シンプシー

SIMPC|シンプシー

Lyra Voiceの実機レビュー

LyraVoiceレビューの概要(ポイント)

スピーカーを搭載したWi-Fiルーター

ASUSから発売されているスピーカー付きの変わり種Wi-Fiルーターです。こういった機能をニコイチしたモデルは使えないものも多いですが、LyraVoiceは通信速度が十分出ており、快適に使えるルーターになっています。

今回は2階一戸建てで検証を行い、6か所で測定を行ったところAndroid、iPhone、WinPCの全てで満足する通信速度が得られました。

主観的ですが、スピーカーの音質は多少は良い程度であくまでおまけです。もしスピーカーにこだわるなら、別途購入する方がコスパパフォーマンスが上がるでしょう。

簡易スペック表

発売月 2019年3月
受信最大速度 867Mbps(5GHz)
400Mbps(2.4GHz)
本検証での
最大受信速度
423Mbps(iPhone)
245Mbps(andoird)
187Mbps(WinPC)
メーカー ASUS
推奨環境 3階建て、4LDK

詳細スペック速度検証

 

LyraVoice 実機レビュー目次

実際に使った感想はメリット・デメリットからお読みください。iPhone、Android、WinPCを用いて通信テストも行っています。

※1 本製品はメーカーよりお借りしてレビューしています。
※2 私はスマートスピーカーを使っていないためスマートスピーカーに関するレビューは記載しておりません。ご了承ください。

 

LyraVoice(ライラヴォイス)の特徴

ここではZen Wi-Fiの一般的な特徴について触れています。音質を含め、実際に使用した感想はメリットデメリットの項目で解説しています。

 

Bluetoothスピーカーを搭載した特殊なWi-Fiルーター

Lyra Voiceは Bluetooth スピーカーを内蔵した特殊なWi-Fiルーターです。一見して見た目はWi-Fiルーターには思えないようなスタイリッシュな形状です。サイドにスピーカーを内蔵しているため、中心部分を除き布で覆われており、サイドはウーハーのような形になっています。

 

Wi-Fiルーターは中身が軽いことが多いですが、本機はスピーカーとしての機能を内蔵していることもあってか、比較的重いです。

 

Amazon Alexa、Sortifyにも対応

本家はスピーカーとして使えるだけでなく音声入力にも対応しており Amazon Alexa を使うことができます。アプリから Amazon アカウントを入力し同期させることで Alexa を連携させることができるため、設定も簡単です。また、AlexaだけでなくSportifyにも対応しています。

 

メッシュWi-Fiの拡張性もある

Lyra VoiceはメッシュWi-Fiとしての機能も持ち合わせています。ASUSのメッシュWi-Fi「Ai Mesh」に接続して使うことができるため、先にLyra Voiceを買っておいて拡張することも、今使っているASUSのメッシュWi-Fiのノードを増やすためにLyra Voiceを加えるという選択肢も持てる柔軟性の高いモデルと言えます。

もしメッシュWi-Fiとして構成するなら、当サイトでも過去レビューした「Zen Wi-Fi CT8」をおすすめします(以下はCT8)。

目次に戻る⇒

 

LyraVoiceのスペック

今回レビューしたLyraVoiceのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(抜粋)

発売日 2019年3月15日
メーカー ASUS
最大受信速度 867Mbps(5GHz)
400Mbps(2.4GHz)
最大送信速度 記載なし
メッシュWi-Fi
ビームフォーミング
質量 975g
サイズ 270×75×75mm
ディスプレイ なし
対応規格 a/b/g/n/ac
最大接続台数 公式記載なし
アンテナ 内蔵6本
アンテナ仕様 2.4GHz (2×2)
5GHz-1 (2×2)
5GHz-2 (2×2)
LANポート数 2本
USBポート数 0本
IPV6プラス 非対応
推奨環境 公式記載なし

※さらに詳細の仕様書は公式サイトをご覧ください。

 

スペックの解説

Lyra Voiceはスピーカーとしての性能が目立つため、スペックで測れない部分がありますが、一般的なWi-Fiルーターと比較すると性能は最大800Mbps程度なので一般レベルです。ただし、メッシュWi-Fiでこの値段帯ではとして考えると2020年3月時点でで最高ランクと捉えることもできます。

