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iPhone 12 miniの実機レビュー

iPhone12 miniレビューの概要(ポイント)

2020年の小型iPhone

iPhone12 miniは数年ぶりに発売された手の平に収まる小型のモデルです。端から端まで手が届くため、片手でも扱いやすく、本体重量は無印と比べてさらに30gほど軽いため、これまでとは別物の感覚で使えるモデルです(iPhoneSE2よりも小型になっています)。

これまでのiPhoneが持ちづらい、ポケットに入らないなどと感じている人はmini一択とも言えるモデル。なお、2020年発売モデルの中で最も安いため手に入れやすいことも特徴です。

簡易スペック表

発売日 2020/11/13
SoC A14 Bionic
RAM 4GB
ROM 64GB
128GB
256GB
画面 5.4インチ
重量 133 g
5G(Sub-6) 対応
5G(ミリ派) 非対応

※詳細は公式スペック表でご確認ください。
※RAMはGeekBench5で確認

iPhone 12 mini
キャリア価格は各公式をご覧ください。※オンラインなら事務手数料(3,000円)が無料になります。

本文の前に

SIMフリー版のiPhoneを買おうとしている場合は、「iPhoneを安く買う方法」の記事もご覧ください。1,2分のちょっとした手続きだけで1%の楽天ポイントと今なら500円分の楽天ポイントがもらえます(たまにポイントアップすることもあるので要チェックです)。

 

iPhone12 miniの目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。筆者が使った主観的な内容については、メリット・デメリットの項目で記載しています。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。

※本レビューはApple Storeにて実機を購入の上レビューを行っています。

 

iPhone12 miniの特徴

この項目ではiPhone12 miniの特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリットデメリットの項目をご覧ください。

 

本体133gで超軽量

本体重量は133gとなっています。仮にケースを付けたとしても重量は150g前後になると予想され、そのままのiPhoneSE2とほぼ大差がありません(iPhone SE2は148g)。MagSafeアクセサリなどもありますが、これらを活用しても負担が小さいメリットがあります。

 

小型モデルだが5.4インチ

iPhone 12 miniは小型ですが、縦の画面占有率が大きいため5.4インチのディスプレイとなっています。アプリによって向き不向きはありますが、ネットサーフィンやTwitterなどでは有利です。

 

無印と比べバッテリーが小型化

欠点に近い特徴ですが、iPhone12 miniでは小型化の弊害としてバッテリーが2200mAhと小さくなっています。有機ELは電力消費量が大きいため、電池持ちがダイレクトに効いてくると考えられます。

 

日本版はeSIMと物理SIM

iPhone 12 miniに限らず同シリーズは日本版で、eSIMと物理SIMの組合せになっています。物理SIM2枚は香港版で発売されています(技適マークもあります)。そのため海外版を手に入れる場合はイオシスなどを利用して手に入れましょう。

 

本モデルから充電器付属無し

本モデルからAppleはカーボンオフセットを高める(箱のサイズを小さくして運送時の負担を減らす)ために、USB充電器を無くしています(ケーブルは付属)。

 

5Gに対応

本モデルから5Gに対応しています。Pro版、無印版問わず全てのモデルで対応しています。

 

メモリが小さい

iPhone12 Pro版と比較して、メモリ量が小さく4GBとなっています(Proは6GB)。動作にはっきりとして違いを感じることはまずありませんが、理論上、性能差が出るので、負荷のかかりやすい作業をするならProの方が良い可能性があります。

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iPhone12 miniの価格とコストパフォーマンス評価

iPhone 12 miniはシリーズ中もっとも価格が低いモデルで64GBが82,280円(10%税込)でSIMフリー版を購入することができます。最新チップセットでこの価格帯は非常に安いともいえるでしょう。同シリーズの中では、128GBが約5,000円アップとなるため、ハードウェア的なコスパは最も優れています。

