※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのレビュー概要
明るいカラーの高性能PC
Pavilion Plus 14-ehは高いパフォーマンスを持ちつつ、明るいカラーリングのモデルが多いため、デザインで選びたい人向けのノートパソコンです。
基本機能も優れているため、パソコンをしっかりと使いたい人でも満足できるモデルと言えるでしょう。
こんなタイプにマッチ
- カラーリングで選びたい人
- パフォーマンスも求める人
簡易スペック表
発売日 | 2022年8月4日 |
CPU | Core i5-12500H、Core i7-12700H |
RAM | 16GB |
ストレージ | 512GB~1TB |
画面サイズ | 15.6インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 1340g |
Cinebench R20 | 4696pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUの特徴
ここではHP Pavilion Plus 14-eh0009TUの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
美しいデザイン
Pavilionシリーズはどちらかといえば、コスパを抑えたモデルですが本モデルに関してはどちらかと言えば高級路線に近く、スタイリッシュで美しいデザインが特徴です。またカラーバリエーションもハイエンドにはあまり見ないものが揃っています。
十分なパフォーマンス
プロセッサには第12世代のintelプロセッサが採用されており十分なパフォーマンスを有しています。
優れたディスプレイ特性
本モデルの一つの特徴としてOLEDが採用されている点が挙げられます。映像再生はもちろんのこと、色域が広くなるためクリエイターでも使いやすくなります。
約1.3kgの軽量性
14インチモデルとしては軽量な1.3kgとなっています。いざという時の持ち運びでも使いやすいでしょう。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUの価格とコストパフォーマンス
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのスペック
今回レビューしたHP Pavilion Plus 14-eh0009TUのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年8月4日 | |
製品名 | Pavilion Plus 14-eh | |
型式 | eh0009TU | |
サイズ | 225×314×16.9mm | |
重量(実測) | 本体 | 1340g |
電源アダプタ | 455g | |
CPU | Core i7-12700H | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 2880×1800 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 90Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 500万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.3 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 8時間時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は4696pts、シングルコア657ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。ノートパソコンとしては十分すぎるほどのパフォーマンスになっています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は10233pts、シングルコア1716ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。最長距離においては速度低下はあったものの、全体的に十分以上の通信速度と言えるでしょう。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2396 | 重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ほぼ無音 |
CPUテスト時 | 少しファン音が聞こえる |
GPUテスト時 | 少しファン音が聞こえる |
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 100% | 150% |
Adobe RGB | 95.7% | 111.2% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 628.39 | 173.64 | 13 |
ポイント② | 441.98 | 167.92 | 14 |
ポイント③ | 505.24 | 31.73 | 13 |
ポイント④ | 419.56 | 99.33 | 14 |
ポイント⑤ | 399.42 | 86.2 | 13 |
ポイント⑥ | 64.49 | 134.74 | 16 |
通信スピードテストの評価
最長距離においては通信速度の低下が見られたものの、それ以外では十分なパフォーマンスとなっています。またPINGの数値低下が見られないため、レスポンスで気になる点はありません。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。充電検証したところ、USB PD充電は61Wのみ対応となりました。
USB-PD | 充電の可否 | 検証した充電器 |
20W | × | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
45W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
61W | ○ | RP-PC133 |
100W | × | AUKEY PA-B7 |
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUの外観
今回レビューしたのはウォームゴールドです。センターにHPのロゴが配置されています。
背面です。パンチングの通気口があります。
開いた様子です。ベゼルは狭めとなっています。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。エンターキー右側にhomeボタンを含む複数のボタンが配置されています。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.01mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、125mmとなりました。
本体右側にはUSB Type-A、フルサイズHDMI、USB Type-Cポートが二つ配置されています。
本体左側にはヘッドフォンジャック、USB Type-A、microSDスロットがあります。
本体の重量を測定したところ、1340gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1795gとなりました。充電器単体では455gとなります。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのメリット・魅力
この価格帯では珍しいカラーリング
本モデルは14~18万円までの間でカスタマイズモデルが存在ししています。この価格帯はハイエンド寄りになってくるため、他社を含め黒やネイビーといった濃い色が多くなる傾向があるゾーンです。そんな中で明るいカラーリングのモデルがあるということだけで一つのメリットになるといえるでしょう。
申し分ないパフォーマンス
ベンチマーク測定結果でのパフォーマンス測定、ディスプレイ性能ともに十分満足なものに仕上がっています。
広くて使いやすいタッチパッド
14インチのノートパソコンとしてはタッチパッドがかなり広くなっており作業効率をアップできます。
OLEDディスプレイで色域が広い
カラーの測定結果からも分かるように色域がとても広くなっています。クリエイターでも十分使えるパフォーマンスがあると言えるでしょう。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのデメリット・欠点
PD充電の対応幅が狭い
今回のベンチマーク測定の結果からPD充電の対応幅が狭いことがわかりました。自宅など決まった場所での利用は気にならないかもしれませんが、持ち運びが多い場合PD充電器のパターンが限られる点は注意したいポイントです。
エンターキー横の存在が評価を分ける
本モデルにはエンターキー横にさらにキーが存在します。打ち間違いで生産性が落ちる可能性もあるため、エンターキー横のキーがあるモデルを一度試しにタイピングしてみることをおすすめします。
みんなの口コミ
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明るいカラーバリエーションで万人受けしそうなデザインでありながら、中身は非常に優れたスペックとなっている一台です。パフォーマンスが高く、長く使っていけそうなモデルと言えるでしょう。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUがおすすめな人
ハイエンドでカラバリにこだわりたい人
メリットでも書いた通り、本モデルの魅力の一つはこの価格帯において珍しいカラーバリエーションです。ハイエンドになると暗いカラーリングが多くなるので、明るいカラーのモデルがあるだけで大きなメリットでしょう。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUがおすすめではないタイプ
軽量性を重視する人
14インチモデルの中で重い方ではないものの、軽さをアピールできるほどでもありません。またUSB PD充電の対応力が低いことも持ち出しにおけるデメリットと捉えることができるでしょう。また、バッテリー持続時間が8時間と短めな点も注意してください。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUのカスタマイズ・モデルの選び方
本モデルはCore i5とCore i7モデルが存在し、それぞれストレージ容量などが少し異なります。一般用途で使うならCore i5でも十分なパフォーマンスとなっているため、こちらを選ぶ方が良いでしょう。
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUの実機レビューまとめ
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUを安く買う方法
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUに限らず、日本HPのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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