※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
HP 245 G10のレビュー概要
低価格な14インチノート
HP 245 G10はRyzen5000シリーズプロセッサを搭載した14インチノートパソコンで、高コストパフォーマンスである点が魅力の一台です。
持ち運びできるサイズ感で10万円以下から購入できるのは大きな魅力と言えるでしょう。
こんなタイプにマッチ
- コスパを求める人
- よく持ち運ぶ人
簡易スペック表
発売日 | 2023年 |
CPU | Ryzen7 7730U Ryzen5 7530U |
RAM | 8~16GB |
ストレージ | 256~512GB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | AMD Radeon Graphics |
USB-PD | 非対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 1380g |
Cinebench R20 | 3240pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
HP 245 G10の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
HP 245 G10の特徴
ここではHP 245 G10の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
パフォーマンスの高いRyzenプロセッサ
本モデルではパフォーマンスに優れたRyzenプロセッサが導入されています。ベンチマーク結果でも後述しますが、一般用途ではまず不足することのないほどの性能を叩き出しています。
抜群のコストパフォーマンス
2023年10月8日時点でなんと71,280円からという驚異的な価格で販売されています。パフォーマンスもさることながら、人気の14インチということを考えるとかなりお得な価格設定と言えます。
持ち運びに適したサイズ感
本モデルは14インチノートパソコンであり、持ち出し性とパソコンでの生産性の両立という点で優れています。
HP 245 G10の価格とコストパフォーマンス
HP245 G10は本来15万円近くするノートパソコンですが、割引により非常に低価格で、高コストパフォーマンスなモデルとなっています。
HP 245 G10のスペック
今回レビューしたHP 245 G10のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
製品名 | HP 245 G10 | |
型式 | - | |
サイズ | 215×324×17.9mm | |
重量(実測) | 本体 | 1380g |
電源アダプタ | 290g | |
CPU | Ryzen7 7730U | |
GPU | AMD Radeon Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 720p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.3 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 41Whr |
公称値 | 12時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
HP 245 G10のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は3240pts、シングルコア557ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Cinebench R20のマルチは3000ptsを超えており、ノートパソコンとしては十分以上のパフォーマンスと言えます。一般用途で使うにあたって困ることはほぼないでしょう。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は-pts、シングルコア-ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READの値が3000MB/sを超えており、一般的なノートパソコンとしては十分なパフォーマンスとなっています。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2297 | 重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
HP 245 G10のモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 65% | 65.7% |
Adobe RGB | 48.7% | 48.7% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
HP 245 G10の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 582.32 | 532.46 | 14 |
ポイント② | 476.54 | 437.19 | 17 |
ポイント③ | 576.95 | 534.88 | 14 |
ポイント④ | 487.59 | 507.48 | 15 |
ポイント⑤ | 379.57 | 181.31 | 16 |
ポイント⑥ | 134.1 | 42.77 | 16 |
通信スピードテストの評価
通信速度測定の結果、100Mbpsを全エリアで超えており十分なパフォーマンスが出る結果となりました。
HP 245 G10のUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。USB PD充電には対応していません。
USB-PD | 充電の可否 | 検証した充電器 |
20W | × | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
45W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
61W | × | RP-PC133 |
100W | × | AUKEY PA-B7 |
HP 245 G10の外観
天板はHPのロゴが配置されています。濃いめのシルバーで落ち着いた印象です。
背面は無塗装で、小さなパンチング型のスリットが空いています。
開いた様子です。ベゼル幅は少し狭めです。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。全て独立キーになっています。エンター右側にいくつか操作系のボタンが配置されていることが特徴です。また、一般的なキーボードと比べて少し文字フォントが大きいように感じます。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.9mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.5mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、115mmとなりました。
本体右側には電源ポートとUSB Type-Aがあります。
本体左側にはUSB Type-AとHDMI、そしてUSB Type-Cポート、ヘッドフォンジャックがあります。
本体の重量を測定したところ、1380gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1670gとなりました。充電器単体では290gとなります。
HP 245 G10のメリット・魅力
パフォーマンスが高く実用性は抜群
本モデルではRyzen5000シリーズプロセッサを搭載していることもあり、一般用途のパフォーマンスとしては十分です。
14インチで持ち運びと生産性が両立
14インチサイズで質量も一般的なノートパソコンの中では軽めのため、持ち運びに向くモデルと言えるでしょう。
インターフェイスも十分
インターフェイスはUSB Type-C、Type-A、そしてフルサイズHDMIを備えており外部接続インターフェイスは十分と言えるでしょう。
HP 245 G10のデメリット・欠点
USB PD充電に非対応
USB Type-Cポートを備えていはいるものの、USB PD充電には非対応となっています。
色域は狭い
カラーの測定結果より色域は狭め。クリエイティブ作業が多い人にはあまり向かないモデルです。
みんなの口コミ
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USB PD充電が使えない点だけは非常に残念ですが、それ以外では高コストパフォーマンスで一般用途で十分使える魅力的な機種と言えるでしょう。
HP 245 G10がおすすめな人
宅内で持ち運びが多い人
本モデルが最もおすすめなのは、家庭内で使う場所が定まっていないユーザーです。持ち運びのしやすさと生産性が両立しているモデルなので、ぴったりです。
外出先で軽く使う人
宅内から少し延長して、軽く外出先で使うユーザーにもおすすめと言えるでしょう。
HP 245 G10がおすすめではないタイプ
長時間外出する人
本モデルは持ち運びはしやすいものの、長時間外出先で使うユーザーにはあまりおすすめできません。その大きな理由がUSB PD充電に非対応である点。どうしても大きなACアダプタを持ち運ぶ必要性が出てくるため、荷物が増える結果となってしまいます。
HP 245 G10のカスタマイズ・モデルの選び方
2023年10月8日時点で販売されているモデルはRyzen7バージョン含め、全てが10万円以下となっています。予算が許すなら、上位モデルをおすすめします。
HP 245 G10の実機レビューまとめ
HP 245 G10を安く買う方法
HP 245 G10に限らず、日本HPのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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