ZenBook Flip S UX371EA(intel・2020)の実機レビュー

ZenBook Flip S UX371EAのレビュー概要

第11世代intelのフリップノートPC

ASUSから2020年に発売されたintelノートパソコンで第11世代を搭載したZenBook Flip Sです。13.3型のノートパソコンにOLEDディスプレイを搭載し、DCI-P3にも対応した色域を持つモデルになっています。

2in1のフリップタイプとなっており、かつペンが付属するためユーザーを問わず使いやすいモデルと言えます。また、色域が広いこともあって、絵を描くクリエイターにも向くパソコンとも言えます。

軽量で持ち運び性にも優れ、かつAIノイズキャンセリングも搭載しているため、外で会議することの多いビジネスマンにはうってつけのモデルと言えるでしょう。

簡易スペック表

CPU Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
RAM 8~16GB
ROM 512GB~1TB SSD
画面 13.3インチ
GPU Iris Xeグラフィックス
USB-PD 対応
LTE 非対応
重量(実測) 1220 g
Cinebench R20 1373 pts

※詳細スペックはこちら
※その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2021年3月23日時点で114,800円(10%税込)から。現在の価格は公式サイトにてご確認ください。

 

ZenBook Flip S UX371EA実機レビュー目次

実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。

※本記事メーカーよりお借りしてレビューしています。

 

ZenBook Flip S UX371EAの特徴

ここではZenBook Flip S UX371EAの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリットデメリットからご覧ください。

軽量な2in1ノートパソコン

ZenBook Flip S UX371EAは1.22kgの軽量なノートパソコンで、持ち運び性に優れた2in1ノートパソコンです。2in1PCはヒンジ強度が必要になるため重くなるケースがほとんどですが、1.22kgはそういった点も考慮して非常に優秀です。

 

広い色域を持つOLEDディスプレイ

UX731EAにはOLEDモデルとTFT液晶モデルがありますが、上位のOLEDモデルではDCI-P3の色域に対応しています。

 

Thunderbolt4搭載

ZenBook Flip S UX371EAでは、第11世代intel CPUを搭載しておりThunderbolt4に対応しています。

 

雑音を防ぐAIノイズキャンセリング

このモデルではAIノイズキャンセリング機能を搭載しています。AIノイズキャンセリングといえば、NVIDIAのRTX VoiceやKrispがありますが、そういったデバイス、ソフトウェアを使うことなしにパソコン単独で実現しています。

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ZenBook Flip S UX371EAの価格とコストパフォーマンス

ZenBook Flip Sはオフィス付きとオフィス無しがあります。Core i5モデルは1148,000円からとなっています。CPU性能から見ると価格は高めです。有機ELディスプレイの4Kモデルはさらに高くなっています。

コスト評価について

上記の記載は2021/3/23時点の値段を基準にコスト評価しています。現在の価格については、各通販サイトをご覧いただくとともに割引ページも合わせてご確認ください。

2021年3月23日時点で114,800円(10%税込)から。現在の価格は公式サイトにてご確認ください。

 

ZenBook Flip S UX371EAのスペック

今回レビューしたZenBook Flip S UX371EAのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2020/11/25
製品名 ZenBook Flip S
型式 UX371EA
サイズ -
重量(実測) 本体 1220 g
電源アダプタ 220 g
CPU Core i7-1165G7
GPU Iris Xeグラフィックス
メモリ(RAM) 16GB
保存(ROM) 1st 1TB SSD
2nd -
ディスプレイ サイズ 13.3インチ
解像度 3840×2160
形式 OLED
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 ×
Windows Hello
フロントカメラ 画素数 92p
物理シャッター 無し
リヤカメラ 画素数 -
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth 5.0
LTEモジュール 対応の可否 非対応
SIMカードサイズ -
光学ドライブ 非対応
バッテリー サイズ 4セル
公称値 13.4時間

※1 詳細仕様はこちら

 

スペックの解説

第11世代のintelCPUを搭載したモデルです。今回レビューした機種は上位モデルであり、OLEDの4Kディスプレイを搭載しています(下位モデルはTFT液晶)。Wi-Fi6に対応するなど基本性能をしっかりと抑えています。上位のOLEDモデルは他モデルとセル数が同じですが、ディスプレイの省電力が大きくなるからかバッテリー持ちが公称値で3時間ほど低い点に注意して下さい。

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ZenBook Flip S UX371EAのベンチマーク

ベンチマーク結果は以下の通りです。

 

