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レビュー・評価の概要
Yoga Pro 7i Gen 10はCore Ultraシリーズを搭載したAI対応のハイエンドノートパソコンです。
14インチの中でも高いプロセッサ性能を持つだけでなく、有機ELディスプレイを採用し、美しく表現力豊かになっていることが特徴の一台となっています。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | Core Ultra 9 285H Core Ultra 7 255H |
RAM | 32GB |
ストレージ | 1TB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | 内蔵グラフィックス |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1540g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2025年8月13日時点で189,860円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
プロセッサ
AI対応のCore Ultraプロセッサ
本モデルではCore Ultraシリーズプロセッサが搭載されており、AIに対応しつつ非常に高いパフォーマンスを持つラインナップとなっています。最廉価モデルであってもCore 7からとなっているため、ほとんどの人が十分以上に満足できる性能を持ちます。
圧倒的な美しさの有機ELディスプレイ
プロセッサ以上に注目しておきたいポイントがディスプレイ。なんと有機EL、120Hz、タッチパネル対応とノートパソコンとしては必要なものをほぼ全部入りで備えていると言っても過言ではありません。
細かな配慮まで行き届いたソフトウェア
本モデルではいくつかのモードを搭載しており、バッテリーのパフォーマンスの最適化やバーチャル会議中の背景ぼかし、本人以外が画面をのぞき込んでもプライバシーを保護するためにアラートを出したり、画面をぼかす機能があります。
またスマートフォンとのワンタッチでの連携性も魅力となっています。
価格とコストパフォーマンス
ハイエンドに属するノートパソコンということもあり、価格は約20万円からとなっています。しかしながら、最廉価モデルでもCore Ultra7であることやディスプレイ性能、そしてソフトウェアの機能を考えるとこれでも安いくらいと考えていても良いくらいでしょう。
2025年8月13日時点で189,860円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたSampleのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2025年 | |
サイズ | 325x228x16.9mm | |
重量 | 本体 | 1540g |
アダプタ | 390g | |
CPU | Core Ultra 9 285H | |
GPU | Intel Arc 140T GPU | |
メモリ(RAM) | 32GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 14.0インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | 有機EL | |
リフレッシュレート | 120Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 500万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | Wi-Fi7対応 | |
bluetooth | 記載なし | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 84Whr |
公称値 | 公式記載なし |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 6949.24 | 5794.26 |
SEQ1M Q1T1 | 3187.21 | 3252.93 |
RND4K Q32T16 | 1251.07 | 535.17 |
RND4K Q1T1 | 66.67 | 129.43 |
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | 〇 | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
65W | 〇 | Anker Nano II 65W |
外観
天板はシンプルにLenovoのロゴのみになっています。Yogaシリーズではあるものの、メーカーロゴになっているものは珍しいです。

背面は細かなパンチングホールとなっています。

キーボード全体です。ハイエンドモデルにも関わらず独立キーでない点は残念です。

キーピッチは18.8mm、キーストロークは1.7mmとなっています。

タッチパッド幅は135mmとかなり大きくなっています。

本体右側にはUSB Type-Aポートを2つ備えています。

本体左側にはフルサイズHDMIポート、Thuderbolt4ポート、SDカードスロットを備えます。

本体質量は1540gです。

電源アダプタを含めた質量は1930gです。

メリット・魅力
高次元でまとまったノートパソコン
実際に触ってみて非常に高い次元でまとまった一台と感じました。プロセッサの性能が高いことはもちろん、快適に使うためのディスプレイをはじめ、不満に思うところがほぼありません。
ハイエンドノートパソコンならではの性能の高さからくる快適さに所有欲を満たしてくれるモデルと言えるでしょう。
十分以上のインターフェース
筆者として評価の高かったポイントの一つがインターフェイスです。昨今14インチノートパソコンはインターフェイスが少なくなる傾向がありますが、本モデルはThunderbolt4、HDMI、USB Type-Aまで搭載しています。
USB Type-Cコネクタで統一する方が見た目の格好良さはあるものの、買い替えに伴う支出がどうしても大きくなってしまう欠点を克服していると感じました。
スピーカー性能が高い
Windowsノートパソコンでよく感じる音の貧弱さがこのパソコンでは全く感じず、ノートパソコンとしてはむしろ上質に感じました。外部にスピーカーを置かなくても十分に楽しむことができます。
デメリット・欠点
14インチとしては重め
本体質量が1500gを超えており、14インチパソコンとしては正直なところかなり重い部類に入ります。本体に入っている機能を考えれば納得はいくものの、実際に持ち運びはつらく感じるでしょう。
カメラの画素が低い
スペック上の唯一の欠点は珍しく500万画素のカメラであることです。廉価モデルのノートパソコンであっても720万画素を搭載していることが多いため、弱点と言えるでしょう。カメラの映りに納得がいかないばあいは外部カメラを用意する必要があるかもしれません。
おすすめなタイプ
一台で完結させたいユーザー
本モデルのメリットは「高い性能、ディスプレイ、インターフェイスの豊富さ」です。これらの長所は一台でパソコン上の作業を完結させたい人にとっては、とても魅力的に映るでしょう。
おすすめできないタイプ
持ち運びが多いユーザー
デメリットでも述べた通り、本体質量が重いため残念ながら持ち運びには向かないと感じました。もし持ち運びを前提とするのであれば、1.1kg以下のモデルを推奨します。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルにはプロセッサ違いで2つラインナップがありますが、基本的にはCore Ultra 7のモデルでもパフォーマンスは十分あります。ただし価格差が思ったよりもないため、予算に余裕があるなら最高グレードを選んでおいても良いでしょう。
実機レビューのまとめ

10~20万円で買える14インチノートパソコンの中で、本体性能が高く、なおかつインターフェイスまでほぼ全て備えるモデルというのはほとんどありません。
余計な備品を買わずに一台で完結できるような環境を作りたい人にとってはとてもマッチする一台と言えるでしょう。
2025年8月13日時点で189,860円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
Lenovo Yoga Pro 7i Gen 10 Aura Editionに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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