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Prestige 14 A11シリーズ(2021年モデル)の実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ

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レビュー・評価の概要

軽量でパフォーマンスの高いPC

Prestige 14 A11は1.29kgの軽量な本体でありながら、ハイエンドなCore i7-1185G7とdGPUを搭載したパフォーマンスを出せるPC。ディスプレイの色域も広く、クリエイティブでもしっかりと使えるモデルになっています。

本検証の結果、それらのメリットの他にキーボードとタッチパッドの使いやすさの点でも高評価で、外出先でも生産性を上げることができると結論付けています。

なお今回はエディオン限定モデルで、Microsoft Office Home&Business 2021付属かつ、Windows 11 Home搭載のノートパソコン「Prestige-14-A11SB630JP」をレビューしています(他モデルはWindows10)。

当サイトの評価

総合満足度
 (4)
発売年度2021年
プロセッサCore i7-1185G7
Core i7-1195G7
RAM16~32GB
ストレージ512GB~1TB
画面サイズ14インチ
GPUGeForce MX450
GeForce GTX1650 Max-Q デザイン
GeForce GTX1650Ti Max-Qデザイン
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1265g
Cinebench R202152pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

Prestige 14 A11シリーズ(2021年モデル)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

ここではPrestige 14(2021年モデル)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

薄型コンパクトなノートパソコン

Prestige 14 A11シリーズは公式サイトでもアピールされている通り、本体重量1.29kgの軽量性が売りのノートパソコンです。軽いだけでなく、薄く持ち運びにも便利な筐体となっています。

充電はUSB-PDとなっているため、サードパーティ製で窒化ガリウムの充電器(65W以上)を用いれば出先の荷物を減らすことも可能です。

dGPU搭載でグラフィックスにも強い

本シリーズは全てdGPU搭載モデルでGeForce MX450、GeForce GTX1650 Max-Q Design、GeForce GTX1650Ti Max-Q Designの3種類があります。薄型軽量でありながら、グラフィックスにも強いトレードオフになりがちな部分を解消したモデルになっています。

色域が広いのでクリエイティブにも

Prestige 14 A11はディスプレイが2モデル展開されており、フルHDバージョンでsRGB、4KでAdobeRGB色域をカバーしています。dGPUを搭載した強みを活かして、クリエイティブ作業できるディスプレイスペックを備えています。

本レビューモデルはエディオン限定

本モデルはいくつかラインナップがありますが、今回のモデルは中でも珍しいエディオン限定モデルです。本体の他にマウス、スリーブケースなどが付属します。詳細については外観項目で掲載します。

価格とコストパフォーマンス

Prestige 14 A11は約13万円のスタートとなっており、dGPUを搭載した薄型ノートパソコンでCore i7-1185G7、色域カバー率広めなのでかなり割安です。スペックアップすれば値段が上がるものの、それでも20万円以下がメインストリームでどの価格帯のものを買っても同クラスのPCと比較するとコストパフォーマンスに優れます。

エディオン限定モデルはハブ、スリーブケース、Microsoft Officeが付属する分高くなりますが、これらを考えても相場より高めです。互換性を気にせずまとめて買いたい人を除けば、筆者の意見としては別に買う方がよりリーズナブルになります。

Prestige 14 A11シリーズ(2021年モデル)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

スペック

今回レビューしたPrestige 14(2021年モデル)のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2021年
サイズ219×319×15.9mm
重量本体1265g
アダプタ435g
CPUCore i7-1185G7
GPUGeForce MX450
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st512GB
2nd
ディスプレイサイズ14インチ
解像度1920×1080
アスペクト比16:9
形式液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数92万画素
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.1
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ4600mAh
公称値10時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ2152
シングル540
Cinebench R23マルチ5391
シングル1481

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T11967.77981.03
SEQ1M Q1T11016.14979.97
RND4K Q32T16308.15698.38
RND4K Q1T149.16204.25

