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レビュー・評価の概要
1万円台で購入できる超激安な7インチタブレットでプロセッサ、RAM、ストレージなど最低限となっているため、割り切った人向けのためのモデルとなっています。
低価格帯のため、ラフに使いたい人や初めてのタブレットがどんなものか試したい人向けのモデルと言えます。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | MediaTek MT8166 |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB |
画面サイズ | 7インチ |
重量 | 237g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではTab M7 3rd Genの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
超低価格で手に入るAndroidタブレット
Lenovo Tab M7 Gen3は1万円台で手に入る非常に安いAndroidタブレットです。海外メーカーでは同価格帯で手に入るものもいくつかありますが、ブランドがはっきりしているという観点で見るとほぼこれ一択と言えるほどです。
7インチで片手で持ちやすいサイズ感
本体サイズは7インチとなっており、片手でも持ち運びできるサイズ感になっています。本体質量は237gでこちらも持ち運び用タブレットとしてはちょうど良いスペックです。

価格とコストパフォーマンス
2022年1月28日時点で1万2千円台と非常に安いです。パフォーマンスは価格なりでかなり低めですが、割り切った使い方ができるならこの価格帯で手に入ること自体がメリットとなるでしょう。
スペック
今回レビューしたTab M7 3rd Geのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2021年 | |
サイズ | 176.2×102.3×8.3mm | |
重量 | 237g | |
プロセッサ | MEdiaTek MT8166 | |
メモリ(RAM) | 2GB | |
ストレージ | 32GB | |
ディスプレイ | サイズ | 7インチ |
解像度 | 1024×600 | |
アスペクト比 | 128:75 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 公式記載なし |
bluetooth | Ver記載なし | |
コネクタ | microUSB | |
おサイフケータイ | – | |
防水 | – | |
OS | Android11 Go Edition | |
SIMサイズ | – | |
バッテリー | サイズ | 3750mAh |
リバースチャージ | – | |
ワイヤレスチャージ | – |
外観
本体背面です。ガンメタリックシルバーで1万円台とは思えない高級感があります。Lenovoのマークは控えめとなっています。

カメラはシングルで、張り出しはほとんどありません。

表面です。廉価モデルなのでベゼル幅は広め。ディスプレイは解像度が低めということもあってか、コントラストが低く見えることがあります。

本体上側にはヘッドフォンジャックがあります。

本体左側にはmicroSDカードスロットを備えます。128GBまでしか対応していないので注意が必要です。

本体右側には電源ボタン、音量ボタンを備えます。

本体下側にはmicroUSBポートがあります。

microSDカードスロットを外した様子です。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 141 |
マルチ | 498 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 328 | 170 | 32 |
ポイント② | 284 | 162 | 17 |
ポイント③ | 304 | 91.7 | 70 |
ポイント④ | 287 | 112 | 7 |
ポイント⑤ | 272 | 103 | 7 |
ポイント⑥ | 87.1 | 38.4 | 8 |
通信スピードテストの評価
Wi-Fi6は非対応のため、ダウンロード速度は300Mbps台止まりですが、十分なスコアです。PING値が高い点は気になるものの、本体スペックが高くないため気にしてもしょうがない部分かもしれません。
カメラスペックと作例
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 200万画素 | 記載なし | 記載なし |
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
① | 200万画素 | 記載なし | 記載なし |
撮影作例
作例を掲載しています。
1倍

2倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。
明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。
充電器の背面説明部分

前後でピントを調整し撮影しました。
前の花にピント

後ろの花にピント

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。
1個

4個

8個

12個

メリット・魅力
手のひらサイズで使いやすい
スマホ同様にタブレットも大型化の傾向があるなかで、7インチと手のひらに入るサイズ感で扱いやすくなっています。小さいため持ち運びの面でも有利な上、値段の安さからラフに使えるメリットもあります。
スピーカー性能が割と良い
低価格タブレットではスピーカー性能が低いケースが多く、せっかくの大画面を動画視聴で活かせないことがあるのですが、本モデルではスピーカー性能が必要十分となっています。
思ったよりもカメラの起動が早い
本モデルはプロセッサの強さ、メモリ量から考えると決して高い性能とは言えません。そういう機種の多くはカメラ起動が遅いのですが、Tab M7 Gen3はほとんど気になりませんでした。
デメリット・欠点
ディスプレイが低解像度で色合いが薄め
安さの秘密の一つがディスプレイが低解像度であること。そのためにコントラストが低く、輝度も高くないため少しボケたような質感になってしまっています。
動作は2022年時点では厳しい
記事執筆時において、本モデルは必要最低限の性能です。アプリを複数動かしたり、負荷をかけると性能面での限界をすぐに感じてしまいます。
シングルスピーカー
スピーカー性能は悪くはないものの、シングルのためタブレットでの動画視聴が物足りなく感じるでしょう。
おすすめなタイプ
とにかく安いタブレットが欲しい人
Tab M7 Gen3はスペックは二の次にして、とにかく安いタブレットが欲しい人向けです。
おすすめできないタイプ
Amazonアプリをタブレットで使う人
Amazon PrimeやkindleなどAmazon系のアプリをメインで使う人は、Fireタブレットを使う方が良いでしょう。価格帯はほぼ同じか、それ以上に安いにも関わらずパフォーマンスは上になります(一部アプリはダウンロードできないものもあるので注意)。
サクサクさを求める人
上述した通り、処理能力を求める人には本モデルは向きません。必要最低限のレベルのパフォーマンスです。
実機レビューのまとめ

Tab M7 Gen3はとにかく安いタブレット。Android OSで買えるモデルとしては最廉価クラスです。
スペックが低いため全ての人におすすめできるわけではありませんが、安さを最優先するなら候補に入れておいて良いでしょう。
安く買う方法・コツ
Tab M7 3rd Genに限らず、Lenovoのタブレットを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。