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レビュー・評価の概要
OPPO A54 5Gはファンタスティックパープルとシルバーブラックの2色を揃えるスマートフォン。auとUQモバイルが取り扱うキャリア系スマートフォンでありながら、実質1万円強で購入できるモデルです(割引はないがSIMフリー版も存在)。
かなり安い価格ながら、ベンチマーク結果からもわかるように処理性能が非常に高いこと、さらにカメラの性能に優れることから、できるだけ安く、かつ性能が良いスマートフォンを探している人にすすめたいモデルです。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | Snapdragon 480 5G |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
画面サイズ | 6.5インチ |
重量 | 190g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事では実際に購入した上で、テストを行っています。
特徴
ここではOPPO A54 5Gの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
低価格な5Gモデル
OPPO A54 5Gはキャリアで購入すると、割引適用で1万円強で買えるスマートフォンですが、最新の通信規格5Gに対応しています。
5Gエリアの範囲内であれば、より快適にネット・動画配信を楽しむことができます。対応バンドについては、マシンスペックの項目をご覧ください。
Snapdragon480 5Gは魅力的
本モデルでは400番台で2021年最高クラスの性能を誇るSnapdragon 480 5Gを搭載しています。400番台はローエンドな印象ですが、最新モデルだけあって、サクサクと動きます。詳しくはベンチマーク結果の項目で書いていますが、Antutuが25万点を超えており、一般的なミドルレンジモデルよりもプロセッサが強力になっています。
リフレッシュレート90Hzに対応
OPPO A54 5Gではリフレッシュレート90Hzに対応。一般的なスマホは60Hzなので、画面の動きがスムーズに見えるようなディスプレイとなっています。必要に応じて60Hzに変更することも可能です。
5000mAhの大容量バッテリー
本モデルのバッテリー容量は5000mAhとなっており、スマートフォンとしてはかなり容量が大きめです。画面が大きいモデルですが、その分バッテリーが強化されているのは嬉しいポイントです。
価格とコストパフォーマンス
OPPO A54 5Gはキャリア(au、UQモバイル)で1万円ちょっとで購入できるモデルです。低価格な割に性能が良い一台です。
メリットで後述しますが、ローエンドのプロセッサを積んでいる割に実用性が高く、低コストモデルとは思えないほどカメラ性能に優れていることを考えれば、非常に魅力的なモデルです。
スペック
今回レビューしたOPPO A54 5Gのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2021年 | |
サイズ | 162.9×74.7×8.4mm | |
重量 | 190g | |
プロセッサ | Snapdragon 480 5G | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
ディスプレイ | サイズ | 6.5インチ |
解像度 | 2400×1080 | |
アスペクト比 | 20:9 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 60~90Hz |
bluetooth | Ver5.1 | |
コネクタ | USB Type-C | |
おサイフケータイ | × | |
防水 | × | |
OS | Android11 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
バッテリー | サイズ | mAh |
リバースチャージ | × | |
ワイヤレスチャージ | × |
外観
今回購入したカラーはファンタスティックパープルです。グラデーションがかかったカラーリングになっています。

背面カメラは4眼となっています。カメラバンプは高めです。

表面です。パンチホールディスプレイとなっています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

本体上部には何もありません。

本体左側はSIMスロットと音量ボタンになっています。

本体右側は指紋認証を兼ねた電源ボタンになっています。

本体下側はヘッドフォンジャック、USB-C、スピーカーとなっています。

SIMスロットを外した様子です。デュアルnanoSIMとmicroSDカードのトリプルスロットになっていますが、今回はUQモバイルモデルなのでSIMスロットが一つ潰されています。SIMピンは一般的なタイプです。

実際に手に持った様子です。

ケースが付属しています。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 522 |
マルチ | 1630 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 298 | 264 | 8 |
ポイント② | 260 | 119 | 8 |
ポイント③ | 294 | 285 | 8 |
ポイント④ | 276 | 181 | 7 |
ポイント⑤ | 292 | 260 | 9 |
ポイント⑥ | 114 | 52.5 | 10 |
通信スピードテストの評価
Wi-Fi6非対応モデルのため、最大通信速度は300Mbps弱となっています。ただし、ダウンロード速度、PINGの観点から見て長距離でも実用的な通信速度になっているためあまり心配は必要ありません。
カメラのテスト
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 4800万画素 | 1.7 | – |
②超広角 | 800万画素 | 2.2 | – |
③モノクロ | 200万画素 | 2.4 | – |
④被写体深度 | 200万画素 | 2.4 | – |
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
① | 1600万画素 | 2.0 | – |
撮影作例
作例を掲載しています。
0.6倍

