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キーボードをおしゃれにカスタマイズする方法のうちの一つに、アクリルレジンなどで作られたアルチザンキートップがあります。アルチザン製品は面白いですが、軸が東プレ軸には対応していないケースがほとんど。
しかし、Cherry MX軸に変換するプランジャーを用いることでアルチザンキートップへの変更が可能になります。
この記事では実際にリアルフォースを分解・改造してアルチザンキートップを取り付ける方法について、写真付きで手順を解説しています。
本記事での目標
REALFORCEキーボードのプランジャーをアルチザンキーボードに取り付けられるようにするため、Cherry MX用のプランジャーに取り替えます。以下はそれぞれを比較したものです。まずこちらが純正のREALFORCEのプランジャー。

こちら今回取り付けるCherry MX軸のプランジャーです。センターに十字の切れ込みが入っていることが特徴です。

色が違い過ぎて比べ辛いですが、並べて撮影しました。

今回はAmazonで購入しています。商品ページは以下の通りです。
具体的な手順・方法
まず交換予定のキーのみFILCOのキーキャップ外しで取り外しておきます(後から取り外すのは大変です)。全体を取り外す必要はなく、目的のキーのみ引き抜いて下さい。ワイヤーをひっかけて真上に引っ張るだけで抜けます。

裏側の爪を4箇所外します。道具を使わなくても、手の爪を入れれば簡単に外れます。

爪部分を拡大した様子です。

実際に外した様子です。この時点で、基盤は本体に固定されていないので注意してください(反対にすると落ちてきます)。以下は掃除のため、メインキーボードのキートップも外していますが実際は外す必要はありません。

次に右上のコネクタとネジを外します。

裏側はこのようになっています。その後、裏側のネジを外します。白矢印がかかれたところと、シルバーのネジを外します。

外すとプランジャー側と基板側(ラバー)に分かれます。ラバーは固定されておらず、簡単に剥がれてしまうので、触らないようにしてください。

プランジャー側を面に向け、コインでプランジャーを押し出します。この際、少し力がいりますが、グッと押し込むだけで外れます。以下は既に外していますが、切り欠きに合わせて押し込むだけで大丈夫です。

外れたところにCherry MXプランジャーを交換します。今回利用したプランジャーは爪がないため、簡単に外れてしまうので注意してください(取り付け後外れることはありません)。

ここまでで完成です。逆の手順で組み付けていきます。最後に組み付けるとCherry MXプランジャーはこのようになります。

アルチザンキーキャップを押し込み、取り付けて終了です。

デメリット・注意点
打鍵感が変わる
最初からついている東プレ軸とサードパーティのCherry MXプランジャーの精度が全く違うため、打っていて軸の横揺れを感じます。REALFORCEの打鍵感の良さが失われることになるので、必要のないキーのみ入れ替えておくと良いでしょう。
高さが変わる
Cherry MXプランジャーもアルチザンキーボードもREALFORCE用に最適化されたものではないため、高さが変わります。同じキー高さにするためにはどちらかを削るなりして調整が必要だと感じました。
まとめ
REALFOCEのアルチザンキーキャップ変更は面倒で手間がかかりますが、改造して付けてみると愛着が湧きます。
REALFORCE自体は高級なので改造する勇気が要りますし、おそらく保証の対象外になりますが、キーボードをお洒落にしたい人は試してみてください。。
参考にした記事
REALFORCE全体の分解については以下の記事を参考にしました。
HHKBでCherryMX軸に変更して、アルチザンキーキャップを取り付ける方法は以下のサイトにて公開されています。