当サイトの記事は広告を含みます。

VAIO F16の実機レビュー

VAIO F16のレビュー概要

普段使いしやすい大画面ノート

VAIO F16は2023年から登場したVAIOの新シリーズです。

Sシリーズと比較するとリーズナブルな価格帯で購入できるにもかかわらず、しっかりとしたパフォーマンスが確保されているパソコンとなっています。

こんなタイプにマッチ

  • 自宅用PCを探す人
  • 大学生

簡易スペック表

発売日 2023年6月2日
CPU Core i7-1335U
Core i5-1334U
Core i3-1315U
RAM 8~32GB
ストレージ 256GB~1TB
画面サイズ 16インチ
GPU Iris Xe Graphics
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可能
重量 1565g
Cinebench R20 2930pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2023年7月29日時点の価格は139,800円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご覧ください。

 

VAIO F16の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

VAIO F16の特徴

ここではVAIO F16の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

第13世代intelプロセッサ搭載

2023年に登場した第13世代intelプロセッサを搭載しています。intelプロセッサは第12世代から大きくパフォーマンスアップしていることもあり、同じく13世代も力強いベンチマークスコアを残しています。

 

VAIOでは珍しい16インチモデル

これまでVAIOにはなかった16インチモデルが初めて登場しました。大画面であることはノートパソコンでの生産性に直結する魅力的なポイントです。

 

日常使いしやすいカラー

色は3色展開でネイビーブルー、サテンゴールド、ウォームホワイトとなっています。特にサテンゴールドは珍しいカラーリングになっています。

 

VAIO F16の価格とコストパフォーマンス

VAIO F16はスペック面から考えると他の同クラスライバル製品と比較して、少し高めの価格設定になっています。ただし、VAIOというブランドや本体の仕上がりを考えれば妥当なレベルとも感じます。

2023年7月29日時点の価格は139,800円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご覧ください。

 

VAIO F16のスペック

今回レビューしたVAIO F16のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2023年6月2日
製品名 VAIO F16
型式 VJF161
サイズ 255.6×358.3×16.6mm
重量(実測) 本体 1565g
電源アダプタ 215g
CPU Core i7-1335U
GPU Iris Xe Graphics
メモリ(RAM) 32GB
ストレージ 1st 1TB
2nd -
ディスプレイ サイズ 16インチ
解像度 1920×1200
アスペクト比 8:5
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 無し
顔認証 有り
フロントカメラ 画素数 92万画素
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.1
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 公式記載なし
公称値 16時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

VAIO F16のベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は2930pts、シングルコア613ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。ベンチマークスコアはかなり高く、Cinebench R20のマルチが3000ptsに迫る勢いとなっています。またシングルでも600ptsを超えており、パフォーマンスとしては十分です。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は6851pts、シングルコア1665ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Crystaldiskmarkの結果は3000MB/s程度であり、こちらは昨今のノートパソコンでは中の上といったところです。実使用で不満を感じることはまずないでしょう。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
軽量品質 2814 やや重い

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 ほぼ無音
CPUテスト時 ファン音が聞こえる
GPUテスト時 ファン音が聞こえる

 

VAIO F16のモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

sRGB

Adobe RGB

 

カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。

カバー率 カバー率 カバー比
sRGB 62.1% 62.4%
Adobe RGB 46.3% 46.3%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

VAIO F16の通信環境(WI-Fi)のテスト

今回通信速度測定は行っておりません。

 

VAIO F16のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。ベンチマークテストの結果、45W以上でUSB PD充電されることを確認できました。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W × PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

VAIO F16の外観

天板はVAIOのロゴが刻印されています。

 

背面は無塗装となっています。VAIOシリーズはほぼ全てのモデルが背面が無塗装になっています。

 

開いた様子です。ベゼルは広めで世代を少し感じます。ベゼルは本体カラーに合わせられています。

 

最大開き角は180°です。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

キーボードです。全てのキーが独立しています。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.83mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.6mmとなっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、105mmとなりました。

 