価格情報について

価格については執筆時点(2021/3/23)の情報です。現在の価格については各サイトをご覧ください。

iPhone 12 mini
キャリア価格は各公式をご覧ください。※オンラインなら事務手数料(3,000円)が無料になります。

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iPhone12 miniのマシンスペック

マシンスペック

iPhone12 miniのマシンスペックは以下の通りです。

発売日 2020/11/13
寸法 131.5×64.2×7.4mm
重さ 133 g
ディスプレイ サイズ 5.4インチ
形式 OLED
画素数 2340×1170
リフレッシュレート 60Hz
バッテリー 電池容量 記載なし
ワイヤレス充電
リバースチャージ ×
急速充電
プロセッサ(Soc) A14 Bionic
GPU 記載なし
ストレージ(ROM) 64GB
128GB
256GB
メモリ(RAM) 6GB
外部メモリ 非対応
通信 下り最大 公式記載なし
上り最大 公式記載なし
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth バージョン 5.0
最大接続台数 公式記載なし
生体認証 指紋認証 ×
顔認証
光彩認証 ×
おサイフケータイ
緊急避難速報 公式記載なし
防水 IPX68
防塵 IPX68
ワンセグ/フルセグ ×
赤外線通信 ×
コネクタ Lightning
OS iOS14
SIMサイズ nanoSIM
eSIM
DSDV

※スペック詳細はこちら
※メモリについてはGeekBench5より確認

 

対応バンドについて

5G n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n71/n77/n78/n79
4G FDD 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/66/71
4G TDD 34/38/39/40/41/42/46/48
3G 850MHz / 900MHz /1800MHz/1900MHz

 

スペックの解説

基本スペックはiPhone12と同じですが、重量、画面サイズ、バッテリーに違いがあります。133gは5.4インチスマホで考えると驚異的でモバイル性を非常に高めたモデルと言えるでしょう。

 

海外版との違いと技適について

iPhone12 miniは海外版(グローバル版)があります。日本で使うための技適マークがある代表的なモデルは、香港版、カナダです。なお香港版は物理SIM2枚挿し出来るモデルとなっています(代わりにeSIMには非対応になっているので注意して下さい)。

iPhone 12 mini(海外版)
iPhone12の海外版は香港が物理SIM2枚挿し可能です。また電波が一致するのはカナダ版です。

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iPhone12 miniのベンチマークテスト

Antutu

Antutuベンチマークのスコアは以下の通り548535となりました。その他の機種比較についてはAntutuベンチマーク測定データまとめと比較下さい。

 

GeekBench

GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。

 

iPhone12 miniの通信スピードテスト

Wi-Fi環境テスト

iPhone12 miniの通信環境テストをアプリOoklaを用いて行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

1F

2F

 

一部屋分の距離であればそれなりに安定しますが、最長距離に当たる部屋2で測定した結果、ジッターが低下する現象が見られています。ただし、全部屋PING、ダウンロード速度も十分出ているため、安心して使えるでしょう。

 

LTE通信テスト

楽天モバイル

楽天モバイル(楽天エリア)で接続を確認できました。測定結果は以下の通りです。検討されている方は楽天モバイルのキャンペーンも合わせてご確認ください。

 

UQモバイル

UQモバイルでの接続を確認できました。100Mbpsを超えており、非常に快適です。検討されている方はUQモバイルのキャンペーンも合わせてご覧ください。

 

Y!mobile

ワイモバイルでの接続を確認できました。測定結果は以下の通りです。Pingが他よりも低くなっています。検討されている方はワイモバイルのキャンペーンも合わせてご覧ください。

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iPhone12 miniのカメラスペック

カメラスペック

メインカメラ

カメラスペックは以下の通りです。望遠は非搭載です。広角カメラは7枚構成レンズ、超広角は5枚構成となっています。光学最大ズームは2倍、最大ズームは5倍です。

有効画素 F値 手振れ補正
光学 電子式
広角カメラ 1200万 1.6
超広角カメラ 1200万 2.4

※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。

 

インカメラ

カメラスペックは以下の通りです。

有効画素 F値 手振れ補正
光学 電子式
広角カメラ 1200万 2.2

※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。

 

