SIMPC|シンプシー https://simpc.jp シンプシー Wed, 13 Aug 2025 11:25:42 +0000 ja hourly 1 https://simpc.jp/wp-content/uploads/2024/12/rika-icon-160x160.png SIMPC|シンプシー https://simpc.jp 32 32 Yoga Pro 7i Gen 10 Aura Editionの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ https://simpc.jp/pc/yoga-pro-7i-gen-10-aura-review/ Wed, 13 Aug 2025 11:24:58 +0000 https://simpc.jp/?p=8189

Yoga Pro 7i Gen 10はCore Ultraシリーズを搭載したAI対応のハイエンドノートパソコンです。 14インチの中でも高いプロセッサ性能を持つだけでなく、有機ELディスプレイを採用し、美しく表現力豊かに ... ]]>

レビュー・評価の概要

AIハイエンドノートPC

Yoga Pro 7i Gen 10はCore Ultraシリーズを搭載したAI対応のハイエンドノートパソコンです。

14インチの中でも高いプロセッサ性能を持つだけでなく、有機ELディスプレイを採用し、美しく表現力豊かになっていることが特徴の一台となっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (4.5)
発売年度2022年
プロセッサCore Ultra 9 285H
Core Ultra 7 255H
RAM32GB
ストレージ1TB
画面サイズ14インチ
GPU内蔵グラフィックス
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1540g

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10 Aura Editionの商品情報

2025年8月13日時点で189,860円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

プロセッサ

AI対応のCore Ultraプロセッサ

本モデルではCore Ultraシリーズプロセッサが搭載されており、AIに対応しつつ非常に高いパフォーマンスを持つラインナップとなっています。最廉価モデルであってもCore 7からとなっているため、ほとんどの人が十分以上に満足できる性能を持ちます。

圧倒的な美しさの有機ELディスプレイ

プロセッサ以上に注目しておきたいポイントがディスプレイ。なんと有機EL、120Hz、タッチパネル対応とノートパソコンとしては必要なものをほぼ全部入りで備えていると言っても過言ではありません。

細かな配慮まで行き届いたソフトウェア

本モデルではいくつかのモードを搭載しており、バッテリーのパフォーマンスの最適化やバーチャル会議中の背景ぼかし、本人以外が画面をのぞき込んでもプライバシーを保護するためにアラートを出したり、画面をぼかす機能があります。

またスマートフォンとのワンタッチでの連携性も魅力となっています。

価格とコストパフォーマンス

ハイエンドに属するノートパソコンということもあり、価格は約20万円からとなっています。しかしながら、最廉価モデルでもCore Ultra7であることやディスプレイ性能、そしてソフトウェアの機能を考えるとこれでも安いくらいと考えていても良いくらいでしょう。

Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10 Aura Editionの商品情報

2025年8月13日時点で189,860円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたSampleのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2025年
サイズ325x228x16.9mm
重量本体1540g
アダプタ390g
CPUCore Ultra 9 285H
GPUIntel Arc 140T GPU
メモリ(RAM)32GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ14.0インチ
解像度1920×1200
アスペクト比16:10
形式有機EL
リフレッシュレート120Hz
フロントカメラ画素数500万画素
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-FiWi-Fi7対応
bluetooth記載なし
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ84Whr
公称値公式記載なし

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T16949.245794.26
SEQ1M Q1T13187.213252.93
RND4K Q32T161251.07535.17
RND4K Q1T166.67129.43

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20WPowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
65WAnker Nano II 65W

外観

天板はシンプルにLenovoのロゴのみになっています。Yogaシリーズではあるものの、メーカーロゴになっているものは珍しいです。

背面は細かなパンチングホールとなっています。

キーボード全体です。ハイエンドモデルにも関わらず独立キーでない点は残念です。

キーピッチは18.8mm、キーストロークは1.7mmとなっています。

タッチパッド幅は135mmとかなり大きくなっています。

本体右側にはUSB Type-Aポートを2つ備えています。

本体左側にはフルサイズHDMIポート、Thuderbolt4ポート、SDカードスロットを備えます。

本体質量は1540gです。

電源アダプタを含めた質量は1930gです。

メリット・魅力

高次元でまとまったノートパソコン

実際に触ってみて非常に高い次元でまとまった一台と感じました。プロセッサの性能が高いことはもちろん、快適に使うためのディスプレイをはじめ、不満に思うところがほぼありません。

ハイエンドノートパソコンならではの性能の高さからくる快適さに所有欲を満たしてくれるモデルと言えるでしょう。

十分以上のインターフェース

筆者として評価の高かったポイントの一つがインターフェイスです。昨今14インチノートパソコンはインターフェイスが少なくなる傾向がありますが、本モデルはThunderbolt4、HDMI、USB Type-Aまで搭載しています。

USB Type-Cコネクタで統一する方が見た目の格好良さはあるものの、買い替えに伴う支出がどうしても大きくなってしまう欠点を克服していると感じました。

スピーカー性能が高い

Windowsノートパソコンでよく感じる音の貧弱さがこのパソコンでは全く感じず、ノートパソコンとしてはむしろ上質に感じました。外部にスピーカーを置かなくても十分に楽しむことができます。

デメリット・欠点

14インチとしては重め

本体質量が1500gを超えており、14インチパソコンとしては正直なところかなり重い部類に入ります。本体に入っている機能を考えれば納得はいくものの、実際に持ち運びはつらく感じるでしょう。

カメラの画素が低い

スペック上の唯一の欠点は珍しく500万画素のカメラであることです。廉価モデルのノートパソコンであっても720万画素を搭載していることが多いため、弱点と言えるでしょう。カメラの映りに納得がいかないばあいは外部カメラを用意する必要があるかもしれません。

おすすめなタイプ

一台で完結させたいユーザー

本モデルのメリットは「高い性能、ディスプレイ、インターフェイスの豊富さ」です。これらの長所は一台でパソコン上の作業を完結させたい人にとっては、とても魅力的に映るでしょう。

おすすめできないタイプ

持ち運びが多いユーザー

デメリットでも述べた通り、本体質量が重いため残念ながら持ち運びには向かないと感じました。もし持ち運びを前提とするのであれば、1.1kg以下のモデルを推奨します。

カスタマイズ・モデルの選び方

本モデルにはプロセッサ違いで2つラインナップがありますが、基本的にはCore Ultra 7のモデルでもパフォーマンスは十分あります。ただし価格差が思ったよりもないため、予算に余裕があるなら最高グレードを選んでおいても良いでしょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

10~20万円で買える14インチノートパソコンの中で、本体性能が高く、なおかつインターフェイスまでほぼ全て備えるモデルというのはほとんどありません。

余計な備品を買わずに一台で完結できるような環境を作りたい人にとってはとてもマッチする一台と言えるでしょう。

Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10 Aura Editionの商品情報

2025年8月13日時点で189,860円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10 Aura Editionに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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LOQ Essential Gen 9の実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ https://simpc.jp/pc/loq-essential-gen-9-review/ Wed, 13 Aug 2025 08:27:46 +0000 https://simpc.jp/?p=7850

LOQ Essential Gen9は外部GPUを搭載したゲーミングノートパソコンでありながら、10万円以下から購入可能なエントリーモデルとなっています。 高フレームレートまでは必要としないレベルであったり、グラフィック ... ]]>

レビュー・評価の概要

リーズナブルなエントリー機

LOQ Essential Gen9は外部GPUを搭載したゲーミングノートパソコンでありながら、10万円以下から購入可能なエントリーモデルとなっています。

高フレームレートまでは必要としないレベルであったり、グラフィックを必要とする用途で使える一台になっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (3.5)
発売年度2025年
プロセッサCore i5-12450HX
Core i7-12650HX
RAM16GB
ストレージ512GB~1TB
画面サイズ15.6インチ
GPUGeForce RTX4050
GeForce RTX3050
モバイル通信非対応
重量1845g

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

Lenovo LOQ Essential Gen 9の商品情報

2025年8月13日時点で99,588円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

intel Hシリーズプロセッサを搭載

本モデルのプロセッサにはIntel Hシリーズのプロセッサが搭載されており、一般用途で使うなら十分以上のパフォーマンスを有しています。

外部GPUを搭載

外部GPUとしてはRTX3050、もしくは4050を搭載しています。ゲーミングパソコンとしてはエントリーレベルとなっています。

一般ノートと変わらないレベルの価格帯

一番の特徴は一般的なノートパソコンと変わらないレベルの価格帯であることです。Hシリーズのプロセッサと外部GPUを搭載して10万円以下から購入できるのはなかなかありません。

価格とコストパフォーマンス

LOQ Essential Gen9はとにかく価格が安くなっています。ただし、注意して欲しいポイントとしてのちにデメリットでも後述していますが、外部GPUとしてはさほどパフォーマンスが高いものではありません。

