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【PC不要】M.2 NVMe SSDを超簡単にクローンコピーする方法・手順

この記事ではセンチュリーのM.2 NVMe SSDクローン機能搭載クレードルを用いて、パソコンを使わず簡単に、M.2 SSDのクローンを作成する方法を解説します。メインパソコンのSSD不調に伴う交換やアップグレードで使えます。

今回の方法では専用のソフトウェアが必要なく、ボタンを2回押すだけで設定が完了するので初心者におすすめです。

 

目次

取り付け方を知りたい方は手順からお読みください。

本記事はM.2 NVMe SSDクローンをテーマにしていますが、当サイトでは過去にSATA接続のSSDをクローン出来るアイテムも紹介しています。M.2 SSDでない場合はこちらも便利です。ぜひ参考にしてみて下さい。

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本記事での目標

M.2 SSDをパソコンを使わずに、元のデータそっくりそのままクローンを作ります。ただし今回の方法では、同じ容量サイズ、もしくはそれよりも大きいサイズのSSDへのコピーしかできない点に注意して下さい。

またその他にもいくつかポイントがあるため、「デメリットと注意点」の項目も必ずチェックしておいてください。

 

M.2 NVMe SSDをPC不要でコピーする方法の事前に準備しておくもの

センチュリー M.2 SSDクローン機能搭載クレードル

今回のメインで働いてくれるデバイスで、パソコンを使わずにM.2 NVMeをコピーできる優れものです。なお、USB-C 3.2 Gen2が付いているため、M.2 NVMe SSDから直接データを吸い出し、書き込みも可能です。

なお、SSD取り外し用のプラスドライバーが付属しているため、追加で工具を購入する必要はありません。

 

交換用のM.2 SSD

今回はXPS8930の純正として最初から付いていたものを交換します。購入したものはこちらのSamsungのM.2 SSDです。元々256GBのSSDが付属していましたが、容量不足になりかけていたため500GBを購入しています。

 

静電気防止手袋

PCの大敵「静電気」を防止するための手袋です。安いので買っておくことをおすすめします。参考までに筆者は身長176cmで、手袋のサイズはMでぴったりでした。

 

バックアップ

何らかの不具合でデータが消えてしまう可能性は十分にあるので、必ず必要なデータはバックアップを取っておいてください。筆者は保存用に別途SSDとHDDにデータを残しています。参考までに使っているストレージを掲載しておきます。

 

M.2 NVMe SSDをPC不要でコピーする方法の具体的な手順・方法

まず、PCからM.2 NVMe SSDを外します。パソコンから取り出さない人はこの項目は無視して下さい。今回はXPS8930からM.2 SSDを取り出しています。以下がPCを開いた様子です。

 

次に取り出したM.2 NVMe SSDをセンチュリーのクローン機の本体にセットします。マザーボードに取り付ける時と同じ容量で行います。コピー元になる方は右側にセッティングします。以下の画像を見て頂くと、取り付け部の右下に「R(Source)」と書かれている方があります。こちらが元データになります。

 

コピー先のM.2 NVMe SSDをセッティングします。こちらも同じ容量です。コピー先のSSDを袋から取り出してセッティングを行います。接続部には切り欠きの方向があるので注意して下さい。

 

M.2 SSDは発熱するので、ヒートシンク兼外蓋を取り付けます。ネジはなく、はめ込みするだけです。

 

次に電源を接続し、電源ボタンを押します。すると右側の二つのボタンが点灯します。以下の画像は取付前ですが、COPYボタン横の「L」と「R」のボタンが光ります。

 

さらにコピーボタンを長押しすると、左4つのライトが点滅に変わりコピーが始まります。以下はコピー完了後の写真です。25~100%のライトがありますが、完全に終わると全てが点灯状態になります(作業中は点滅状態)。

 

今回は200GB程度のコピーを行い、20分程度で終わっています。最終的に組み付け直しをすれば完了です(以下の写真は新しいSSDで組付けを行っている様子)。デスクトップPCに取り付け直しし、セッティングしましたが、無事に何事もなく起動しました。また使ってみて問題も出ていません。

 

M.2 NVMe SSDをPC不要でコピーする方法のデメリット・注意点

コピー元とコピー先を気をつけること

本デバイスの最大の注意点はコピー元とコピー先を絶対に間違えないことです。外にディスプレイがないため、確認や警告ボタンは当然一切出ません。PCを必要とせず簡単が故に必ず注意して下さい。

 

ストレージは同容量か大きくするしかできない

センチュリーのM.2 SSDクローンデバイスはストレージを小さいものにコピーができません。SSDのコストダウンを狙っているならソフトウェアでのコピーが必要になります。

 

パーテーションはそのまま維持される

パーテーションを切っている人もいるかと思いますが、その設定はそのまま維持されます。ストレージが大きいものに移行するとバランスが悪くなるので、再設定するか、統合してコピーしてから新しいSSDで設定すると良いでしょう。

 

M.2 NVMe SSDをPC不要でコピーする方法まとめ

センチュリーのM.2 NVMe SSDデバイスを使えば、非常に簡単にコピーを行うことができます。しかもM.2 SSDの読み書き性能が良いこともあって、200GBでも20分程度で終わります。

本体価格は高めですが、一度買ってしまえば、今後のPCアップグレードの際に役立ちますし、M.2 SSDをUSB経由で読み出すこともできるようになるのでおすすめです。ぜひ試してみて下さい。