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レビュー・評価の概要
Yoga Tab 13はAdnroidタブレットとしては珍しいハイエンドプロセッサ搭載の高性能大画面モデルです。また、タブレットとしては珍しいスタンド付属のため、大型モデルながらネットサーフィンや書籍の読書も楽。
さらにJBLの4スピーカーを搭載しているため、動画視聴器として優秀なデバイスとなっています。タブレットでエンターテイメントを楽しみたい人には非常におすすめのモデルです。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | Snapdragon870 |
RAM | 12GB |
ストレージ | 128GB |
画面サイズ | 13インチ |
重量 | 830g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではYoga tab 13の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
スタンド付きの本体
Yoga Tab 13はタブレット全体で見ても珍しいスタンド付きの筐体。過去モデルからYoga Tabシリーズはずっとこの形を踏襲しています。メリットで詳しく書きますが、非常に使いやすいです。
ドルビーアトモス対応のJBLスピーカー搭載
Yoga Tab 13にはJBLのスピーカーを本体スタンド部に搭載しています。一般的にタブレットはスマートフォンよりも薄いケースが多く、その分スピーカー性能も削られてしまいますが、Yoga Tab 13の場合はスタンド部分を兼ねるため容積を取ることが可能。それもあってか、しっかりと音楽が楽しめる筐体となっています。

Androidでは珍しいハイエンドSoC搭載
2020年まで日本国内で販売される技適あり端末はミドルレンジのプロセッサを搭載したものばかりでしたが、Yoga Tab 13はハイエンドな800番台のプロセッサを搭載したタブレット。これにより快適な動作感を実現しています。
サブモニターとしての利用も可能
上位機種ならではの珍しい機能としてYoga Tab 13はmicroHDMIケーブルを使うことでサブモニターとして利用することもできます。Macならサイドカーを使う選択肢がありますが、Windowsを使う場合は特殊なアプリを入れないといけないことやサブモニターを持ち運ばなければならないというジレンマから解消されます。

背面はファブリックで高級感がある
Yoga Tab 13本体の背面はツートンカラーで半分はファブリックになっています。高級感を感じるスエードのような素材で触り心地も良いです。
価格とコストパフォーマンス
Yoga Tab 13はハイエンドモデルということもあり、7万円台からとなっています。
個人的な意見として、動画視聴用のタブレットとして考えると、高クオリティなスピーカーや安定して使えるスタンドが付いていることや、microHDMIでPCの生産性を向上できるメリットは他にはない利点なのでむしろ高コスパではないかと感じます。
スペック
今回レビューしたYoga tab 13のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2021年 | |
サイズ | 204×293.4×6.2-24.9mm | |
重量 | 830g | |
プロセッサ | Snapdragon870 | |
メモリ(RAM) | 12GB | |
ストレージ | 128GB | |
ディスプレイ | サイズ | 13インチ |
解像度 | 2160×1350 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 公式記載なし |
bluetooth | Ver5.2 | |
コネクタ | USB Type-C | |
おサイフケータイ | × | |
防水 | × | |
OS | Android11 | |
SIMサイズ | × | |
バッテリー | サイズ | 10000mAh |
リバースチャージ | × | |
ワイヤレスチャージ | × |
外観
背面はファブリックとプラスチック(濃いグレー)のツートーンカラーになっています。スタンドが内蔵されており、ブラックメッキされているため高級感があります。

実際にスタンドを使って立てた様子です。ディスプレイはIPS液晶で美しく、ベゼル幅も狭めです。フロントカメラはスタンドとの兼ね合いを意識してか、上部(手持ちではサイドに来る位置)に設置されています。