高いパフォーマンスを必要とするゲームをしたい場合は結果的にコストパフォーマンスが低くなってしまうので気をつけて下さい。

Lenovo LOQ Essential Gen 9の商品情報

2025年8月13日時点で99,588円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたLenovo LOQ Essential Gen 9のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2022年
サイズ359.3×235×22.95mm
重量本体1845g
アダプタ485g
CPUCore i5-12450HX
GPUGeForce RTX 3050
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st512GB
2nd
ディスプレイサイズ15.6インチ
解像度1920×1080
アスペクト比16:9
形式IPS液晶
リフレッシュレート144Hz
フロントカメラ画素数720p
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.2
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ57Whr
JEITA3.0 公称値約9.6時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

外観

天板はLOQのロゴのみとなっており、非常にシンプルなデザインです。

背面は縦型のスリットが設けられています。ゲーミングパソコンとしては少なめとなっています。

キーボード全体です。一部キーは接合していますが、キー配置にクセはなく打ちやすい印象です。ただし、ゲーミングPCとして考えると浅めの打鍵感になっている点は気になります。

キーピッチは19.0mm、キーストロークは1.1mmです。

タッチパッド幅は105mmとなっています。

本体右側にはUSB Type-Aポートとメディアリーダーを備えます。

本体左側には電源ポート、フルサイズイーサネットコネクタ、HDMIポート、USB Type-A、USB Type-C、ヘッドフォンジャックを備えます。

本体質量は1845gとなっています。

充電コネクタを含む総重量は2330gです。

メリット・魅力

とにかく安い価格

外部GPU搭載のノートパソコンが10万円以下で買えるものはかなり少なくなってきたこともあり、ある意味珍しいモデルといえます。まずパソコンでゲームを試してみたい人向けと言えます。

プロセッサのレベルも十分

外部GPUのパフォーマンスは弱めではあるものの、プロセッサのパフォーマンスとしては高く、一般用途で困ることはないレベルです。

デメリット・欠点

グラフィックス性能には限り

何度か書いていますが、外部GPUのグレードは低めのものになるためゲームを中心に運用はあまりお勧めできません。軽いゲームや一般用途プラスアルファでグラフィックス用途に使うレベルのみと言えるでしょう。

プロセッサのバージョンが古め

プロセッサのバージョンが古いこともあり、最新モデルに比べるともちろん劣る他、最新のAI機能が使えないことがデメリットとして挙げられます。

おすすめなタイプ

安くゲーミングパソコンを試したい

最廉価グレードでは軽めのグラフィックスボードを積んでいることもあり、ゲーミングパソコンの中ではかなり低価格から購入することができます。まず、ゲーミングノートを使ってみたいという人や軽いゲームを楽しみたい人におすすめです。

一般用途プラスアルファで使いたい

ゲーミングパソコンという範疇だけなく、一般用途にプラスして少しだけ画像や動画編集したいという人にもおすすめです。

おすすめできないタイプ

ハードにゲームをしたい人

軽めのGPUということもあり、ハードにゲームをして高フレームレートを求めるような人には残念ながらおすすめはできません。その場合、予算を上げるかデスクトップPCにして対応するようにした方が良いでしょう。

カスタマイズ・モデルの選び方

本モデルの特徴として、RTX3050もしくはRTX4050がメインになっているためハードなゲームには向きません。その上で上位モデルを購入してもプロセッサのパフォーマンスが上がるだけなので、それであれば別のよりグラフィックス性能が高いモデルを選択する方が良いと感じます。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

2025年時点ではプロセッサに古さはあるものの、軽めのゲーミングを行うのであれば十分使えるレベルです。性能よりもゲーミングPCを試してみたい人向けのモデルと言えるでしょう。

Lenovo LOQ Essential Gen 9の商品情報

2025年8月13日時点で99,588円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

Lenovo LOQ Essential Gen 9に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの実機レビュー https://simpc.jp/pc/thinkpad-x9-15-gen-1-aura-edition-review/ Wed, 11 Jun 2025 09:16:44 +0000 https://simpc.jp/?p=7684

本モデルはこれまでの15インチノートパソコンが持っていたパワフルさに加えて、軽量性とデザイン性の両方を兼ね備えたPCになっています。 家庭用の据え置きで使うこと前提であれば、これさえあれば十分といったレベルに仕上がってい ... ]]>

レビュー・評価の概要

魅力にあふれた15インチ

本モデルはこれまでの15インチノートパソコンが持っていたパワフルさに加えて、軽量性とデザイン性の両方を兼ね備えたPCになっています。

家庭用の据え置きで使うこと前提であれば、これさえあれば十分といったレベルに仕上がっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (5)
発売年度2025年
プロセッサCore Ultra 7 vPro
Core Ultra 7
Core Ultra 5 vPro
Core Ultra 5
RAM16~32GB
ストレージ256GB~2TB
画面サイズ15インチ
GPUintel Arc Graphics
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量約1.4kg

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの商品情報

2025年6月11日時点で196,834円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

パワーのあるプロセッサ

本モデルにはCore Ultraシリーズが採用されており、そのパフォーマンス性能の高さは折り紙付きです。内蔵Gprahicsではあるため、外部GPU搭載モデルに比べれば弱みはあるものの、ゲームなどをしないのであれば十分と言える構成です。

大きいのにスリムなデザイン

15インチノートパソコンはどのメーカーも14インチモデルに比べると厚みが増す傾向がありますが、本モデルでは比較的薄めに作られています。そのため、総合的に見てスリムさをより感じるデザインになっています。

豊富なインターフェイス

15日のノートパソコンの特徴とも言えますがこのPCも例に漏れず豊富なインターフェースを備えています。そのため1台でほぼ完結することができ新たにハブなどを買う必要がありません。

価格とコストパフォーマンス

一般的な15日ノートパソコンに比べるとエントリーモデルではないため、コスト的に割高になってしまいますがデザイン性やスリム性などを考えると充分価格に見合った値段帯になっていると感じました。

ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの商品情報

2025年6月11日時点で196,834円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2025年
サイズ339.55×228.50×6.75mm
重量本体1410g
アダプタ210g
CPUCore Ultra 5
GPUIntel Arc Gprahics
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st256GB
2nd
ディスプレイサイズ15.3インチ
解像度2880×1800
アスペクト比16:10
形式OLED
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数8MP
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-FiWi-Fi 7対応
bluetoothv5.4
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ80Whr
公称値最大27.4時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T14010.281952.03
SEQ1M Q1T11501.191397.64
RND4K Q32T16626.25312.39
RND4K Q1T138.4360.21

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20WPowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAUKEY PA-B7

外観

天板はシンプルなデザインでThinkPadのロゴが入っているのみとなっています。

背面はこれまでのモデルのイメージとは大きく異なり、黒とシルバーのツートーンとなっています。

キーボード側です。独立キーボードとなっており、打ち易さは良好です。電源ボタンが右上にあるため押し間違い懸念がある点は注意して下さい。

キーストロークは1.3mm、キーピッチは18.8mmとなっています。

タッチパッド幅は135mmとかなり広めです。

本体右側にはUSB Type-A、ジャック、Thunderbolt4ポートがあります。

本体左側にはフルサイズHDMI、Thunderbolt4ポートがあります。

本体質量は1410gです。

充電コード込みの質量は1630gとなりました。

メリット・魅力

15インチとは思えないすっきりさ

ThinkPad X19 15 Aura Editionは大きめのノートパソコンでありながら、すっきりとしたデザインが特徴です。特に手持ちしたときにその違いがわかるほど。

これまで国内で販売された最薄モデルのようなところまではいかないものの、15インチとしては一般的なイメージとは少し違う感覚になることでしょう。

本体の軽さ

15インチクラスの場合1.6kgくらいからが普通なイメージですが、本モデルは1.4kgと軽く14インチのスタンダードPCと同じくらいのイメージとなっています。大型サイズで持ち運び性も重要視する人にとっては嬉しいポイントと言えるでしょう。

優れたスピーカー性能

Windowsノートパソコンは普通スピーカー性能があまり高くないものが多いですが、このThinkPad X9 15 Gen1は明らかにスピーカー音質に優れています。

もちろん外付けのスピーカーには敵わないものの、ノートパソコンで音楽やYouTubeを楽しむ程度なら十分だと感じました。

左右のThunderboltインターフェイス

ノートパソコンのThunderboltインターフェイスは片側に限られることも多くありますが、本モデルでは両側にインターフェイスを備えています。そのため、自宅でディスプレイ拡張して使いたいユーザーにとって自由度が高くなるメリットがあります。

