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レビュー・評価の概要
本モデルはこれまでの15インチノートパソコンが持っていたパワフルさに加えて、軽量性とデザイン性の両方を兼ね備えたPCになっています。
家庭用の据え置きで使うこと前提であれば、これさえあれば十分といったレベルに仕上がっています。
発売年度 | 2025年 |
プロセッサ | Core Ultra 7 vPro Core Ultra 7 Core Ultra 5 vPro Core Ultra 5 |
RAM | 16~32GB |
ストレージ | 256GB~2TB |
画面サイズ | 15インチ |
GPU | intel Arc Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 約1.4kg |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2025年6月11日時点で196,834円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
パワーのあるプロセッサ
本モデルにはCore Ultraシリーズが採用されており、そのパフォーマンス性能の高さは折り紙付きです。内蔵Gprahicsではあるため、外部GPU搭載モデルに比べれば弱みはあるものの、ゲームなどをしないのであれば十分と言える構成です。
大きいのにスリムなデザイン
15インチノートパソコンはどのメーカーも14インチモデルに比べると厚みが増す傾向がありますが、本モデルでは比較的薄めに作られています。そのため、総合的に見てスリムさをより感じるデザインになっています。
豊富なインターフェイス
15日のノートパソコンの特徴とも言えますがこのPCも例に漏れず豊富なインターフェースを備えています。そのため1台でほぼ完結することができ新たにハブなどを買う必要がありません。
価格とコストパフォーマンス
一般的な15日ノートパソコンに比べるとエントリーモデルではないため、コスト的に割高になってしまいますがデザイン性やスリム性などを考えると充分価格に見合った値段帯になっていると感じました。
2025年6月11日時点で196,834円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2025年 | |
サイズ | 339.55×228.50×6.75mm | |
重量 | 本体 | 1410g |
アダプタ | 210g | |
CPU | Core Ultra 5 | |
GPU | Intel Arc Gprahics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 15.3インチ |
解像度 | 2880×1800 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 8MP |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | Wi-Fi 7対応 | |
bluetooth | v5.4 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 80Whr |
公称値 | 最大27.4時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 4010.28 | 1952.03 |
SEQ1M Q1T1 | 1501.19 | 1397.64 |
RND4K Q32T16 | 626.25 | 312.39 |
RND4K Q1T1 | 38.43 | 60.21 |
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
外観
天板はシンプルなデザインでThinkPadのロゴが入っているのみとなっています。

背面はこれまでのモデルのイメージとは大きく異なり、黒とシルバーのツートーンとなっています。

キーボード側です。独立キーボードとなっており、打ち易さは良好です。電源ボタンが右上にあるため押し間違い懸念がある点は注意して下さい。

キーストロークは1.3mm、キーピッチは18.8mmとなっています。

タッチパッド幅は135mmとかなり広めです。

本体右側にはUSB Type-A、ジャック、Thunderbolt4ポートがあります。

本体左側にはフルサイズHDMI、Thunderbolt4ポートがあります。

本体質量は1410gです。

充電コード込みの質量は1630gとなりました。

メリット・魅力
15インチとは思えないすっきりさ
ThinkPad X19 15 Aura Editionは大きめのノートパソコンでありながら、すっきりとしたデザインが特徴です。特に手持ちしたときにその違いがわかるほど。
これまで国内で販売された最薄モデルのようなところまではいかないものの、15インチとしては一般的なイメージとは少し違う感覚になることでしょう。
本体の軽さ
15インチクラスの場合1.6kgくらいからが普通なイメージですが、本モデルは1.4kgと軽く14インチのスタンダードPCと同じくらいのイメージとなっています。大型サイズで持ち運び性も重要視する人にとっては嬉しいポイントと言えるでしょう。
優れたスピーカー性能
Windowsノートパソコンは普通スピーカー性能があまり高くないものが多いですが、このThinkPad X9 15 Gen1は明らかにスピーカー音質に優れています。
もちろん外付けのスピーカーには敵わないものの、ノートパソコンで音楽やYouTubeを楽しむ程度なら十分だと感じました。
左右のThunderboltインターフェイス
ノートパソコンのThunderboltインターフェイスは片側に限られることも多くありますが、本モデルでは両側にインターフェイスを備えています。そのため、自宅でディスプレイ拡張して使いたいユーザーにとって自由度が高くなるメリットがあります。
デメリット・欠点
持ち出しをおすすめするまでには至らない
15インチノートパソコンとしては軽めであり、バッテリー持続時間も長めではあるものの、毎日持ち出しをするような想定ではあまりおすすめできません。
価格が20万円から
性能やデザインが優れていることもあってしょうがない部分ではありますが、価格は約20万円台からとノートパソコンの中では同じくらいのスペックから考えると高めの値段帯になります。
おすすめなタイプ
一台で済ませたい人
大きめで綺麗なOLEDディスプレイ、スピーカー品質、パワーのあるプロセッサ、左右のThunderbolt4インターフェイスと一台で全てをこなし、さらに拡張性を求める人にとってはとても価値のあるノートパソコンです。
据え置きメインで使う大学生
パソコンを普段持ち歩かず、据え置きメインで使い、1か月に1、2回学校へもっていくような大学生ユーザーにはちょうど良いと感じました。
おすすめできないタイプ
持ち運びを想定している人
15インチノートパソコンの中では軽さはあるものの、やはり1.4kgの質量と15インチそのものの大きさは手間になる可能性があります。そのため、常日頃から持ち運びを想定するのであれば14インチクラスで1.2kg以下のモデルを選ぶ方が無難と感じます。
カスタマイズ・モデルの選び方
用途にもよりますが、筆者が選ぶならCore Ultra 5の512GBストレージのものを選択します。メモリ容量が32GBからスタートしているため、どれを選んでも普通の人ではパフォーマンスを持て余すと思いますが、最廉価モデルはストレージが256GBで心許ないためです。
実機レビューのまとめ

総合的に見て、15インチノートパソコンとしては非常に完成されたモデルと感じました。一台でほとんどのことをこなせる点、さらにデザインがこれまでのThinkPad Xシリーズの中で見ても優れていることから価格は高めであるもののお勧めしやすいモデルです。
2025年6月11日時点で196,834円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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