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本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
レビュー・評価の概要
Pavilion Plus 14-ehは高いパフォーマンスを持ちつつ、明るいカラーリングのモデルが多いため、デザインで選びたい人向けのノートパソコンです。
基本機能も優れているため、パソコンをしっかりと使いたい人でも満足できるモデルと言えるでしょう。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | Core i5-12500H Core i7-12700H |
RAM | 16GB |
ストレージ | 512GB~1TB |
画面サイズ | 15.6インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1340g |
Cinebench R20 | 4696pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。
特徴
ここではHP Pavilion Plus 14-eh0009TUの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
美しいデザイン
Pavilionシリーズはどちらかといえば、コスパを抑えたモデルですが本モデルに関してはどちらかと言えば高級路線に近く、スタイリッシュで美しいデザインが特徴です。またカラーバリエーションもハイエンドにはあまり見ないものが揃っています。
十分なパフォーマンス
プロセッサには第12世代のintelプロセッサが採用されており十分なパフォーマンスを有しています。
優れたディスプレイ特性
本モデルの一つの特徴としてOLEDが採用されている点が挙げられます。映像再生はもちろんのこと、色域が広くなるためクリエイターでも使いやすくなります。
約1.3kgの軽量性
14インチモデルとしては軽量な1.3kgとなっています。いざという時の持ち運びでも使いやすいでしょう。
価格とコストパフォーマンス
軽量かつ、性能がしっかりしていることもあり、14万円台で買えるパソコンではあるもののコストパフォーマンスは高いモデルと言えます。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。
スペック
今回レビューしたHP Pavilion Plus 14-eh0009TUのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 225×314×16.9mm | |
重量 | 本体 | 1340g |
アダプタ | 455g | |
CPU | Core i7-12700H | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 2880×1800 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 90Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 500万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.3 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 8時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 4696 |
シングル | 657 | |
Cinebench R23 | マルチ | 10233 |
シングル | 1716 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 2449.79 | 1984.94 |
SEQ1M Q1T1 | 1764.53 | 1956.00 |
RND4K Q32T16 | 913.04 | 464.63 |
RND4K Q1T1 | 49.40 | 144.80 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2396 | 重い |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 100.0 | 150.0 |
Adobe RGB | 95.7 | 111.2 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 628.39 | 173.64 | 13 |
ポイント② | 441.98 | 167.92 | 14 |
ポイント③ | 505.24 | 31.73 | 13 |
ポイント④ | 419.56 | 99.33 | 14 |
ポイント⑤ | 399.42 | 86.2 | 13 |
ポイント⑥ | 64.49 | 134.74 | 16 |
通信スピードテストの評価
最長距離においては通信速度の低下が見られたものの、それ以外では十分なパフォーマンスとなっています。またPINGの数値低下が見られないため、レスポンスで気になる点はありません。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | × | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | × | AUKEY PA-B7 |
外観
今回レビューしたのはウォームゴールドです。センターにHPのロゴが配置されています。

背面です。パンチングの通気口があります。

開いた様子です。ベゼルは狭めとなっています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。エンターキー右側にhomeボタンを含む複数のボタンが配置されています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.01mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、125mmとなりました。

本体右側にはUSB Type-A、フルサイズHDMI、USB Type-Cポートが二つ配置されています。

本体左側にはヘッドフォンジャック、USB Type-A、microSDスロットがあります。

本体の重量を測定したところ、1340gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1795gとなりました。充電器単体では455gとなります。

メリット・魅力
この価格帯では珍しいカラーリング
本モデルは14~18万円までの間でカスタマイズモデルが存在ししています。この価格帯はハイエンド寄りになってくるため、他社を含め黒やネイビーといった濃い色が多くなる傾向があるゾーンです。そんな中で明るいカラーリングのモデルがあるということだけで一つのメリットになるといえるでしょう。
申し分ないパフォーマンス
ベンチマーク測定結果でのパフォーマンス測定、ディスプレイ性能ともに十分満足なものに仕上がっています。
広くて使いやすいタッチパッド
14インチのノートパソコンとしてはタッチパッドがかなり広くなっており作業効率をアップできます。
OLEDディスプレイで色域が広い
カラーの測定結果からも分かるように色域がとても広くなっています。クリエイターでも十分使えるパフォーマンスがあると言えるでしょう。
デメリット・欠点
PD充電の対応幅が狭い
今回のベンチマーク測定の結果からPD充電の対応幅が狭いことがわかりました。自宅など決まった場所での利用は気にならないかもしれませんが、持ち運びが多い場合PD充電器のパターンが限られる点は注意したいポイントです。
エンターキー横の存在が評価を分ける
本モデルにはエンターキー横にさらにキーが存在します。打ち間違いで生産性が落ちる可能性もあるため、エンターキー横のキーがあるモデルを一度試しにタイピングしてみることをおすすめします。
おすすめなタイプ
ハイエンドでカラバリにこだわりたい人
メリットでも書いた通り、本モデルの魅力の一つはこの価格帯において珍しいカラーバリエーションです。
ハイエンドになると暗いカラーリングが多くなるので、明るいカラーのモデルがあるだけで大きなメリットでしょう。
おすすめできないタイプ
軽量性を重視する人
14インチモデルの中で重い方ではないものの、軽さをアピールできるほどでもありません。またUSB PD充電の対応力が低いことも持ち出しにおけるデメリットと捉えることができるでしょう。
また、バッテリー持続時間が8時間と短めな点も注意してください。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルはCore i5とCore i7モデルが存在し、それぞれストレージ容量などが少し異なります。
一般用途で使うならCore i5でも十分なパフォーマンスとなっているため、こちらを選ぶ方が良いでしょう。
実機レビューのまとめ

何度も繰り返しになりますが、明るいカラーバリエーションが魅力のノートパソコンです。
10万円後半の価格帯ということもあり、パフォーマンスも十分。しっかりと長期間使えるパソコンと言えるでしょう。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。
安く買う方法・コツ
HP Pavilion Plus 14-eh0009TUに限らず、HP(ヒューレットパッカード)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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