本体はトライバンドとなっており、バンドステアリングでも個別設定も可能となっています。またメッシュWi-Fiとしての機能だけでなく、リピーターモード(中継器モード)として、現状のWi-Fi環境に加える形での利用も可能です。

IPV6プラスには非対応となっています。

目次に戻る⇒

 

LyraVoiceの外観

Lyra Voiceの前面です。Wi-Fiルーターとは思えません。電源ON時にはかなり明るく本体中央部が光りますが、アプリから簡単にオンオフが可能です。

 

背面です。スイッチとLANポートがあります。ASUSのメッシュWi-FiシリーズにはUSBコネクタがあるものが多いですが、本機はありません。

 

サイドから見た様子です。

 

上部にはコントロール用の物理スイッチがあります。

 

背面です。

 

DCアダプタです。ASUS製品はアダプタが小さくなっています。

 

しかもケーブルが細く柔らかいので取り回しが非常に楽です。

目次に戻る⇒

 

LyraVoiceの通信環境テスト

通信測定を行った結果を以下に示します。環境は光インターネット1Gbps、IPv6非対応。テスト用にiPhone11 Pro(Wi-Fi6対応)、AndroidはPixel4、PCはVAIO S14を用いました。

iPhone11 Proのテスト結果です。以下全てクリックで拡大して見ることができます。

1F

2F

Pixel4のテスト結果です。

1F

2F

VAIO SX14でのテスト結果です。

1F

2F

 

わかりやすくするために最短距離と最長距離のダウンロード速度を比較したものを表にしました。ここでのルーターはモデムと直結したルーターを指しています。

最短距離
ルーター前
最長距離
2F対角の部屋
iPhone 11 Pro 225 Mbps 125 Mbps
Pixel4 211 Mbps 136 Mbps
VAIO SX14 165 Mbps 142 Mbps

 

最長距離では速度はiPhoneで56%ダウンしているものの、全ての部屋で快適なダウンロード速度が得られ、全部屋で快適な通信環境を構築できています。2階一戸建てならLyraVoice一台で全てをカバーできる結果になりました。

ただし、最長距離では電波強度が落ちています。3階建てや大きな家は厳しいでしょう。

目次に戻る⇒

 

LyraVoiceのメリット・長所

見た目が良い

一番の魅力はやはりここではないでしょうか。見た目がWi-Fiルーターに見えないので、リビングなどの目立つところにおいても、違和感はないでしょう。

 

配線が柔らかいので、置く場合にケーブルが配線しやすいこともメリットです。

 

正面のランプは明るいがオフできる

ASUSには標準アプリがAppleストア、GooglePlayで配布されてます。LyraVoice用のインターフェースも用意されていて、正面ランプもアプリからオフできます。

 

Wi-Fiルーターから音が聞こえる違和感を楽しめる

メリットというと少し違うかもしれませんが、Wi-Fiルーターから音が聞こえるのはかなり違和感があります。しかし、それが良い。音質は高いレベルではありませんが、一般的なスピーカーに比べれば低音領域もしっかりと聞こえます。

 

800Mbpsが上限だが十分速い

今回5GHz帯に接続して分かりましたが、非常に快適なインターネット環境を作れました。スピーカーが付いている分電波の飛びが悪く見えますが、一戸建てであればカバーはしています(ただし若干電波は弱まる)。

 

トライバンドの個別設定できる(重要)

昨今のルーターはトライバンドが自動切換えされていることが多く、機種によっては切り替えができないものもあります。それにより切り替え時に速度が落ちたり、家庭内にいるのに2.4GHz帯を使ってしまっている時があります。

しかし、このLyra Voiceは管理画面からトライバンドをそれぞれ個別設定し、SSIDを変えることが可能で、個別設定することが出来るメリットがあります。さらに、LyraVoiceは他のASUSルーターともメッシュで接続できる上、メッシュWi-Fi全体で5GHz帯に優先的に接続するように管理画面から設定できるため、5GHz帯に接続する高速環境で拡張することもできます。

 

