ROG Phone5(2021年モデル)の実機レビュー

ROG Phone5(2021年モデル)のレビュー概要

2021年上期最強のゲーミングスマホ

ROG Phone5は先代モデルに引き続き過去最強、そして国内最高レベルの性能を持つスマートフォンとなっています。

パフォーマンス面での進化に加えて、センターCPUによる冷却能力向上、ヘッドフォンジャック復活しつつDAC搭載で高音質化、Aero Active Coolerによる物理ボタン追加など様々な面でバージョンアップの著しいモデルです。

ROG Phoneは全部で3種類あり、標準、ハイエンド、限定版があります。限定版はRAMがさらに増え、背面サブディスプレイを搭載するなど特殊な一台となっています。

簡易スペック表

発売日 2021年5月28日
SoC Snapdragon888 5G
RAM 12/16/18GB
ROM 256GB(UFS3.1)
画面サイズ 6.78インチ
重量 239g
5G 対応

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

12GBモデルが99,800円から。数量限定で18GBのアルティメットモデルも存在します。現在の価格は公式サイトをご覧ください。

 

ROG Phone5(2021年モデル)の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本検証はメーカーからROG Phone5をお借りして、テストを行っています。

 

ROG Phone5(2021年モデル)の特徴

ここではROG Phone5(2021年モデル)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリットデメリットの項目をご覧ください。

 

Snapdragon888で最高クラスの性能

ROG Phone5ではクアルコムの最新のプロセッサであるSnapdragon888を搭載しています。ベンチマークの結果については、後述しています。

 

センターCPUとエアロアクティブクーラー

ROG Phone5はこれまでのスマートフォンと異なり、非常に珍しいセンターCPUを搭載しています。ROG PhoneにはオプションパーツでAero Active Coolerで冷やすことができますが、センターCPUになっていることでより直接的に空冷することが可能になります。

 

先代に続くエアトリガーに加え物理ボタンの追加

ROG Phone3ではデュアルパーテーションで左右に二つずつのエアトリガーを設けていました。

 

さらにROG PhoneではAero Active Cooller自体に物理ボタンが付属しており、さらに追加でボタンを増やすことができます(2枚上写真参考)。数が増えたからと言って有利になるわけではありませんがプレイヤー側としては選択肢が増える恩恵を受けることができます。

 

複数のパフォーマンスをソフトウェアでコントロール

過去のモデルと比較してROG Phone5ではより細かいパフォーマンスのコントロールが可能となりました。高いパフォーマンスを持ったXモードを始め、自分でパフォーマンスをコントロールできるアドバンストなどユーザーの調整幅が大きなデバイスに仕上がっています。

 

300Hzのタッチサンプリング

ゲーミングにおいて重要なポイントの一つにタッチサンプリングレートと低レイテンシーがありますが、ROG Phoneはどちらも世界最高クラス。ゲーマーにとって、勝つためのデバイスと言えます。

ROG Phone5には通常盤の上にさらなるアルティメットモデルが存在します。アルティメットモデルは根本的に異なっており、18GBのRAM、背面サブディスプレイを搭載しています。さらに、専用モデルはAero Active Coolerが最初から同梱されるなどの違いがあります。

 

ROG Phone5(2021年モデル)の価格とコストパフォーマンス

ROG Phone5は本体価格が99,800円から(12GBモデル)とSnapdragon888を搭載、かつ他のROGが持つ機能・性能を考えればコストパフォーマンスが非常に優れたモデルになっています。ちなみに、今回から別売りとなったAeroActive Cooler5がありますが、こちらは税込5,980円となっていますが、二つ合わせても前回のROG Phone3よりも安くなる計算になっています。

12GBモデルが99,800円から。数量限定で18GBのアルティメットモデルも存在します。現在の価格は公式サイトをご覧ください。

 

ROG Phone5(2021年モデル)のスペック

今回レビューしたROG Phone5(2021年モデル)のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2021年5月28日
製品名 ROG Phone5(2021年モデル)
型式
サイズ 173×77×9.9mm
本体重量 239g
ディスプレイ サイズ 6.78インチ
解像度 2448×1080インチ
形式 液晶
リフレッシュレート 最大144Hz
バッテリー 容量 6000mAh
ワイヤレス充電 無し
リバースチャージ 無し
急速充電 有り
SoC(CPU) Snapdragon888 5G
GPU 内蔵
メモリ(RAM) 12GB
メモリ(ROM) 256GB
コネクタ USB-C
外部メモリ 形式 非対応
最大容量
通信速度 上り数字 記載なし
下り最大 記載なし
Wi-Fi6 対応
bluetooth バージョン v5.2
最大接続台数 記載なし
生体認証 指紋認証
ディスプレイ内指紋認証 対応
顔認証 対応
光彩認証
おサイフケータイ 無し
緊急避難速報 無し
防水 非対応
ワンセグ/フルセグ 非対応
赤外線通信 無し
OS 無し
OS Android11
SIMサイズ nano-SIM×2
DSDV 有り
5G通信 有り