本体右側には電源ボタン、音量コントロールボタン、USB Type-C端子があります。

本体左側にはmicroHDMI端子があります。

本体下側はスタンド及び、JBLのスピーカーが2基搭載されています。

実際に手に持った様子です。スタンドがバンカーリング代わりになるので、13インチでも支えやすいメリットがあります。

付属品一覧です。珍しいmicroHDMIケーブルも最初から付属するため、買い足す必要がありません。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 966 |
マルチ | 3124 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 551 | 577 | 7 |
ポイント② | 537 | 362 | 6 |
ポイント③ | 608 | 550 | 6 |
ポイント④ | 522 | 344 | 6 |
ポイント⑤ | 428 | 354 | 7 |
ポイント⑥ | 199 | 80.9 | 7 |
通信スピードテストの評価
どのエリアでも十分な測定値が得られており、Androidタブレットとしては高い性能を誇ります。特に最長距離においても200Mbps近い速度と低いPING値が得られていることもあり、ネットサーフィン含め快適に利用可能です。
カメラスペックと作例
アウトカメラは非搭載のため、作例評価を行っておりません。
メリット・魅力
音がよく動画視聴としてはベストタブレット
タブレットを動画視聴用として使う人は多いと思いますが、Yoga Tab 13はそこにベストマッチ。本体に付属したスタンドと、高音から低音までしっかりカバーできる4基搭載したスピーカーのおかげでさっと気軽に動画を見れる一台になっています。画像読み込みが多い動画のサムネイル表示もSnapdragon870のおかげでサクサクです。
全く不満のない処理速度
Snapdragon870はスマホではあまり聞きなれないナンバリングのモデルですが、名前とベンチマーク結果からもわかるように800番台らしい高いパフォーマンスを持ったモデルになっており、動作で不満はまずありません。
10000mAhの高いバッテリー性能
タブレットの中でも大容量な10000mAhのバッテリーを搭載しているため、充電がなかなか減りません。動画視聴などは負荷が高くバッテリーが減りやすいことを考えるとバッテリーの大きさは魅力と言えます。
顔認証でロック解除されスムーズ
Androidならではの利点ですが、顔認証からロック画面解除までがスムーズです。Yoga Tab 13は置いて使うことが前提になっていることもあってか、カメラがディスプレイ上部のセンター位置に来ています。この位置がちょうど良いのか、認証で手間取ることはまずありませんでした。
出先でモニターとしても活用可能
Yoga Tab 13はタブレットの中でも珍しいmicroHDMIを併用してサブディスプレイにできるタイプです。中華製のタブレットにはこの機能を持つものはあるが、技適搭載かつハイエンドだとYoga Tab 13のみとなっており、これだけでも魅力があります。

今回は検証していませんが、Lenovoの専用スタイラスペンを活用することでタッチパネルを併用して使うことも可能になります。
16:10アスペクト比ディスプレイのためPCライクに使いやすい
Yoga Tab 13は16:10のディスプレイを搭載しているため、横向きにした時に縦長でネットサーフィンやスプレッドシートなどが使いやすいメリットがあります。スタンドが付属しているため、その場で開いて無線キーボードを接続すればパソコンライクにすぐに作業に取り掛かれる点も魅力と言えるでしょう。
デメリット・欠点
800g台なので重め
Yoga Tab 13は本体重量が800gを超えているためタブレットとしてはかなり重めな部類に入ります。13インチもあるので置く前提で使う方が良いでしょう。
背面カメラは非搭載
本モデルは潔く背面のカメラを搭載していないモデルで、800万画素のフロントカメラのみとなっています。タブレットでも写真撮影をしたい人は注意してください。
指紋が付きやすい
背面のプラスチック素材、スタンド部分は指紋が付きやすくなっています。目立つので気になる人もいるでしょう。

おすすめなタイプ
動画をよく見る人
メリットでも書きましたが、Yoga Tab 13は動画を見る人には本当によくマッチした端末です。スタンド、スピーカー、処理能力の観点から不満がありません。これに特化するなら、iPadよりもこちらの方がおすすめです。
マンガをよく見る人
大画面で漫画を見たい人もYoga Tab 13がマッチします。スタンドを使って見やすい角度で漫画を見れるのは思った以上に快適。800gもありますが、スタンドで支えるため本体の重さが関係ありませんし、付属しているのでちょっと移動する場合にも片手で気軽に動かせます。
外出先で使うサブモニターを探す人
microHDMI入力端子があるため、サブモニターとしても使えるため生産性向上させることができます。当たり前ですが、タブレットなので本体にバッテリーを内蔵しておりHDMIケーブル一本で外でも使える点が大きなメリットと言えます。
おすすめできないタイプ
電車等で立って使う人
Yoga Tab 13はタブレットの中でも重量級のため、手持ちで利用するのには向いていません。処理速度が落ちてしまいますがYoga Tab 11を利用するか処理速度を優先するなら本体500g台のXiaomi Pad 5を検討する方が良いでしょう。
実機レビューのまとめ

Yoga Tab 13はスタンドと強力なスピーカーが特に魅力のため、「タブレットで動画を見る」というユーザーにぜひ選んで欲しいモデル。
おうち時間をより充実できるタブレットとしてぜひ選んでみて欲しいです。
安く買う方法・コツ
Yoga Tab 13に限らず、Lenovo製品を安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。