルです。

デメリットでも書いていますが、もしこの価格帯で選ぶなら別のChromebookの方がおすすめです(デメリット項目で他モデルを紹介しています)。

簡易スペック表

CPU Celeron 5205U
RAM 4GB
ROM 64GB SSD
GPU 内蔵グラフィックス
LTE 無し
重量 1380 g
CINEBENCH 888 pts

※シングルコアはベンチマーク結果で公開しています。

2021年3月23日時点で価格は55,748円(10%税込)から。現在の価格については公式サイトをご確認ください。

 

IdeaPad Flex550i Chromebook実機レビュー目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。実際に使った感想(主観的な内容)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。

※本記事はLenovo公式サイトより実機を購入しています。

本レビュー記事はIdeaPad Flex 550i Chromebookです。Windows版は以下でレビューしています。

IdeaPad Flex550(14)の実機レビュー

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IdeaPad Flex550i Chromebookの特徴

ここではIdeaPad Flex550i Chromebookの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリットデメリットからご覧ください。

14インチのChromebook

IdeaPad Flex550i Chromebookは14インチサイズのノートパソコンにChromeOSを搭載しているノートパソコンです。そのため、スペック的には低めですが、OSが軽量なため快適に動かすことができます。Chromebookは画面サイズが小さいものも多いですが、本モデルは14インチと比較的大きめのサイズになっています。

 

通常モデルよりも灰色っぽい色合いが特徴

当サイトで以前通常モデルのFlex550もレビューしましたが、そのモデルよりも濃いグレーになっていることが特徴です。

 

同じモデルでカラーバリエーションが選べないので比べることに意味はありませんが、このモデルの方が見た目がかっこよくなっています。

 

Chromebookらしさの少ないモデル

14インチのWindows機と筐体を共通化していることで、良い意味でChromebookらしさの少ないモデルになっています(IdeaPad Duet ChromebookなどはChromebookらしいモデル)。

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IdeaPad Flex550i Chromebookの価格とコストパフォーマンス

IdeaPad Flex550i Chromebookは価格が税込みで5万円からとなっており、Chromebookの中では高いモデルになります。この価格帯でのライバルはHP Chromebook 14cが対象。しかし、14cはさらに上位のプロセッサを積んでいるため単純な比較ではIdeaPad Flex 550i Chromebookの方がコスパが低くなります。

コスト評価について

上記は2021年3月23日時点価格からのコスト評価です。現在の価格については以下を必ずご確認ください。

2021年3月23日時点で価格は55,748円(10%税込)から。現在の価格については公式サイトをご確認ください。

 

IdeaPad Flex550i Chromebookのスペック

今回レビューしたIdeaPad Flex550i Chromebookのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2020/6/2
製品名 IdeaPad Flex 550i Chromebook
型式 82B8001NJP
サイズ 45.4×6.9×28.5
重量(実測) 本体 1380 g
電源アダプタ 290 g
CPU Celeron 5205U
GPU 内蔵グラフィックス
メモリ(RAM) 4GB
保存(ROM) 1st 64GB eMMC
2nd -
ディスプレイ サイズ 14.0インチ
解像度 1920×1080
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 ×
Windows Hello ×
フロントカメラ 画素数 720p
物理シャッター あり
リヤカメラ 画素数 -
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth 5.0
LTEモジュール 対応の可否 非対応
SIMカードサイズ -
光学ドライブ 非対応
バッテリー サイズ 4セル
公称値 10.0時間

※1 詳細仕様はこちら

 

スペックの解説

プロセッサはCeleron、RAMは4GBとかなり弱めですがChromebookでは一般的な構成であり、これでも十分動くことを確認しています。またUSB-PDに対応しているため、充電器を共通化できるメリットを持っているモデルです。

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IdeaPad Flex550i Chromebookのベンチマーク(CINEBENCH他)

OCTANE 2.0

Chromebookのため、ウェブブラウザのベンチマークテストである「OCTANE」にて評価を行いました。スコアは15275でした。他の結果と比較したい方は、OCTANEベンチマーク一覧をご覧ください。

 

GeekBench 5

GeekBench 5にてスコアを計測しました。multiが888、Singleが446となっています。Chromebookのスコアを比較したい場合はGeekbench5測定結果一覧をご覧ください。

 

騒音テスト

どの操作においても騒音はほぼなく、非常に静かです。

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IdeaPad Flex550i Chromebookの通信環境(WI-Fi)のテスト

通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

1F

2F

 

最長距離で30%ほどのダウンロード速度の低下が見られるものの、PINGの低下が見られないためとても快適にネット楽しむことができます。

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IdeaPad Flex550i ChromebookのUSB-Cによる充電テスト

USB-PDによる充電テストを行いました。20W、30W、61Wで検証したところ、全てのモデルで充電が確認できました。実測は以下の写真の通りです。クリックにより拡大できます。

-61W-

RAV Power RP-PC128

純正充電器

 

 