デメリット・欠点

持ち出しをおすすめするまでには至らない

15インチノートパソコンとしては軽めであり、バッテリー持続時間も長めではあるものの、毎日持ち出しをするような想定ではあまりおすすめできません。

価格が20万円から

性能やデザインが優れていることもあってしょうがない部分ではありますが、価格は約20万円台からとノートパソコンの中では同じくらいのスペックから考えると高めの値段帯になります。

おすすめなタイプ

一台で済ませたい人

大きめで綺麗なOLEDディスプレイ、スピーカー品質、パワーのあるプロセッサ、左右のThunderbolt4インターフェイスと一台で全てをこなし、さらに拡張性を求める人にとってはとても価値のあるノートパソコンです。

据え置きメインで使う大学生

パソコンを普段持ち歩かず、据え置きメインで使い、1か月に1、2回学校へもっていくような大学生ユーザーにはちょうど良いと感じました。

おすすめできないタイプ

持ち運びを想定している人

15インチノートパソコンの中では軽さはあるものの、やはり1.4kgの質量と15インチそのものの大きさは手間になる可能性があります。そのため、常日頃から持ち運びを想定するのであれば14インチクラスで1.2kg以下のモデルを選ぶ方が無難と感じます。

カスタマイズ・モデルの選び方

用途にもよりますが、筆者が選ぶならCore Ultra 5の512GBストレージのものを選択します。メモリ容量が32GBからスタートしているため、どれを選んでも普通の人ではパフォーマンスを持て余すと思いますが、最廉価モデルはストレージが256GBで心許ないためです。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

総合的に見て、15インチノートパソコンとしては非常に完成されたモデルと感じました。一台でほとんどのことをこなせる点、さらにデザインがこれまでのThinkPad Xシリーズの中で見ても優れていることから価格は高めであるもののお勧めしやすいモデルです。

ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの商品情報

2025年6月11日時点で196,834円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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HP OmniBook X 14-fe0000の実機レビュー https://simpc.jp/pc/omnibook-x-14-fe0000-review/ Fri, 16 May 2025 07:38:15 +0000 https://simpc.jp/?p=7654

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。 HP OmniBook X 14-fe0000はSnapdragon搭載のARMアーキテクチャノートパソコンです。この類のPCとしては珍しく、ラインナップが ... ]]>

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

レビュー・評価の概要

SnapdragonノートPC

HP OmniBook X 14-fe0000はSnapdragon搭載のARMアーキテクチャノートパソコンです。この類のPCとしては珍しく、ラインナップが2種類用意されており、コア数の異なるモデルを選択することができます。

ARMならではの省電力性も魅力で外出先で使うことが多いユーザーにとっては大きな魅力を持つ一台と言えるでしょう。

当サイトの評価

総合満足度
 (4.5)
発売年度2025年
プロセッサSnapdragon® X Plus X1P-42-100
Snapdragon® X Elite X1E-78-100
RAM16~32GB
ストレージ512GB~1TB
画面サイズ14インチ
GPUQualcomm® Adreno™ GPU
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1.34kg

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

HP OmniBook X 14-feの商品情報

2025年5月16日時点で169,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

特徴

Snapdragon搭載

本モデルにはAI対応(Coiplot+ PC)したSnapdragonが搭載されています。Snapdragon対応モデルは一般的なintel PCとは異なりArmアーキテクチャを採用しているため、使えないソフトウェアが存在する問題点があるものの、それ以上にこのプロセッサならではの省電力性や起動スピードの速さなどの点で魅力を持っています。

Wi-Fi7対応

最新のWi-Fi規格である7にももちろん対応。ルーター側が対応する必要はあるものの、将来的にルーターの買い替えを行った際にも対応できる余裕があります。

2.2Kの高精細ディスプレイ

ディスプレイは2.2Kのものを搭載しています。プロセッサがSnapdragonということもあり、バッテリー性能に優れるためディスプレイが高精細なモデルを採用しても、バッテリーの持ちが悪くなりづらいと言えるでしょう。

価格とコストパフォーマンス

2024年まではSnapdragon対応モデルは一般的なモデルと比較して高めの傾向がありましたが、このモデルの価格帯からわかるように一般レベルにまで落ち着いてきています。一般的なソフトウェアがメインで外出先利用を優先したい人にとって、比較的選びやすくなってきたと言えます。

HP OmniBook X 14-feの商品情報

2025年5月16日時点で169,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

スペック

今回レビューしたHP OmniBook X 14-feのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2024年
サイズ312×223×14.3mm
重量本体1345g
アダプタ305g
CPUSnapdragon® X Elite X1E-78-100
GPUQualcomm® Adreno™ GPU
メモリ(RAM)32GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ14インチ
解像度2240×1400
アスペクト比16:10
形式IPS液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数5MP
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-FiWi-Fi7対応
bluetoothv5.3
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ3セル
公称値最大26時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T13068.422953.29
SEQ1M Q1T12433.812106.70
RND4K Q32T161087.78590.13
RND4K Q1T162.70178.02

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAnker Nano II 65W

外観

今回レビューしたのは上位モデルのセラミックホワイトカラーです。ロゴのみのシンプルなデザインになっています。

背面は細かなパンチホールの通気口があります。またカラーは天板と同色になっています。

開いた様子です。ベゼルは狭めでモダンなデザインです。

キーボードは英字配列となっています。日本語配列で使っている人は慣れるまで時間がかかります。

キーストロークは0.9mm、キーピッチは18.87mmでした。

タッチパッド幅は120mmとなっており、かなり大きめで扱いやすくなっています。

本地右側にはUSB Type-Aポートとコンボジャックが備わっています。

本体左側にはUSB Type-Cポートが2つあります。

本体質量は1345gです。

充電器も合わせた質量は1650gとなりました。

メリット・魅力

ARM由来の省電力性

やはり特筆すべきはワーム由来の省電力性だと言えます。ノートパソコンで最大26時間稼働というのはかなり高い数字ですし、実際に外出PCを使うユーザーにとっては大きなメリットとなり得ます。

英語配列キーボード

日本で発売されているノートパソコンはほとんどの場合当たり前のように日本語キーボードですが、本PCにおいては英字の配列となっています。人によっては英字配列をメインに使っている人も居ると思いますが、それがWindows PCで選べるということだけでも大きなメリットと言えるでしょう。

電源オフチャージ対応

本パソコンには電源オフ状態でのチャージできる機能が備わっています。もともと省電力性が高いノートパソコンなので、電源をチャージに対応しているというのは外出時のスマホの急なバッテリーなどにも対応できるというメリットはあると言えるでしょうh

デメリット・欠点

もう少し軽さが欲しかった

省電力性は充分ですが、本体質量が1.3 kgと14インチノートパソコンにしては少し重い印象を受けます。辛さが1.2 kg以下であれば持ち出し時も含めて非常に優秀なパソコンとなっただけに少し残念なポイントと感じました。

ARMならではのソフト対応性

ARMアーキテクチャを採用しているため、ソフトの対応性は一般的なインテルPCに比べて劣ります。変わったソフトウェアを使わなければ問題ありませんが、エンジニア的な利用する場合にはソフトウェアが対応しているかどうか確認するもしくはセカンドPCとして扱う方が良いでしょう。

おすすめなタイプ

持ち出しが多いユーザー

省電力性および電源オフチャージに対応していることから、持ち出しが多いユーザーにとっては非常にメリットが大きなノートパソコンです。

外出先でメールの返信やクラウド系のソフトウェア利用、 Microsoftオフィス系ソフトの利用をメインとするのであればその恩恵をしっかりと受けることができるでしょう。

おすすめできないタイプ

軽量性に期待して持ち運びをしたいユーザー

上の項目と矛盾するようになってしまいますが、普段から持ち出しが多く、かつ移動時間が多いユーザーにとってはあまりお勧めできないかもしれません。

なぜなら本体質量が1.34 kgと昨今モバイルノートパソコンの中では少し重量があります。筆者の経験から言って1.3 kgを超えるノートパソコンは持ち出し時に肩が疲れてしまうのであまりお勧めしていません。

カスタマイズ・モデルの選び方

本モデルの違いはプロセッサのコア数にあります。高性能なPCにこだわるのであれば上位モデルもアリですが、上位モデルと下位モデルの間に価格差はあまりないため、上位モデルの方が良いと感じました。

ただし、2025年5月16日時点で一時取り扱い停止になっているため、購入する際は都度ショップを都度チェックしておくようにしましょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

Snapdragon搭載モデルということや英字キーボードモデルということ少し特殊な位置づけにはなるものの、一般用途で使うこと前提であればARMならではの特性を外出用PCとしてうまく使うことができる一台になっています。

