ROG PhoneⅡレビューの概要(ポイント)
2019年最強ゲーミングスマホ
2019年に登場したスマートフォンの中でも最強の性能を誇るROG PHONEⅡ。
Snapdragon855+の性能だけなく、それに加えて、12GBメモリ、エアトリガー、さらにHDR再生可能なディスプレイと最高の環境でゲームを楽しむことが可能な一台。
カメラ機能が強化されているため、ゲームだけでなく、普通に使えるハイスペックスマホとして使うこともできるようになっています。
簡易スペック表
CPU | Snapdragon855 Plus |
RAM | 8/12GB |
ROM | 512GB,1TB |
画面 | 6.59インチ |
ROG PhoneⅡ 実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本機はASUSさんよりお借りした上で実機レビューを行っております。
後継機種が発売され、レビューを行っています。以下の記事も合わせてご参考ください。
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ROG PhoneⅡの特徴
2019年最強のゲーミングスマホ
ROG PhoneⅡは2019年に発売されたスマホとしては最強のスペックを誇ります。ポイントは、Snapdragon 855 Plusで12GBのメモリを搭載していること。
ちなみに、これに次ぐスマホはGalaxy Note10+でSnapdragon855、12GBメモリです。
後ほど説明しますが、スペック面だけでなく、拡張アクセサリやディスプレイの観点から非常に優れたゲーミングスマホと言える機種です。
クロック性能を向上するXモード
ROG PhoneⅡは通常モードと、クロック数を向上してスマートフォン性能を上げるXモードがあります。以下はXモード起動時で真ん中の待ち受けが開き、アイコンの周囲が赤くなっています。
正直に言えば、Xモードにしてももともとの性能が高すぎて性能の違いを個人では実感できないレベルですが、eスポーツ上ではコンマ秒を争うゲームなので、Xモードが効いてくるのでしょう。
性能拡張できるアクセサリ
ROG PhoneⅡは本体にいくつかのアクセサリが付きます。本体に純正で付いているものが、Active Aero Cooler2、他にも物理コントローラやTwinView Dockにより2画面表示ができるようになります。
こちらはActive Aero Cooller Ⅱ。
こちらはフルでアクサセリを取り付けた様子です(イベント写真)。
使うかどうかは別にして、純正でアクセサリが対応していることでユーザー側の選択肢が広がる点にメリットがあります。
滑らかな120Hzディスプレイ
ROG PhoneⅡは、リフレッシュレートを120Hzで表示することができます。Pixel4がリフレッシュレート90Hzですが、それよりもさらに高くなります。
120Hzもあると、残像がなく指に吸い付くようになります。
またリフレッシュレートが大きくなると電力消費量も大きくなりますが、ROG PhoneⅡの場合は6000mAhのバッテリーを搭載しているため、電力面での心配が少なっています。
美しいカメラ性能
ROG PhoneⅡは4800万画素のアウトカメラをもっています。開発の方のインタビューで知ったのですが、実はこれはZenFone6と同じカメラモジュールを積んでいます。構成も全く同じ。
そのため、ZenFone6の作例でも紹介しているように非常に綺麗な写真を撮ることができます。
ゲーミングだからと言って、カメラを犠牲にしていない所に好感が持てます。
ROG PhoneⅡのマシンスペック
マシンスペック
ROG PhoneⅡのマシンスペックは以下の通りです。
発売日 | 2019/11/1 | |
寸法 | 77.6×170.9×9.4mm | |
重さ | 240g | |
ディスプレイ | サイズ | 6.59インチ |
形式 | 有機EL | |
画素数 | 2340×1080 | |
バッテリー | 電池容量 | 6000mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | ○ | |
急速充電 | Quick Charge 4.0 USB PD 3.0 |
|
プロセッサ(Soc) | Snapdragon855 Plus | |
GPU | Adreno640 | |
ストレージ(ROM) | 512GB,1TB | |
メモリ(RAM) | 12GB | |
外部メモリ | なし | |
通信 | 下り最大 | 公式記載なし |
上り最大 | 公式記載なし | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ad | |
bluetooth | バージョン | 5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋センサー | 〇 |
顔認証 | 〇 | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | × | |
緊急避難速報 | ○ | |
防水(お風呂) | × | |
防塵 | × | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | USB-C | |
OS | 9.0 | |
SIMサイズ | nanoSIM×2 | |
DSDS | 〇 |
