シンプシーの運営理念について

HP OmniBook X 14-fe0000の実機レビュー

本サイトの記事は広告を含みます。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

レビュー・評価の概要

SnapdragonノートPC

HP OmniBook X 14-fe0000はSnapdragon搭載のARMアーキテクチャノートパソコンです。この類のPCとしては珍しく、ラインナップが2種類用意されており、コア数の異なるモデルを選択することができます。

ARMならではの省電力性も魅力で外出先で使うことが多いユーザーにとっては大きな魅力を持つ一台と言えるでしょう。

当サイトの評価

総合満足度
 (4.5)
発売年度2025年
プロセッサSnapdragon® X Plus X1P-42-100
Snapdragon® X Elite X1E-78-100
RAM16~32GB
ストレージ512GB~1TB
画面サイズ14インチ
GPUQualcomm® Adreno™ GPU
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1.34kg

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

HP OmniBook X 14-feの商品情報

2025年5月16日時点で169,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

特徴

Snapdragon搭載

本モデルにはAI対応(Coiplot+ PC)したSnapdragonが搭載されています。Snapdragon対応モデルは一般的なintel PCとは異なりArmアーキテクチャを採用しているため、使えないソフトウェアが存在する問題点があるものの、それ以上にこのプロセッサならではの省電力性や起動スピードの速さなどの点で魅力を持っています。

Wi-Fi7対応

最新のWi-Fi規格である7にももちろん対応。ルーター側が対応する必要はあるものの、将来的にルーターの買い替えを行った際にも対応できる余裕があります。

2.2Kの高精細ディスプレイ

ディスプレイは2.2Kのものを搭載しています。プロセッサがSnapdragonということもあり、バッテリー性能に優れるためディスプレイが高精細なモデルを採用しても、バッテリーの持ちが悪くなりづらいと言えるでしょう。

価格とコストパフォーマンス

2024年まではSnapdragon対応モデルは一般的なモデルと比較して高めの傾向がありましたが、このモデルの価格帯からわかるように一般レベルにまで落ち着いてきています。一般的なソフトウェアがメインで外出先利用を優先したい人にとって、比較的選びやすくなってきたと言えます。

HP OmniBook X 14-feの商品情報

2025年5月16日時点で169,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

スペック

今回レビューしたHP OmniBook X 14-feのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2024年
サイズ312×223×14.3mm
重量本体1345g
アダプタ305g
CPUSnapdragon® X Elite X1E-78-100
GPUQualcomm® Adreno™ GPU
メモリ(RAM)32GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ14インチ
解像度2240×1400
アスペクト比16:10
形式IPS液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数5MP
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-FiWi-Fi7対応
bluetoothv5.3
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ3セル
公称値最大26時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T13068.422953.29
SEQ1M Q1T12433.812106.70
RND4K Q32T161087.78590.13
RND4K Q1T162.70178.02

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAnker Nano II 65W

外観

今回レビューしたのは上位モデルのセラミックホワイトカラーです。ロゴのみのシンプルなデザインになっています。

背面は細かなパンチホールの通気口があります。またカラーは天板と同色になっています。

開いた様子です。ベゼルは狭めでモダンなデザインです。

キーボードは英字配列となっています。日本語配列で使っている人は慣れるまで時間がかかります。

キーストロークは0.9mm、キーピッチは18.87mmでした。

タッチパッド幅は120mmとなっており、かなり大きめで扱いやすくなっています。

本地右側にはUSB Type-Aポートとコンボジャックが備わっています。

本体左側にはUSB Type-Cポートが2つあります。

本体質量は1345gです。

充電器も合わせた質量は1650gとなりました。

メリット・魅力

ARM由来の省電力性

やはり特筆すべきはワーム由来の省電力性だと言えます。ノートパソコンで最大26時間稼働というのはかなり高い数字ですし、実際に外出PCを使うユーザーにとっては大きなメリットとなり得ます。

英語配列キーボード

日本で発売されているノートパソコンはほとんどの場合当たり前のように日本語キーボードですが、本PCにおいては英字の配列となっています。人によっては英字配列をメインに使っている人も居ると思いますが、それがWindows PCで選べるということだけでも大きなメリットと言えるでしょう。

電源オフチャージ対応

本パソコンには電源オフ状態でのチャージできる機能が備わっています。もともと省電力性が高いノートパソコンなので、電源をチャージに対応しているというのは外出時のスマホの急なバッテリーなどにも対応できるというメリットはあると言えるでしょうh

デメリット・欠点

もう少し軽さが欲しかった

省電力性は充分ですが、本体質量が1.3 kgと14インチノートパソコンにしては少し重い印象を受けます。辛さが1.2 kg以下であれば持ち出し時も含めて非常に優秀なパソコンとなっただけに少し残念なポイントと感じました。

ARMならではのソフト対応性

ARMアーキテクチャを採用しているため、ソフトの対応性は一般的なインテルPCに比べて劣ります。変わったソフトウェアを使わなければ問題ありませんが、エンジニア的な利用する場合にはソフトウェアが対応しているかどうか確認するもしくはセカンドPCとして扱う方が良いでしょう。

おすすめなタイプ

持ち出しが多いユーザー

省電力性および電源オフチャージに対応していることから、持ち出しが多いユーザーにとっては非常にメリットが大きなノートパソコンです。

外出先でメールの返信やクラウド系のソフトウェア利用、 Microsoftオフィス系ソフトの利用をメインとするのであればその恩恵をしっかりと受けることができるでしょう。

おすすめできないタイプ

軽量性に期待して持ち運びをしたいユーザー

上の項目と矛盾するようになってしまいますが、普段から持ち出しが多く、かつ移動時間が多いユーザーにとってはあまりお勧めできないかもしれません。

なぜなら本体質量が1.34 kgと昨今モバイルノートパソコンの中では少し重量があります。筆者の経験から言って1.3 kgを超えるノートパソコンは持ち出し時に肩が疲れてしまうのであまりお勧めしていません。

カスタマイズ・モデルの選び方

本モデルの違いはプロセッサのコア数にあります。高性能なPCにこだわるのであれば上位モデルもアリですが、上位モデルと下位モデルの間に価格差はあまりないため、上位モデルの方が良いと感じました。

ただし、2025年5月16日時点で一時取り扱い停止になっているため、購入する際は都度ショップを都度チェックしておくようにしましょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

Snapdragon搭載モデルということや英字キーボードモデルということ少し特殊な位置づけにはなるものの、一般用途で使うこと前提であればARMならではの特性を外出用PCとしてうまく使うことができる一台になっています。

もう少し軽ければ、満点レベルですがやや重いところだけ注意して選ぶようにしましょう。

HP OmniBook X 14-feの商品情報

2025年5月16日時点で169,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

安く買う方法・コツ

HP OmniBook X 14-feに限らず、HP(ヒューレットパッカード)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

関連記事・公式リンク一覧

以下の関連記事もぜひご覧ください。