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Tab P12 Proの実機レビュー

Tab P12 Proのレビュー概要

高性能な大型タブレット

Tab P12 ProはSnapdragon870を搭載したハイエンドタブレット。キーボードカバーが付属するため、一般的なタブレットとしての利用だけでなくノートパソコンライクに使うことも可能です。

スピーカー性能に優れること、ワイヤレスディスプレイに対応するど、性能以外でも特徴を数多く持つモデルです。

こんなタイプにマッチ

  • タブレットで動画を見る人
  • 付属キーボードを使う人

簡易スペック表

発売日 2022年1月22日
SoC Snapdragon870
RAM 8GB
ストレージ 256GB
画面サイズ 12.6インチ
重量 565g
5G 非対応

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2022年6月9日時点で税込118,602円から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

Tab P12 Proの目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

Tab P12 Proの特徴

ここではTab P12 Proの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリットデメリットの項目をご覧ください。

 

12.6インチの大型タブレット

Androidタブレットとしては最大級の大きさとなる12.6インチの大型サイズのモデル。ネットサーフィンするにしても、アプリで入力作業をするにしても十分な作業スペースを確保することができます。

 

キーボードが付属

本モデルは専用のキーボードが付属されています。専用品ということもあり、容易に接続して利用開始することができます。

 

JBLのクワッドスピーカー

Tab P12 Proはプロセッサがハイエンドなだけでなく、スピーカーも高性能。JBLのスピーカーを4機搭載しています。詳しくは後述しますが、非常に優れた音質となっています。

 

ノートPC用のワイヤレスディスプレイに

本モデルではソフトウェアの機能としてノートPC用のワイヤレスディスプレイとして使うことが可能です。

 

純正スタイラスペンに対応

純正のアクティブスタイラスペンに対応しています。

 

Tab P12 Proの価格とコストパフォーマンス

Androidタブレットとしては最高級クラスですが、価格に見合うだけの性能は有しています。特にキーボードが最初から付属していることで追加費用がかからないことや、タブレットとは思えないほど優れたスピーカーを搭載している点は評価すべきポイントと言えるでしょう。

2022年6月9日時点で税込118,602円から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

Tab P12 Proのスペック

今回レビューしたTab P12 Proのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2022年1月22日
製品名 Tab P12 Pro
型式 ZA9D0067JP
サイズ 184.5×285.6×5.6mm
本体重量 565g
ディスプレイ サイズ 2560×1600
アスペクト比 8:5
サイズ 12.6
形式 OLED
リフレッシュレート 120Hz
バッテリー 容量 10000mAh
ワイヤレス充電 無し
リバースチャージ 無し
急速充電 無し
SoC(CPU) Snapdragon870
GPU Adoreno
メモリ(RAM) 8
ストレージ 256GB
コネクタ USB Type-C
外部メモリ 形式 micro SD
最大容量 1TB
通信速度 上り数字 公式サイト記載なし
下り最大 公式サイト記載なし
Wi-Fi6 対応
bluetooth バージョン v5.2
最大接続台数 公式記載なし
生体認証 指紋認証 対応
ディスプレイ内指紋認証
顔認証 対応
光彩認証
おサイフケータイ 無し
緊急避難速報 無し
防水 非対応
ワンセグ/フルセグ 非対応
赤外線通信 無し
OS 無し
OS Android11
SIMサイズ モバイル通信非対応
DSDV 無し
5G通信 無し

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

GEEKBENCH5

GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。

 

Tab P12 Proの通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:687Mbps
ポイント②:307Mbps
ポイント③:630Mbps
ポイント④:421Mbps
ポイント⑤:394Mbps
ポイント⑥:40.1Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 687 244 9
ポイント② 307 381 7
ポイント③ 630 550 9
ポイント④ 421 89.4 11
ポイント⑤ 394 425 8
ポイント⑥ 40.1 61.3 8

 

通信スピードテストの評価

最長距離では40Mbpsまで落ち込んでしまってはいるものの、それ以外では十分なパフォーマンスが出ています。

 

 

Tab P12 Proのカメラスペック

カメラスペック

タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。

有効画素 F値 光学手振れ補正
広角 1300万画素 - -
超広角 500万画素 - -
有効画素 F値 光学手振れ補正
イン 800万画素 - -

※カメラに関する詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

アウトカメラのレビュー

タブレットとしてはカメラ性能が比較的よく、十分な撮影能力を持っています。ノイズはあるものの、夜景モードでもそれなりに撮れるのはタブレットとしてはかなり珍しいと言えます。

 

インカメラのレビュー

インカメラの性能は標準程度と捉えておいてください。

 

Tab P12 Proで撮影した作例

作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。

0.5倍

1倍

2倍

5倍

6倍

 

被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。

黒のカメラに焦点

緑の葉に焦点

 

明るい色、暗い色の花の撮影による変化を検証しました。

明るい花の写真

 

