Tab P11 Proのレビュー概要
キーボード付属の11インチタブレット
Tab P11 ProはSnapdragon730Gを搭載してミドルハイクラスの大きめタブレットです。クセのないフラットな筐体に加え、純正でキーボードカバー及びキーボードが付属する珍しいモデル。
全てコミコミで考えるとリーズナブルなので、キーボード購入前提で考えている人に検討して欲しいモデルです。
こんなタイプにマッチ
- タブレット作業する人
- 動画を見る人
簡易スペック表
発売日 | 2020年11月4日 |
SoC | Snapdragon730G |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
画面サイズ | 11.5インチ |
重量 | 485 |
5G | 非対応 |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Tab P11 Proの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Tab P11 Proの特徴
ここではTab P11 Proの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
ミドルスペックなAndroidタブレット
Tab P11 ProはSnapdragon730Gを搭載しており、プロセッサのグレードとしてはミドルレンジの中でも高めのモデルとなっています。メモリは6GBでこちらも余裕のある設計です。
エッジがフラットでスッキリしたボディ
本モデルは端が綺麗に落ちたデザインになっており、非常にスマートなデザインです。背面カメラの段差も低めのため、置いた時にがたつかないのも嬉しいポイントです。
電源ボタン兼用の指紋認証に対応
同メーカーのタブレットとしては珍しく指紋認証に対応しています。顔認証も併用できるため、ロック解除がスムーズになります。
純正でキーボードが付属
Tab P11 Proは純正でキーボードと背面カバーが付属します。一般的にキーボードだけでも数千円するので、購入する前提だったならお買い得と言えるでしょう。
Tab P11 Proの価格とコストパフォーマンス
単純なスペック面から見ると価格は高めの印象を受けますが、純正でキーボードとカバーが付く点を考えれば上出来です。特にキーボードは純正でなければ、連携性が悪いことも多々あるため価格以上の価値があると捉えておいて良いでしょう。
Tab P11 Proのスペック
今回レビューしたTab P11 Proのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2020年11月4日 | |
製品名 | Tab P11 Pro | |
型式 | ZA7C0050JP | |
サイズ | 171.4×264.28×5.8mm | |
本体重量 | 485g | |
ディスプレイ | サイズ | 2560×1600 |
アスペクト比 | 8:5 | |
サイズ | 11.5 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 公式記載なし | |
バッテリー | 容量 | 8400mAhmAh |
ワイヤレス充電 | 無し | |
リバースチャージ | 無し | |
急速充電 | 無し | |
SoC(CPU) | Snapdragon730G | |
GPU | 内蔵 | |
メモリ(RAM) | 6GB | |
ストレージ | 128GB | |
コネクタ | USB Type-C | |
外部メモリ | 形式 | microSD |
最大容量 | 256GB |
通信速度 | 上り数字 | 公式記載なし |
下り最大 | 公式記載なし | |
Wi-Fi6 | 対応 | |
bluetooth | バージョン | v5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | 対応 |
ディスプレイ内指紋認証 | ー | |
顔認証 | 対応 | |
光彩認証 | ー | |
おサイフケータイ | 無し | |
緊急避難速報 | 無し | |
防水 | 非対応 | |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 | |
赤外線通信 | 無し | |
OS | 無し | |
OS | Android10 | |
SIMサイズ | 非対応 | |
DSDV | 無し | |
5G通信 | 無し |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
GEEKBENCH5
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。
Tab P11 Proの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 592 | 473 | 5 |
ポイント② | 389 | 525 | 5 |
ポイント③ | 597 | 520 | 5 |
ポイント④ | 472 | 478 | 5 |
ポイント⑤ | 299 | 46.4 | 6 |
ポイント⑥ | 171 | 231 | 4 |
通信スピードテストの評価
Wi-Fi6に対応していることもあり、全エリアで快適な通信速度が得られています。PING値も低く、不満は全くありません。
Tab P11 Proのカメラスペック
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
アウトカメラ | 1300万画素 | - | - |
広角 | 500万画素 | - | - |
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
イン | 800万画素 | - | - |
※カメラに関する詳細スペックはこちらからご覧ください。
アウトカメラのレビュー