IdeaPad Flex550i Chromebookの外観

天板です。Windowsモデルよりも濃いグレーが採用されています。右上にはChromebookの文字があります。

 

背面です。センターにスリットの入った形状になっています。スピーカーはキーボード内にあるため、背面はありません。

 

開いた様子です。光沢液晶になっています。

 

テントモードにした様子です。

 

タブレットモードにした様子です。ペンが付属しているため、メモを書いたり、絵を描くことも可能です。

 

キーボードです。Chromebookの配置になっています。

 

エンターキー付近、スペースキー付近が変則になっている点に注意してください。打ちやすさに影響はほぼありません。

 

キーピッチは2つのキーボードを割り返して計測した結果17.9mm、キーストロークは1.1mmでした。

 

タッチパッドです。幅は110mmとなっています。

 

パームレストはマット質感になっています。キーボード側一面がこの素材が使われており、天板側とは質感が異なります。人によって印象が変わるかもしれませんが、個人的には高級さを感じました。

 

本体左側です。ケンジントンロック、USB-C、電源ボタンがあります。左側にはUSB-A、ヘッドフォンジャック、microSDカードスロットがあります。

 

本体付属のペンを持った様子です。

 

背面には排気孔があります。ただし、ChromebookとCeleronの組合せであることもあって音はほぼ聞こえません。

 

ペンの太さを測った様子です。太さは8.98mmとなりました。

 

本体質量を測った様子です。

 

充電器を含めた質量は290gです。

 

充電器を手に持った様子です。

 

充電器はUSB-Cとなっています。

 

充電器は45Wとなっています。

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IdeaPad Flex550i Chromebookのメリット・魅力

スタンダードな見た目のChromebook

ChromebookはどこかしらWindowsと違った特徴を持つケースが多くなっています。特に廉価モデルであったり、逆に高級なモデルであったり極端なケースが多いためにそういった見た目になることが多いのですが、IdeaPad Flex 550i Chromebookはスタンダードなノートパソコンです。

 

14インチIPS液晶で作業性が高い

Chromebookは低価格PCに用いられることもありTN液晶を搭載したモデルも多い中。IdeaPad Flex 550i ChromebookはIPS液晶を搭載し、タッチパネルにも対応したモデルです。スタイラスペンにも対応しているため、作業性が高い特徴を持っています。

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IdeaPad Flex550i Chromebookのデメリット・欠点

性能面で見てコスパが悪い

IdeaPad Flex 550i Chromebookのデメリットはコスパが悪いことに付きます。同価格帯にHPが出しているChromebook x360 14a、Chromebook x360 14cが存在しますが、14aが3万円台でFlex550iと似た構成、14cは同価格帯でよりハイスペックな構成になっています。

Lenovoが好きということなら選ぶ価値はあるかもしれませんが快適性や安さを求めるならこれらのモデルがおすすめです。以下はChromebook x360 14cを実機レビューしているので参考にしてください。

HP Chromebook x360 14cの実機レビュー

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みんなの口コミ

ぜひ口コミをご投稿ください。

IdeaPad Flex 550i Chromebook
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

大人気なIdeaPad Flex 550シリーズのChromebook版。本体の質感は良いが、AMD版よりも値段が高くコスパが悪い。このPCであればHPの14インチChromebookの方がおすすめです。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 濃いグレーのデザインで引き締まって見える
  • 打ちやすさは普通のパソコンレベル
  • 本体は少し重いかも

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IdeaPad Flex550i Chromebookがおすすめな人

14インチのChromebookが欲しい人

デメリットでも書いた通り、現状他のパソコンのコストパフォーマンスに押されているため、あまりおすすめはできません。それを踏まえた上で14インチのChromebookでLenovoのモデルが欲しい人にだけおすすめができます。

 

IdeaPad Flex550i Chromebookがおすすめではないタイプ

コスパを求める人

このパソコンは他社モデルと比較したときに、相対的にコストパフォーマンスが悪くなっているためおすすめができません。コスパを求めるなら、HPのChromebook x360 14a、Chromebook x360 14cがおすすめです。

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IdeaPad Flex550i Chromebookのカスタマイズ・モデルの選び方

このモデルにはカスタマイズモデルはありません。

公式サイトを見る

 

IdeaPad Flex550i Chromebookの実機レビューまとめ

14インチのChromebook

結論

LenovoのChromebookは極端に安かったり、タブレットになったりと特殊性が強いものが多かった印象ですが、IdeaPad Flex 550i Chromebookは一般性の高いモデルで14インチとしてはバランスの取れた機種になっています。

ただし、デメリットで書いたように他社と比べて相対的にコストパフォーマンスは低め。もしメーカーにこだわりがないなら他機種を選ぶ方が良いでしょう。

2021年3月23日時点で価格は55,748円(10%税込)から。現在の価格については公式サイトをご確認ください。

 

IdeaPad Flex550i Chromebookを安く買う方法

IdeaPad Flex550i Chromebookに関わらずLENOVOのパソコンは安く買う方法があります。以下のページで詳しく解説しているので必ずご覧ください。

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