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レビュー・評価の概要
Lenovoが発売している8インチサイズの小型かつ低価格なタブレットです。リーズナブルなモデルながら本体に高級感があり、気軽に持ち運びできてラフに使える一台です。
ただし記事執筆時点で2年落ちとなっており(発売年度は2020年)、性能面で不利になることもあります。ベンチマークやメリット・デメリットを踏まえて購入を検討してください。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | MediaTek Helio P22T |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
画面サイズ | 8インチ |
重量 | 305g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではTab M8の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
2020年発売の小型タブレット
Tab M8は2020年に発売された小型の8インチタブレットです。片手で持てるサイズ感で持ち運びに便利です。
低価格で手に入れやすい一台
Tab M8は3万円以下で手に入ることもあり、気軽に手に入れやすい価格帯となっています。
価格とコストパフォーマンス
2022年1月2日時点で公式サイトの価格は23,760円となっています。プロセッサのパフォーマンスと価格帯を考えれば普通です。ただし、Amazonなどの専用機でサブスクリプションと組み合わせることを前提としたタブレットが市場にあるため、それらと比較すると相対的に高めです。
スペック
今回レビューしたTab M8のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 198.2×122.6×8.15mm | |
重量 | 305g | |
プロセッサ | MediaTek Helio P22T | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
ディスプレイ | サイズ | 8インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | 公式記載なし | |
リフレッシュレート | 60Hz |
bluetooth | Ver記載なし | |
コネクタ | microUSB | |
おサイフケータイ | × | |
防水 | × | |
OS | Android9.0 | |
SIMサイズ | – | |
バッテリー | サイズ | 5000mAh |
リバースチャージ | × | |
ワイヤレスチャージ | × |
外観
背面は金属素材で高級感のある仕上がりになっています。Lenovoマークはありますが、ミニマムに配置されており主張は強くありません。

背面カメラは一眼となっています。

表面です。2020年販売モデルで廉価モデルということもあってか、ベゼル幅は広めです。

上部ベゼルです。フロンカメラはここに配置されています。

本体上部にはスピーカー、ヘッドフォンがあります。

本体左側にはmicroSDカード用のスロットがあります。

本体右側には音量ボタンと電源ボタンがあります。

本体下側にはmicroUSBコネクタがあります。

microSDスロットを外した様子です。

手に持った様子です。8インチのためコンパクトです。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 177 |
マルチ | 910 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 339 | 294 | 60 |
ポイント② | 206 | 25.6 | 12 |
ポイント③ | 306 | 97.9 | 21 |
ポイント④ | 290 | 31.9 | 88 |
ポイント⑤ | 198 | 186 | 8 |
ポイント⑥ | 104 | 89.5 | 68 |
通信スピードテストの評価
最長距離に置いても100Mbpsを超える結果が出ており十分なパフォーマンスが確保されています。
カメラスペックと作例
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
①広角 | 1300万画素 | – | – |
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
① | 500万画素 | – | – |
撮影作例
作例を掲載しています。
1倍

2倍

4倍

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。
明るい花の写真

黒い花の写真

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。
文字を撮影

前後でピントを調整し撮影しました。
前の花にピント

後ろの花にピント

メリット・魅力
コンパクトな低価格タブレット
純粋なAndroid端末の中ではコンパクトな低価格タブレット。3万円以下の8インチタブレットは選択肢が少ないので、存在そのものがメリットになります。
マンガを読むのにちょうど良いサイズ感
片手で持てることもあり、漫画を読むのにちょうど良いサイズ感となっています。見開き表示は厳しいですが、一ページ表示なら普段読むマンガとほぼ近い感覚で読むことができます。
デメリット・欠点
8インチタブレットとしては重い
本体重量は300gを超えています。そのため、8インチタブレットとしては重めです。ただ、8インチなので完全に片手で使うことは少ないと思うので、さほど大きなデメリットにはならないかもしれません。
2022年時点では性能が気になる
搭載しているMediaTek Helio P22Tは使っていて、ひっかかりを感じます。処理速度を重要視する人はハイエンドタブレットを利用した方が良いでしょう。
おすすめなタイプ
安いAndroidタブレットが欲しい人
メリットでも書いた通り、Androidタブレットはほとんど市場に無く、存在そのものがメリットになります。中でも3万円以下で買えるTab M8の存在は貴重です。
おすすめできないタイプ
処理性能を気にする人
低価格なため、プロセッサの性能はあまり強くはありません。サクサクで使いたい人にはおすすめできません。インチ数がアップしてしまいますが、2021年発売のYoga Tab 11をご検討ください。
Kindle目的の人
Tab M8がKindleに向いていないというわけではなく、Kindleを見ることだけが目的なら最初からFireタブレットを買う方が良いからです。
サブスクリプションを前提としているため、安く買えるメリットは何よりも大きいです。レビューは以下で書いているので参考にしてください。
実機レビューのまとめ

何度も繰り返しになりますが、8インチで安いAndroid端末はそもそもあまり数がありません。
そのため、2万円台で買えるだけでもメリットになります。リーズナブルなタブレットを探している人はぜひ候補にしてみて下さい。
安く買う方法・コツ
Tab M8に限らず、Lenovoのタブレットを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。