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

対応バンドについて

5G NR n2/n5/n7/n12/n20/n25/n38/n40/n66/n71/n77/78/n79
FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B29/B30/B32/B66/B71
TD-LTE B34/B38/B39/B40/B41/B42/B48
W-CDMA B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE 850/900/1,800/1,900MHz

 

ROG Phone5(2021年モデル)のベンチマーク

GEEKBENCH5

GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。

 

ROG Phone5(2021年モデル)の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:678Mbps
ポイント②:421Mbps
ポイント③:611Mbps
ポイント④:439Mbps
ポイント⑤:385Mbps
ポイント⑥:136Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 678 322 8
ポイント② 421 358 8
ポイント③ 611 122 8
ポイント④ 439 140 9
ポイント⑤ 385 387 9
ポイント⑥ 136 88.3 10

 

通信スピードテストの評価

ROG Phone5では全てにおいて優れたPING値とダウンロード速度が得られました。特にルーター前で678Mbpsの速度は当サイトの計測値でも最高値クラスの結果となっています。

 

ROG Phone5(2021年モデル)のカメラスペック

カメラスペック

タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。

有効画素 F値 手振れ補正
光学 電子式
広角カメラ 6400万画素
超広角カメラ 1300万画素
マクロカメラ 1300万画素

メインカメラ評価

3眼構成で広角カメラの出来が良く、後述の作例のように綺麗な写真撮影が可能です。またマクロを搭載しているため比較的寄った撮影も可能となっています。

インカメラスペックは以下の通りです。

有効画素 F値 手振れ補正
光学 電子式
広角カメラ 2400万画素

アウトカメラ評価

インカメラは一般的な性能と捉えておいてください。

 

ROG Phone5で撮影した作例

作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。5倍ズームでもしっかりと像を捉えており実用性を感じます。8倍でも十分捉えていますが、少しノイズが見られます。また超広角は0.6倍なので注意して下さい。

0.6倍

1倍

2倍

5倍

8倍

 

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。

黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

 

明るい色、暗い色の花の撮影による変化を検証しました。

明るい花の写真

黒い花の写真

 

接写能力を検証しました。マクロ機能があるため、かなり寄って撮影することが可能です。

文字を撮影

50に合わせて撮影

 

前後でピントを調整し撮影しました。前後でしっかりとボケ味が表現されています。

前の花にピント

後ろの花にピント

 

ポートレートモードで撮影を行いました。ポートレートは思ったよりも強くなく、ピントを合わせる方がボケ味が強くなる印象です。

ポートレート①

 

 

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。ROG Phoneシリーズは昔からそうですが、夜景モードでは色がちゃんと捉えられない時があります。これらの写真ももともとはあたたかなオレンジ色ですが、撮影すると白に変わってしまっています。

1個

4個

8個

12個

 

 

ROG Phone5(2021年モデル)の外観

今回のレビューはストームホワイトです。背面のROGマークを光らせることができます。

 

カメラは3眼で超広角・広角・マクロの構成です。カメラの出っ張りはほぼありません。

 

表面です。ディスプレイサイズは6.78インチで上下ベゼルは小さく表示領域は非常に大きいです。

 

本体上部です。

 

本体下部です。USB-Cとヘッドフォンジャックがあります。

 

本体右側です。電源ボタンがアクセントカラーになっています。

 

本体左側です。SIMカード挿入部はブルーメッキされています。

 

SIMを取り出した様子です。デュアルSIMで上下にはめ込む省スペースタイプです。

 

付属品です。充電器にもROGマークがあります。

 

ROG Phone5にオプションパーツのKUNAI PADを取り付けた様子です。

 

ROG Phone5(2021年モデル)のメリット・魅力

音が素晴らしい

ROG Phoneで最も評価したいのは「音」です。起動時からその違いが感じられるほど。スピーカーが素晴らしいが故に没入感が高まり、よりゲームに集中できるでしょう。また音響性能を活かして、YouTubeをはじめとした動画をより楽しむことが可能です。

 

信じられないほどのサクサク感

Snapdragon888と大容量メモリが搭載されていることにより、驚くほどの快適さを持ったスマートフォンになっています。チップセットの性能だけでなく、144Hzのハイリフレッシュレートディスプレイを搭載していることで滑らかさに磨きがかかっています。