スピーカー内蔵で電源ケーブルがまとまる

私が最も魅力に感じた部分はこのケーブルがまとまるところです。本来スピーカーとWi-Fiルーターの日本のDCアダプタが必要ですが、LyraVoiceの場合は1本で使えます。前述したメリットと重複しますが、ASUSのアダプタは小さく、柔軟性に優れていることも利点になり、ミニマリストには便利な仕組みと言えます。

目次に戻る⇒

 

LyraVoiceのデメリット・欠点

初期設定はバンドステアリングである

トライバンドで自動的に切り替えるのは良いと思いますが、私個人の考えとして2.4GHzと5GHz帯はバンドステアリングするべきでないと思っています。家庭内で使うなら5GHzが圧倒的に有利だからです。

LyraVoiceは初期はバンドステアリング状態になっており、設定解除はアプリからできません(ブラウザから設定を行う必要がある)。ここだけは設定が手間だと感じました。

設定方法

5GHz帯の設定方法はブラウザのLAN部分で5GHzのSSIDの名前を変えるだけです。SSID変更後再起動するため2,3分かかりますが、5分あれば設定は終わります。

 

スピーカーに期待しすぎてはいけない

Bluetoothスピーカーが内蔵されていることがメリットですが、本機種でスピーカーは期待しすぎてはいけません。性能はそれなりです。ノートパソコンのSurface Laptop3の方が音は良かったかな?と感じるほどです。期待を大きくせず、ある程度出力側でチューニングをかけて自分の好みに調整して使うことをおすすめします。

目次に戻る⇒

 

みんなの口コミ

ぜひ口コミをご投稿ください。速度測定結果も募集しています。

レビューを投稿してみる
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

 レビューを書いてみましょう

Lyra Voice
Average rating:  
 1 レビュー
by SIMPC編集部 on Lyra Voice

スマートスピーカー内蔵のWi-Fiルーターのキワモノですが、Wi-Fiルーターとしての性能が高く、使いやすいです。メッシュWi-Fiとしての拡張性が高いことも嬉しいポイント。Wi-Fiの評価としては5点ですが、スピーカー音質がそこまで高くないためマイナス1点です。

目次に戻る⇒

 

LyraVoiceがおすすめな人

ワンルームに住んでいる人、ミニマリスト

LyraVoiceの魅力は省スペース性です。ワンルームでスピーカーをWi-Fiルーターを併用し、スペース、コンセントの類を減らしたい人にはLyraVoiceがおすすめできます。

 

今後引っ越しを検討している人

LyraVoiceの魅力の一つは、メッシュWi-Fi、リピーター(中継器)に対応していることです。ワンルームから引っ越した場合にWi-Fiルーターを買い替えることは想定されますが、LyraVoiceを使っておけば、「Zen Wi-Fi CT8などの追加で電波領域を広げる」という考え方で使うことができます。

 

LyraVoiceをおすすめできない人

音質にこだわる人、期待しすぎる人

あくまでLyraVoiceはWi-Fiルーターです。スピーカーにこだわるなら、別のモデルを買いましょう。音質を考えると、個別にスピーカーを買う方が性能コスパはよくなると考えます。

 

中継器として買おうとしている人は考えるべき

中継器として使えること自体はメリットですが、中継器としてだけの利用を考えると高すぎます。メッシュWi-Fiにする一時的な繋ぎなどは良いかもしれませんが、それなら他の中継器の方が格段に安く手に入ります。

目次に戻る⇒

 

LyraVoiceの実機レビューまとめ

高性能トライバンドWi-Fiルーター

結論

ASUSのLyraVoiceを実機レビューしました。Wi-Fiにスピーカーが付いたある意味キワモノ商品ですが、そもそもWi-Fi性能が高く安定した通信速度を確保したおすすめの製品です。

本機はメッシュWi-Fiとしても使えるので、拡張性が高く、将来の引っ越しや転勤に備える形で柔軟にWi-Fi環境を整えることができるため、現在一人暮らししている人やミニマリストにベストプラクティスな製品ともいえるでしょう。

 

関連記事

メッシュWi-Fi対応ルーターのレビューです。

高速重視Wi-Fi6対応のルーターのレビューです。

公式サイト

マガジン

Copyright© SIMPC|シンプシー , 2020 All Rights Reserved.