動画撮影能力

アウトカメラは以下の通りです。ビデオカメラの光学ズームは2倍、最大ズームは3倍となっています。

Dolby Vision 最大60 fps
4K 撮影 24,30,60 fps
1080P 撮影 30,60,120,240 fps
720P 撮影 30 fps

 

iPhone12 miniで撮影した作例

作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。まず、iPhone12 miniでズーム機能を検証しました。最大倍率は5倍となっています。望遠カメラがないこともあり、実用性は2倍程度です。5倍ではノイズを感じます。

0.5倍

1倍

2倍

5倍

 

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。

黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

 

明るい色、暗い色の花の撮影によるホワイトバランスの変化を検証しました。比較的大きく色が変わります。

明るい花の写真

暗い花の写真

 

接写能力を検証しました。ノーマルカメラではマクロモードを搭載していないため接写は弱いです。ただし、光学2倍ズームがあるためこれを活用して撮影することでより接写することが可能です。

広角カメラで撮影

望遠2倍で撮影

望遠5倍で撮影

 

前後でピントを調整し撮影しました。ポートレートを使わずとも、しっかりとピントを合わせておくことでボケ味を出すことが出来ます。

前の明るい花にピント

後ろの暗い花にピント

 

ポートレートモードで撮影しています。しっかりとボケていますが、葉の境界部分の処理が若干甘いと感じます。過去iPhoneシリーズと比較すれば進化はしています。

加工前

後ろの暗い花にピント

 

屋外で撮影した様子を倍率別に掲載しています。5倍でも比較的綺麗に映っています。

0.5倍

1倍

2倍

5倍

 

広角レンズでライトを用いて評価した結果です。1個は夜景モードを利用して撮影しています。

1個

4個

8個

12個

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iPhone12 miniの外観

本体背面です。iPhone12同様に背面は鏡面となっています。

 

カメラです。台座部分はマット加工になっています。LIDARカメラは非搭載です。レンズは広角と超広角になっています。

 

上部ベゼルです。大き目ノッチとなっています。

 

下部ベゼルです。両ベゼルともにかなり大きめと言えます。

 

本体右側です。電源ボタンが配置されています。Pro版とは異なりアルミを使用。マット加工されています。

 

本体左側です。マナーモードボタン、音量ボタンが配置されています。

 

上部ベゼルです。何もありません。以下は下部ベゼルです。Lightning端子があります。ヘッドフォンジャックはありません。

 

参考までにシリーズで比較した様子です。

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iPhone12 miniのメリット・長所

軽くて小さい

iPhone12 miniはやはり軽くて小さいことが最大の特徴。133gのiPhoneは最近のスマホの大型化に一石を投じるモデルともいえる機種です。前評判通り、実際に持ってみても軽く、ポケットに入れるのに躊躇しないサイズ感となっています。女性の口コミでも後述しますが、手に持ってもらって非常に評判が良かったことも印象的です。

 

カメラ上の違いはない

iPhone12で最も良いと感じるのは、カメラです。特筆するべき特徴はありませんが、iPhone12と比較して小さくしているにも関わらず機能的な部分を削いでいません。そのため小型化の恩恵をしっかりと受けることが出来ます。

 

MagSafeユニットで有利になる可能性はある

iPhone12シリーズで新搭載されたMagSafeですが、どのサイズでも磁力としてはほぼ変わりません。そのため小型化したiPhoneの方がアクセサリーの安全性が相対的に高まることになります。DJIのジンバルのように今後MagSafe自体の機能を使ったモデルが出る可能性を考慮すれば、最も軽いiPhone12 miniはそれだけでメリットになる可能性が出てきます。

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iPhone12 miniのデメリット・欠点

電池持ちが悪い可能性がある

実際に利用して今後検証を続けますが、5.4インチOLEDで2200mAhの電池容量は不十分な可能性があります。電池持ちの観点で考えれば、多少大きくなってもiPhone12を選ぶべきでしょう。既に何週間か使ってみて、iPhone12で十分な電池持ちがあることを確認しています。

