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レビュー・評価の概要
小型パソコンの代名詞であるThinkCentreシリーズの上位モデルにあたるのが本機種です。
Ultraの名前の通り、コンパクトでありながら十分なパフォーマンスを有しています。またAI機能を強化できるNPUカスタマイズもできるモデルになっています。
発売年度 | 2024年 |
プロセッサ | Core i5-14500 Core i5-14500T Core i7-14700 Core i7-14700T Core i9 14900 Core i9 14700T |
RAM | 16~64GB |
ストレージ | 256GB~2TB |
画面サイズ | ー |
GPU | GeForce RTX4060 |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | ー |
重量 | 3.5kg |
Cinebench R23 | 22414pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2025年3月26日時点で205,887円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
第14世代intelプロセッサ搭載
本モデルではintel第14世代プロセッサの中からいくつか選択肢があります。Core i5モデルからCore i9モデルまで存在するため、パフォーマンスを追求することも可能です。
独立NPUを搭載
昨今AIが取り沙汰されていますが、ThinkCentre Neo UltraではAI機能を強化する目的で独立NPUを搭載することができます。使い所は難しい部分はありますが、新しい物好きには魅力的に映るでしょう。
コンパクトながら高級感のあるボディ
高機能な点も魅力ですが、本機の最も魅力的な部分はWindowsパソコンとは思えないほどスタイリッシュなところにあります。前面に最低限のインターフェイスしか備えていないこともあり、どこに置いてもすっきりするでしょう。
価格とコストパフォーマンス
本体の価格がCore i5モデルで約20万円からとなっています。一般的なデスクトップパソコンで考えると価格帯はためと言えるでしょう。
本体デザインに高級感があり、仕上げが素晴らしいため、そこに魅力を感じる人でなければどうしてもコストパフォーマンスが下がってしまいます。
2025年3月26日時点で205,887円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたThinkCentre Neo Ultraのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2024年 | |
サイズ | 195×191×111mm | |
重量 | 本体 | 3.5kg |
アダプタ | ー | |
CPU | Core i7-14700 | |
GPU | GeForce RTX4060 | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | ー | |
ディスプレイ | サイズ | ー |
解像度 | ー | |
アスペクト比 | ー | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | ー |
物理シャッター | ー | |
リヤカメラ | 画素数 | ー |
Wi-Fi | Wi-Fi7対応 | |
bluetooth | 公式記載なし | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | ー |
公称値 | ー |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | ー |
シングル | ー | |
Cinebench R23 | マルチ | 22414 |
シングル | 2088 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。本体のReadのスコアは6000MB/sを超えており、パフォーマンスとしては充分高いレベルにあると言えるでしょう。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 6129.27 | 4770.14 |
SEQ1M Q1T1 | 2698.19 | 3506.83 |
RND4K Q32T16 | 3357.49 | 2717.39 |
RND4K Q1T1 | 58.19 | 120.19 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | 10645 | 快適 |
高品質 | 15222 | 非常に快適 |
軽量品質 | 19949 | 非常に快適 |
外観
上から見た様子です。ロゴが少なめ、かつインターフェイスが最小限のためシンプルなデザインになっています。

全面と異なり、背面にはインターフェイスがたくさん設けられており使い勝手が良くなっています。排熱スリットが多い点も冷却の点で有利です。

真正面にはUSB Type-Cポートが一つ、Type-Aポートが二つ、コンボジャックを備えます。

マウスとキーボードです。本体デザインは良いもののこちらには安っぽさを感じます。

メリット・魅力
Windows機っぽくないデザイン
本体デザインは真四角で外観に余分な情報がないことから、 Windows機とは思えないようなデザインになっています。
今までデスクの上にパソコンがあると、いかにもパソコンといった印象を受けますが、ThinkCentre Neo Ultraに限ってはデスクの上に出していてもインテリアの邪魔にはなりづらいでしょう。
高いパフォーマンス
第14世代のデスクトップ用プロセッサーを搭載しつつ、さらにGeForce RTX4060も搭載しているためコンパクトながら充分なパフォーマンスを持っています。
コンパクトになればなるほどどうしても性能面では不安が残るかもしれませんが、 2024年時点においてはプロセッサーのパフォーマンスがあがっているため一般用途においてはほぼ問題なく使えるでしょう。ゲームをするようなユーザーの場合は少しスペック的に物足りないかもしれません。
豊富な背面インターフェイス
このパソコンの大きな特徴のうちの一つにインターフェースが豊富なことが挙げられます。すっきりと設置するだけでなく、背面ポートをフル活用して多面ディスプレイ環境を構築したりすることもできるでしょう。
Wi-Fi7を搭載
本機では最新規格であるWi-Fi7を搭載しています。これに合わせてWii-Fiルーターを買い替えることはあまりないかもしれませんが、パソコン自体は長期間使うものなので、最新規格に対応していることは長い目で見て重要です。
デメリット・欠点
価格帯からするとGPU性能が低め
デスクトップパソコンで20万円台のモデルとしてはGeForce RTX4060しか選択できず、コストパフォーマンスが低く感じました。
キーボードとマウスが安っぽい
本体デザインが優れている一方で、キーボードとマウスが廉価モデルとほぼ同じクオリティのものが同梱されています。このパソコンをデザインで選んでいるなら、キーボードとマウスは納得できない可能性が高いため、別途用意する方が良いかもしれません。
Thunderbolt4ポートがない
少し異色な使い方になるかもしれませんが、このパソコンをUSB Type-Cケーブルでディスプレイと1本で接続して環境を作ることはできません。ハブ機能を搭載したディスプレイを持っている人にとってはデメリットになるでしょう。
おすすめなタイプ
すっきりとPCを設置させたい人
高性能なノートパソコンでありながら、同時にすっきりとしたデザインを有している本モデルはWindows機としては唯一無二の存在です。すっきりとノートパソコンを設置したいユーザーはぜひ検討してみても良いでしょう。
デザイン重視の人
重複しますが、デザイン、重量感、表面仕上げ、どれをとっても高いクオリティと感じました。机の上にポンと置いていても絵になる印象のデスクトップパソコンです。
おすすめできないタイプ
コスパを重視する人
外観の仕上がりに重きが置かれたモデルということもあり、プロセッサ側のコストパフォーマンスは高くありません。そのため、コストパフォーマンスを重要視する人にはあまりお勧めできません。
カスタマイズ・モデルの選び方
プロセッサーのカスタマイズ幅広いものの、グラフィックボードのカスタマイズはなく1点しか選ぶことができません。また特徴的なのはAIに対して有効的に活用できるNPUを搭載できることにあります。
普段使いでAIを多用する人はあまりないかもしれませんがオプションでつけても、極端に高いわけではないので試しにつけてみてもいいかもしれません。
実機レビューのまとめ

Windows機では珍しいデザインに優れた高性能コンパクトデスクトップです。
背面部分はインターフェイスが豊富なため、Windows機としての良さもしっかりと兼ね備えています。
2025年3月26日時点で205,887円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
ThinkCentre Neo Ultraに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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