黒い花の写真

 

 

ピントの合う位置で接写能力を検証しました。

硬貨を撮影

50に合わせて撮影

 

前後でピントを調整し撮影しました。

前の花にピント

後ろの花にピント

 

キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。

1個

4個

8個

12個

 

Tab P12 Proの外観

背面はガンメタリックで、1/3がマット加工、2/3が光沢加工となっています。ロゴマークは小さく左上に配置されています。

 

こちらはカバーを付けた様子です。純正のペンを収納するスペースがあります。段差がついており、ハードな素材なので、机に置いた際に段差を付けることができます。

 

カメラは2眼構成となっています。

 

表面です。タブレットとしてはベゼルが狭めで高級感があります。

 

本体上側には音量ボタンがあります。

 

本体左側には電源ボタンがあります。このボタンは指紋認証を兼ねています。また左右にはスピーカーが搭載されており上下に2つずつ合計4つあります。

 

本体右側にはUSB Type-Cのコネクタがあります。

 

キーボード

 

 

Tab P12 Proのメリット・魅力

文句なしの処理速度

Tab P12 ProではSnapdragonのパフォーマンスが高く、文句なしに快適な処理速度となっています。アプリの立ち上げ、ネットの画面遷移、全てSnapdragon800番台を積んでいることが明らかにわかるスピード感となっています。

 

ベゼルが狭く高級感がある

タブレットはメーカーを問わず、ベゼルが太めになっている傾向がありますが、本モデルは狭めになっています。狭くなっていることで、触れている部分が誤タッチとなってしまうことがあるものの、高級感という意味ではずば抜けています。

 

スピーカー音質が高い

Tab P12 ProはJBLのクワッドスピーカーを搭載しており、この音質はタブレットとは思えないほど高いクオリティになっています。動画をよく見る人にとっては嬉しい仕様です。

 

キーボード入力しやすい

もともとパソコンメーカーのタブレットであることもあってか、キーボードの入力性は非常に良いです。PCで入力するのと変わらないレベルでタイピングできます。

 

マグネット仕様でピッタリと止まる

付属のタブレットはマグネットでピッタリと止まる仕様になっており、きちんと固定することができます。過去、IdeaPad Duetで起きていたようなキーボードカバーずれは起こらないようになっています。

 

Tab P12 Proのデメリット・欠点

価格は10万円越え

プレミアムなだけあり、タブレットの本体価格は10万円を超えています。キーボードが付いていることを考えても、かなり高価格帯と言えるでしょう。

 

SIMフリーには非対応

Tab P12 Proには1モデルしかなく、モバイル通信には非対応です。テザリング、もしくはモバイルWi-Fiなどを利用して使う必要があります。

 

みんなの口コミ

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Tab P12 Pro
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

基本性能は十分にスピーカー、120Hzリフレッシュレートディスプレイなどハードウェア面でも満足度が高い一台。特にスピーカー音質に優れるため、動画を見ることが多い人ならコスパ良く感じるでしょう。

 

女性目線の口コミ

妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 大きいが薄くて軽々と運べる
  • キーボードは打ちやすい

 

Tab P12 Proがおすすめな人

動画をタブレットで見る人

Tab P12 Proは特に動画をタブレットで見るユーザーにおすすめです。タブレットのスピーカーとしては最高クラスのクオリティなので、YouTubeでのMV視聴や映画が捗ります。

 

ブラウザ・アプリベースで利用する人

Androidベースのため、複数ディスプレイで多く表示するのは向いていません。その代わりアプリベースで起動できるため、処理が早く、大画面でスピーディに作業することができます。

 

Tab P12 Proがおすすめではないタイプ

動画を見ることだけが目的の人

スピーカー性能が素晴らしいことは間違いありませんが、動画を見るだけならオーバースペックで勿体無いと言えます。それなら、Yoga Tab 13がおすすめです。こちらならより値段が安く、しかも同じくクアッドスピーカーで音響性能が優れています。以下でレビューしているので、参考にしてみてください。

Yoga Tab 13の実機レビュー

スタンドが標準付属した13インチハイエンドタブレット。サクサクな動作感に加え、JBLスピーカー4基搭載するため、動画視聴機としては抜群の性能を誇ります。2021年9月24日発売モデル。

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Tab P12 Proの実機レビューまとめ

高いがその分魅力ある一台

結論

11万円を超える価格のため、一般的なタブレットの価格帯から見ると高額ですが、それに見合うだけの十分価値のあるモデルです。

動画を見るだけなら、Yoga Tabも候補に上がりますがキーボードを使うことを前提とするなら、Tab P12 Proをぜひ検討して下さい。

2022年6月9日時点で税込118,602円から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

Tab P12 Proを安く買う方法

Tab P12 ProはAmazonでは販売されておらず公式サイトのみとなっています。公式からLenovo製品を安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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