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の計測値は通常時でマルチ1373pts、シングル451ptsとなりました。第10世代Core i7としては低い数値となっています。他機種との比較はCINEBENCH R20のデータ一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23をMinimum Test Duration 10分にして測定を行いました。結果はマルチが2984 pts、Singleが1172 ptsという結果になっています。

 

PASSMARK

PASSMARKの測定値は以下の通りです。他機種との比較をしたい人はPASSMARKのデータ一覧をご覧ください。

 

VRmark

VRmarkのオレンジルームでテストを行いました。スコアは2431となりました。

 

VRmarkのブルールームでテストを行いました。スコアは354となりました。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。3000MB/sを超えており、トップクラスの読み込み速度となっています。

 

騒音テスト

ゲームベンチマーク時でもあまり音は大きくありませんでした。

 

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 未測定 未測定
高品質 未測定 未測定
標準 4807 快適

 

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。軽量品質で1407と非常に低いスコアになっています。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
高品質 未測定 未測定
標準 未測定 未測定
軽量品質 1941 動作困難

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CPU-Z

CPU-Zでの検証結果です。

 

ZenBook Flip S UX371EAの通信環境(WI-Fi)のテスト

ZenBook Flip S UX371EAの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

1F

2F

 

全ての部屋で非常に安定した数値が出ておりダウンロードの減衰がほぼありませんでした。当サイトのテストの中でもトップクラスの性能です。

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ZenBook Flip S UX371EAのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-PDによる充電テストを行いました。18Wから90Wで検証したところ、充電が確認できました。実測は以下の写真の通りです。クリックにより拡大できます。

 

ZenBook Flip S UX371EAの外観

天板です。ASUSのロゴが光っており、高級感のあるデザインとなっています。

 

背面は排気用のスロットがありますが、さほど大きくはありません。

 

開いた様子です。光沢ディスプレイとなっています。OLEDディスプレイで非常に細かい描写です。上部ベゼルが大きいため、狭ベゼルとは言えませんが、高級感のあるモデルです。

 

テントモードにした様子です。

 

タブレットモードにした様子です。ペン入力がしやすくなります。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。下側はフリップタイプなこともあって比較的大きめです。

 

キーボードです。使いやすい配置ですが、エンターキー横にページアップ、ダウンなどのキーが配列されており変則的になっています。

 

キーピッチは2つのキーをミツトヨのデジタルノギスで測定し割返して算出したところ17.7mmとなりました。キーストロークは1.1mmとなっています。

 

タッチパッドは130mm幅とかなり広めの設計になっています。タッチパッドはサラサラで使いやすいことが特徴です。

 

タッチパッドはナンバーパッドに対応しています。

 

本体右側インターフェイスです。USB-Aと電源ボタンとなっています。

 

本体左側インターフェイスです。HDMI、USB-C×2とシンプルながら多機能になっています。

 

背面にはインターフェイスはなく、通気口があります。

 

付属のペンを持った様子です。握りやすいサイズです。

 

ペンは9.44mmの太さとなっています。

 

本体の質量を測ったところ1220gでした。

 

充電器込みでは1440gとなっています。

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ZenBook Flip S UX371EAのメリット・魅力

一台で基本作業をを全てこなせるマシン

ZenBook Flip S UX371EAは一台でカバーできる範囲の大きい機種。モバイル性にも優れ、ペン入力もでき、そして色域も広くクリエイターでも使えるという万能ノートパソコンです。

 

色域が広くクリエイターの確認用PCとしては十分

今回レビューしたOLEDモデルのUX371EAは色域はDPI-P3に対応しています。モバイルノートはこの色域に対応しているものが少ないのでそれだけで魅力となります。GPUを搭載していないため、クリエイティブな作業は厳しいですが確認したりすることにおいてはPCの要求スペックが小さくなるため、出先で資料チェックする場合には向いているモデルです。

 

外でも快適に会議ができる

ZEnBook14 Flip S UX731EAでは、AIノイズキャンセリングを搭載しているため、マイク入力に対してノイズを除去することができ、相手に負担をかけず快適に会議することが可能です。

 

ナンバーパッドの魅力

ASUSのノートパソコンならではの魅力ですが、Number Padを搭載しておりタッチパッド上でテンキー入力が可能となっています。ささいな機能ですが、テンキーがあるかないかで作業性が大きく変わる便利な機能と言えます。

 

シングルスレッド性能が強み

今回評価したCore i7-1165G7はCinebench R20の結果よりMultiの結果はRyzenシリーズには劣るものの、Singleが451ptsとなっており、比較的強くなっています。

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ZenBook Flip S UX371EAのデメリット・欠点