本体右側にはフルサイズイーサネットコネクタ、USB Type-C、フルサイズHDMI、USB Type-Aが2つ配置されています。

 

本体左側には電源ポート、USB Type-A、コンボジャック、microSDスロットを備えます。

 

本体の重量を測定したところ、1565gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1780gとなりました。充電器単体では215gとなります。

 

VAIO F16のメリット・魅力

タイピングしやすい

VAIOシリーズはもともとタイピングしやすいパソコンですが、F16でもそのイメージが継承されています。ピッチが広く、ストロークが深めなのでしっかりと打ちたい人に向いているでしょう。

 

インターフェイスが豊富

左右のインターフェイスは有線イーサネットコネクタなどを含め、数多くの種類を備えています。

 

パフォーマンス的にも十分

ベンチマークスコアの結果からも分かるようにパフォーマンスは十分。今回はCore i7の最上級モデルで検証を行っていますが、Core i5でも十分なパフォーマンスが得られるでしょう。

 

USB PD充電に対応

一般向けモデルと言うこともあり、最初PD充電に対応していないかと思っていましたが、45W以上で対応している結果が得られました。ただし付属の電源はPD充電ではないので注意して下さい。

 

VAIO F16のデメリット・欠点

ベゼル幅が広くデザインが古め

VAIOシリーズ全体に言えることですが、少しベゼル幅が広めでディスプレイを開いた時野デザインが古く感じることがあります。

 

16インチならではの重さ

16インチモデルということもあり、パソコン本体の質量は重めです。同シリーズには他のサイズ違いもあるのでそちらを選べば良いだけと言うこともあり、あまり大きな欠点ではないと感じます。

 

色域が狭い

今回検証したモデルは色域カバー率が低く、カラーを主にするクリエイターにはあまり向きません。

 

みんなの口コミ

ぜひ口コミをご投稿ください。

Submit your review
1
2
3
4
5
Submit
     
Cancel

Create your own review

VAIO F16
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

VAIOシリーズの中でも比較的低価格で自宅用のパソコンを探す人にとって非常に良い選択肢になりうるモデルです。第13世代のパフォーマンスが高く、実用性の面で優れている点も見逃せません。

 

VAIO F16がおすすめな人

自宅で使うPCを探す人

手頃な自宅向けパソコンを探す人にはピッタリといえるくらいちょうど良いパソコンです。Fシリーズが打ち出している「定番」というコンセプトにハマっています。

 

大学生

初めてパソコンを持つ大学生にも良いでしょう。16インチの大型ディスプレイのため、資料作成などでも作業領域を広く使うことができます。

 

VAIO F16がおすすめではないタイプ

持ち運びが多い人

デメリットでも書いた通り、16インチサイズは持ち運びには不向きです。VAIOの他シリーズを選択肢に入れることをおすすめします。

 

VAIO F16のカスタマイズ・モデルの選び方

VAIO製品はオンラインでBTOカスタマイズが幅広くできるモデルです。Core i3モデルでも十分動きますが、長期使用することを前提にするとおすすめはCore i5かつメモリ16GB、SSD512GB以上です。

公式サイトを見る

 

VAIO F16の実機レビューまとめ

定番がハマるノートパソコン

結論

VAIOが新しく出してきた新シリーズは「定番」をコンセプトにしていますが、まさにそれがぴったりとハマる一台となっています。

自宅用で使うパソコンや、初めてPCを買う大学生などにも勧められる一台と言えるでしょう。

2023年7月29日時点の価格は139,800円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご覧ください。

 

VAIO F16を安く買う方法

VAIO F16に限らず、VAIOのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

【2024年4月】VAIO(バイオ)公式のセール・クーポンとキャンペーンで最大限安く買う方法・コツ

VAIOは2014年にSONYから独立し、現在はVAIO株式会社が製造を行っています。そのため公式オンラインショップとしてはVAIO直営の「VAIOストア」があり、さらにSONYの運営する「ソニースト ...

続きを見る

 

関連記事・ライバル機種

他機種のレビュー

ライバル機種のカテゴリーをピックアップしています。

関連公式サイト