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レビュー・評価の概要
Lenovo Tab P11 Pro Gen2はミドルレンジのプロセッサを搭載したAndroidタブレットです。
プロセッサはミドルレンジではあるものの、有機ELディスプレイや120Hzリフレッシュレートを搭載しており、ハイエンドにも劣らないスペック。さらにストレージにはUFS3.1を採用し、高速化が図られている点も魅力です。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | MediaTek Kompanio 1300T |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
画面サイズ | 11.2インチ |
重量 | 480g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ミドルレンジスペックのタブレット
Tab P11 ProはMediaTek Kmpanio 1300Tプロセッサーを搭載しています。ミドルレンジクラスのSoCではあるものの、実際の操作感としてはかなり快適な使い心地となっています。
有機ELディスプレイを搭載
本機種はディスプレイに有機ELを採用しているため、コントラストが高く、色合いが普通のタブレットよりもさらに綺麗なことが特徴です。
Wi-Fi6を搭載
本機種ではしっかりと最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6を搭載しています。
リフレッシュレート120Hz
Tab p11 Proのリフレッシュレートは120Hzとなっており、残像感が少なくなっています。普通の60Hzのディスプレイと比べると明確な差があります。
ワイヤレスセカンドスクリーンとしても利用可能
珍しい特徴として本機はWindowsパソコンのワイヤレスのセカンドスクリーン投影が可能です。
価格とコストパフォーマンス
搭載しているプロセッサ、タブレットのインチサイズ、有機ELを採用している点を考慮すると、コストパフォーマンスは高めな印象です。
数値上のスペック以上に快適に使える感覚だったので、この性能なら十分満足できるでしょう。
スペック
今回レビューしたLenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 263.7×166.7×6.8mm | |
重量 | 480g | |
メモリ(RAM) | 6GB | |
ストレージ | 128GB | |
ディスプレイ | サイズ | 11.2インチ |
解像度 | 2560×1536 | |
アスペクト比 | 5:3 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 120Hz |
bluetooth | Ver5.1 | |
コネクタ | USB Type-C | |
おサイフケータイ | 非対応 | |
防水 | 非対応 | |
OS | Android12 | |
SIMサイズ | – | |
バッテリー | サイズ | 8000mAh |
リバースチャージ | 無し | |
ワイヤレスチャージ | 無し |
外観
背面は3分の1がマット加工を施された金属筐体になっています。メーカーロゴは小さめで目立ちません。

アウトカメラはシングル構成になっています。

表面です。ベゼルはタブレットとしては標準から狭めの部類に入ります。ある程度幅があるため、誤タッチしづらい印象を受けました。

本体上側にはmicroSDスロット、電源ボタンを備えます。

本体下側にはスピーカーとUSB Type-Cポートを備えます。

右サイドは音量ボタンを備えます。

左側には専用キーボード接続用の端子を備えます。

ベンチマーク結果一覧
GEEKBENCH5
GEEKBENCH(ギークベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。
測定モード | 測定値 |
---|---|
シングル | 705 |
マルチ | 3063 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
今回は未検証です。
USB-C(PD)による充電テスト
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
① | 1300万画素 | 記載なし | 記載なし |
カメラ | 有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 |
---|---|---|---|
① | 800万画素 | 記載なし | 記載なし |
アウトカメラのレビュー
アウトカメラ品質は一般的なタブレット程度です。スマホも持っていると思うので、そちらで撮影する方が綺麗に撮れるケースが多いでしょう。
インカメラのレビュー
インカメラは画素数が少ないこともあり、あまり映りはよくありません。こちらもアウトカメラ同様にスマホのカメラを使うことをおすすめします。
撮影作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。
1倍

2倍

5倍

6倍

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

明るい色、暗い色の花の撮影時にピントを合わせ、ホワイトバランスによる変化を検証しました。
明るい花の写真

黒い花の写真

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。
硬貨を撮影

50に合わせて撮影

前後でピントを調整し撮影しました。
前の花にピント

後ろの花にピント

メリット・魅力
11インチのちょうど良いサイズ感
本モデルは11.2インチと持ち運びやすさと画面の大きさをちょうど両立したサイズ感になっていると感じました。ベゼル幅が狭めになっているため、実際のインチ数よりも狭く感じることも特徴です。
サクサク動くパフォーマンス
MediaTekプロセッサは正直当たり外れがある印象ですが、このモデルに関しては使用時にもたつくこともなく快適に使うことができました。アプリ間の画面遷移もスムーズで不満がありません。
120Hzで滑らかな動き
本モデルはリフレッシュレートが120Hzのため、残像感がなく快適な使い心地になっています。筆者は60Hzのタブレットも使っていますが、一度120Hzを見てしまうと60Hzはもたつきを感じるほどなので、購入検討している人は高リフレッシュレートモデルをぜひ検討して欲しいと感じています。
UFS3.1ストレージに対応
本モデルのストレージには読み書きが高速なUFS3.1が採用されています。
タブレットでは大きなファイルの移動が少ないため、メリットを感じづらいかもしれませんが、ストレージの読み書きスピードが速いことは普段の動作にも影響するので、UFS3.1が使われていること自体がメリットと言えるでしょう。
デメリット・欠点
カメラ性能はタブレット並み
正直なところ、価格から見て不満に感じるところはほぼなく、デメリットを感じないのですが、唯一あげるとすればカメラです。
本モデルに限らず、タブレットはカメラ性能が低いことが多いですが、Tab P11 Proも同様です。ただし、タブレットを使っている時点でスマホも使っているでしょうし、あまり大きなデメリットにはなりづらい印象です。
おすすめなタイプ
動画やネットサーフィンにはピッタリ
本体のサイズ感、有機ELディスプレイの綺麗さが相まって、特に動画視聴にはぴったりです。コントラスト比が高いため、黒を多く描写に使う映画などは特におすすめと言えるでしょう。
Windowsノートユーザー
セカンドモニターを使う人は特にわかると思いますが、出先で2画面目のモニターがあると本当に便利です。本機はワイヤレスで接続できるため、利便性が高い点も見逃せません。
おすすめできないタイプ
タブレットで3Dゲームをする人
ゲームをしようとする場合、ハイエンドプロセッサ(できればSnapdragon)を選ぶ方が総じて満足度が高くなります。値段は高くなりますが、ゲームのためならハイエンドを選ぶようにしましょう。
実機レビューのまとめ

このサイズ感の手頃なAndroidタブレットは意外と少ない中で、まさにちょうど良いモデルと言えるでしょう。
有機ELのコントラスト比が魅力の一つなので、おすすめでも書いた通り、動画視聴が多い人に特におすすめです。
安く買う方法・コツ
Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)に限らず、Lenovoのタブレットを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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