1倍

2倍

5倍

6倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。
明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。
注意書きを撮影

前後でピントを調整し撮影しました。
前の花にピント

後ろの花にピント

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。
1個

4個

8個

12個

メリット・魅力
低価格ながらストレスなく使えて良い出来の一台
スマートフォンは価格と処理速度が直結しやすいデバイスですが、本モデルに関しては気にしなくても良いほど1万円ちょっとで買えるモデルとしては性能が高いです。操作でもたつくことがなく使えるので、メール・電話・LINEなどをベースにするのであれば十分すぎる性能です。
カメラ性能が思った以上に高い
安いスマートフォンはカメラ画質が悪いことも多いですが、OPPO自身がカメラに力を入れていることもあってか低価格モデルとは思えないほど性能が優れています。カメラの検証でも書いたように露出補正が甘いところもありますが、この価格帯なら十分納得できる映りとなっています。
リフレッシュレート90Hzで滑らか
ローエンドモデルでは非常に珍しいリフレッシュレート90Hzを採用しています。設定するだけで明らかに画面遷移の滑らかさが変わるので、ぜひ体感して欲しい項目です。設定は「設定>ディスプレイと輝度>もっと見る>画面リフレッシュレート」の項目から変更できます。
指紋認証が使いやすい
OPPO A54 5Gでは指紋認証を横に搭載しています。静電容量タイプなので、認識が速くストレスなく使うことができます。また電源ボタン併用型の指紋認証は遅い印象がありますが、背面型とほぼ変わらない速度で使うことが可能です。
デメリット・欠点
190gで本体は重め
OPPO A54 5Gは本体サイズが大きく、190gとなっています。一般的なスマートフォンと比較すると、標準から重めのランクになります。ただ、価格帯が安いのでケースを付けないで運用する人もいると思うので、そういった意味では標準クラスになるでしょう。
シングルスピーカー
OPPO A54 5Gのスピーカーは本体下部のみのモノラル構成となっています。音の立体感という意味では物理的に不利になります。ただし、スピーカーの性能としては悪くはありません。
Felica(おサイフケータイ)非対応
残念ながらFelicaには対応していません。
おすすめなタイプ
au、もしくはUQで出来るだけスマホを安く手に入れたい人
OPPO A54 5GはauとUQで取り扱いのあるスマートフォンで、割引適用することで1万円ちょっとで購入することができる魅力的なモデルです(キャッシュバックを考えればさらにお得)。できるだけ安く、かつ実用的なモデルが欲しい場合は間違いなくおすすめできる一台です。
安くてもカメラ性能が出来るだけ欲しい人
安いスマホはカメラ性能がネックになる部分がありますが、OPPO 54 5Gではあまり気にする必要はありません。ハイエンドに比べれば劣りますが、5万円クラスのミドルレンジモデルとほぼ変わらない映りになっています。
指紋認証を使いたい人
外出先でスマホを見る際に指紋認証を使う人も多いと思いますが、静電タイプなので解錠が速く快適に使えます。
おすすめできないタイプ
スマホを長時間使う人
通勤・通学でスマホを長時間使う人は重さを気にした方が良いでしょう。190gあるので、できればケース無しで運用するかスマホリングを装着するなどして、負担がかからないような使い方をおすすめします。
実機レビューのまとめ

OPPO A54 5Gはこの価格帯としては驚くほど性能が良く、ストレスなく使える端末です。安くスマートフォンを探しているのであれば、これ一択と言っていいほど。
欠点としては190gの重さとおサイフケータイ非対応な部分はありますが、この2つだけ許容できるなら、十分買いの一台と言えるでしょう。
安く買う方法・コツ
OPPO A54 5Gに限らず、OPPO製品を安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
OPPOのSIMフリーモデルをAmazonから購入する場合は以下ををチェックするようにして下さい。