もう少し軽ければ、満点レベルですがやや重いところだけ注意して選ぶようにしましょう。

HP OmniBook X 14-feの商品情報

2025年5月16日時点で169,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

安く買う方法・コツ

HP OmniBook X 14-feに限らず、HP(ヒューレットパッカード)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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HP OmniBook Ultra 14-fdの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ https://simpc.jp/pc/omnibook-ultra-14-fd-review/ Mon, 05 May 2025 09:47:57 +0000 https://simpc.jp/?p=7460

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。 本モデルはRyzen AI 9シリーズを搭載した14インチノートパソコンです。 AMDらしい優れたパフォーマンスと美しいデザインを両立しており、どんな人でも ... ]]>

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

レビュー・評価の概要

Ryzen搭載のAIパソコン

本モデルはRyzen AI 9シリーズを搭載した14インチノートパソコンです。

AMDらしい優れたパフォーマンスと美しいデザインを両立しており、どんな人でも使いやすいノートパソコンになっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (4.5)
発売年度2025年
プロセッサRyzen AI 9 365
Ryzen AI 9 HX 375
RAM16~32GB
ストレージ1TB
画面サイズ14インチ
GPURadeon™ 890Mグラフィックス
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1525g

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

HP OmniBook Ultra 14-fdの商品情報

2025年4月17日時点で179,780円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

特徴

薄型でスリムなデザインのノートパソコン

本体は非常に薄く、スッキリとしたデザインでまとまっています。全体的に角張ったデザインはあるものの、エッジの処理が綺麗に丸められており実際に持った時の肌触りが良いことも特徴と言えます。

この辺りはHPの得意なデザイン性と使いやすさの両立が際立っていると言えるでしょう。特に角に据え付けられたUSB Type-Cポートは同メーカーならではと言えます。

最大21時間のバッテリー

本モデルは14インチのノートパソコンで2.2Kのディスプレイを搭載しているにも関わらず、最大バッテリー時間が21時間と非常に長くなっています。

詳しくは後半で述べますが、正直なところこのモデルは持ち出しにはあまり向いてないと思っています。しかしながら自宅で使う中でも充電ポートに縛られないというのはバッテリー時間が長いことの魅力でしょう。

電源OFF時でのバッテリーチャージ可能

デスクトップパソコンではよくある機能ですが、このノートパソコンには電源オフ時でもUSBポートから給電できる機能が備わっています。

Thunderbolt4搭載

本モデルはThunderbolr4に対応しています。ケーブル一本で大画面ディスプレイに接続したり、高速のデータ通信を行う人にとっては嬉しい機能となっています。

価格とコストパフォーマンス

価格は執筆時時点で179,780円からとなっています。上位モデルはプロセッサとメモリ量が異なります。14インチノートパソコンの類では少し価格帯は高めになりますが、本体デザインの良さや機能性を考えると妥当なラインです。

最廉価グレードでは16GBモデルとなっていますが、今後長く使うことを想定すると少し予算を上げて32GBモデルを選択する方が無難ではないかと感じました。

HP OmniBook Ultra 14-fdの商品情報

2025年4月17日時点で179,780円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

スペック

今回レビューしたHP OmniBook Ultra 14-fdのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2025年
サイズ315×227×16.4mm
重量本体g
アダプタg
CPURyzen AI 9 HX 375
GPURadeon™ 890Mグラフィックス
メモリ(RAM)32GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ14インチ
解像度2240×1400
アスペクト比16:10
形式IPS液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数9MP
シャッター有り
リヤカメラ画素数無し
Wi-FiWi-Fi7対応
bluetoothv5.4
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ4セル
公称値21時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T16961.835209.60
SEQ1M Q1T12222.803153.07
RND4K Q32T16607.2170.72
RND4K Q1T136.7844.80

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
65WAnker Nano II 65W

外観

天板は非常にシンプルでロゴのみとなっています。角はUSB Type-Cコネクタがあるため、特徴的な形になっています。

背面は通気口のパンチホールが開いているのみで主張のないデザインと言えます。

開いた様子です。光沢ディスプレイでベゼルとの段差がないため、すっきりとしたデザインになっています。

キーボードでは癖のない配置になっており打ち易く感じました。電源キーのみ色分けされています。

キーピッチは18.93mm、キーストロークは0.8mmと少し浅めの設計になっています。

タッチパッド幅は125mmとかなり大きめで、操作がしやすくなっています。

本体左側はUSB Type-Aポートとコンボジャックが配置されています。

本体右側はUSB Type-Cポートが2つ配置されています。

本体右側の角にはUSB Type-Cポートがあります。

本体質量は1525gです。

充電器込みの質量は1835gとなっています。なお充電器は65Wです。

メリット・魅力

洗練されたデザイン

HP OmniBook Ultra 14-fdはHPらしい洗練されたデザインが特徴です。天板、背面、そしてパームレストに至るまで同一の素材で構成されており、パソコン全体としてデザインの一貫性を感じます。

またUSB Type-Cの充電コネクターが角にあるため、デスクの上に置いてもちょっとしたおしゃれさを演出してくれます。

美しいディスプレイ

本モデルでは光沢ディスプレイが採用されています。 2Kとなっているためディスプレイは当然美しく、さらに光沢ディスプレイのため、より綺麗さに磨きがかかっています。

タッチパネルにも対応しているため、より直感的に使うこともできるでしょう。

シンプルなキーボード配置

HPのパソコンは機種によって、左右に特殊キーを配置しているものもありますが、本モデルではそういったことはなく非常にシンプルな構成になっています。

ファンクションキーも普通の構成になっているため、キーボードを多用する人にとって変なショートカットボタンがないことだけでも好印象です。

大きなタッチパッド

本モデルはノートパソコンとしてはタッチパッドが非常に大きく、横長で使いやすい印象を受けました。しかもクリック感の操作性もよくノートパソコン単体で使うことを前提とする人にとってはとても助かるでしょう。

デメリット・欠点

重さがネック

14インチパソコンとしては比較的重い1.5 kg程度になっています。本体がスリムでいかにも軽そうですが、実際に持ってみるとずっしりとした重量感があります。もし外出先で利用することがあるのであれば、この重さは毎日持ち出すにはストレスと感じるかもしれません。

ポート類がもう少し欲しい

本モデルにはポートがUSB Type-CおよびUSB Type-Aのみとなっています。人によっては映像をディスプレイに映すこともあると思うので、HDMIが欲しかったところです。

またはUSB Type-Cポートは右側のみに配置されておりデスク環境によっては合わない人も居るかもしれないので注意しておきましょう。

ベゼル幅が広い

昨今発売されているノートパソコンの中ではべセルの幅がかなり広く感じました。このベゼルがなければ本体サイズももうワンサイズ下げたかもしれません。

使い始めると意外と気にならないものですが、人によってはベゼルが広いことが古く感じることもあるので、気になる方は店頭で一度実機をチェックしてみた方が良いでしょう。

おすすめなタイプ

自宅メインでPCを使うユーザー

このパソコンは1台でほぼ全てをこなせるようなパフォーマンスを備えているため、自宅でメインのパソコンとして据える人にはぴったりのモデルと言えます。

家庭用のノートパソコンとしては若干オーバースペックなようにも感じるかもしれませんが、価格帯とパフォーマンスそして将来長く使うことを前提とするとこれくらいでも良いのではないかと思っています。

Thunderboltによる拡張を使いたい人

本モデルはRyzenプロセッサを搭載していますが、Thunderbolt4を使うことができます。自宅でUSB Type-Cケーブル一本で大画面ディスプレイに接続したりさらにそこから対応したUSBハブを使いたい人にとってマッチするでしょう。

おすすめできないタイプ

持ち出しも考えているユーザー

デメリットでも述べましたが、残念ながら本モデルは約1.5 kgと14インチパソコンとしては重量感があります。そのため持ち出しを考えているユーザーにとってはあまり向きません。

大学生や外出先でもノートパソコンを使うビジネスパーソンの方の場合、同じ値段帯でも1.1kgから1.3kgのノートパソコンがあるため、性能よりも軽量性を重視してパソコンを選ぶべきだと考えます。

カスタマイズ・モデルの選び方

2025年4月17日時点で本モデルはみっつのラインナップがあります。それぞれプロセッサとメモリ量が異なることでグレードの棲み分けがなされています。個人的にはメモリが32GBのモデルをお勧めします。

一番下のグレードとメモリが32GBのモデルはあまり値段差がなく、それでいて長く使うことができるメモリー量となっているので、予算に余裕があればこちらを選ぶようにしましょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

HP OmniBook ultra 14-fdは同メーカーの中でも上位のプロフェッショナルモデルにカテゴライズされるということもあり、全体的にとても良い仕上がりになっています。

