Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)のレビュー概要
SIMフリーの大画面タブレット
Tab M10 FHD Plus Gen2はエントリーモデルで、動画や電子書籍を見たい人にピッタリはまる10インチタブレットです。
この価格帯にしては珍しくSIMフリーモデルも選択できるため、外出先でもシームレスに通信を使うことができます。
簡易スペック表
発売日 | 2021年10月4日 |
SoC | MediaTek Helio P22T Tabプロセッサー |
RAM | 4GB |
ストレージ | 4GB |
画面サイズ | 10.3インチ |
重量 | 460g |
5G | 非対応 |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)の特徴
ここではTab M10 FHD Plus(2nd Gen)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
3万円台で手に入る10インチ
Tab M10 Plusは3万円台で手に入るタブレット。Androidのタブレットはローエンドかハイエンドが多いため、中間の価格帯層があまりありません。そういった意味で、Tab M10 Plusは珍しい値段帯のタブレットです。
SIMフリーモデルがある
3万円台という絶妙な値段設定でありながら、モバイル通信に対応したモデルを発売しています。
Android 10にシステムアップデート済み
発売時にはAndroid9でしたが、システムアップデートが配布されており、Android10になっています。
顔認証可能
生体認証として顔認証を搭載しているため、ロック解除が簡単です(ただし、指紋認証はありません)。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)の価格とコストパフォーマンス
スペック面から考えるとWi-Fiモデルのコスパはあまりよくありません。しかし、SIMフリーモデルは数がAndroidタブレット全体で見て珍しい上に、モバイル通信できるモデルとしては安めの値段設定となっています。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)のスペック
今回レビューしたTab M10 FHD Plus(2nd Gen)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2021年10月4日 | |
製品名 | Tab M10 FHD Plus(2nd Gen) | |
型式 | ZA5V0360JP | |
サイズ | 244.2×153.3×8.15mm | |
本体重量 | 460gg | |
ディスプレイ | サイズ | 1920×1200 |
アスペクト比 | 8:5 | |
サイズ | 10.3 | |
形式 | 公式記載なし | |
リフレッシュレート | 公式記載なし | |
バッテリー | 容量 | 5000mAhmAh |
ワイヤレス充電 | 無し | |
リバースチャージ | 無し | |
急速充電 | 無し | |
SoC(CPU) | MediaTek Helio P22T | |
GPU | 公式記載なし | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
コネクタ | USB Type-C | |
外部メモリ | 形式 | microSD |
最大容量 | 256GB |
通信速度 | 上り数字 | 公式記載なし |
下り最大 | 公式記載なし | |
Wi-Fi6 | ー | |
bluetooth | バージョン | v5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | ー |
ディスプレイ内指紋認証 | ー | |
顔認証 | 対応 | |
光彩認証 | ー | |
おサイフケータイ | 無し | |
緊急避難速報 | 無し | |
防水 | 非対応 | |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 | |
赤外線通信 | 無し | |
OS | 無し | |
OS | Android 10 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
DSDV | 無し | |
5G通信 | 無し |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)のベンチマーク
GEEKBENCH5
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。16580984
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 319 | 108 | 5 |
ポイント② | 186 | 25.9 | 6 |
ポイント③ | 294 | 125 | 6 |
ポイント④ | 218 | 25.4 | 6 |
ポイント⑤ | 185 | 27.2 | 5 |
ポイント⑥ | 78.7 | 35 | 6 |
通信スピードテストの評価
Wi-Fi6には非対応のため300Mbps止まりの結果となりましたが、Ping値は5~6msとなっており、かなり優秀。ほとんどの環境で不満に思うことはないでしょう。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)のカメラスペック
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラは最低限のレベルです。スマートフォンのカメラを使う方が綺麗に撮影できるでしょう。特に夜間はほぼ使い物になりません。インカメラもアウトカメラ同様です。
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