※スペック詳細はこちら
対応バンドについて
4G | 1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/29/32/66 |
3G | 1/2/4/5/6/8/19 |
2G | 850MHz / 900MHz / 1800MHz / 1900MHz |
スペックの解説
スペックは2019年でも最強なので、文句のつけようがありません。さらに、表には見えない所でXモードによるオーバークロックや、ゲームしている時に通知やバックグラウンド起動しているアプリを強制カットする機能が付いているため、スペックよりもさらに性能が上がります。
外部メモリ非対応なものの、本体は512GB、もしくは1TBメモリを積んでいるため、保存に関して困ることはないでしょう。
また、珍しいポイントとして無線LANルーターの性能でWiGigを搭載しています。ワイギグ搭載により、無線でのディスプレイ接続がほぼ遅延なく出来るようになっています。
通信スピードテスト
家庭用の光インターネットに接続してテストを行いました。1Gbps回線で、Velopを用いてテストしています。340Mbpsの速度が出ていました。
ROG PhoneⅡのカメラスペックと作例
カメラスペック
ROG PhoneⅡのカメラに関するスペックは以下の通りです。
メインカメラ(標準) | |
有効画素数 | 4800万画素 |
F値 | 公式記載なし |
光学手振れ補正 | 公式記載なし |
電子式手振れ補正 | 公式記載なし |
メインカメラ(超広角) | |
有効画素数 | 1300万画素 |
F値 | 公式記載なし |
光学手振れ補正 | 公式記載なし |
電子式手振れ補正 | 公式記載なし |
インカメラ | |
有効画素数 | 2400万画素 |
F値 | 2.0 |
光学手振れ補正 | 公式記載なし |
電子式手振れ補正 | 公式記載なし |
ROG PhoneⅡで撮影した作例
標準レンズで撮影しました。割と明るく映るので差が少なくなっています。フォーカスを変えても色の変化は少ないイメージです。
オート
カメラの黒にフォーカス
夜景を撮影しました。2つともオートでフォーカス合わせ無しの撮って出しです。望遠のブレが少なく驚きましたが、逆に超広角のブレが大きい印象を受けました。
超広角
標準
2倍ズーム
5倍ズーム
8倍ズーム
ズーム性能を検証しました。昼間の部屋で蛍光灯の下のみで撮影していますが、綺麗に撮れて驚きました。2桁ズームはできませんが、実用領域は十分な実力があると感じました。
超広角
標準
2倍ズーム
5倍ズーム
8倍ズーム
最後にポートレートモードの比較です。ブツ撮りで比べてみた結果、葉のような複雑なものではあまりきれいにボカせませんでした。カメラのような線がはっきりしたものは、忠実にボカせています。
標準
望遠
ROG PhoneⅡの外観
まず背面がこちらです。ゲーミングスマホらしいメカメカしいボディになっています。
本体でXモードを起動すると背面が光るようになります。
さらに本体付属のケースを付けた様子がこちら。全面カバーではないので不安はありますが、薄く、軽いので、本体の重さが軽減されます。
続いて、Active Aero CoolerⅡを付けた様子がこちら。サイドUSBから給電するタイプのため余計なケーブルは一切なく、見た目にも良いです。
続いて、表がこちら。
表面の最大の特徴はスピーカー。上側と下側の両側にスピーカーが付属しています。後でメリットにも書いてますが、音はとても良いです。またインカメは2400万画素とIRカメラを搭載しています。
続いて、ソフトウェア側に移ります。Xモードにすると、標準の待ち受け画面の赤い部分が開くようになります。
コントロールパネルは全て赤色で統一されており、ROG PhoneⅡならではのカラーパターンになっています。
設定画面はオリジナルアイコンは透過度が高い感じで、他はそのまま。多少違和感があるので、透過度調整して欲しかったなとは思います。
続いて下部はこちら。イヤホンジャックとUSB-Cケーブルがあります。表にスピーカーがあるので、下部にスピーカー穴がなく、スッキリしています。
上部には穴が空いています。何のための穴かは不明です。右側には音量ボタンと電源ボタンがあります。しっかりとしたクリック感のあるボタンです。
左側にはアクセサリ接続用のコネクタがあります。ここでUSB-Cに接続できるためゲームをしていても邪魔にならないメリットがあります。
このコネクタを使ってAero Active CoolerⅡを接続しますが、接続時にはイヤホンとUSB-Cのハブに変わるため、ゲーム時に配線が邪魔することはありません。
ROG PhoneⅡのメリット・長所
120Hzのディスプレイ
ROG PhoneⅡには魅力がたくさんありますが、中でも一番のメリットはリフレッシュレート120Hzのディスプレイと感じています。
120Hz、1msの応答速度ディスプレイはゲーミングにおいて効果を発揮しますが、それだけでなく普段使いでも戻れないほど、スムーズなスクロールをしてくれます。
漫画アプリや、Twitterなど画面の遷移が多いものは120Hzディスプレイがより快適な方向へ効いてくるでしょう。
UHD再生に対応
ROG PhoneⅡは日本ではほとんどのスマホが対応していないNet Flixの高画質再生「UHD」に対応しています。120Hzのリフレッシュレートと合わせて、自宅でハイクオリティな映像を楽しむことができます。
バッテリーが全然減らない
