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Vivobook S15 S533EA(intel・2020)の実機レビュー

Vivobook S15 S533EAのレビュー概要

ASUSの15インチスタンダードノート

intel版として発売されたVivobookの15インチモデルです。CPUラインナップは、Core i5-1135G7、Core i7-1165G7の2機種があります。

どちらのCPUモデルにしても、15インチノートとして基本的なポイントを抑えており、どんな人にもおすすめしやすいモデルになっています。

このモデルならではの特徴としてはThunderbolt4に対応しており、USB-PD充電や外部GPUの拡張性があることが挙げられます。このモデルを買う人で外部GPUを買う人はいないと思いますが、USB-PDは手持ちのUSB-C充電器とまとめられるため非常に便利です。

簡易スペック表

CPU Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
RAM 8~16GB
ROM 512GB~1TB SSD
画面 15.6インチ
GPU Iris Xeグラフィックス
USB-PD 対応
LTE 非対応
重量(実測) 1645 g
Cinebench R20 2019 pts

※詳細スペックはこちら
※その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2021年3月23日時点でCore i5モデルは114,800円台から(10%税込)。現在の価格は公式サイトにてご確認ください。

 

Vivobook S15 S533EA実機レビュー目次

実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。

※本記事メーカーよりお借りしてレビューしています。

Vivobook S15にはAMD Ryzen4000シリーズ搭載モデルもあります。こちらは絶対的な性能が優れるモデルです。レビューしているので合わせてご覧ください。

VivoBook S15 M533IA(AMD・2020)の実機レビュー

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Vivobook S15 S533EAの特徴

ここではVivobook S15 S533EAの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリットデメリットからご覧ください。

15.6インチのスタンダードモデル

Vivobook S15 S533EAはASUSから2020年に発売された15.6インチのスタンダードモデルで、第11世代のintelコアプロセッサを搭載しています。

 

すでにAMD版も出ており、そちらと対になるPCの位置付けです(AMD版もレビュー済みのためどちらが良いかについては、メリット・デメリットで後述します。)。

 

カラーバリエーション

Vivobook S15 S533EAの魅力はなんと言ってもカラーバリエーションです。ZenBookにはないポップな色合いがベースになっており、買いたい人の希望に合わせた色を選ぶことができます。

 

Thunderbolt4搭載

Vivobook S15 S533EAは第11世代intel CPUを搭載しておりThunderbolt4に対応しています。外部GPUでサポートさせるなど、使い道が広がります。またメリットでも書いているように、USB-PD充電器が使えるため利便性が大きく向上します。

 

ノイズキャンセリングマイク搭載

AMD版との明確な機能差として、ノイズキャンセリングがあります。本体のPC側のマイク入力ノイズキャンセリングとしてはRTX VOICEやKrispが有名ですが、Vivobook S553EAでは標準搭載しており昨今のテレワーク事情にマッチしています。

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Vivobook S15 S533EAの価格とコストパフォーマンス

VivobookはMicroSoft Office付きと無しがありますが、無しでCore i5モデルが114,800円から、Core i7モデルが134,800円からとなっています。15インチノートパソコンとしては高級な部類に入ります。intel版にこだわらないのであれば、AMD版でCore i5相当(Ryzen5 4500U)が安いのでこちらをおすすめします。

コスト評価について

上記の記載は2021/3/23時点の値段を基準にコスト評価しています。現在の価格については、各通販サイトをご覧いただくとともに割引ページも合わせてご確認ください。

2021年3月23日時点でCore i5モデルは114,800円台から(10%税込)。現在の価格は公式サイトにてご確認ください。

 

Vivobook S15 S533EAのスペック

今回レビューしたVivobook S15 S533EAのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2020/12/02
製品名 Vivobook S15 S533EA
型式 BQ031T
サイズ 359.8×233.8×16.1 mm
重量(実測) 本体 1645 g
電源アダプタ 220 g
CPU Core i7-1165G7
GPU Iris Xeグラフィックス
メモリ(RAM) 16GB
保存(ROM) 1st 1TB SSD
2nd -
ディスプレイ サイズ 15.6インチ
解像度 1920×1080
形式 IPS
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋
顔認証 ×
フロントカメラ 画素数 92p
物理シャッター 無し
リヤカメラ 画素数 -
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth 5.0
LTEモジュール 対応の可否 非対応
SIMカードサイズ -
光学ドライブ 非対応
バッテリー サイズ 記載なし
公称値 9.7時間