 

ヘッドフォンジャックが復活

今回のROG Phone5では3で廃止されていたヘッドフォンジャックが復活しました。さらにハイエンドDACを搭載しているため、一般的な3.5mmヘッドフォンジャックと比べてもより高音質なメリットを持ちます。ASUSにはSTRIXシリーズのヘッドフォンがあるので揃えてみても良いでしょう。

 

PC並みの65W充電

充電は65Wに対応し、より高速充電が可能に。本体充電は6000mAhとなっており一般的なスマホと比べて多くなっているため65Wの充電器がより活かせる格好になっています。

 

物理ボタンの追加によりさらにコントロール性が向上

エアトリガーを搭載することでゲーミング性能を高めていますが、今回Active Aero Coolerの背面物理ボタンが付いたことで手に持った時、ちょうど良い位置にボタンが来るようになりました。エアトリガーと併用することはもちろん、「物理ボタン」という選択肢が増えたこと自体に大きなメリットがあります。

 

バランスの良い重量配置

今回センターCPUになったこと、さらにバッテリーが二分割されていることで本体の重量バランスがうまく取れています。ROG Phone自体は重いですが、それが緩和されるようになっています。

 

ROG Phone5(2021年モデル)のデメリット・欠点

ボディの重量は注意

ダブルバッテリーになっていることでボディの重量は分散されていますが、根本的な重さが解決できるわけでありません。長時間片手で持つことが多いなら要検討しておく方が良いでしょう。

 

今回からAero Active Coolerは別売り

前モデルまではAero Active Coolerが同梱されていましたが、5からは別売りとなりました。よりプロセッサの性能を活かしたい人は注意してください。

 

センターCPUは熱にデメリット

これは実際に使っていて感じた問題ですが、Snapdragon888は元々熱を発生しやすいプロセッサであることに加え、チップの位置がセンターになったことで手に当たる位置になりました。一般的なスマートフォンと比較して熱を感じやすいので注意してください。

 

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ROG Phone5
Average rating:  
 1 レビュー
by SIMPC on ROG Phone5

2021年に登場した最強のゲーミングスマホ。性能はもちろんですが、個人的にはそれ以外の部分(スピーカー、DAC搭載)が充実していてとにかくすごい。初動価格は公式サイトで2021年5月26日現在税込み10万円以下で買えるのも大きな魅力。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 両手で使うこと前提になりそう
  • 使ってみてストレスはない

 

ROG Phone5(2021年モデル)がおすすめな人

スマホゲーマー

ROG Phone5は最強スマートフォンの名前の通り、せっかく使うならゲーミングが最適です。プロセッサの強さ、低レンテイシーに加え、AirTriggerなどのボタン追加機能によりゲームの勝率を上げるためのサポートをしてくれるスマホです。

 

スマホで動画を見る人

仮にゲームをしなくても本体スピーカーで動画を見る人には非常におすすめ。これまでレビューしてきたスマホの中で最も高音質なスピーカーを搭載しており、動画をより楽しむことが可能となっています。

 

ROG Phone5(2021年モデル)がおすすめではないタイプ

インカメラを重視する人

ROG PhoneはZenFoneシリーズと異なり、フリップタイプカメラではありません。インカメラ性能が高いわけではないので注意してください。

 

夜間のカメラを使う人

ROG Phoneは過去シリーズから夜景の色味が異なってしまうことがあります。今回のキャンドルライトテストもそうですが、本来の色はもっと黄色になっています。色味をより正確に出したい場合は、別のスマートフォンを選ぶことをおすすめします。

 

ROG Phone5(2021年モデル)の実機レビューまとめ

2021年もトップクラスの出来の一台

結論

ROG Phone5は2020年の過去モデルに引き続き、正当進化に加え、物理ボタンの追加などのアップデートを盛り込み魅力的なモデルに仕上がっています。

スマホゲーマーにとって、エアトリガーを始めとしたボタン追加は間違いなく他ユーザーと差をつけるポイント。低レイテンシーや高タッチサンプリングレートも相まって、まさに「勝つためのスマートフォン」に仕上がっています。

12GBモデルが99,800円から。数量限定で18GBのアルティメットモデルも存在します。現在の価格は公式サイトをご覧ください。

 

ROG Phone5(2021年モデル)を安く買う方法

ROG Phone5(2021年モデル)は今回ASUS公式ストアとauから購入することが可能になっています。ASUS公式ストアから購入する場合は以下のページを必ず参考にしてください。

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