タブレットのカメラとしては十分以上の性能です。特に夜間でも比較的綺麗に写りました。
インカメラのレビュー
インカメラはタブレットとしては珍しく2つのカメラを搭載しています。これにより、インカメラでもポートレート撮影が可能です。また写りも良く、タブレットとしては上出来と言えるでしょう。
Tab P11 Proで撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。
被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
明るい色、暗い色の花の撮影による変化を検証しました。
ピントの合う位置で接写能力を検証しました。
前後でピントを調整し撮影しました。
キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。
Tab P11 Proの外観
背面は濃いシルバーとなっています。写真では少し分かりづらいですが、カメラ側と下側で色合いが異なっており、カメラ側は若干マット加工気味になっています。
背面カメラです。広角と通常レンズの2つが搭載されています。
表面です。OLEDディスプレイを搭載しており綺麗です。
本体上側です。指紋認証と電源の兼用ボタン、microSDスロットがあります。microSDは256GBまで対応します。
本体右側には音量ボタンがあります。
本体左側はキーボード接続用の端子を備えます。
本体下側はUSB Type-Cポートがあります。
カバーをつけた様子です。
キーボードカバーを装着した様子です。キーボードカバーは閉じた時、マグネット固定されるためずれることはありません。
キーピッチは18.4mm、キーストロークは1.0mmです。少し浅めのストロークとなっています。
タッチパッドの幅は88mmとなっています。タッチパッドの触感は良くスムーズに操作できます。
Tab P11 Proのメリット・魅力
スッキリしたクセのない本体
Tab P11 Proはサイド、背面、正面ベゼルなどどの角度から見ても、スッキリとしたデザインになっています。安めのAndroidタブレットは見た目がイマイチなことがあるので、それだけでもメリットと言えるでしょう。
サクサク使える処理性能
Snapdragon730Gとメモリ6GBの組合せで動作はサクサク。ネットサーフィンだけでなく、YouTubeもサクサク見れるので非常に快適です。ハイエンドモデルではありませんが、これで十分と感じました。
キーボードもあるため入力が楽
タブレットはキーボード入力が面倒なケースが多いですが、本モデルは純正で付属するため入力が楽です。さらに背面カバーがあるため、タブレットで動画視聴する際にも便利です。
指紋認証、顔認証のダブル構成
Tab P11 Proは生体認証が指紋と顔で併用できるようになっています。Androidタブレットは顔認証しかないモデルも多いので、大きなメリットと言えます。
音がかなり良い
Tab P11 Proは価格帯から考えると驚くほど音が良いタブレットです。純正背面カバーもあるため、動画視聴用マシンとしても有効に使えるでしょう。
OLEDで画面が見やすい
本モデルでは有機ELディスプレイ(OLED)が採用されており、解像度が高く非常に綺麗です。
キーボードを接続するとマルチタスク化が楽に
Tab P11 Proにキーボードを接続すると専用のウィジェットが立ち上がり、マルチタスク化することができます(ディスプレイ下がWindowsのようになる)。これによりタブレットでありながらマルチタスクが可能となります。
Tab P11 Proのデメリット・欠点
タブレット単体で見ると価格は高め
2021年から2022年にかけて国内販売されるAndroidタブレットが増えたこともあり、相対的にスペックだけで見た時のコストパフォーマンスが落ちてしまっています。ただし、純正キーボード・カバーが付属することを考えれば妥当なラインです。
キーボード込みでは重量が気になる
タブレット単体重量は485gと11インチタブレットとしては普通ですが、キーボードと背面カバーを加えると倍近い重さになります。タブレット=軽いではないので注意して下さい。
みんなの口コミ
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動作がサクサクで使いやすいAndroidタブレットです。スピーカーとディスプレイ性能がこの価格帯としては非常に良いため、動画を見たい人に向いていると感じます。
女性目線の口コミ
妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- スッキリとしたデザインで良い
- 持ちやすい
Tab P11 Proがおすすめな人
キーボード入力するユーザー
タブレットでキーボード入力するユーザーにはマッチするモデルです。価格メリットやフィッティングだけでなく、純正ならではの連携性の良さがある点が魅力です。
音楽・動画を楽しむ人
有機ELを採用していること、スピーカー性能が高いこと、この2点から音楽や動画を楽しむ人にはマッチするAndroidタブレットと言えます。
Tab P11 Proがおすすめではないタイプ
キーボードを使わない人
タブレットで入力作業を行わない人にとっては、スペックから見て割高になってしまいます。その場合はYoga Tab 11を検討すると良いでしょう。同じミドルハイクラスかつ、より低価格で手に入れることができます。
Tab P11 Proの実機レビューまとめ
キーボード前提ならアリな一台
結論
純正でキーボードが付属する珍しいAndroidタブレットであり、それが最大の魅力でもあるTab P11 Pro。タブレットで入力作業をこなす人におすすめしたいモデルです。
Tab P11 Proを安く買う方法
Tab P11 Proに限らず、Lenovoのスマートフォンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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