仕事で使われる方だけでなく家庭用としても長く使えるモデルだと思うので、価格帯は少し高めですが、しっかりと良いものを選びたいという人にとっておすすめと言えるでしょう。

HP OmniBook Ultra 14-fdの商品情報

2025年4月17日時点で179,780円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

安く買う方法・コツ

HP OmniBook Ultra 14-fdに限らず、HP(ヒューレットパッカード)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

関連記事・公式リンク一覧

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【2025年版】Fusion360をクーポン・キャンペーンで最大限安く買う方法・コツ https://simpc.jp/campaign/fusion360-coupon/ Tue, 01 Apr 2025 08:16:03 +0000 https://simpc.jp/?p=7187

Autodeskが販売する3DCADソフト「Fusion360」。3DCADソフトとしてはもともと安価でコスパに優れたソフトですが、キャンペーンのタイミングを狙えばさらにお得に導入することが可能です。 条件を満たせば実質 ... ]]>

Autodeskが販売する3DCADソフト「Fusion360」。3DCADソフトとしてはもともと安価でコスパに優れたソフトですが、キャンペーンのタイミングを狙えばさらにお得に導入することが可能です。

条件を満たせば実質無料で使い続けることもできるため、よりお得な申し込み方について知っておきましょう。

\タップでサイトへ/

Autodesk公式を見てみる⇒

見逃さないために

当サイトでは毎月キャンペーン情報を更新しています。迷っている方は改めて「Fusion360 シンプシー(当サイト名)」と検索するかブックマークしておいてください。

安く買うための重要ポイント

条件を満たせば無料で利用できる

個人利用や非商用を目的とする利用や教育目的、もしくは一定の条件を満たしたスタートアップ企業の場合、無償版のFusion360が利用できます。一定期間でのライセンス更新手続きは必要ですが、利用資格を満たしている間は利用期間の延長も可能。

まずは利用目的や利用条件が合っているかどうか、確認してみてください。

長期契約で30%以上お得

Fusion360は1か月、1年、3年のいずれかのサブスクリプション契約です。1か月よりも1年もしくは3年のほうが月々の価格は安くなるため、長期利用するなら1年または3年契約を検討しましょう。

 1か月契約1年契約3年契約
料金12,100円96,800円290,400円
ひと月あたり8,800円約8,066円約8,066円

(※2025年4月時点)

認定販売パートナーサイトからの申し込み

公式のキャンペーンやセールが開催されていないタイミングであれば、認定販売パートナー(代理店)のサイトからの申し込みも検討してみましょう。独自のキャンペーンで公式サイトより安くなっていたり、導入サポートなどの特典がついたりすることもあります。

認定販売パートナーについては、こちらの公式ページから一覧を確認できます。

安くなる時期・タイミング

Fusion360が特に安くなるタイミングというのはありません。突発的にセールが行われることがあり、セール期間も比較的短いため、セール情報はこまめにチェックしておきましょう。

公式キャンペーン・キャッシュバック一覧

FUSION360の公式キャンペーンは現在ありません。

公式以外のクーポン・キャンペーン

BIZ ROAD1万円以上OFFキャンペーン&2,000円OFFクーポン

Autodeskの認定販売パートナー「BIZ ROAD」で、1万円以上割引になるキャンペーンが実施されています。さらに購入価格から2,000円OFFのクーポンも同時配布。詳細はこちらのページからご確認ください。

学割・アカデミック優待

学生および教職員は、Fusion360を無料で利用することができます。アカウントの登録や認証手続きなどが必要となるため、こちらの公式ページから手順を確認してインストールを行ってください

法人向けキャンペーン

現在、法人向けのキャンペーンは行われていません。

ポイントサイトの活用と比較

FUSION360には適用できるポイントサイトはありません。

その他の買い方・契約との比較

認定販売パートナー(代理店)との比較

Fusion360は公式サイト以外の「認定販売パートナー」のサイトでも購入可能です。それぞれ独自のキャンペーンやクーポンの配布を実施しているため、タイミングによっては公式サイトよりも安く購入できます。

ただしサイトによっては契約できるライセンスが限られているので(1年契約のみなど)、複数のサイトで内容を比較してみてください。

購入時の注意点

インターネット環境が必須

Fusion360はクラウドベースで動くソフトなため、基本的にはインターネットに接続した状態で使用します。スムーズにインターネットに接続できる環境を整えておきましょう。

パソコンの推奨動作環境を確認

パソコンのスペックが推奨動作環境より低い場合は、Fusion360が起動しない、フリーズするなど動作がうまくいかないことがあります。必ず事前にこちらの公式ページから、推奨動作環境を確認しておいてください。

おすすめのタイプ

初心者の人

Fusion360はこれまでCADソフトを使ったことがなくても、直観的で使いやすいことが特徴です。YouTubeの解説動画も多いので、一通り見れば簡単なモデリングをすぐに出来るようになるでしょう。

初めての3Dプリンタユーザー

上記とほぼ同じ理由になりますが、3Dプリンタを触ったことのない人のほとんどがCADソフトも触ったことがないと思います。3Dプリンタで出力する形式にも対応しているので安心して使えますし、無料でまず試せる点が大きいでしょう。

簡単なモデリングがメインの人

Fusion360は他の3DCADソフトに比べて、パソコンの推奨スペックが低めです。簡単なモデリングがメインであればそれほど高スペックなパソコンでなくても動作するため、パソコン自体の導入費用も抑えることができます。

SolidWorkユーザー

実際に筆者自身も昔SolidWorksを使っており、Fusion360を使いはじめた時、ほぼ感覚でイメージで使えると感じました。仕事でSolidWorksを使っていて、個人の趣味でCADソフトを使いたいならFusion360は良いマッチングになると感じます。

おすすめではないタイプ

完全なオフライン環境で使いたい人

Fusion360はオフラインでも作業は可能ですが、2週間に1度はサーバに接続する必要があるため、完全なオフライン環境での使用には向いていません。またデータも基本的にクラウド上で管理することになります。

キャンペーン・キャッシュバックまとめ

学生・個人利用・スタートアップ企業など、条件を満たしている場合は、ぜひ無償版を使ってください。

公式のキャンペーンはお得に買えるチャンスですが、開催が不定期なため、認定販売パートナーが実施しているキャンペーンもチェックして比較してみましょう。

\タップでサイトへ/

Autodesk公式を見てみる⇒

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VAIO SX14-Rの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ https://simpc.jp/pc/vaio-sx-14r-review/ Tue, 04 Mar 2025 14:38:00 +0000 http://simpc.jp/?p=6885

VAIO SX14-Rは2024年11月に登場した最新モデルです。 Core Ultraを採用し、高いパフォーマンスを持っているだけでなく過去モデル同様に1kgを切る軽量な持ち運び性も兼ね備えた一台になっています。 発売 ... ]]>

レビュー・評価の概要

VAIOの最新モデル

VAIO SX14-Rは2024年11月に登場した最新モデルです。

Core Ultraを採用し、高いパフォーマンスを持っているだけでなく過去モデル同様に1kgを切る軽量な持ち運び性も兼ね備えた一台になっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (4.5)
発売年度2024年
プロセッサCore Ultra 5-125H
Core Ultra 7-155H
RAM16~64GB
ストレージ256GB~2TB
画面サイズ14インチ
GPUIntel Arc Graphics
USB-PD対応
モバイル通信対応モデル有り
重量1235g

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

VAIO SX14-Rの商品情報

2025年3月3日時点で259,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

14インチVAIOの正統進化モデル

これまでのVAIO同様、かっこいいデザインを踏襲し、軽量で持ち運びしやすくなっています。また、プロセッサのパフォーマンスも高く、最大64GBメモリ、2TBストレージまで選べます。

カラーバリエーションが豊富

本モデルはカラーバリエーションが特に豊富でブラック、シルバー、アーバンブロンズに加えて珍しい緑色系のディープエメラルドがあります。また限定カラーの勝色とAll Blackモデルが存在します。

タッチディスプレイも選択可能

今回のVAIOではタッチディスプレイも選択することが可能になっています。タッチパネルグレードはより高画質になっています。

軽くて便利なVAIO VISION

別売りになりますが今回一緒にレビューしたVAIO Vision+ 14と合わせて使うことで外出先でも気軽に2画面ディスプレイ環境を作ることが可能です。

価格とコストパフォーマンス

VAIOだけあってプロセッサから見たコストパフォーマンスは低いと言わざるを得ません。しかしながら、価格が本体デザインや細かな装飾に使われていること、さらに999gという軽量性に寄与していることを考えると価格なりという考え方もできるでしょう。

