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レビュー・評価の概要
Android One S8は京セラから販売されているエントリー向けのスマートフォン。格安スマホらしい低価格帯でありながら、メモリが4GBと多いなどエントリープラスαのスペック構成となっていて余裕を持たせたモデルになっています。
本体背面がスマートフォンでは珍しい質感になっており、指紋がつかず、かつ質感が良いためケース無しで使いたい人におすすめ。ケースを付けなければその分、薄く、軽くなり持ち運びを楽にすることができます。
ただし、Wi-Fiが弱かったり、カメラの連射性能が低いなどの点で弱点もあるのでデメリットをよくご確認ください。
発売年度 | 2020年 |
プロセッサ | MediaTek Helio P65 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
画面サイズ | 6.26インチ |
重量 | 167g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
この記事はY!mobile公式サイトよりAndroid One S8を購入した上で執筆しています。
特徴
ここではAndroid One S8の一般的な特徴について解説しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。
エントリー+αな構成の一台
Android One S8はスペック面で見た時に非常にスタンダードな構成。プロセッサにはMediaTekが使われている点が他の多くの格安スマホとは異なりますが、メモリは4GBとなっており一般的な国産スマートフォンを比べると少し大きくなり、余裕を持たせています(国内格安モデルは3GBメモリが多い)。
デザインの優れたスマートフォン
Android One S8では背面にザラザラ感のある珍しい質感の素材を採用しています。海外製のスマートフォンではここがプラスチックでデザインが光沢で安っぽかったりしますが、このAndroid One S8ではそういったことはなく、特殊な質感ゆえに高級感を増しています。
価格とコストパフォーマンス
Android One S8はコストパフォーマンス的には微妙です。価格は安く手に入れやすい側面はあるものの、同ランクに位置するAQUOS sense4 basicの出来が優れており、かつ安いからです。
スペック的にはAQUOS sense4 basicの方が劣りますが、ソフトウェアの問題なのかAQUOSの方がサクサク動きます。もしコストパフォーマンスを求めるなら、より安いAQUOS sense4 basicも合わせて検討する方が良いでしょう。
スペック
今回レビューしたAndroid One S8のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2020年 | |
サイズ | 162×76×8.7mm | |
重量 | 169g | |
プロセッサ | MediaTek Helio P65 | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
ディスプレイ | サイズ | 6.26インチ |
解像度 | 2280×1080 | |
アスペクト比 | 19:9 | |
形式 | TFT液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
bluetooth | Ver5.1 | |
コネクタ | USB Type-C | |
おサイフケータイ | 〇 | |
防水 | IPX5,IPX8 | |
OS | – | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
バッテリー | サイズ | 4100mAh |
リバースチャージ | × | |
ワイヤレスチャージ | × |
外観
背面です。今回購入したのはペールブルーで、ミントっぽい色合いが特徴です。表面はマット仕上げになっており、サラサラとした質感になっています。

表面です。TFT液晶でディスプレイは綺麗です。格安モデルということもあってかベゼル幅は広め。特に下部が大きく気になります。

上側です。ヘッドフォンジャックを備えています。

下部にはUSB-Cポートが有ります。

本体右側です。音量ボタン、電源ボタン、Googleアシスタントボタンを備えています。アシスタントボタンのみバイカラーとなっています。

本体左側です。SIMスロットを搭載しています。

実際に手に持って見た様子です。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 341 |
マルチ | 1231 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING | ジッター |
単位 | Mbps | Mbps | ms | ms |
ルーター前 | 39.7 | 26 | 5 | 14 |
ポイント② | 22.3 | 1.12 | 6 | 6 |
ポイント③ | 33.9 | 13.9 | 5 | 30 |
ポイント④ | 27.4 | 3.08 | 5 | 26 |
ポイント⑤ | 33 | 5.67 | 6 | 6 |
ポイント⑥ | 12.2 | 2.47 | 7 | 128 |
通信スピードテストの評価
最長距離に置いても100Mbpsを超える結果が出ており十分なパフォーマンスが確保されています。
カメラのテスト
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 1600万画素 | 公式記載なし | – |
②超広角 | 800万画素 | 公式記載なし | – |
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 800万画素 | 公式記載なし | – |
撮影作例
作例を掲載しています。0.5倍では暗いですがその他は比較的綺麗です。
0.5倍

