AQUOS zero2レビューの概要(ポイント)
超軽量な大画面モデル
AQUOS zero2は、過去発売されたAQUOS zeroの後継にあたるモデルです。最大の特徴はその軽さ。6インチを超える大型スマートフォンでありながら、141gの軽さを実現しており、持ってみると違和感を感じるほど。
軽さだけでなく、Snapdragon855を搭載した高性能さや疑似240Hzのリフレッシュレートに対応したゲーミング性能など目を見張るところが多い機種となっています。
またこの機種はSoftbankで投げ売りされた経緯があり、中古価格がかなり下がりコストパフォーマンスが異様に高くなっているので、狙い目のモデルと言えます。
簡易スペック表
発売日 | 2020/1/30 |
SoC | Snapdragon855 |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
画面 | 6.4インチ |
重量 | 141 g |
5G(Sub-6) | × |
5G(ミリ派) | × |
※詳細は公式スペック表でご確認ください。
AQUOS zero2の目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。筆者が使った主観的な内容については、メリット・デメリットの項目で記載しています。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本レビューはイオシスからソフトバンク版のSIMロック解除されたものを購入しレビューを行っています。
AQUOS zero2の特徴
この項目ではAQUOS zero2の特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。
超軽量ゲーミングスマホ
AQUOS zero2の最大の魅力はなんといっても驚くほどの軽さ。6.4インチで141gの軽さは他に例がないほどのスペックになっています。大型スマホが良いが重いスマホはちょっと、というトレードオフを求める人にもおすすめできるモデルになっています。
240Hzで疑似高リフレッシュレート
AQOUS zero2では120Hzのリフレッシュレートモニターに黒挿入をすることで疑似的に240Hzのモニターになるように設計されています。これによりゲーム中の動きがより滑らかにすることができます。
SIMフリーのデュアルSIMモデルが存在
AQUOS zero2は軽さ、リフレッシュレート、ハイスペックとスマートフォンの中でも素晴らしい性能をバランスさせていますが、さらにデュアルSIMのSIMフリーモデルが存在するという驚きのモデルです。AmazonなどでSIMフリーモデルが発売されているので、もしデュアルSIMが欲しい場合はそちらを選ぶようにして下さい。
AQUOS zero2の価格とコストパフォーマンス評価
AQUOS zero2の新品コストパフォーマンスは普通でしたが、2021/03/23時点において中古のコストパフォーマンスは異常なほど高いです。特にSoftbank版が1年落ちにもかかわらず、10%税込でも3万円台で買えてしまうため、中古で問題なければ下手な格安スマホ買うよりもおすすめです。
価格情報について
価格については2021年3月21日時点の情報です。現在の価格については各サイトをご覧ください。
AQUOS zero2のマシンスペック
マシンスペック
AQUOS zero2のマシンスペックは以下の通りです。
発売日 | 2020/1/30 | |
寸法 | 158×74×8.8mm | |
重さ | 141g | |
ディスプレイ | サイズ | 6.4インチ |
形式 | OLED | |
画素数 | 1080×2340 | |
リフレッシュレート | 60Hz、240Hz | |
バッテリー | 電池容量 | 3130mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | 記載なし | |
プロセッサ(Soc) | Snapdragon855 | |
GPU | 記載なし | |
ストレージ(ROM) | 256GB | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
外部メモリ | 対応無し | |
通信 | 下り最大 | 988Mbps |
上り最大 | 46Mbps | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | バージョン | 5.0 |
最大接続台数 | 4台 | |
生体認証 | 指紋認証 | 〇 |
顔認証 | 〇 | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | 〇 | |
緊急避難速報 | 〇 | |
防水 | IPX5/IPX8 | |
防塵 | IP6X | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | USB-C | |
OS | Android10 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
DSDV | 〇(※) |
※スペック詳細はこちら
※DSDV対応はSIMフリーモデルのみ
対応バンドについて
キャリアモデルのため未掲載です。
スペックの解説
スペック面を見ても、141gの重量には違和感を感じるほど軽量です。しかも、これだけ軽量でありながらバッテリーは3000mAhを超えているため、それなりに使うことができます。またスペックだけでは分かりませんが、AQUOS zero2は充電系統が2つあり、それにより発熱をより抑える工夫が施されています。その他にもメモリが8GB、そしてROMが256GBと大容量な上高速なUFS3.0を使っています。データ容量が大きい点でも安心の一台です。
AQUOS zero2のベンチマークテスト
Antutu
Antutuベンチマークのスコアは以下の通りとなりました。その他の機種比較についてはAntutuベンチマーク測定データまとめと比較下さい。
GeekBench
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。
AQUOS zero2の通信スピードテスト
Wi-Fi環境テスト
AQUOS zero2の通信環境テストをアプリOoklaを用いて行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6対応のArcher A10 Proを用いています(クリックで拡大します)。
全体的に通信速度が安定しており快適に使うことが出来ています。最長距離で若干スピード落ちるものの、100Mbpsを超える十分なスピードが得られています。
AQUOS zero2のカメラスペック
カメラスペック
メインカメラ
カメラスペックは以下の通りです。昨今のカメラとしては珍しく広角カメラの方が有効画素数が大きくなっています。ただし、手振れ補正は標準のみです。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
標準カメラ | 1220万 | 1.7 | 〇 | 〇(動画撮影) |