VAIO SX14-Rの商品情報

2025年3月3日時点で259,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたVAIO SX14-Rのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2024年
サイズ226.4×312×13.9~18.9mm
重量本体1235g
アダプタ195g
CPUCore Ultra 7-155H
GPUIntel Arc Graphics
メモリ(RAM)64GB
ストレージ1st512GB
2nd
ディスプレイサイズ14インチ
解像度2560×1600
アスペクト比16:10
形式公式記載なし
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数921万画素
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.4
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ公式記載なし
公称値26~28時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T16706.964836.90
SEQ1M Q1T13289.642932.99
RND4K Q32T16824.58373.87
RND4K Q1T167.27115.50

外観

今回レビューしたのは限定モデルの「勝色」です。天板が限定色になっている他、キーボードが無刻印に見えるような「隠し刻印キーボード」になっていることが特徴です。カーボンファイバープレートに専用の塗料が施されています。

背面はプラスチック素材になっています。

開いた様子です。パームレスト部分も限定モデル同様の勝色となっていますが、実際には見る角度によって印象が変わってきます。

キーボード全体です、隠し刻印となっているため全体がほぼ黒色に見え、かなりかっこいい印象です。本体電源を入れるとライトが少しだけ透過する仕組みになっています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.77mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.6mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、110mmとなりました。

本体右側にはUSB Type-C、有線LANポート、HDMI、USB Type-A、ヘッドフォンジャックを備えます。

本体左側にはUSB Type-C、USB-Type-A、セキュリティロックがあります。

本体の重量を測定したところ、1235gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1430gとなりました。充電器単体では195gとなります。

メリット・魅力

細部までこだわったデザイン

VAIOということに加え、今回レビューしたモデルが限定の勝色モデルということもあり、細かい部分までこだわりを感じるモデルとなっています。過去モデルにも言えることですが、VAIOは所有欲を満たしてくれるモデルともいえるので、購入した時の満足度が高いでしょう。

タッチパネル搭載の美しいディスプレイ

本レビューで使用したモデルはディスプレイがタッチパネルの2560×1600のモデルでした。光沢ディスプレイであることも相まって、画面が美しく見やすい印象を受けました。

黒刻印のキーボード

今回の勝色モデルでは隠し刻印のキーボードとなっています。一見すると真っ黒なキーボードに見えることもあり、かなりインパクトがあり、とてもカッコいい仕上がりです。

インターフェイスが豊富

昨今のハイエンドモデルは薄型軽量のトレンドとともに、USBをType-Cのみに絞るような傾向が見られます。ところが本モデルはType-Aポートも複数備えている他、USB Type-Cからハブで代用されがちなフルサイズの有線イーサネットコネクタまで備えています。

コンセントプラグが折りたたみ可能

PCメーカー付属のコンセントは大柄なものが多い中、VAIO SX14-Rに付属する充電器はなんとコンセント折り畳みが可能になっています。小さなことですが、これだけで持ち運びを楽に感じる人もいるでしょう。

劇的に軽いサブディスプレイ

PC本体と別売りのサブディスプレイも今回試したところ、とにかく軽さに驚きました。まるでファイルを一冊追加で持っている程度の重さしかなく、それでいてUSB Type-Cケーブルで繋ぐだけで一瞬でサブディスプレイ環境を構築することができます。

さらに裏側にはスタンドがあるため、一台で独立して使うことができます。

デメリット・欠点

キーパッドに使いづらさあり

昔のモデルに比べてタッチパッドが広く筆者としてはこれなら別途マウスを用意して使うだろうなと思いました。

スピーカー品質は並

スピーカー品質は価格からすると物足りなく感じました。とはいえ昔のモデルに比べると、かなり良くなっているという印象も同時に受けています。ノートパソコンをビジネス用途で使うことがメインで合ったり、別途スピーカーやイヤホンに出力するなら気にならないかもしれませんが動画視聴もするという前提で考えるなら一度店頭で音を聴き比べてみても良いかもしれません。

おすすめなタイプ

デザインにこだわるユーザー

VAIOはノートパソコンの中でも唯一無二のデザインであり、それだけで購入する価値のあるモデルだと思っています。特にシニアのユーザーはVAIOに魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。限定モデルだけでなく、通常モデルも優れた意匠となっているためデザインにこだわる人は一度現物を見て頂きたいモデルと言えます。

持ち運びが多い人

軽量性が魅力ということもあり、持ち運びが多いユーザーにもおすすめです。本体インターフェイスが豊富なため、余計なハブなどを持ち運びせず、一台で完結できるというメリットも持ち合わせています。

2画面ディスプレイを使う人

今回VAIO Vision+ 14を併用してみて感じましたが、簡易的にサブディスプレイ環境を作りたい人には本当におすすめです。価格は高いですが、軽さがとにかく魅力でVAIOの軽量性とのシナジーも良いでしょう。

おすすめできないタイプ

コストパフォーマンスを最優先にする人

VAIOは意匠にコストがかかっているモデルということもあり、逆にプロセッサパフォーマンスを最大限重要視するなら、魅力には感じづらいでしょう。ただし、今回のモデルはHシリーズプロセッサを搭載していることもあり、パフォーマンスが低いということはない点は注意して下さい。

カスタマイズ・モデルの選び方

VAIOのカスタマイズモデルで重要なポイントはプロセッサ、メモリ、ストレージ、そしてモバイル通信ができるかどうかを選択する点です。一般的な使い方であればCore i5モデルで十分なので、それに合わせ予算から必要な機能を盛り込んでいくと良いでしょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

デザインにこだわる人には最高のノートパソコンです。純正で隠し刻印キーボードになっているものはまずありませんし、これにしたくてわざわざキーボードに黒のシールを貼る人もいるくらいです。

限定モデルだけでなく、他のモデルもかっこいいためぜひ検討してみてください。

VAIO SX14-Rの商品情報

2025年3月3日時点で259,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

VAIO SX14-Rに限らず、VAIO(バイオ)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

関連記事・公式リンク一覧

以下の関連記事もぜひご覧ください。

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ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ https://simpc.jp/pc/thinkpad-x1-carbon-gen13-review/ Sat, 28 Dec 2024 06:19:00 +0000 http://simpc.jp/?p=6870

本モデルはこれまでに比べて、さらに100gの軽量化されたノートパソコンです。 軽量かつ高性能な14インチノートパソコンというコンセプトをそのままに、さらにブラッシュアップが図られています。 AIによるサポートも充実してお ... ]]>

レビュー・評価の概要

ついに1kgを切ったフラッグシップ

本モデルはこれまでに比べて、さらに100gの軽量化されたノートパソコンです。

軽量かつ高性能な14インチノートパソコンというコンセプトをそのままに、さらにブラッシュアップが図られています。

AIによるサポートも充実しており、昨今のトレンドを意識したモデルと言えるでしょう。

当サイトの評価

総合満足度
 (5)
発売年度2024年
プロセッサCore Ultra 7(第2世代)
RAM32GB
ストレージ1TB
画面サイズ14インチ
GPUintel Arc Graphics
USB-PD対応
モバイル通信対応モデル有り
重量980g

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの商品情報

2025年3月26日時点で237,567円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

前モデルより100gも軽量化

今回のモデルの最大のインパクトは14インチノートパソコンでありながら、 1kgを切る軽量性を持つようになったことです。これまで1kgを切るモデルはThinkPad X1 Nanoしかありませんでしたがこちらは13インチモデルになっています。

より大きな画面で作業をしたいという希望と、持ち運びのために軽さが欲しいという要望を両方とも叶えることができています。

薄くなりコンパクトに

軽量化もさることながら、本体が持ってわかるほど薄くなっていることも特徴です。今までThinkPad X1 Carbonは少し厚みのあるデザインだった印象がありますが、よりスマートになった印象を受けました。

モバイル通信にも対応

過去のシリーズと同様に本モデルではモバイル通信に対応しています。物理SIMを使う形にはなりますが、パソコンを開いてすぐに通信がスタートできるというのはテザリングでは得られないスピーディーさで使うことができるでしょう。

価格とコストパフォーマンス

プロセッサのスペックだけで見ると同じレベルのノートパソコンから考えるとかなりコストパフォーマンスは低めと言えます。質量やコンパクトさという点で評価するべきと言えるでしょう。

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの商品情報

2025年3月26日時点で237,567円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2024年
サイズ214.75×312.8×14.37mm
重量本体980g
アダプタ255g
CPUCore Ultra7
GPUIntel Arc Graphics
メモリ(RAM)32GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ14インチ
解像度2880×1800
アスペクト比16:10
形式OLED
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数1080p
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-FiWi-Fi7対応
bluetoothv5.4
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ57Whr
公称値14.5時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。なんとREADの数値が13000MB/sを超えており、ノートパソコンでは最高クラスのスペックとなっています。これで困る人はまずいないんでしょう。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T113774.709245.37
SEQ1M Q1T15665.893801.35
RND4K Q32T16395.52289.80
RND4K Q1T158.86128.52