アウトカメラ | 800万画素 | - | - |
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
イン | 500万画素 | - | - |
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)で撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。
被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
明るい色、暗い色の花の撮影による変化を検証しました。
接写能力を検証しました。
前後でピントを調整し撮影しました。
キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。夜景は比較的輪郭をしっかりと捉えていますが若干ノイジーです。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)の外観
背面は金属でできており、高級感のあるデザインです。ロゴマークの主張が少ない点も好感が持てます。
背面カメラはシングルです。出っ張りもほとんどありません。
表面です。ベゼル幅は3万円台のタブレットとしては狭めになっています。解像度は1920×1200となっており十分綺麗です。
本体上側です。
本体左側です。
本体下側にはUSB Type-Cポートがあります。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)のメリット・魅力
必要十分な処理速度
ハイエンドのようなサクサク感とまではいきませんが、ベンチマーク結果で見るよりも実際に使ってみて快適です。ハードな利用でない限り、動画鑑賞、電子本の読書などで不満に感じることは少ないと感じました。
漫画は横幅が余るが読みやすい
10.3インチのディスプレイはアスペクト比が16:10になっているため、電子書籍を読むと少し余ってしまいますが、本体サイズの大きさもあり、読みやすいです。
コネクタはUSB Type-C
筆者として最も評価したいポイントが電源ポート。3万円台と廉価なタブレットの場合、電源ポートがmicro-USBになるケースが多いですが、本モデルはUSB Type-C。スマートフォンの充電器と共用できるメリットがあります。
SIMフリーモデルがある
5万円以下で買えるAndroidタブレットにはSIMフリーモデルがほとんどないため、モバイル通信に対応しているだけでも大きなメリットです。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)のデメリット・欠点
タブを多く開くと処理速度は遅くなる
プロセッサのパフォーマンスがそれほど高いわけではないため、処理速度はどうしても低下してしまう傾向があります。ネットサーフィン、動画視聴などシングルタスクで使う人でないと厳しいでしょう。
2022年時点ではOSが古め
Tab M10 PlusのOSはAndroid10となっています。発売年度に依存してしまうためしょうがないですが、OSが古めのため注意して下さい。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。
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3万円台かつSIMフリーのAndroidタブレットというだけで物珍しく、価値のあるタブレット。スペックは高くはないものの、割と快適に使える点が印象的でした。
女性目線の口コミ
妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 本体サイズが大きめで少し持て余すかも
- 値段の割に安っぽくはない
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)がおすすめな人
安いSIMフリーモデルが欲しい人
Tab M10 Plusが最もマッチするユーザーはSIMフリーで気軽に使えるAndroidタブレットが欲しい人です。3万円台で10インチかつ、SIMフリー対応はほぼないのでそれだけで選択肢になります。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)がおすすめではないタイプ
処理速度を求める人
ベンチマークと実際の使用感から、処理速度を求める人には本モデルは厳しいです。その場合はハイエンドタブレットを買うことをおすすめします。例えば、同メーカーのYoga Tab 13であればハイエンドプロセッサを搭載しているため、とても快適に使うことができます。
Amazonアプリがメインの人
本モデルだけでなく、タブレット全般に言えることですがAmazonプライムで動画を見たり、kindleを見るために買うなら、Fireタブレットの方がコストパフォーマンスに優れます。それ以外のアプリ(動画視聴)を使うなら、使えないものがあるので、本モデルのような普通のAndroidタブレットの方が良いでしょう。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)の実機レビューまとめ
SIMフリーが魅力の一台
結論
Tab M10 FHD PlusはWi-Fiモデルではあまり魅力がありませんが、3万円台のSIMフリーとなると価値がグッと上がるタブレット。外出先でも快適に使いたい、かつ安いタブレットが欲しいという人はぜひチェックしておくべき端末です。
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)を安く買う方法
Tab M10 FHD Plus(2nd Gen)に限らず、Lenovoのタブレットを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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