 

MagSafeの最大充電スピードが12W

iPhone12 miniでは、MagSafeによる充電スピードが12Wとなっています。15Wでも充電スピードが速いわけではないため、12Wの充電スピードは実用性の面では不十分と考えます。

 

望遠がないことは共通の弱点

iPhone12と共通ですが、望遠カメラを搭載していないため最大倍率がデジタルで5倍となっています。さらに5倍でも絵が潰れてしまっており、実用性としては皆無なレベルです。iPhone12 Proにしても望遠はあまり実力が高くないため、その性能を重視するならAndroidを選ぶ方が良いかもしれません。

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iPhone12 miniの口コミ・評判

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iPhone12 mini
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 1 reviews
 by SIMPC

軽さ+大画面で日本人にとって、非常に適したモデル。特に長時間スマホを使う人にとって軽さは魅力的に映るはず。バッテリー容量が少ないのが玉に瑕だが、それ以外は無印モデルと比較して機能的に遜色がないため、機能面で我慢する必要がないのも嬉しい。

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iPhone12 miniの女性目線の口コミ

妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 小さくてとても持ちやすい
  • 今までのiPhoneの中で最も良い

 

iPhone12 miniがおすすめのタイプ

小型重視の人

iPhone12 miniは小型重視の人にピッタリなiPhoneです。本体133g、ケースやMagSafeを付けても、iPhone12レベルです。出来るだけ身軽に使いたい人にとってぴったりな一台と言えます。。

 

MagSafeアクセサリを検討している人

iPhone12発売されてから間もないためまだアイテムは少ないですが、今後サードパーティアクセサリが増えると予想されます。その中でMagSafeアクセサリが重さを基準に対象外になるケースはあるのではないかと予想しています(Maxは220gを超えており、さらにケースを付けると非常に重いため)。小型iPhoneを選ぶことで、MagSafeとの連携性が高めると予想しています。

 

iPhone12 miniをおすすめしない人

マンガ・書籍を読む人

iPhone12 miniはインチ数こそ大きいものの、横幅が広くなったわけではありません。そのため、縦が大きく削られることになります。漫画を読むなら他モデルを選んでください。

 

カメラを重視する人(特に望遠とマクロ)

iPhone12は望遠は現行のandroidに比べると比較対象にもなりません。またマクロに関しても専用のカメラを持つモデルには負けます。それらを勘案するとAndroidを選ぶか、2台持ちするほうが無難でしょう。

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iPhone12 miniの実機レビューまとめ

小型が欲しいなら一択

結論

iPhone12 miniはiPhone12を小型化しただけですが、過去iPhoneの中でもかなりエッジが立ったアイテムになっています。

出来るだけ持ち物を減らしたい、通勤・通学時間が長くスマホを持っている時間が長い、ということであれば第一候補として挙げておくべきモデルと言えます。

 

iPhone12 miniのキャンペーン・安く買う方法

iPhone12 miniはSIMフリー端末のため、公式サイトをはじめ、通販サイトでの購入が基本になります。また、中古端末も視野に入れるならイオシスも確認しておきましょう。

iPhone 12 mini
キャリア価格は各公式をご覧ください。※オンラインなら事務手数料(3,000円)が無料になります。

 

物理SIM2枚挿しで使いたい場合は技適のある香港版がおすすめです。イオシスやEtorenで購入可能です。

iPhone 12 mini(海外版)
iPhone12の海外版は香港が物理SIM2枚挿し可能です。また電波が一致するのはカナダ版です。

 

SIMフリーモデルを買うなら以下の方法を必ず確認して下さい。

本文の前に

SIMフリー版のiPhoneを買おうとしている場合は、「iPhoneを安く買う方法」の記事もご覧ください。1,2分のちょっとした手続きだけで1%の楽天ポイントと今なら500円分の楽天ポイントがもらえます(たまにポイントアップすることもあるので要チェックです)。

 

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