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レビュー・評価の概要
最新のチップセットSnapdragon888を搭載した、第3世代折りたたみスマートフォン。
過去モデルにはなかった防水・Felicaの機能を搭載したことで一般向けに使いやすくなり、かつ価格も少し下がったので手に入れやすいモデルになりました。
メリットでも後述しますが、折り畳みという見た目のクセに反して非常に使いやすい一台となっています。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | Snapdragon888 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
画面サイズ | 6.7インチ |
重量 | 183g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではGalaxy Z Flip3の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
ストレートタイプの折りたたみモデル
Galaxy Z Flip3はストレートタイプの折りたたみモデル。ディスプレイを折りたためることでコンパクトに収納できるスマートフォンとなっています。
キープコンセプトでスペックアップ
Galaxy Z Flip3はコンセプトを大きく変えることなく、プロセッサのバージョンアップ、カラーラインナップの追加が行われています。第一世代からの乗り換えの人も多いことを考えると、違和感なく乗り換えられつつ、随所で進化を感じられるでしょう。
サブディスプレイ搭載
大きく変わったところの一つとして、Flip3から外側にサブディスプレイが搭載されるようになりました。スマホを時計がわりに使う人も多いことや通知のチェックのためにわざわざ開く必要がなくなりました。

価格とコストパフォーマンス
Galaxy Z Flip3は折りたたみスマートフォンとして奇抜な位置づけだったため初代は価格が高めでしたが3代目になって、15万円以下で買えるようになりました。まだコストメリットは小さいですが、Xperiaシリーズと価格が変わらなくなったことを考えると大幅に改善してきていると感じます。
スペック
今回レビューしたGalaxy Z Flip3のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 166×72.2×6.9mm | |
重量 | 183g | |
プロセッサ | Snapdragon888 | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 128GB | |
ディスプレイ | サイズ | 6.7インチ |
解像度 | 2640×1080 | |
アスペクト比 | 22:9 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
bluetooth | Ver5.1 | |
コネクタ | USB Type-C | |
おサイフケータイ | 〇 | |
防水 | IPX6X | |
OS | Android11 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
バッテリー | サイズ | 3300mAh |
リバースチャージ | × | |
ワイヤレスチャージ | 〇 |
外観
今回レビューしたのはクリームモデルです。カメラ、およびディスプレイ部分のみ黒になっており、それ以外が柔らかい黄色になっています。ディスプレイはシンプルに数字だけを表示させる他、壁紙を表示したり自撮り用のディスプレイとして使うこともできます。

背面カメラは広角と超広角の組み合わせになっています。エッジは若干盛り上がってはいるものの、ほぼフラットに近く引っ掛かりを感じることはありません。

開いた様子です。一般的なスマートフォンと比べるとベゼルは広めですが、折りたたみなのでしょうがない部分ではあります。昔のモデルと比べるとベゼル幅が改善されているため、乗り換えならスッキリ感を感じるでしょう。

本体上部です。

本体下部です。コネクタはUSB Type-Cとなっています。スピーカーは本体下部のみですが、スマートフォンとしては音質は十分です。

本体右側です。音量ボタンと指紋認証兼電源ボタンが付いています。

本体左側です。SIMスロットがあります。

SIMスロットを外した様子です。シングルでSIMのスロットのみ、SDカードのスロットはありません。

実際に手に持った様子です。

半折りたたみ状態にした様子です。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 1088 |
マルチ | 3520 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 524 | 521 | 6 |
ポイント② | 302 | 272 | 8 |
ポイント③ | 473 | 357 | 7 |
ポイント④ | 468 | 376 | 7 |
ポイント⑤ | 353 | 363 | 8 |
ポイント⑥ | 104 | 73.3 | 7 |
通信スピードテストの評価
全体的に安定した数値が得られていますが、最長距離でガクンと落ちる傾向が見られました。なお、この検証結果は同じ折り畳みのGalaxy Z Fold3でも同じような傾向となっています。ルーターと使う部屋が遠い場合はメッシュWi-Fiなどを検討した方が良いでしょう。
カメラスペックと作例
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 1200万画素 | 1.8 | 対応 |
②超広角 | 1200万画素 | 2.2 | 対応 |
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
① | 1000万画素 | 2.4 | 公式記載なし |
カメラのレビュー
Galaxy Z Flip3は1200万画素カメラとさほど高画素ではないものの、映りとしては十分綺麗です。インカメラも綺麗に映る上に補正も自動でかかるため、無段階折りたたみを活かして自撮りに向いています。
撮影作例
作例を掲載しています。
0.5倍

