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レビュー・評価の概要
LAVIE Direct PM(X)はintel 第11世代のプロセッサを搭載した軽量ノートパソコンです。16:10の縦長ディスプレイやLTEオプションも選択することができます。
国産メーカーで軽量モデルとしては価格が安い点が魅力的なモデルとなっています。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | Core i5-1135G7 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB~1TB |
画面サイズ | 13.3インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 対応モデル有 |
重量 | 1270g |
Cinebench R20 | 1225pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではLAVIE Direct PM(X) 2021年夏モデルの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第11世代intelプロセッサ
LAVIE Direct PM(X)は第11世代のintelプロセッサを搭載したモデルになっています。
今回レビューするのは2021夏モデルで、2022年9月25日時点で最新モデルでは第12世代のintelプロセッサを搭載したモデルも存在します。
アスペクト比16:10
ディスプレイは16:10と昨今のノートパソコンの中では縦長の部類になっています。ネットサーフィンやドキュメントの作成時に便利です。
拡張ドックオプションあり
国産のノートパソコンとしては非常に珍しい拡張ドックのオプションがあります。専用のポートに接続することでインターフェイスを拡張することができます。
LTEモデルも選択可能
ラインナップにはLTE搭載モデルもあり、外出先でのモバイル通信をより楽に使うことが可能です。
価格とコストパフォーマンス
価格と性能、さらに軽量性を考慮すると妥当な価格帯と言えるでしょう。ただし国内メーカーで限定すると、ライバル製品と比較してコストパフォーマンスが高いモデルです。
また、オンラインストアで購入する場合はクーポンが活用できるので、必ず利用するようにして下さい。
スペック
今回レビューしたLAVIE Direct PM(X) 2021年夏モデルのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2021年 | |
サイズ | 305.8×217.6×19.3mm | |
重量 | 本体 | 1270g |
アダプタ | 250g | |
CPU | Core i5-1135G7 | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 13.3インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 200万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 19時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 1225 |
シングル | 409 | |
Cinebench R23 | マルチ | 3145 |
シングル | 1064 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 3229.50 | 1720.90 |
SEQ1M Q1T1 | 2090.53 | 430.79 |
RND4K Q32T16 | 726.21 | 432.95 |
RND4K Q1T1 | 50.30 | 133.91 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 855 | 動作困難 |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 99.2 | 101.5 |
Adobe RGB | 75.1 | 75.2 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 659.72 | 413.19 | 13 |
ポイント② | 612.03 | 404.24 | 13 |
ポイント③ | 670.8 | 419.84 | 12 |
ポイント④ | 577.01 | 416.19 | 12 |
ポイント⑤ | 458.31 | 332.8 | 14 |
ポイント⑥ | 411.49 | 254.01 | 15 |
通信スピードテストの評価
通信速度はほとんどのエリアで100Mbpsを超えるパフォーマンスが出ています。最長距離では少し低下する傾向があるので、長い距離での利用は苦手かもしれません。
外観
本体カラーはブラックで、シンプルな外観となっています。天板にはNECのロゴがあるのみです。

背面は左側にスリットが、パームレスト側にスピーカーが設けられています。

開いた様子です。左右のベゼルは普通、上下ベゼルは広めになっています。

最大開き角は180°となっています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。全てのキーが独立しておりクセがありません。エンターキー周りのみ少し詰まっています。また、タッチパッド横に指紋認証を備えます。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.33mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、2mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、100mmとなりました。

本体右側にはセキュリティロック、USB Type-A、排気口を備えます。

本体左側にはUSB Type-C、ドッキングステーション接続用のコネクタ、USb Type-A、フルサイズHDMI、ヘッドフォンジャックを備えます。

本体の重量を測定したところ、1270gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1520gとなりました。充電器単体では250gとなります。

メリット・魅力
軽量で持ち運びしやすい
本モデルは軽量で持ち運びしやすいことがメリット。16:10のアスペクト比になっているため、外出先でも生産性を上げて書類作成などに取り組めることがメリットと言えるでしょう。
USB-PD対応
USB-PDに対応しているため、軽量性をよりサポートする形になっています。付属のアダプタではなく、窒化ガリウムタイプの充電器を使えばより利便性が向上します。
国内モデルとしてはコストパフォーマンスが高い
国内メーカーのモデルとしては、非常にコストパフォーマンスが高い部類に入ります。国産メーカー、軽量、価格安めという条件であれば本モデル以外の選択肢がないほどと言えるでしょう。
デメリット・欠点
ベゼル幅が広め
昨今のノートパソコンの中ではベゼル幅が広めで、モダンさに欠けます。
色域が狭め
ディスプレイの色域は狭めのため、色域を重要視する仕事ではデメリットになります。
おすすめなタイプ
持ち運び性が欲しい人
軽量性に優れる点、USB-PDに対応している点、LTEオプションも選択できる点から持ち運びをよくする人におすすめです。
セキュリティを気にする人
国産メーカーのため、セキュリティを気にする人におすすめです。メリットでも述べた通り、軽量と国産という組み合わせではコストパフォーマンスが高めと言えるでしょう。
おすすめできないタイプ
値段を最優先する人
国産メーカーという利点はあるものの、海外メーカーと比較すると価格面で弱さを感じてしまいます。
カスタマイズ・モデルの選び方
今回は第11世代のintelプロセッサモデルでレビューを行なっていますが、予算が許すなら第12世代のモデルがおすすめです(第11世代と12世代ではパフォーマンスが大きく違うため)。
その上でプロセッサやLTEオプションを予算内でつける方が良いでしょう。
実機レビューのまとめ

ノートパソコンとしてはパフォーマンスで過不足なく、軽量なモデルでかつ値段帯が安めなモデル。
キーボードの入力性も良いことや16:10のディスプレイを採用しているため、外出先で入力作業(書類作成作業)が多い人はぜひ検討してみて下さい。
安く買う方法・コツ
LAVIE Direct PM(X) 2021年夏モデルに限らず、NECのLAVIEパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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