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レビュー・評価の概要
Amazonから発売された15インチのディスプレイを誇る大型のEchoです。
これまでと異なり、壁掛けで使われることを想定しつつ、大画面で家族と共有して使うことを前提としたモデルになっています。
現在の価格は公式サイトで必ずご確認ください。また、Echoシリーズは特定の時期を狙い撃ちすることでお得に購入できるため、必ず安く買う方法をチェックするようにして下さい。
本記事では製品を購入し、テストを行っています。
特徴
大型で見やすいディスプレイ
これまでEcho Showのシリーズは10インチが最大サイズでしたが、2022年4月7日に発売されたEcho Show 15で最大サイズが更新され、1980×1080ピクセルの15.6インチとなりました。
メリットでも後述しますが、大きな画面のおかげで共有した予定が確認しやすかったり、フォトフレームが見やすいなどの点がとても嬉しいデバイスとなっています。

壁掛けを想定した構造
Echo Show 5はこれまでのEchoシリーズと異なり、完全に壁掛けを想定した構造となっています。本体を購入すると壁掛け用の付属品が付いてくるほか、オプションとしてホッチキスで壁に固定する壁美人を利用した方法もあります。

価格とコストパフォーマンス
Echo Show 15はどこと価格比較するかが難しい問題がありますが、スピーカーとして考えると高め、フォトフレームとして考えると安めだと感じました。
スピーカー性能は悪くはないですが、ウーハー等が付いているわけではないので、特別感はありません。また、音楽検索はAlexa経由でしかできず、入力検索ができないため実用性に欠けます。
一方、フォトフレームとしては非常に優秀。そもそも15.6インチのフォトフレームは市場にあまりないだけでなく、Amazon独自のAmazon Photoのおかげで無制限に写真を放り込み、そこから自動再生させることができます。
今までSDカードに入れてフォトフレーム再生することが主流だったことを考えれば、手間の面、容量の面、そしてSDカードを買わなくても良いという費用の面でもコストメリットが大きく出てきます。
現在の価格は公式サイトで必ずご確認ください。また、Echoシリーズは特定の時期を狙い撃ちすることでお得に購入できるため、必ず安く買う方法をチェックするようにして下さい。
外観
表面です。以下はウィジェットギャラリーです。ベゼルは白部分とさらに額があるためかなり大きめです。しかしながら、額までが一体のデザインとなっているため、太さ自体は全く気になりません。