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質1645動作困難
高品質2873やや重い
軽量品質4286普通
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

PC温度測定

平常時とCinebenchR23(multi)で10分負荷をかけた後にFLIR One Proのサーマルカメラを用いて温度測定を行いました。通常状態でも、本体全体がほんのり暖かくなるのを感じます。ベンチマークを行うと温度は上昇し、左パームレスト部分が特に温度が上がる様子が見られました。

通常時

CinebenchR23(10分測定後)

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]
sRGB96.2
Adobe RGB71.4

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:665.29Mbps
ポイント②:426.48Mbps
ポイント③:655.03Mbps
ポイント④:532.57Mbps
ポイント⑤:316.07Mbps
ポイント⑥:251.65Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前665.29458.197
ポイント②426.48314.598
ポイント③655.03420.727
ポイント④532.57407.116
ポイント⑤316.07263.087
ポイント⑥251.65193.38

通信スピードテストの評価

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAUKEY PA-B7

外観

今回レビューしたカラーは「カーボングレイ」です。天板はマット加工されており、MSIロゴのみ光沢となっています。またエッジはブルーに処理されたダイヤモンド加工が施されています。

背面です。ゴム足が前後にあり、通気口はインクを垂らしたような特徴的なパンチング加工となっています。スピーカーはパームレストに2つ設置されています。

開いた様子です。狭ベゼルで野暮ったさがなく、非常にかっこいい外観です。インカメラはIRカメラを搭載し、Windows helloに対応しています。カメラ部分は黒色になっており目立たない点も利点と言えるでしょう。

Prestige 14 A11は180°まで開けることができる仕様です。

上部ベゼルは約8.5mm、左右ベゼルは約5mmとなっています。

下部ベゼルは実測としては約28mmですが、リフトヒンジになっている都合上、下部はキーボードに隠れるため実質は18mm程度しか見えません。

キーボード全体です。一部キーが接続するタイプになっています。また、エンターキー横にDELETEをはじめとしたキーが配置されています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.61mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.5mmとなっています。キーの打ち心地は上質。静音性も高く、外出先で利用しても自分だけでなく、周りの人も不満に思うことは少ないでしょう。

タッチパッド幅を計測したところ、140mmとなりました。MSIのノートパソコンはタッチパッドが広い機種が多く、Prestige 14 A11シリーズもその一つ。広くて使いやすいタッチパッドに加えて、サラサラの触感、そして静かなクリック感と満足度は非常に高いです。

本体右側にはUSB Type-A、microSDスロット、ヘッドフォンジャックがあります。

本体左側にはThunderboltポートが2つあります。横から見てわかるようにリフトされるため、タイピングの生産性向上、排熱の点で有利と言えます。

スピーカーは背面のパームレスト部のみ。音質はノートパソコンとしては良いですが、低音はあまり出ていません。

本体の重量を測定したところ、1265gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1700gとなりました。充電器単体では435gとなります。

付属品のPCスリーブケースです。外にもポケットがいくつか付いたタイプです。衝撃吸収が十分できる厚みがあります。

こちらは付属するハブで端子はUSB Type-Cとなっています。

反対側です。

フルサイズの有線イーサネットコネクタもあります。

メリット・魅力

軽くて色域が広いPCはそれだけで価値がある

MSIだけでなく全メーカーで見ても、「色域が広い」+「軽量」というパソコンは数があまりありません。さらに本PCの場合はそこにdGPUという魅力が加わっています。この3拍子だけでも選ぶ価値があるにも関わらず、13万円台から買えるのは超コストパフォーマンスが高いと言えます。

タッチパッドとキーボードの質感が秀逸

PCを買う際にスペックを気にする人は多いと思いますが、ノートパソコンの場合それよりも「キーボードの打ちやすさ」と「タッチパッドの使い易さ」はもっと重要視すべきと考えています。そういった観点でPresitige 14 A11は秀逸。筆者の個人的な意見としては最高クラス評価です。

