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Galaxy S21 Ultraの実機レビュー

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レビュー・評価の概要

Sペンが使えるSシリーズ

2021年に登場したGalaxy Sシリーズの最高峰モデル。前モデル同様に、100倍ズームを搭載しながらさらにS21ではSペンに対応。また、下位モデルと比べWi-Fi6EやBluetooth5.2を搭載することで、より新しい通信方式を採用して優位性を出しています。

本体は229gと、スマートフォンとしては重量級になりますが、ベゼルが詰められていることもあり、Ultraの名前の割には小さく感じるモデルとなっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (4)
発売年度2021年
プロセッサSnapdragon888
Exynos2100
RAM12GB/16GB
ストレージ128GB
256GB
512GB
画面サイズ6.8インチ
重量229g

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

Galaxy S21 Ultra 5Gの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。また、本機種は、技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の適用範囲外端末(Wi-Fi6E及びBluetooth5.2が対象外)のため、レビューは機内モードにして電波を発生させない状況で評価を行っています。

特徴

この項目ではGalaxy S21 Ultra 5Gの特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。

Sペンに対応

これまでGalaxy Noteシリーズだけに搭載されていたSペンがS21 Ultraでも対応するようになりました。Noteのような本体収納はありませんが、純正スタイラスであるSペンならではの使いやすさが魅力となっています。

望遠は他シリーズと異なり100倍ズーム

Galaxy S21 Ultraは下位グレードと異なり、望遠に100倍ズームまで使えるようになっています。後述しますが、実用性の面で100倍は使い物になりませんが、重要なのはより低倍率。10~30倍でも十分綺麗に撮影できるので、ズーム機能を重視する人にとっては良い選択肢になります。

無線規格が下位グレードと異なる

今回評価したグローバル版のGalaxy S21 Ultraは無線の規格がWi-Fi6E(EはEnhanced)、Bluetooth5.2(下位は5.0)となっており、より進化した無線規格にグレードアップされています。

価格とコストパフォーマンス

Galaxy S21 Ultraのイオシスでの価格(2021年2月25日時店)は159,800円となっています。Androidとしては最高峰クラスの価格となりますが、S21 Ultraの機能やブランドを考えれば妥当な値段です。なおSペンがついてこないため注意してください。

Galaxy S21 Ultra 5Gの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたGalaxy S21 Ultra 5Gのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2021年
サイズ165.1×75.6×8.9mm
重量229g
プロセッサExynos2100
メモリ(RAM)16GB
ストレージ512GB
ディスプレイサイズ6.8インチ
解像度3200×1440
アスペクト比20:9
形式OLED
リフレッシュレート1~120Hz
bluetoothVer5.2
コネクタUSB Type-C
おサイフケータイ
防水IPX5/IPX8
OSAndroid11
SIMサイズnanoSIM
バッテリーサイズmAh
リバースチャージ
ワイヤレスチャージ

外観

本体背面です。マットなブラックカラーになっています。Galaxy S21 Ultraからカメラバンプはなく、カメラの周辺がせり出すような構造になっています。カメラは5眼搭載されています。うち一つはレーザーオートフォーカス用です。被写体深度を測定するのに用いられます。

背面下部にSAMSUNGの文字がありますが、ほぼ同色のためほぼ分かりません。

表面です。ほぼ全面が画面になっています。上部はピンホール型のカメラとなっています。

上側です。

下側です。SIMスロット、USB-C、スピーカーがあります。

本体右側です。音量ボタン、電源ボタンがあります。

左側には何もありません。

実際に手に持った様子です。Ultraサイズですが、思ったより大きくはありません。

Sペンと並べて撮影した様子です。

カメラのテスト

カメラスペック

タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。

カメラ有効画素F値光学手振れ補正
①広角1億800万画素公式記載なし対応
②超広角1200万画素公式記載なし非対応
③望遠1000万画素公式記載なし非対応
カメラ有効画素F値光学手振れ補正
①広角4000万画素公式記載なし

撮影作例

作例を掲載しています。100倍ズームは実用性の点で疑問が残りますが、10倍などで十分綺麗に撮影できるのは驚きです。最大倍率での撮影能力よりも、低倍率がより綺麗に映るという認識の方が良いでしょう。

0.5倍

1倍

2倍

5倍

10倍

30倍

100倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。

明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。

黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。マクロモードに切り替わり、かなり近くまで寄って撮影することが可能です。

注意書きを撮影

50に合わせて撮影

前後でピントを調整し撮影しました。しっかりとボケ味が出ています。

前の花にピント

後ろの花にピント

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。ライト一つの段階から文字はしっかりと見えています。

1個

4個

8個

12個

メリット・魅力

Sペン対応が魅力

Galaxy S21 Ultraだからというわけではないですが、純正のスタイラスペンが付属しているのは非常に便利。中でもSペンは過去から技術を昇華してきていることもあり、滑らかな使い心地が魅力になっています。

望遠カメラ性能は群を抜く

日本市場からHUAWEIのスマートフォンがほぼ撤退を余儀なくされている状況から、望遠カメラの性能としてはGalaxy S21 Ultraが最高峰クラスの性能となります。カメラ作例でも紹介していますが、100倍ズームができることも魅力的ですがそれ以上に10倍〜30倍でも実用的な写真が取れるメリットがあります。

指紋認証

Galaxy S21 Ultraの指紋認証は低価格スマホと異なり、超音波式を採用しています。そのため、暗闇でも光らないメリットを持っています。またディスプレイ内の超音波指紋認証は年々高速化されており、今では静電指紋認証と遜色ないレベルで使えるようになっています。

デメリット・欠点

229gの質量

最大のデメリットは229gの質量。本体がインチ数と比べてコンパクトなこともあり、密度が高く感じ、よりずっしりとした印象を受けました。

Sペンの収納

Galaxy S21 UltraではSペンを収納するスペースを持ちません。そのため、保管場所が必要になります。また、Noteシリーズのように、取り出して起動するアクションが起こせない点もデメリットとなります。

Sペン連携アクションは弱い

Sシリーズはペンを内蔵しているわけではないため、ペンの出し入れで定型アクションを起動することができない点がデメリットになります。ワンクッション多くなってしまいますが、サイドメニューからの呼び出しが可能なため、上手く併用して使うと良いでしょう。

おすすめなタイプ

Sペンユーザー

SペンはGalaxyならではの仕組みであり、Noteシリーズよりも小さいサイズで欲しい人も多かったはず。そう言った方にはマッチしている端末になるでしょう。

望遠10倍とマクロをよく使うユーザー

Galaxy S21 Ultraは望遠10倍前後でも綺麗に撮れるため、ズームを手軽に撮りたい人におすすめ。またマクロ性能に優れるため、小物の撮影を行う人にとっても選ぶ価値のあるスマートフォンでしょう。

おすすめできないタイプ

軽いスマートフォンが欲しい人

Galaxy S21 Ultraを選ぶ時点で覚悟している人は多いと思いますが、重いスマートフォンが嫌いな人はやめておくことをおすすめします。デメリットでも書いたように、本体サイズが小さいにもかかわらず229gの重量があるので、見た目よりも重く感じてしまいます。

実機レビューのまとめ

Galaxy S21 UltraはカメラとSペンが特に魅力的な機種。価格は高いですが、基本性能だけでなくオプション的な部分も充実していて、満足度が高い一台になっています。

Galaxy S21 Ultra 5Gの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

Galaxy S21 Ultraに限らず、SamsungのGalaxy製品を安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。