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レビュー・評価の概要
AQUOS sense4 basicはワイモバイルの専売モデルで廉価版に位置しており、筆者が購入したときは1万5000円台と安く購入することができたモデルです(割引適用有)。
価格はかなり安いですが、プロセッサや生体認証など高い実用性と、4750mAhと大きなバッテリー、そしてIGZO液晶による低電力性を持ち合わせています。そのため、ゲームをしないユーザーにとっては、ラインナップのなかでも特におすすめしたいモデルとなっています。
発売年度 | 2020年 |
プロセッサ | Snapdragon720G |
RAM | 3GB |
ストレージ | 64GB |
画面サイズ | 5.8インチ |
重量 | 176g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
この項目ではAQUOS sense4 basicの特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。
大容量バッテリー
AQUOS sene4 basicで最も注目したいのは4750mAhの大容量バッテリーです。画面サイズ5インチクラスで、ここまで大きなものは珍しい上、IGZO液晶搭載でバッテリーの大きさをさらに活かすことができます。長時間スマホを充電しないユーザーにとって魅力的な端末となっています。
スペックの割に低価格で魅力
筆者は一括で15,768円で購入しており、かなり低価格です。プロセッサはSnapdragon720Gの新しいミドルレンジSoCを搭載しているため、動作は滑らか。3Dゲームをするなら厳しいですが、日常使いのユーザーなら価格に対する満足度がとても高くなるモデルです。
日本で必要な基本機能は全て搭載
5万円以下で購入できるスマートフォンのほとんどが海外で販売されるモデルになっているため、Felicaや防水に対応していないケースがありますが、AQUOSはSHARPが作っているため日本で必要な機能はほぼ全て搭載しています。大手キャリアモデルからの乗り換えにぴったりです。
質感が大幅にアップ
AQUOS senseシリーズはこれまでプラスチック筐体のデザインを採用してきましたが、AQUOS sense4シリーズになり金属筐体となりました。
本体を触った時に冷やりとした質感が伝わり、1万円台で購入可能なモデルとは思えなくなっています。
価格とコストパフォーマンス
AQUOS sense4 basicを筆者は15,768円で購入しており、スペックを考えれば非常にコストパフォーマンスに優れたスマートフォンです。しかも、過去モデルの型落ち品と比較しても価格差がほぼないため、最新モデルを購入するべき端末と言えます。
スペック
今回レビューしたAQUOS sense4 basicのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2020年 | |
サイズ | 148×71×8.9mm | |
重量 | 176g | |
プロセッサ | Snapdragon720G | |
メモリ(RAM) | 3GB | |
ストレージ | 64GB | |
ディスプレイ | サイズ | 148×71×8.9mm |
解像度 | 2280×1080 | |
アスペクト比 | 19:9 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
bluetooth | Ver5.1 | |
コネクタ | USB Type-C | |
おサイフケータイ | 〇 | |
防水 | IPX5/IPX8 | |
OS | Android11 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
バッテリー | サイズ | 4570mAh |
リバースチャージ | × | |
ワイヤレスチャージ | × |
外観
今回購入したモデルはシルバーです。金属筐体になっているため安っぽさはありません。

背面カメラです。比較的カメラバンプが高くなっています。周辺が銀メッキされており、高級感があります。内部にはFelicaも搭載されています。

表面です。AQUOS senseシリーズでよく見られる上部カメラのみ切り抜いたノッチ型になっています。ベゼルは広めです。

横側ベゼルはあまり気になりませんが、下側ベゼルが大きい点が気になります。

上部にはヘッドフォンジャックがあります。

下部にはUSB-C、およびスピーカーがあります。

右側には上側から音量ボタン、Googleアシスタントボタン、電源ボタンがあります。

左側にはSIMスロットがあります。

SIMスロットを取り出した様子です。

実際に手を持った様子は以下の通りです。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 570 |
マルチ | 1731 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
AQUOS sense4 basicの通信環境テストをアプリOoklaを用いて行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6プラス非対応)でWi-FiにはWi-Fi6対応のArcher A10 Proを用いています(クリックで拡大します)。
PINGが一桁台となっており、レスポンスが良くなっています。ただし、最長距離である部屋2ではジッターが長くなる結果となっています。
1階部分