マシンパワーが高く省エネルギープロセッサとしては最高レベル

ベンチマークの検証結果からCinebench R20のマルチスコアが2100ptsを超えており、第11世代のモバイルプロセッサとしては最高クラスの性能が出ています。さらにdGPUでグラフィックスパワーがサポートされているので、本格的な作業でない限りは十分事足りるでしょう。

エディオン限定モデルは付属品が豊富

今回レビューしているエディオン限定モデルはGeForce MX450モデルしか選べない代わりに、いくつかのアクセサリーが付属します。最初にまとめて買っておきたい人におすすめです。

サイレントモードでは無音にできる

Prestige 14 A11ではソフトウェア上からパフォーマンスを変更できます。このサイレントモードが秀逸でCinebench R23などのベンチマークを回してもファンが回りません。dGPUモード搭載PCはファン音が大きいことが多い欠点をソフトウェア上で解決しています。

デメリット・欠点

エディオン限定モデルはGeForce MX450

今回のレビュー品に限った話ですが、エディオン専用モデルはGeForce MX450しか選ぶことができません。dGPUをグレードアップさせたい場合や4Kディスプレイを選びたい場合は他のショップで買う必要があります。

本モデルは価格が高め

エディオン限定モデルはオプション品が付くため、その分価格が高くなっています。アイテムを自分で選べるなら、そちらの方がトータルコストを抑えることもできます。

Type-Cポートは左のみ

Prestige 14 A11はUSB Type-Cのポートが左側のみとなっています。そのため充電やディスプレイ出力が左側からのみとなっているので、人によっては取り回しで不便に思うこともあるかも知れません。

おすすめなタイプ

筐体デザインを重視する人

Prestige 14 A11は本体が薄型コンパクト、かつエッジがダイヤモンドカットされており非常にカッコ良いです。またデザインだけでなく、スペックも優れており文句なしと言えるでしょう。

外出先でタイピングが多い人

メリットでも書いたようにこのパソコンは筆者が使ってきた中でもトップクラスのキー入力性とタッチパッドの質感となっています。外出先でタイピングが多い人にはぜひ手に取ってもらいたいモデルと言えるでしょう。

色に関わる仕事をしつつ外出が多い人

本PCはディスプレイの色域が広いことが魅力であり、それでありながら持ち運びしやすいメリットも持ちます。デザイン関係の仕事をしていて営業で外回りが多い人やコワーキングで持ち運びする人が使いやすいパソコンと言えるでしょう。

おすすめできないタイプ

価格を重視する人(本モデルに限る)

今回レビューしたエディオン限定モデルはオプションが付いている分、割高です。外に持ち出さない人はスリーブケースは入りませんし、ハブも人によっては必要ないはず。

コストパフォーマンスが劣ってしまうため、通常モデルとの価格差、そして汎用のハブやスリーブケースと比較しつつ本当に必要かどうか考えてみると良いでしょう。

カスタマイズ・モデルの選び方

本モデルはBTOカスタマイズはありませんが、dGPUのグレードをはじめいくつかのスペックパターンがあります。実勢価格で比較するとGeForce MX450モデルとGT1650Ti Max-Q Designのモデルと価格差があまりありません。

そのため、上位に当たる1650を選ぶ方が良いでしょう。また、フルHDと4Kディスプレイモデルがありますが、基本的にフルHD、色域を重視したいなら4Kモデルを選択する方が良いと感じます。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

Prestige 14 A11は見た目に優れるだけでなく、パフォーマンスや手に触れる部分の上質感も優れたノートパソコン。

今回レビューしたエディオン製の他にも、付属品のないバージョンがありそちらなら、より低価格で手に入るのでぜひ検討してみて下さい。

Prestige 14 A11シリーズ(2021年モデル)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

安く買う方法・コツ

Prestige 14(2021年モデル)に限らず、MSIのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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