※1 詳細仕様はこちら

 

スペックの解説

Vivobook S15 S533EAにはCPU違いでCore i5、Core i7モデルがありますが、今回レビューしたのは上位モデルに当たるCore i7-1165G7モデルです。15.6インチパソコンはエントリークラスの位置付けになることも多くスペックが物足りないケースもありますが、本モデルは最新チップセットに加えWi-Fi6まで対応しているモデルになります。

また、上記に加えThunderbolt4に対応していることで高速転送、画面出力、USB-PD充電も可能になっており、一般的な15.6インチのエントリークラスよりも多機能な機種と言えます。

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Vivobook S15 S533EAのベンチマーク

ベンチマーク結果は以下の通りです。

 

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の計測値は通常時でマルチ2019pts、シングル567ptsとなりました。第10世代Core i7としてはかなり高めの数値になっています。他機種との比較はCINEBENCH R20のデータ一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23をMinimum Test Duration 10分にして測定を行いました。結果はマルチが4888 pts、Singleが1466 ptsという結果になっています。

 

PASSMARK

PASSMARKの測定値は以下の通りです。他機種との比較をしたい人はPASSMARKのデータ一覧をご覧ください。

 

VRmark

VRmarkのオレンジルームでテストを行いました。スコアは1576となりました。

 

VRmarkのブルールームでテストを行いました。スコアは249となりました。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。3000MB/sを超えており、トップクラスの読み込み速度となっています。

 

騒音テスト

ゲームベンチマーク時でもあまり音は大きくありませんでした。

 

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 未測定 未測定
高品質 未測定 未測定
標準 4059 快適

 

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。軽量品質で1407と非常に低いスコアになっています。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
高品質 未測定 未測定
標準 未測定 未測定
軽量品質 2032 重い

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Vivobook S15 S533EAの通信環境(WI-Fi)のテスト

Vivobook S15 S533EAの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

1F

2F

 

最長距離である部屋2では53%速度が下がるもののダウンロードは十分な速度が出ています。一方アップロード速度の低下が激しく18%まで低下しています。

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Vivobook S15 S533EAのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-PDによる充電テストを行いました。18W、30W、61W、90Wで検証したところ、全てで充電が確認できました。実測は以下の写真の通りです。クリックにより拡大できます。

 

Vivobook S15 S533EAの外観

天板です。今回レビューしたのはレッドカラーです。綺麗な発色の天板カラーとなっています。

 

開いた様子です。パームレストは銀色、ベゼルは黒色となっています。モニターの発色も良く、見やすい液晶です。

 

スピーカーは背面に配置されています。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

フロントカメラは上部にあります。Windows Helloは非搭載となっています。

 

キーボードです。テンキー搭載の一般的な配置となっています。2020年からエンターキーにアクセントカラーが配置されるようになっています。

 

別角度から見た様子です。蛍光の黄緑となっていますが、目立ち過ぎず上手なアクセントになっています。

 

2点間のキーを測定し割返す形でキーピッチを測定したところ17.3mmでした。またキーストロークは1.0mmで浅めの設定になっています。

 

 

タッチパッドには指紋認証が搭載されています。幅は105mmで15インチとしては狭い印象です。

 

本体左側インターフェイスです。電源、HDMI、USB-A、USB-C(Thunderbolt4対応)、ヘッドフォンジャックとなっています。

 

本体右側インターフェイスです。USB-A×2、microSDカードスロットです。

 

背面にはインターフェイスはありません。

 

本体質量は1645gでした。

 

充電器込みで持ち運ぶ場合1865gとなります。充電器単体では220gです。

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Vivobook S15 S533EAのメリット・魅力

15.6インチのスタンダードPC

Vivobook S15 S533EAは15.6インチとしては非常に優れた性能とバランスを持つノートパソコンです。エントリーモデルは国内メーカーが選ばれることが多いですが、このノートパソコンこそ選ぶべき一台。ややこしいソフトが最初から入っていないため、操作に迷うこともないでしょう。