1倍

2倍

5倍

10倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。
明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

接写能力を検証しました。マクロレンズを搭載していないため接写はほぼ出来ません。また最大ズームでの接写も試してみましたがブレが厳しく実用性は低めです。
1倍で撮影

ズームで撮影

前後でピントを調整し撮影しました。
前の花にピント

後ろの花にピント

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。過去シリーズからGalaxyは夜景に強い印象ですが、Flip3も同様です。1つでは厳しいですが、照明4つから12個までどれも比較的しっかりと輪郭を捉えています。なお夜景モードを使って撮影はしていません。
1個

4個

8個

12個

メリット・魅力
意外と使いやすいフォルム
初代モデルからそうですが、Galaxy Z Flip3は手に馴染みやすく使いやすいことが特徴です。ディスプレイサイズは6.7インチと大型ではあるものの、縦長なので手が小さい人でも握りやすく取り回しが楽な特徴があります。
折り畳むとコンパクトに
Galaxy Z Flip3は折り畳むと非常にコンパクト。冠婚葬祭で使うようなサイズの小さな鞄でも収納しやすい6インチクラスのスマートフォンはGalaxy Z Flip3くらいのものでしょう。
静電型指紋認証で使いやすい
昨今、指紋認証はディスプレイ内蔵型と静電型の二種類がありますが、Galaxy Z Flip3では静電型が搭載されています。ディスプレイ内蔵型に比べ、ロック解除のスピードが速く使い勝手が良いと言えます。
自撮りのしやすさは別格
Galaxyの折りたたみモデルは過去から折りたたみ角度を無段階調整できるようになっています。そのため、自撮りのためにスタンドのようにして簡単に置くことができます。些細なことですが、自撮りで使うユーザーや鏡がわりに使う人には大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット・欠点
開くワンアクションは面倒
おりたたみ式であるが故に、本来スマートフォンにはない「開く」というワンアクションが必要になります。スマホを頻繁に出し入れする人にとっては不便です。
本体重量が重めに感じる
主観的な話になりますが、本体重量183gの割に重く感じます。密に詰まっているのか重心の問題かはわかりませんが、スペック値より質量があるように思いました。
おすすめなタイプ
鞄の中でコンパクトにしたい人
折りたたむことでスマホではありえない大きさにすることができ、カバンのタイプを選びません。折り畳み状態でも意外と薄いので、厚みが問題になることもあまり無いでしょう。
ビデオ通話・自撮りが多い人
Galaxy Z Flip3の無段階折り畳みを使うことで、どんなシーンでもビデオ通話、自撮りをすぐにできます。折り畳み時用に画面が上下分割されるなど、ソフトウェア対応している点も魅力です。
音楽を聴く人・動画を楽しむ人
Galaxy Z Flip3はモノラルではあるもののスピーカーの音が非常に良いため、音楽、動画を楽しむ人に向いています。
おすすめできないタイプ
性能面でコスパ優先の人
本モデルは折り畳み自体にコストがかかっているため、価格面では割高です。性能面だけで選ぶなら、折り畳み機能が無く、同じプロセッサを積んでいるGalaxy S21の方が良いでしょう。
カメラを重視する人
Galaxy Z Flip3はハイエンドになるものの、カメラは2眼で望遠を備えていません。Galaxyシリーズはカメラ性能が良いこともあり、望遠が無いことで撮影の幅を狭めてしまう可能性があります。こちらも上と同じくGalaxy S21を選ぶか、Galaxy Z Fold3にしてください。
実機レビューのまとめ

折りたたみスマートフォンということで見た目のインパクトが強い一台ですが、実際に使ってみると意外とクセがなく使いやすいスマートフォンです。
普通のスマートフォンとしての機能に加えて、無段階の折りたたみを使うことでスタンドなしにYouTubeを始めとする動画コンテンツを楽しめたりビデオ通話ができるので、これらの使い方が多い人には一度手に取ってみて欲しいモデルです。
安く買う方法・コツ
Galaxy Z Flip3に限らず、SamsungのGalaxy製品を安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。