大手携帯電話キャリア(MNO)は2021年3月に入りオンライン限定で申し込める格安の新プランを発表しました。各社全て大幅にプラン料金が安くなることや、シンプルさを特徴としていることで大きな話題を呼んでいます。
リカテックでは2021年3月からの各社新サービスが始まることを踏まえ、現段階での認知度および乗り換え需要について調査を行いました。
調査対象について
今回はクラウドワークスを用いて、500名の方に匿名形式でアンケート形式で調査を行ないデータをまとめました。なおアンケートは2021年2月6日に実施しています。
各オンライン限定プランの認知度をアンケート調査
各大手キャリアのオンライン限定プランについて、2021年2月5日時点でアンケートを取った結果をまとめました。まず、以下はdocomoのオンライン限定プラン「ahamo(アハモ)」の認知度です。
続いて、auのオンライン限定プラン「povo(ポヴォ)」の認知度です。
最後にSoftBankのオンライン限定プラン「Softbank on LINE(SoL)」の認知度です。
結果としてはドコモのオンライン限定プラン「ahamo」だけがサービスの認知度が高く、名前を知っている人は75%を超えています。一方で、Povo、SoLについては名前を知っている人は半数にも届かない結果となりました。
また、乗り換えするにあたり最も重要な「サービスを理解しているユーザー」はahamoだけが25%を超えるデータとなりました。
各プランへの乗り換え需要をアンケート調査
続いて、各社のオンライン限定プランに乗り換えるかどうかについて調査を行いました。今回調査対象の人が使っているキャリアは以下の分布となりました。オンライン限定プランの恩恵を受けやすい大手キャリアユーザーは全部で73.7%となっています。
まず全体に対して半年以内に乗り換えるかどうかについて調査を行った結果、乗り換えるは4.9%、検討中が35.2%となりました。
続いて、大手キャリアに限定し各種オンライン限定プランに乗り換えるかどうかを調査しました。結果乗り換えるが6.1%、検討中が38.4%と全体とほぼ変わらない傾向となりました。
調査結果のまとめ
大手携帯電話キャリア(MNO)の新プランは価格的には魅力的なプランではあるものの、現時点(2021年2月時点)ではahamoを除き、認知度が低い結果となっています。また、認知度の低さもあってか乗り換え検討者は全体の約5%と少ないデータとなりました。
ただ、これらはサービス開始前のデータであり、サービスインすれば口コミが広がることで認知度、乗り換え検討者の数値が大幅に変わることが予想されます。サービスが開始され認知が広まった段階で改めて調査を引き続き行います。