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レビュー・評価の概要
楽天kobo Libra H2Oは楽天が出している電子書籍リーダーの中でも上から2番目に位置するモデルで、物理ボタン付きかつ防水にも対応したモデルです。軽く、軽快な操作感でライバルよりもより快適に利用することができます。
楽天ユーザーであれば、エコサイクルを利用することで多くのポイント還元を受け取ったり、上手く期間限定ポイントを使うことができる点がメリットです。
発売年度 | 2019年 |
プロセッサ | 公式記載なし |
RAM | 公式記載なし |
ストレージ | 8GB |
画面サイズ | 7インチ |
重量 | 192g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
この項目では、楽天kobo Libra H2Oの特徴についてのみ触れています。実際に使った感想はメリット・デメリットでご覧ください。
E-ink仕様のため軽量で長時間使える
楽天koboはE-ink仕様となっているため、一般的なスマートフォンとは作りが異なり軽量になっています。また、省電力性に優れるため、一回の充電で長時間使えるメリットが有ります。
物理ボタン付き
楽天kobo Libraは下位モデルと異なり、物理ボタンを搭載しています。E-inkはタッチがわかりにくいデメリットが有りますが、物理ボタンがあればページ送りが楽になります。
防水仕様
楽天kobo Libra H2Oは名前の通り、防水仕様になっています。お風呂などで読む人も多いと思いますが、そういった用途でも利用が可能です。
価格とコストパフォーマンス
上位モデルと言うこともあり、少し値段は他のモデルに比べると高めですが、その分物理ボタンをはじめ機能充実しています。
スペック
今回レビューした楽天kobo Libra H2Oのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2019年 | |
サイズ | 159.0×144.0×5.0-78mm | |
重量 | 192g | |
プロセッサ | 公式記載なし | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 公式記載なし | |
ディスプレイ | サイズ | 7インチ |
解像度 | 1680×1264 | |
アスペクト比 | 105:79 | |
形式 | E-Ink | |
リフレッシュレート | – |
bluetooth | × | |
コネクタ | microUSB | |
おサイフケータイ | × | |
防水 | IPX8相当 | |
OS | 公式記載なし | |
SIMサイズ | × | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
リバースチャージ | × | |
ワイヤレスチャージ | × |
外観
表面です。物理ボタンは2つ搭載されており、それぞれページ送り、もどりとして使うことができます。加速度センサーがついており、左右のどちらで使っても下側がページ送りになります。

物理ボタンを下側にすれば、見開きで使うことも可能です。

背面です。電源ボタンが有ります。パンチングのような加工が施されており、指紋が目立たないメリットがあります。

物理ボタン側の側面です。microUSBを搭載しています。また各種認証についてはこちらに記載されています。

通信環境(Wi-Fi)のテスト
電子書籍リーダータブレットのため、通信速度テストは実施しておりませんが、40~60MBの漫画であれば、30~60秒ほどでダウンロードが可能でした(参考:ベストエフォート1Gbps、2.4GHz帯Wi-Fi、IPv6環境でのテスト。iPhone12 Proでは通常500Mbpsほどの速度が出ています)
メリット・魅力
軽くて操作性が良い
楽天kobo Libra H2Oはとにかく軽くて、気軽に漫画を読むのに適しています。カバンの中にさっと入れられるサイズ感のため、通勤、通学でも便利。さらに、ライバルであるkindle Paper Whiteと比較して動作がスムーズなのでより使いやすいメリットがあります。
横向きで見開きになる
楽天kobo Libra H2Oは横向き利用することで簡単に見開きに変更できます。漫画で見開きワンシーンを楽しみたい人にはぴったりです。
バッテリー持ちが良い
これは楽天kobo Libra H2Oに限らない話ですが、バッテリー持ちが良いため充電切れを気にすることがほとんどありません。2週間に一度程度で気がついた時に充電する程度です。
楽天ポイントを貯めやすい
楽天kobo Libra H2O自体のメリットではなく、システム全体の話ですが楽天経済圏を利用できるため、楽天ポイントを貯めやすいメリットがあります。楽天koboを利用していることで0.5%のSPUアップが利用できたり、本の購入においても5や0の付く日でポイントアップなど恩恵を受けることが可能です。
デメリット・欠点
保存容量が少ない
楽天kobo Libra H2Oの最大の欠点は保存容量が小さく8GBしかないことです。ライバルのkindle OASISでは32GBなので4倍の開きがあります。漫画が1冊あたり40~100MB程度なので、楽天koboでは800〜2000冊程度となります。ただ、個人的にはそこまで漫画を端末に保存しておくことがないため、あまり大きなデメリットとは感じません。
充電コネクタはmicroUSB
個人的に容量よりも大きなデメリットはmicroUSB充電形式であることです。昨今の充電器はUSB-Cに統一が進んでいる中で楽天kobo Libra H2OのためにmicroUSBを用意するのが面倒と言えます。充電回数が少ないことだけが救いです。
端末数が多いと探すのが大変
楽天kobo Libra H2OというよりもE-inkの電子書籍リーダー全般に言えるデメリットですが、スクロールやページ移動が多いと遷移が遅くストレスが溜まります。楽天kobo Libra H2Oの場合、端にあるスクロールバーの挙動が割とシビアでたくさんの書籍の中から目的のものを探す場合はストレスがあります。
おすすめなタイプ
楽天ポイントを貯める人
楽天kobo Libra H2Oは楽天ポイントを貯めるユーザーにとっては非常に魅力的です。楽天マラソンの対象にもなりますし、日付限定のポイントアップにも対応。楽天経済圏で利用するのにはぴったりです。
期間限定ポイントが多い人
楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントがありますが、期間限定ポイントを使いあぐねてしまうことも多いので、定価で買える電子書籍は非常に魅力的です。
おすすめできないタイプ
楽天経済圏を使わない人
楽天kobo Libra H2Oは楽天経済圏を使う人向け。それ以外の人には向きません。その場合はAmazonのkindleを使うことがおすすめします。
快適性よりもコストを重視する人
楽天kobo Libra H2Oは便利で使い勝手が良いことがメリットですが、実は価格がライバル機種と比べると相場感が高くなっています。もしコストパフォーマンスを重要視するなら、選択肢に入れない方が良いでしょう。
実機レビューのまとめ

楽天kobo Libra H2Oは物理ボタンが付いたことで、より便利に使える電子書籍リーダーです。楽天経済圏の中で使えることで、本をポイントで買えるのでお財布への直接的なダメージが少ない点もメリットです。
楽天ユーザーでポイントが余っている人は電子書籍リーダーとして第一候補にしてみると良いでしょう。