リフレッシュレートが上がると、当然表示化数が増えるので電池が食われます。同じパターンなのが、GoogleのPixel4。こちらはリフレッシュレート90Hzですが驚くほど減ります。
リフレッシュレートが大きいならバッテリーサイズが大きい方が良いと思います。ROG PhoneⅡは6000mAhで、電池の消費を抑えるように設計されています。
スピーカーの音質が良い
実際に聞いてみるとわかりますが、驚くほど音が良いです。特に低音側が良く、オープンでゲーム、YouTubeを楽しむことができます。
イヤホンジャックがある
ROG PhoneⅡにはサイドにイヤホンジャックを搭載しています。またActive Aero coolerⅡでも接続可能です。
WiGig(ワイギグ)が凄い
ROG PhoneⅡには、WiGigという特殊なWi-Fiを搭載しています。このワイギグを使うことで、無線でディスプレイを共有できます。
以下が参考動画。
これの凄いところは「遅延がほぼないこと」手元をコントローラーのようにして大画面でプレイが可能。
手元のプレイ画面を複製することもできるため、大会で自分のプレイの様子を外から大画面で見れるメリットがあります。
ROG PhoneⅡのデメリット・欠点
240gで重い
ROG Phoneは240gもあり、かなり重いです。スマホだけの用途では向かないと感じます。あくまでもゲーミング用途。軽さ重視でゲーミングが欲しいなら、AQUOS Zero2になるでしょう。
ただし、スマホは純正で付属するケースが肉抜きされたものなので、軽量。iPhone11に重いケースを付けていると大差なくなることは覚えておきましょう。
コネクタのゴムを無くしそう
ROG Phoneのアクセサリ接続用のコネクタ(USB-Cコネクタも兼ねる)はオープンではなく、なぜかゴム形式になっています。しかも完全分離式。
コネクタのゴムが無くなりそうなので、オープン型にして欲しかったところ。ただし予備は付属しているので安心してください。
ROG PhoneⅡの口コミ・評判
Twitterの良い口コミ
まじでROGphone2買って良かった。イヤホンジャックでRevolverS使ってもTypeCのROGDelta使っても、初代とは比べ物にならない程良い音が出る。今まで1万のスピーカー使っていた方が10万のホームシアターシステム買って感動しているみたい。別次元の音の良さで泣きそう。#ROGphone2 #ROGDelta #ASUS #ROG
— 一般人 (@middledevicecte) December 6, 2019
スマホをRogPhone2にした。動作はとてもキビキビしてて、今までで一番良い。
バッテリーの持ちも、もちろん良い。
難点を挙げると512GBモデルは背面がツルツルで落ちそうになり怖いくらいかなぁ。— ほくしゅう (@hokusyu) November 24, 2019
Twitterの悪い口コミ
ROG PHONEからROG PHONE2は、ゲーミングコンセプトから見ると大幅に劣化していて、中身のハイエンドパーツが例えばまともに動くRAZER PHONE2に入ってたら、そっちの方が千倍良いなあってシロモノになっちゃったなあ。
— さどけん (@sadoken12) November 30, 2019
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最強スペックを持つだけあって、非常に快適な操作性を誇るROG Phone2。画面が綺麗、かつスピーカー性能が高いため、動画鑑賞にも向いている一台です。
重いところだけが弱点なので、そこさえクリアできれば十分買いのスマホ。
ROG PhoneⅡがおすすめのタイプ
ゲームをする人
ゲーミングスマホなので当たり前ですが、ゲームをする人にはお勧めしたいです。これだけのスペックがあれば余力を持ってゲームに取り組めるはず。
さらに人差し指を使って拡張できるAir Triggerは2本指しか使えない普通の人を圧倒するチート機能です。
一般ユーザーにも勧めたい
ROG Phoneは6000mAhものバッテリー容量を持ち、CPUスペック高めでスピーカー音質も優れています。
リフレッシュレート120Hzのディスプレイもあるため、NetFlixなどで動画を楽しむ人にも良いでしょう。また、実はスマホの中では珍しい最高レートでの動画再生が可能なディスプレイです。
アウトカメラはZenFone6と全く同じ構成で美しく撮影可能。見てよし、撮ってよしのスマートフォンです。
ROG PhoneⅡをおすすめしない人
ROG Phone最大の欠点は「重さ」です。240gもの重さは長時間使う人にとっては苦痛です。特に片手で持つのは厳しいモデルです。
ROG PhoneⅡの実機レビューまとめ
2019年最強のゲーミングスマホ
結論
ROG PhoneⅡはとにかくスペック最強のスマホ。単純に数値が高いだけでなく、動画がUHD対応していたりと細かいところまできちんと詰められています。
ゲーミング性能に加えて、AirTriggerやTwin Dock Viewなどの拡張性も高いため、ゲームをより有利に進めるためのツールも揃えた、他を圧倒するゲーミングスマホです。
ROG PhoneⅡのキャンペーン・安く買うために
ROG Phoneの購入先は公式サイト、通販といくつかあります。ASUS製品は時間とともに値下がりするケースも多いため、複数の通販サイトをチェックの上、最も安いところから買うと良いでしょう。
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