 

USB-PD対応で充電器を減らせる

15.6インチのエントリーノートとして重要なポイントがUSB-PDに対応していること。これによりAndroid充電器とケーブルをまとめることができます。VivobookのAMD版ではこれができないため、できるだけ生活空間のものを減らしたい人にはintel版がおすすめです。

 

第11世代intelの中でも余裕のある性能

第11世代intelプロセッサは筐体によってベンチマーク結果が大きく変わる印象がありますが、Vivobook S15 S533EAは余裕があるのかCinebench R20でも2000ptsを超える結果を出しています。

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Vivobook S15 S533EAのデメリット・欠点

バッテリー持続時間が極端に短い

Vivobook S15 S533EAはバッテリーが公称値で9.7時間しかありません。ハードに使えば実時間ではもっと短くなることが予想されます。USB-PDに対応しているため充電方式は便利ですが、バッテリーが切れやすいことはデメリットです。

 

AMD版と比べて総合性能が劣る

先にVivobookはAMD Ryzen4000シリーズが発売されていますが、プロセッサの性能はintel版の方が劣ります。特に同時並行でいくつかのソフトを動かす場合に差が現れやすくなります。ただし、一つの作業のみに限っていてば、本モデルVivobook S553EAの方がシングルスレッド性能が高いため有利になる可能性があります。

 

持ち運びには不向き

15.6インチパソコンということもあり、本体は1.6kgを超えているため持ち運びには向きません。またバッテリー容量が小さいことも持ち運びに向かない要因の一つです。

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みんなの口コミ

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Vivobook S533EA
Average rating:  
 1 reviews
 by Anonymous

Vivobookのintel版、15インチモデル。基本的な部分を抑えていてエントリークラスに良いが、価格が高いことがデメリット。S15にはAMD版があるのでそちらを選ぶ方がコスパは高い

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 赤色のデザインが素敵
  • サイズが大きく持ち運びには向かないかも

 

Vivobook S15 S533EAがおすすめな人

15.6インチのスタンダードPCを求める人

Vivobook S15 S533EAはまさに15.6インチでスタンダードPCを求める人にとってはぴったりと言えるノートパソコンです。エントリークラスが高い国産メーカーよりも断然こちらをおすすめします。パソコンでより色々なことをやって性能を求める場合は、intle版だけでなくAMD版も視野に入れてください。単純な性能ならこちらの方が1.4倍ほど高くなっています。

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Vivobook S15 S533EAがおすすめではないタイプ

持ち運びを重視する人

USB-PD充電ができるとはいえ、バッテリー持続時間の公称値が9.7時間はあまりにも心許ない印象です。もし持ち運びするのであれば、14インチクラスにサイズを落とし、よりバッテリーが持つPCを選ぶことをおすすめします。

 

Vivobook S15 S533EAのカスタマイズ・モデルの選び方

Vivobook S15 S533EAには3モデル存在します。違いは性能でCore i5-1135G7とCore i7-1165G7のCPUの違いが主です。数年使えて性能にも余裕があるCore i7モデルが良いですが、事務作業がベースならCore i5モデルでも十分です。予算に合わせてモデルを選びましょう。

公式サイトでラインナップを見る

 

Vivobook S15 S533EAの実機レビューまとめ

家庭用の15.6インチならこの一台

結論

Vivobook S553EAは家庭用で使う15.6インチノートパソコンとしては、非常におすすめできるノートパソコンです。intel版なので互換性問題も発生しづらく、初心者にはうってつけ。

性能だけで見ればこれよりも安いパソコンはありますが、外観デザインの美しさもあるため、デザインに良さを感じて15.6インチを買うなら十分ありと言えるモデルです。

2021年3月23日時点でCore i5モデルは114,800円台から(10%税込)。現在の価格は公式サイトにてご確認ください。

 

Vivobook S15 S533EAを安く買う方法

ASUSのパソコンはカスタマイズモデルが少ないため、各種通販サイトでも買いやすくなっています。中でも最も安く買う方法についてまとめているので以下の記事は必ず参考にしてください。

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