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質
高品質
軽量品質2698やや重い
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:555.9Mbps
ポイント②:376.59Mbps
ポイント③:659.95Mbps
ポイント④:633.69Mbps
ポイント⑤:380.39Mbps
ポイント⑥:226.74Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前555.9369.3522
ポイント②376.59268.8926
ポイント③659.95387.0113
ポイント④633.69290.6914
ポイント⑤380.39212.0124
ポイント⑥226.74135.3315

通信スピードテストの評価

全てのエリアで200Mbps以上と十分以上のパフォーマンスが出ています。戸建ての利用でWi-Fi6を5GHz以上で利用している場合、筆者の場合全く問題ありませんでした。

外観

天板はマットな仕上げのデザインになっており、これまでのThinkPadシリーズを踏襲しています。カメラ部分にでっぱりはあるものの、今まで通りといったイメージです。

背面はスリットが2か所あるのみでこちらもシンプルな仕上がりです。

最大開き角は180°です。

キーボードは全て独立型となっており、クセがなく打鍵間の良いものとなっています。文書作成などを主に行う人に向いているでしょう。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.54mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.7mmとなっています。

本体右側にはUSB Type-Aポートが2つ、コンボジャック、フルサイズHDMIケーブルを備えています。

本体左側にはUSB Type-Cポートが2つ、Type-Aポートが1つ備わっています。

本体の重量を測定したところ、980gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1235gとなりました。充電器単体では255gとなります。

メリット・魅力

持っただけでわかる携帯性の良さ

今回のThinkPad X1 carbonは大幅に軽量されているということもあり、過去モデルをいくつか触ってきた筆者としては持っただけでその持ち運び性の良さを体感することができました。

軽量性と画面の大きさを考えると外での作業をするにあたってこれほどジャストフィットするノートパソコンはないのではないかなと感じています。

AIとビジネスユースの融合

本物に搭載されるCore UltraプロセッサーによってAIを使ってサポートが可能になっています。クラウドではなくローカルで実行されるため、高速応答できるところがメリットのうちの一つとして挙げられます。

またAI仮想センサーを使ってスマートフォンをノートPCにすぐに接続することも可能です。

長時間のバッテリー駆動

バッテリーの駆動時間はアイドル時で14.5時間となっており、OLEDディスプレイを搭載したノートパソコンとしては比較的長めになっています。きれいな画面とバッテリーの持続時間を両立できることはどんな人にとっても大きなメリットと言えるでしょう。

驚くほどの高速読み書き

ベンチマークの結果から、非常に高性能なSSDが搭載されていることがわかりました。意識せずに早くなるポイントなので、高性能であることに越したことはありません。

デメリット・欠点

USB Type-Cポートは左のみ

インターフェースは充実しているものの残念ながらUSB Type-Cポートは左側にしかありません。充電する際のケーブルの取り回しが不便な事には注意しておきましょう。

コストパフォーマンスが低い

コスパの項目でも書きましたが、プロセッサという観点だけで見るとコストパフォーマンスはどうしても低くなってしまいます。プロセッサーだけでなく本体の軽量性やデザインなども考慮に入れて検討するようにしましょう。

おすすめなタイプ

ビジネスユース

本モデルはビジネスで使う上では非常に優位性の高いノートパソコンです。軽量性でありながら大きなディスプレイ、そしてモバイル通信ができ、長時間バッテリー駆動可能といった観点から、外出ハードにノートパソコンを使う人にはぜひ検討してもらいたいモデルと言えます。

おすすめできないタイプ

コスパを重視する人

本モデルの最も大きな障壁となるのはやはり価格です。決してプロセッサーの観点から見てコストパフォーマンスが良いとは言えないので、性能面というよりもそれ以外の部分で魅力を感じる人にこそ買って欲しいモデルです。

カスタマイズ・モデルの選び方

ThinkPadはさまざまなカスタマイズができることが特徴でしたが、このモデルに限って言えばカスタマイズモデルはほとんどありません。それよりもセットで付属する物が変わることによって、値段が変わるので自分の必要な物を選ぶようにしておきましょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

筆者も過去モデルを使っていましたが、今回のモデルになってより魅力的に感じ、そして物欲をそそられる1台になったと感じました。

外出先で使うノートパソコンを探している人には一度必ず検討して欲しいモデルです。

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの商品情報

2025年3月26日時点で237,567円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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ThinkCentre Neo Ultraの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ https://simpc.jp/pc/thinkcentre-neo-ultra-review/ Thu, 19 Dec 2024 03:05:00 +0000 http://simpc.jp/?p=6859

小型パソコンの代名詞であるThinkCentreシリーズの上位モデルにあたるのが本機種です。 Ultraの名前の通り、コンパクトでありながら十分なパフォーマンスを有しています。またAI機能を強化できるNPUカスタマイズも ... ]]>

レビュー・評価の概要

ThinkCentreの上位モデル

小型パソコンの代名詞であるThinkCentreシリーズの上位モデルにあたるのが本機種です。

Ultraの名前の通り、コンパクトでありながら十分なパフォーマンスを有しています。またAI機能を強化できるNPUカスタマイズもできるモデルになっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (5)
発売年度2024年
プロセッサCore i5-14500
Core i5-14500T
Core i7-14700
Core i7-14700T
Core i9 14900
Core i9 14700T
RAM16~64GB
ストレージ256GB~2TB
画面サイズ
GPUGeForce RTX4060
USB-PD対応
モバイル通信
重量3.5kg
Cinebench R2322414pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

ThinkCentre Neo Ultraの商品情報

2025年3月26日時点で205,887円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

第14世代intelプロセッサ搭載

本モデルではintel第14世代プロセッサの中からいくつか選択肢があります。Core i5モデルからCore i9モデルまで存在するため、パフォーマンスを追求することも可能です。

独立NPUを搭載

昨今AIが取り沙汰されていますが、ThinkCentre Neo UltraではAI機能を強化する目的で独立NPUを搭載することができます。使い所は難しい部分はありますが、新しい物好きには魅力的に映るでしょう。

コンパクトながら高級感のあるボディ

高機能な点も魅力ですが、本機の最も魅力的な部分はWindowsパソコンとは思えないほどスタイリッシュなところにあります。前面に最低限のインターフェイスしか備えていないこともあり、どこに置いてもすっきりするでしょう。

価格とコストパフォーマンス

本体の価格がCore i5モデルで約20万円からとなっています。一般的なデスクトップパソコンで考えると価格帯はためと言えるでしょう。

本体デザインに高級感があり、仕上げが素晴らしいため、そこに魅力を感じる人でなければどうしてもコストパフォーマンスが下がってしまいます。

ThinkCentre Neo Ultraの商品情報

2025年3月26日時点で205,887円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたThinkCentre Neo Ultraのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2024年
サイズ195×191×111mm
重量本体3.5kg
アダプタ
CPUCore i7-14700
GPUGeForce RTX4060
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st512GB
2nd
ディスプレイサイズ
解像度
アスペクト比
形式液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数
物理シャッター
リヤカメラ画素数
Wi-FiWi-Fi7対応
bluetooth公式記載なし
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ
公称値

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

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ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ
シングル
Cinebench R23マルチ22414
シングル2088

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。本体のReadのスコアは6000MB/sを超えており、パフォーマンスとしては充分高いレベルにあると言えるでしょう。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T16129.274770.14
SEQ1M Q1T12698.193506.83
RND4K Q32T163357.492717.39
RND4K Q1T158.19120.19

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質10645快適
高品質15222非常に快適
軽量品質19949非常に快適
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

外観

上から見た様子です。ロゴが少なめ、かつインターフェイスが最小限のためシンプルなデザインになっています。

全面と異なり、背面にはインターフェイスがたくさん設けられており使い勝手が良くなっています。排熱スリットが多い点も冷却の点で有利です。

真正面にはUSB Type-Cポートが一つ、Type-Aポートが二つ、コンボジャックを備えます。

マウスとキーボードです。本体デザインは良いもののこちらには安っぽさを感じます。

メリット・魅力

Windows機っぽくないデザイン

本体デザインは真四角で外観に余分な情報がないことから、 Windows機とは思えないようなデザインになっています。

今までデスクの上にパソコンがあると、いかにもパソコンといった印象を受けますが、ThinkCentre Neo Ultraに限ってはデスクの上に出していてもインテリアの邪魔にはなりづらいでしょう。

高いパフォーマンス

第14世代のデスクトップ用プロセッサーを搭載しつつ、さらにGeForce RTX4060も搭載しているためコンパクトながら充分なパフォーマンスを持っています。

コンパクトになればなるほどどうしても性能面では不安が残るかもしれませんが、 2024年時点においてはプロセッサーのパフォーマンスがあがっているため一般用途においてはほぼ問題なく使えるでしょう。ゲームをするようなユーザーの場合は少しスペック的に物足りないかもしれません。