1倍

2倍

4倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。
明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。マクロカメラがないこともありますが、全く寄れません。
注意書きを撮影

50に合わせて撮影

前後でピントを調整し撮影しました。ボケ味はかなり弱い印象です。
前の花にピント

後ろの花にピント

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。夜景は比較的輪郭をしっかりと捉えていますが若干ノイジーです。
1個

4個

8個

12個

メリット・魅力
軽くて大画面
Android One S8を持ってみるとわかりますが、大画面にもかかわらず持ちやすくなっています。6インチを超える大画面モデルは重くなり、長時間見ることが厳しいことも多いので、嬉しいメリットと言えるでしょう。
ケースなしで持ちやすい一台
Android One S8は傷が付くことを気にしなければ、ケース無しで運用して欲しいモデルと言えます。背面はザラザラとした質感のプラスチックになっており、指紋が付きません。またその質感自体もおしゃれです。ケースを付けないことで軽く使えるなどのメリットも大きいので、ケース無し運用をしたい人に検討して欲しいモデルです。
低価格帯ながら基本をしっかり抑えている
Android One S8は低価格帯スマートフォンですが、防塵・防水、おサイフケータイといった基本をしっかりと抑えています。
デメリット・欠点
スペックは低め
サクサクと使えることに間違いはありませんが、昨今のスマートフォンのトレンドから考えるとスペック、ベンチマーク結果は低めです。ただし、低価格帯で限って言えば、むしろスペックは高めの部類に入ることは覚えておきましょう。
バッテリー面で少し不利
Android One S8はワイモバイルの専売モデルですが、同時期に発売されたモデルとしてAQUOS sense4 liteという存在があります。このモデルはIGZO搭載、大バッテリーとなっているため相対的に不利になります。
指紋認証がない
Android One S8には指紋認証がありません。顔認証だけなので注意して下さい。
カメラの連写性能が低い
実用性の面で最も気になったのがカメラの性能。画質は価格なりなので気になりませんが、それよりも保存のスピードが遅いことが気になりました。こういったところでプロセッサの弱さが出ているようです。
Wi-Fiの通信速度が遅い
ベンチマーク結果の通り、Wi-Fiの通信速度がかなり遅めになっています。4LDK環境以上ではスマホ側の問題でうまく通信できない可能性もあるので、注意してください。
おすすめなタイプ
ケース無しで運用したい人(軽い方が良い人)
Android One S8を実際に触ってみて感じた最大のメリットはやはりケース無しで運用できる背面素材と指紋がつかない質感と言えます。光沢プラスチックでは指紋が付くことを避けるためにケースを付けたりするので、余計なコストをかけたくない人や軽さを最重要視したい人には向いているといえます。
スタンダードなスマホが欲しい人
Android One S8は格安スマホに位置されるモデルですが、年々このクラスはレベルが上がっているためスタンダードモデルとなりつつあります。電話、LINE、メールなどがメインの人には良い候補となるでしょう。
動画をよく見る人
Android one S8はディスプレイサイズが大きい割に、軽いため動画を長時間見る人におすすめです。ヘッドフォンジャックも備えているため、有線イヤホンで楽しむことも可能です。
おすすめできないタイプ
ハイスペックなスマホが欲しい人
Android One S8は価格帯から見て、スペックはどうしても低くなってしまいます。ハイスペックなスマホが欲しい人はワイモバイルではiPhoneがあるのでそちらを選ぶ方が良いでしょう。
カメラの撮影スピードを重視する人
カメラを多用する人はAndroid One S8を避けた方が無難です。デメリットでも書いた通り、連写スピードが遅いのでシャッターチャンスを逃す恐れがあります。
コスパを求める人
さらに安くて使い勝手の良いスマートフォンを求めている場合は、同じY!mobileのAQUOS sense4 Basicがおすすめです。スペックは劣りますが、うまくまとめられており快適性は上です。
実機レビューのまとめ

Android One S8は格安スマホながら基本をしっかりと抑えておりスタンダードに使える一台です。特に4GBとメモリ量が多く、他の国産格安スマホと比べると余裕があります。
3Dゲームなどスマホをハードに使う人は除き、一般的な用途(電話、ライン、ネットサーフィン、YouTube)などであれば、これで十分と言えるモデルです。特に本体が大画面で軽いので映像を楽しむ人にとってはメリットが大きいでしょう。