本体左上にはカメラを備えます。人物認識はこちらのカメラで行います。

カメラは物理的にシャッターすることができます。

本体上側には物理シャッター、マイクミュート、音量ボタンを備えます。操作はこの一角に集約されています。

本体にはかなり厚みがあります。

背面です。壁掛けが想定されたデザインになっています。

壁掛け金具が淵に引っかかる構造になっています。

電源ポートとmicroUSBポートを備えます。

電源です。30Wとなっています。

メリット・魅力
セットアップが非常に簡単
Echo Show 15は壁掛けにセッティングの時間はかかったものの、その後起動してからの設定は非常に簡単でした。使い始めるまでに10分もかかっていないので、機械が苦手な人でも使いやすいでしょう。
カメラもしくは声で人物を認識できる
Echo Show 15は複数人で使うことを想定しているため、人物の認識機能を備えています。カメラ、もしくは声で人を判別することが可能となっています。
フォトフレームとしての機能が優秀
何度か本文でも触れていますが、フォトフレームとしての機能が非常に優秀です。Amazonプライムフォトとの連携が可能なため、スマートフォンの写真をそのままフォトフレーム化することもできます。
Amazonプライムビデオの視聴にも向く
意外と良かったのが、Amazonプライムビデオです。音声検索しかできないデメリットはあるものの、プライムビデオ内での検索は音声でもほとんど気になりません(Fire Stick TVと同じ感覚で使えます)。
フルHD解像度ではあるものの、15.6インチとディスプレイ自体がさほど大きくはないため、十分耐えうる画質になっています。
Gmailをはじめカレンダー同期が可能
複数人のカレンダーを共有できるというメリットがあることもあって、複数のカレンダーアプリとの同期が可能になっています。利用できるカレンダーアプリは以下の通りです。
- Gmail
- Apple
- Microsoft
比較的スピーディな動作
最新のスマートフォンと比べれば厳しいですが、筆者個人としては画面遷移、文字入力など全く不満なく使えるレベルの動作感になっています(マニアックな話をするとミドルレンジスマートフォン程度の動きです)。
壁美人を使えるため賃貸でも使いやすい
壁掛けは賃貸では使いづらい問題を解決しているのが、壁美人です。ホッチキスで16ヶ所止めることで壁掛けにできる優れもので、筆者もこれを利用して固定しています。どんなものか試してみたい人は、単体の壁美人を購入してみると良いかもしれません。
壁掛けしたくない人はスタンドもある
壁掛けしたくない(できない)環境の人のために専用のスタンドが発売されています。以下よりご覧ください。
デメリット・欠点
厚みがかなりある
本体はかなり分厚く、35mmとなっています。部屋の配置によって、横から見ることが多い人は気になるかもしれません。
視野角が狭く感じる
これは液晶の視野角が狭いというわけではなく、光沢ディスプレイで大画面のため視野角が狭く感じるという意味です。Echo Show 15は複数人での利用が想定されていることもあり、人通りが多い所に設置するはず。
そういうところは総じて日当たりがよく、日光の反射を受けやすいところと考えられます。光沢ディスプレイで写真は美しいのですが、斜めから見ると光の反射で見づらくなることがありました。
人物認識によりフォトフレームがリロードされる
ソフトウェアの問題ですが、カメラによる人物認識がかかるとフォトフレームがリロードされる問題があります。せっかく過去の写真を見たいのに、人物認識されてしまうと見れなくなるので、非常に不便。
現状はカメラ自体をオフにして対応していますが、ソフトウェアアップデートで対応して欲しいところです。
ウィジェットの幅調整ができない
筆者はウィジェットを2つしか使っていないのですが、ウィジェットは最低4つ分で幅が固定されるようになっているようです。個人的にウィジェット二つで写真を最大化するのが理想ですが、そうはできないようです。
音声認識が操作の基本になる点に注意
タッチパネルディスプレイですが、検索は基本的に音声を用います。文字入力による検索ができると便利ですが、現状できない点が非常に不便です。
初期は音声ショッピングがオンである
お子さんがいる家庭では特に気をつけて欲しいですが、初期段階では音声ショッピングがオンになっています。これにより、「対応していない音楽を検索→Amazon Music Unlimitedへの登録」が自動的にできてしまいます。必要に応じて、設定から音声ショッピングをオフにするようにしてください。
おすすめなタイプ
家族で予定を共有したい人
本来の目的通りですが、家族で予定を共有したい人にとってはピッタリです。家族の導線上に設置しておけば必ず目に入るため、見逃しがありません。
フォトフレームが欲しい人
コストパフォーマンスのところで書きましたが、Echo Show 15はフォトフレームとして、ディスプレイの大きさと綺麗さ、Amazonプライムフォトの利便性と価格メリットの観点で非常に優れています。
単身赴任している人
これまでのフォトフレームはSDカードに入れて使うことが前提でしたが、クラウドベースに保存する形になるため、遠く離れた人でも写真を同期できるようになっています。単身赴任して子供と離れている人にはピッタリなのではないでしょうか。
おすすめできないタイプ
細かな操作性を求める人
Echo Show 15の大きな弱点は音声検索が主体になっていることです。ふんわりした指示(例えば何か音楽を流してなど)には対応力が高いと感じますが、ピンポイントで検索するのは難しい印象でした。
特に楽曲は似たタイトルが多いため、より難易度が上がります。よって細かな操作性を求める人にはお勧めできません。
実機レビューのまとめ
メリットもデメリットも多く書きましたが、筆者としてはフォトフレームと家族の予定表確認用として使えるだけでも、95点くらいの価値があります。
特にカメラを趣味にしている人は自分が撮った写真を大きな画面で楽しむことができるだけでも、QOL向上に一役買うと感じました。
今後プライムデーのようなセールで安くなる可能性があるので、随時チェックしてみて下さい。
現在の価格は公式サイトで必ずご確認ください。また、Echoシリーズは特定の時期を狙い撃ちすることでお得に購入できるため、必ず安く買う方法をチェックするようにして下さい。
安く買う方法・コツ
Echo Show 15に限らず、AmazonのEchoシリーズを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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