広角カメラ | 2010万 | 2.4 | × | 〇(動画撮影) |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
インカメラ
インカメラのスペックは以下の通りです。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
広角カメラ | 800万 | 2.2 | × | 〇(動画撮影) |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
AQUOS zero2で撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。超広角から8倍ズームまで利用できます。8倍ズームでも実用的になっています。
被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。かなり色味が変わります。
明るい色、暗い色の花の撮影による変化を検証しました。色変化もそうですが、それよりも暗く映ることが欠点です。
接写能力を検証しました。接写用のレンズを搭載していないためあまり向いていません。
前後でピントを調整し撮影しました。ボケ感は弱めです。
キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。夜景モードは驚くほど変化があります。特に暗い部分ではノイズが大きくなっていますし、灯りが多くなると色温度がかなり変わります(見た目よりも黄色みが強くなっています)。見た目通りに撮影するという観点で見れば、大幅に変わる点が注意です。
AQUOS zero2の外観
AQUOS zero2の背面です。カラーは一色のみで、ブルーとブラックのグラデーションカラーとなっています。
背面には超広角と広角カメラの二つがセットされています。カメラの高さはあまり無いため、そのまま机に置いてもガタツキは気になりません。
表側にした様子です。大画面で表示領域が広く使いやすい印象のモデルです。
本体上部です。SIMスロットがあります。
本体左側です。こちらには何もありません。
本体右側です。音量ボタン、電源ボタンが備え付けられています。
下部にはUSB-C、スピーカーがあります。スピーカー音質は下の上といったところです。
SIMスロットを取り出した様子です。デュアルSIMに見えますが、nanoSIMとmicroSDカードの組合せが利用できます(ただし、SIMフリーモデルは物理デュアルSIMです)。
その他の付属品はありません。
AQUOS zero2のメリット・長所
大画面で軽い良モデル
何度も繰り返しになりますが、6.4インチの大画面でこれだけ軽いのは魅力的です。通勤通学などでスマートフォンを見ている時に重さは大敵なので、軽いモデルに変えるだけで楽に使えるでしょう。
リフレッシュレートの恩恵は素晴らしい
AQUOS zero2では240Hzのリフレッシュレートが使えますが、これがとにかく素晴らしくスクロールで滑らかさを感じます。一度ハイリフレッシュレートに慣れると60Hzでは違和感が強くなってしまうほどです。
カメラが綺麗に映る
軽量モデルになるとしわ寄せがカメラに行くことも多いですが、AQUOS zero2はそれなりに綺麗に映りました。特に室内撮影でも明るく映る点が魅力的。またオートフォーカスが上手な機種なので、初心者でも綺麗に写せるカメラになっています。
AQUOS zero2のデメリット・欠点
快適に使うために初期設定が必要
AQUOS zero2は出荷時から設定を始めると、文字が大きめの設定になっており小さくしたくなります。また240Hzリフレッシュレートを使うためにはゲーミング設定が必要になります。これらの初期設定が必要な点が面倒と言えます。
具体的にはAQUOSの便利機能の中から設定するアプリを選択する必要があります。つまりホーム画面ではハイリフレッシュレートを活かすことが出来ないため損した気分になります。以下のようにハイレスポンスモードをonにした状態でさらにこの設定の下部にあるハイリフレッシュレートを適用するアプリを選択する必要があります。
夜景の撮影能力が低い
作例でも紹介していますが、とにかく夜景の撮影能力が低いことが弱点です。外観を見てのとおりカメラにあまり力を入れているようには見えませんが、それが夜景に最も表れていると感じました。
指紋認証はワンテンポ遅い
AQUOS zero2ではディスプレイ指紋認証を搭載していますが、認証はワンテンポ遅いです。顔認証と併用するようにすると良いでしょう。
背面に指紋がつく
背面は光沢ブルーになっていますが、ここに指紋がかなりつきます。そのまま運用する場合は指紋が気になるかもしれません。
スピーカー音質が低い
弱点のなさそうなAQUOS zero2ですが、唯一はっきりと言える弱点がスピーカーです。モノラルであること、さらに本体が軽すぎるために低温で本体がビビリ音を出してしまうことが弱点と言えます。
AQUOS zero2の口コミ・評判
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ハイエンドスマートフォンの中でも超軽量で特殊性が際立つモデル。ただし、軽さに振り切ってるため、人によってはぴったりはまるモデル。漫画をよく読むので、ハイリフレッシュレートと軽さと大画面の組合せは有難い限り。カメラ性能がもう少しマトモなら文句なしだった。
AQUOS zero2の女性目線の口コミ
妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- びっくりするほど軽い
- 画面が滑らかに動いてる(リフレッシュレート240Hz)
AQUOS zero2がおすすめのタイプ
通勤・通学で長時間スマホを触る人
長時間移動がある場合スマホを見る機会が必然的に増えると思いますが、通勤通学で長時間スマホを触る人にはとてもおすすめ。141gの軽さを知ってしまうと他には戻れなくなるかもしれないほど魅力的です。
スマホで漫画を読む人
スマホ漫画は面白いものがたくさんありますが、漫画を読む人にもおすすめです。iPhone12 miniやiPhoneSE2など軽いモデルも出ていますが、総じて画面が小さいです。AQUOS zero2は141gで6.4インチ有機ELなので漫画を長時間楽しむ人には負担になりづらくピッタリと言えます。
AQUOS zero2をおすすめしない人
電池消費が激しい人
AQUOS zero2は大型有機ELディスプレイを搭載しているため電池消耗が激しい機種です。特にリフレッシュレート240Hzを適用すればなおさらです。モバイルバッテリーを持ち運ばない人で長時間充電できる環境にない人にはおすすめが難しいモデルです。
AQUOS zero2の実機レビューまとめ
AQUOS zero2のキャンペーン・安く買う方法
AQUOS zero2を安く買うためにはとにかくイオシスを見てSoftbank版を探して下さい。Softbankの投げ売りでとにかく安くなっています。
もしイオシスで安く買う方法を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
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