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レビュー・評価の概要
VAIO SX14-Rは2024年11月に登場した最新モデルです。
Core Ultraを採用し、高いパフォーマンスを持っているだけでなく過去モデル同様に1kgを切る軽量な持ち運び性も兼ね備えた一台になっています。
発売年度 | 2024年 |
プロセッサ | Core Ultra 5-125H Core Ultra 7-155H |
RAM | 16~64GB |
ストレージ | 256GB~2TB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Intel Arc Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 対応モデル有り |
重量 | 1235g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2025年3月3日時点で259,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
14インチVAIOの正統進化モデル
これまでのVAIO同様、かっこいいデザインを踏襲し、軽量で持ち運びしやすくなっています。また、プロセッサのパフォーマンスも高く、最大64GBメモリ、2TBストレージまで選べます。
カラーバリエーションが豊富
本モデルはカラーバリエーションが特に豊富でブラック、シルバー、アーバンブロンズに加えて珍しい緑色系のディープエメラルドがあります。また限定カラーの勝色とAll Blackモデルが存在します。
タッチディスプレイも選択可能
今回のVAIOではタッチディスプレイも選択することが可能になっています。タッチパネルグレードはより高画質になっています。
軽くて便利なVAIO VISION
別売りになりますが今回一緒にレビューしたVAIO Vision+ 14と合わせて使うことで外出先でも気軽に2画面ディスプレイ環境を作ることが可能です。
価格とコストパフォーマンス
VAIOだけあってプロセッサから見たコストパフォーマンスは低いと言わざるを得ません。しかしながら、価格が本体デザインや細かな装飾に使われていること、さらに999gという軽量性に寄与していることを考えると価格なりという考え方もできるでしょう。
2025年3月3日時点で259,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたVAIO SX14-Rのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2024年 | |
サイズ | 226.4×312×13.9~18.9mm | |
重量 | 本体 | 1235g |
アダプタ | 195g | |
CPU | Core Ultra 7-155H | |
GPU | Intel Arc Graphics | |
メモリ(RAM) | 64GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 2560×1600 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | 公式記載なし | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 921万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.4 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 26~28時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 6706.96 | 4836.90 |
SEQ1M Q1T1 | 3289.64 | 2932.99 |
RND4K Q32T16 | 824.58 | 373.87 |
RND4K Q1T1 | 67.27 | 115.50 |
外観
今回レビューしたのは限定モデルの「勝色」です。天板が限定色になっている他、キーボードが無刻印に見えるような「隠し刻印キーボード」になっていることが特徴です。カーボンファイバープレートに専用の塗料が施されています。

背面はプラスチック素材になっています。

開いた様子です。パームレスト部分も限定モデル同様の勝色となっていますが、実際には見る角度によって印象が変わってきます。

キーボード全体です、隠し刻印となっているため全体がほぼ黒色に見え、かなりかっこいい印象です。本体電源を入れるとライトが少しだけ透過する仕組みになっています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.77mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.6mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、110mmとなりました。

本体右側にはUSB Type-C、有線LANポート、HDMI、USB Type-A、ヘッドフォンジャックを備えます。

本体左側にはUSB Type-C、USB-Type-A、セキュリティロックがあります。

本体の重量を測定したところ、1235gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1430gとなりました。充電器単体では195gとなります。

メリット・魅力
細部までこだわったデザイン
VAIOということに加え、今回レビューしたモデルが限定の勝色モデルということもあり、細かい部分までこだわりを感じるモデルとなっています。過去モデルにも言えることですが、VAIOは所有欲を満たしてくれるモデルともいえるので、購入した時の満足度が高いでしょう。
タッチパネル搭載の美しいディスプレイ
本レビューで使用したモデルはディスプレイがタッチパネルの2560×1600のモデルでした。光沢ディスプレイであることも相まって、画面が美しく見やすい印象を受けました。
黒刻印のキーボード
今回の勝色モデルでは隠し刻印のキーボードとなっています。一見すると真っ黒なキーボードに見えることもあり、かなりインパクトがあり、とてもカッコいい仕上がりです。
インターフェイスが豊富
昨今のハイエンドモデルは薄型軽量のトレンドとともに、USBをType-Cのみに絞るような傾向が見られます。ところが本モデルはType-Aポートも複数備えている他、USB Type-Cからハブで代用されがちなフルサイズの有線イーサネットコネクタまで備えています。
コンセントプラグが折りたたみ可能
PCメーカー付属のコンセントは大柄なものが多い中、VAIO SX14-Rに付属する充電器はなんとコンセント折り畳みが可能になっています。小さなことですが、これだけで持ち運びを楽に感じる人もいるでしょう。
劇的に軽いサブディスプレイ
PC本体と別売りのサブディスプレイも今回試したところ、とにかく軽さに驚きました。まるでファイルを一冊追加で持っている程度の重さしかなく、それでいてUSB Type-Cケーブルで繋ぐだけで一瞬でサブディスプレイ環境を構築することができます。

さらに裏側にはスタンドがあるため、一台で独立して使うことができます。

デメリット・欠点
キーパッドに使いづらさあり
昔のモデルに比べてタッチパッドが広く筆者としてはこれなら別途マウスを用意して使うだろうなと思いました。
スピーカー品質は並
スピーカー品質は価格からすると物足りなく感じました。とはいえ昔のモデルに比べると、かなり良くなっているという印象も同時に受けています。ノートパソコンをビジネス用途で使うことがメインで合ったり、別途スピーカーやイヤホンに出力するなら気にならないかもしれませんが動画視聴もするという前提で考えるなら一度店頭で音を聴き比べてみても良いかもしれません。
おすすめなタイプ
デザインにこだわるユーザー
VAIOはノートパソコンの中でも唯一無二のデザインであり、それだけで購入する価値のあるモデルだと思っています。特にシニアのユーザーはVAIOに魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。限定モデルだけでなく、通常モデルも優れた意匠となっているためデザインにこだわる人は一度現物を見て頂きたいモデルと言えます。
持ち運びが多い人
軽量性が魅力ということもあり、持ち運びが多いユーザーにもおすすめです。本体インターフェイスが豊富なため、余計なハブなどを持ち運びせず、一台で完結できるというメリットも持ち合わせています。
2画面ディスプレイを使う人
今回VAIO Vision+ 14を併用してみて感じましたが、簡易的にサブディスプレイ環境を作りたい人には本当におすすめです。価格は高いですが、軽さがとにかく魅力でVAIOの軽量性とのシナジーも良いでしょう。
おすすめできないタイプ
コストパフォーマンスを最優先にする人
VAIOは意匠にコストがかかっているモデルということもあり、逆にプロセッサパフォーマンスを最大限重要視するなら、魅力には感じづらいでしょう。ただし、今回のモデルはHシリーズプロセッサを搭載していることもあり、パフォーマンスが低いということはない点は注意して下さい。
カスタマイズ・モデルの選び方
VAIOのカスタマイズモデルで重要なポイントはプロセッサ、メモリ、ストレージ、そしてモバイル通信ができるかどうかを選択する点です。一般的な使い方であればCore i5モデルで十分なので、それに合わせ予算から必要な機能を盛り込んでいくと良いでしょう。
実機レビューのまとめ

デザインにこだわる人には最高のノートパソコンです。純正で隠し刻印キーボードになっているものはまずありませんし、これにしたくてわざわざキーボードに黒のシールを貼る人もいるくらいです。
限定モデルだけでなく、他のモデルもかっこいいためぜひ検討してみてください。
2025年3月3日時点で259,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
VAIO SX14-Rに限らず、VAIO(バイオ)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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