豊富な背面インターフェイス

このパソコンの大きな特徴のうちの一つにインターフェースが豊富なことが挙げられます。すっきりと設置するだけでなく、背面ポートをフル活用して多面ディスプレイ環境を構築したりすることもできるでしょう。

Wi-Fi7を搭載

本機では最新規格であるWi-Fi7を搭載しています。これに合わせてWii-Fiルーターを買い替えることはあまりないかもしれませんが、パソコン自体は長期間使うものなので、最新規格に対応していることは長い目で見て重要です。

デメリット・欠点

価格帯からするとGPU性能が低め

デスクトップパソコンで20万円台のモデルとしてはGeForce RTX4060しか選択できず、コストパフォーマンスが低く感じました。

キーボードとマウスが安っぽい

本体デザインが優れている一方で、キーボードとマウスが廉価モデルとほぼ同じクオリティのものが同梱されています。このパソコンをデザインで選んでいるなら、キーボードとマウスは納得できない可能性が高いため、別途用意する方が良いかもしれません。

Thunderbolt4ポートがない

少し異色な使い方になるかもしれませんが、このパソコンをUSB Type-Cケーブルでディスプレイと1本で接続して環境を作ることはできません。ハブ機能を搭載したディスプレイを持っている人にとってはデメリットになるでしょう。

おすすめなタイプ

すっきりとPCを設置させたい人

高性能なノートパソコンでありながら、同時にすっきりとしたデザインを有している本モデルはWindows機としては唯一無二の存在です。すっきりとノートパソコンを設置したいユーザーはぜひ検討してみても良いでしょう。

デザイン重視の人

重複しますが、デザイン、重量感、表面仕上げ、どれをとっても高いクオリティと感じました。机の上にポンと置いていても絵になる印象のデスクトップパソコンです。

おすすめできないタイプ

コスパを重視する人

外観の仕上がりに重きが置かれたモデルということもあり、プロセッサ側のコストパフォーマンスは高くありません。そのため、コストパフォーマンスを重要視する人にはあまりお勧めできません。

カスタマイズ・モデルの選び方

プロセッサーのカスタマイズ幅広いものの、グラフィックボードのカスタマイズはなく1点しか選ぶことができません。また特徴的なのはAIに対して有効的に活用できるNPUを搭載できることにあります。

普段使いでAIを多用する人はあまりないかもしれませんがオプションでつけても、極端に高いわけではないので試しにつけてみてもいいかもしれません。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

Windows機では珍しいデザインに優れた高性能コンパクトデスクトップです。

背面部分はインターフェイスが豊富なため、Windows機としての良さもしっかりと兼ね備えています。

ThinkCentre Neo Ultraの商品情報

2025年3月26日時点で205,887円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

ThinkCentre Neo Ultraに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

関連記事・公式リンク一覧

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Tab Plusの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ https://simpc.jp/tablet/tab-plus-review/ Sat, 14 Dec 2024 04:03:00 +0000 http://simpc.jp/?p=6806

Tab Plusは外観からもわかるようにサウンドに重点を置いたタブレットになっており、JBLスピーカーを8基も搭載しています。 またハイレゾ対応のコンボジャックまで備えたモデルです。 発売年度 2024年 プロセッサ M ... ]]>

レビュー・評価の概要

サウンド重視のタブレット

Tab Plusは外観からもわかるようにサウンドに重点を置いたタブレットになっており、JBLスピーカーを8基も搭載しています。

またハイレゾ対応のコンボジャックまで備えたモデルです。

当サイトの評価

総合満足度
 (4)
発売年度2024年
プロセッサMediaTek Helio G99 プロセッサー
RAM8GB
ストレージ256GB
画面サイズ11.5インチ
重量650g

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

Tab Plusの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

サウンドに特化

Tab Plusはサイドを見てもわかるように、サウンドに特化したモデルのタブレットです。JBLのスピーカーを8基も搭載しています。

美しいディスプレイ

ディスプレイは2Kとなっており、低価格タブレットの中では一回り解像度に優れています。

ハイレゾオーディオにも対応

昨今のタブレットとしては珍しくイヤホンジャック(コンボジャック)を搭載しています。ハイレゾに対応しており、対応したイヤホンを使うことで音楽や動画を楽しむことができるでしょう。

キックスタンドが標準付属

本体にはキックスタンドが標準装備されており、別途スタンドを購入する必要がありません。タブレットを動画端末として使う人にとっては嬉しい機能です。

価格とコストパフォーマンス

タブレットとしては標準から少し安めくらいの価格帯と言えます。映像を見る用途に絞れば、この価格帯とは思えないほどのバリューがあるため、人によってコスパ評価が大きく変わるモデルと感じます。

Tab Plusの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたTab Plusのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2024年
サイズ174.3×268.3×7.8~13.6mm
重量650g
プロセッサMediaTek Helio G99
メモリ(RAM)8GB
ストレージ256GB
ディスプレイサイズ11.5インチ
解像度2560×1440
アスペクト比16:9
形式記載なし
リフレッシュレート60Hz
bluetoothVer5.2
コネクタUSB Type-C
おサイフケータイ×
防水×
OSAndroid14
SIMサイズ
バッテリーサイズ8600mAh
リバースチャージ×
ワイヤレスチャージ×

外観

背面です。ロゴマークが刻印されているのみであり、すっきりとした印象を受けます。

背面カメラです。大きく感じますが、カメラバンプはそれほど高くありません。

キックスタンドを使って建てた状態です。

キックスタンドの内部構造を撮影した様子です。無段階で調整が可能になっています。

本体上側には音量ボタンを備えます。

本体右側にはUSB Type-Cポートを備えています。

本体左側にはハイレゾ対応のコンボジャックと電源ポートを備えています。

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:336.53Mbps
ポイント②:215.08Mbps
ポイント③:336.73Mbps
ポイント④:305.692Mbps
ポイント⑤:224.76Mbps
ポイント⑥:137.9Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前336.53296.4916
ポイント②215.08206.9444
ポイント③336.73270.6317
ポイント④305.692228.2722
ポイント⑤224.76159.7918
ポイント⑥137.970.0317

通信スピードテストの評価

最長距離に置いても100Mbpsを超える結果が出ており十分なパフォーマンスが確保されています。

カメラスペックと作例

撮影作例

作例を掲載しています。

1倍

2倍

5倍

8倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。

明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。

黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

メリット・魅力

音質がタブレットとしては抜群に良い

メーカーがスピーカーを推していることもあり、タブレットの音質としては非常に高いレベルになっています。普段からタブレットで音楽を聴いたり、動画を見たりする人にとってはとても魅力的と言えるでしょう。

キックスタンドが非常に便利

標準付属しているキックスタンドが動画視聴にはとても便利です。外観の項目で書いた通り、普段会で調整できるため人に合わせて使い勝手が変えられる点がとても嬉しいポイントと言えるでしょう。

デメリット・欠点

動作はすこしもっさり感がある

ホーム画面や、アプリの立ち上げ時にはあまり気になりませんでしたが、YouTubeを見ているときに上下の動作のもっさり感があることが気になりました。

メモリが8GB

昨今のタブレットはメモリが16ギガであることも多々ありますが、本モデルの場合はメモリが8GBとなっています。低価格のタブレットのためしょうがない部分ではありますが、長い目で見ると気になるポイントと言えるでしょう。

おすすめなタイプ

動画鑑賞メインで使う人

本モデルは音質が良いこと、そして2Kのディスプレイを採用していることから動画鑑賞を使う人にとっては非常に価値のあるモデルです。YouTubeだけでなくVODのような動画コンテンツを楽しむ人にとって相性が良いと言えるでしょう。

電子書籍をよく読む人

無段階のキックスタンドで人に合わせて角度を調整できるため、電子書籍コンテンツを楽しむ人にとっても本モデルはお勧めです。

おすすめできないタイプ

ネットサーフィンが主目的の人

Tab Plusはスピーカーと無段階のキックスタンドが特徴であるため、逆にそれを活用しないユーザーにとってはあまり価値がありません。

さらにデメリットで述べたように動作にもっさり感が感じられるシーンがあったため、ネットサーフィンを主に使うのであればコストをよりプロセッサ側に振ったようなモデルを購入することをお勧めします。

実機レビューのまとめ

無段階のキックスタンドと優れたスピーカーによりまるで動画専用機のような一台となっています。

価格が控えめのため、サブ機として活用するのもよいでしょう。

Tab Plusの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

Tab Plusに限らず、Lenovo製品を安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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