キー配列に戸惑う

ZenBook Flip S UX371EAでは、エンターキー横にさらにキーが配置されています。打っていて違和感が大きいので慣れが必要です。

 

OLEDモデルはバッテリー持ちが短い

本モデルに限りませんが、OLEDはバッテリー持ちが悪くなる傾向があります。今回発売のZenBook Flip S UX371EAシリーズにはOLEDだけでなくTFT液晶搭載モデルもありますが、公称値でそちらの方が3時間ほど長くなっています(TFT液晶で16.1時間)。モバイルしている時間が長い人はそちらでも良いかもしれませんが画質の良さがトレードオフになります。

 

AMDモデルには性能で劣る

2020に既に先行して発売している、ZenBook14 UM425IAと比べるとCinebench R20で大きく水をあけられています(AMDモデル:2658pts、本モデル1373pts)。Thunderbolt4やAIノイズキャンセリングに対応しているintel版の強みがあるものの、そこが必要なければ性能が高いAMD版の方が魅力的になります。

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ZenBook14 Flip S UX371EA
Average rating:  
 1 レビュー
by SIMPC on ZenBook14 Flip S UX371EA

有機ELディスプレイ採用で1.22kgしかないフリップタイプの2in1ノートパソコンです。持ち運び性など全ての面で優れますが、価格が高めで性能の割にベンチ結果がイマイチです。色域が広いノートなのでクリエイターが外で使うチェック用モバイル端末としての利用がいいかもしれません。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 本体の見た目がスマートでカッコイイ
  • ペン入力はお洒落だけど使わない

 

ZenBook Flip S UX371EAがおすすめな人

色域を気にするクリエイターのサブノートに

クリエイター向けノートパソコンとしては色域が広く非常に優秀です。外部GPUを持たないため動画編集や写真編集は他モデルに劣りますが、敢えてそれらはメインPCで行い、サブノートではチェックしか行わないという人にとっては優れた一台となりえます。

 

外回りの多いビジネスマンに

ZenBook Flip S UX371EAの魅力は外回りの多い営業にこそ発揮されます。AIノイズキャンセリングによる快適な音声通話、資料修正のペン入れが簡単、1.22kgの軽量性とUSB-PDによる充電性など、必要な要素が詰まっておりおすすめです。ただし、この場合はOLEDモデルではなく、電池持ちの良いTFT液晶搭載の下位モデルが良いでしょう。

 

ZenBook Flip S UX371EAがおすすめではないタイプ

バッテリー持ちを気にする人

OLEDモデルにしても、TFT液晶モデルにしてもバッテリー持ちという観点ではあまり魅力的ではありません(一般ノートとしては長めですが最長クラスではない)。それであれば、ASUSのExpeartbook B9の方がおすすめです。

 

軽量性を優先する人

13~14型のノートパソコンは軽量性に優れたモデルがたくさん発売されており、1kgを切るノートパソコンが数多く競合しているクラスと言えます。そのため、さらに軽いモデルが存在します。ASUSでは前述したExpertbook B9がそれに当たります。軽さを優先する人は重量でも見てみると良いでしょう。

 

同サイズで性能重視する人

2020年モデルはintelよりもAMDモデルの方が性能が高くなっています。絶対的な性能を基準にするならAMDモデルであるZenBook14 UM425IAを選びましょう。こちらの方が処理速度が速く使いやすいです。

 

ZenBook Flip S UX371EAのカスタマイズ・モデルの選び方

ZenBook Flip S UX371EAには3モデル存在しますが、選ぶ基準はOLEDが必要かどうかです。特に色域が必要ない場合はTFT液晶版を選ぶ方がバッテリー持ちの観点で見てモバイル性に優れます。OLED版では4Kとなっていますが、13.3インチモバイルノートのためそこまでの恩恵は受けられないでしょう。

公式サイトでラインナップを見る

 

ZenBook Flip S UX371EAの実機レビューまとめ

ペン入力も可能な軽量モバイルPC

結論

ZenBook Flip Sは色域に優れ、かつAIノイズキャンセリングを搭載したことでモバイル性に優れたクリエイター向けサブノートとしてぴったりな一台となっています。

残念ながらCPU性能はAMDモデルの方が優れるため、性能重視の場合はZenBook14 UM425IAを選ぶようにしましょう。

2021年3月23日時点で114,800円(10%税込)から。現在の価格は公式サイトにてご確認ください。

 

ZenBook Flip S UX371EAを安く買う方法

ASUSのパソコンはカスタマイズモデルが少ないため、各種通販サイトでも買いやすくなっています。中でも最も安く買う方法についてまとめているので以下の記事は必ず参考にしてください。

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