2階部分

カメラのテスト
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 1220万画素 | 2.0 | – |
②超広角 | 800万画素 | 2.4 | – |
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 800万画素 | 2.0 | – |
撮影作例
作例を掲載しています。
1倍

2倍

5倍

10倍

12倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。
明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。
注意書きを撮影

50に合わせて撮影

前後でピントを調整し撮影しました。
前の花にピント

後ろの花にピント

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。
1個

4個

8個

12個

メリット・魅力
軽さと大容量を両立
AQUOS sense4 basicの魅力は何といっても大容量なバッテリー、そして176gと軽い本体です。AQUOS sense3では4000mAhだったため、大幅にバッテリー容量が向上しています。
Snapdragon720Gがとにかく魅力
AQUOS senseシリーズは過去から一世代前のプロセッサを採用することが多かったですが、今回からほぼ最新のプロセッサを使うようになっています。そのため、動作が他のミドルレンジと比べてほぼ同じか、それ以上に滑らかになっています。
専売モデルで割引もあり安い
AQUOS sense4 basicはワイモバイルの専売モデルとなっています。そのため、単純なSIMフリー端末とは異なり、専売モデル用の割引が適用されます(筆者の場合は7,200円でした)。そのため、amazonなどで販売されるSIMフリースマホと比較してより割安位に手に入れることが可能です。
格安モデルとは思えない質感
筆者は1万円台で手に入れていますが、この価格では考えられないほど質感が高いです。低価格スマホは背面がプラスチックで安っぽさが出るケースがほとんどですが、AQUOS sense4 basicではそういったことはありません。
デメリット・欠点
アシスタントボタンの配置が悪い
AQUOS sense4 basicでは、Googkeアシスタントボタンが配置されており、電源ボタンと近い位置にあるため間違って起動してしまう欠点があります。設定よりオフできるので、アシスタントボタンを使わない人は以下を参考にしてください。
色によってはアンテナラインが目立つ
以下はシリーズで同じ外観で黒のAQUOS sense4 liteとの比較です。

見てわかるように、シルバーはアンテナをより通すため一部が白のプラスチックカラーになっています。ケース無しで使うのであれば、黒の方が目立たないので良いでしょう。
指紋認証がない
左側は今回レビューしているAQUOS sense4 basic、右側はAQUOS sense4 liteです。指紋認証がありません。そのため、生体認証は顔だけになります。またAQUOS sense4の指紋認証シリーズにはPayトリガーがありますが、AQUOS sense4 basicの電源ボタンを軽く長押しすることでPayトリガーを起動することができます。

おすすめなタイプ
バッテリーを気にしたくない人
繰り返しになりますが、AQUOS sense4 basicの魅力は何といってもバッテリー。長時間スマホを触る人や、逆にあまり触らないからこそ充電を忘れてしまう人向けと言えるでしょう。
安くて実用性のあるスマホを探している人
ワイモバイルの端末にはなりますが、キャリアが既にワイモバ、もしくは新しく乗り換え予定の人にとっては非常に魅力的な機種です。1万円台で購入可能で、実用性も十分なモデルでコスパは非常に高いです。
かんたんモードで使いたい人
AQUOSのシリーズには標準でかんたんモードが付属しています。スマホをあまり使ったことがない、もしくは不慣れな人でも使いやすく、慣れてくれば通常モードに変更も出来るため初心者におすすめです。

おすすめできないタイプ
ゲームユーザー
Snapdragon720Gは悪くないプロセッサですが、能力とメモリ(RAM)の問題からゲームをするには物足りません。その場合はSnapdragon800番台の機種を買うようにしましょう。
たくさんのアプリを立ち上げる人
AQUOS sense4 basicはRAMが3GBと昨今のスマートフォンからすると小さめの容量になっています。そのため、アプリを多く立ち上げるユーザーにとっては不利になりやすくなります。細かくアプリを消すか、もしくはRAMの搭載量が多い上位のモデルをおすすめします。
実機レビューのまとめ

AQUOS sense4 basicはシリーズの中でも、ワイモバ専売で割引が効くモデルなので十分に買う価値のある一台です。
特に、「スマホは最低限の機能で電池が長く持って欲しい」という人にとっては最適解ともいえるほど魅力のあるモデルです。