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Elite Dragonfly G2の実機レビュー

本サイトの記事は広告を含みます。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

レビュー・評価の概要

2in1の超軽量コンバーチブル

2021年に発売された2in1のコンバーチブル機、Dragonflyの後継モデルです。キープコンセプトしつつ、第11世代のintel Coreプロセッサに進化。さらにモバイル通信を4G LTEだけでなく5Gにも対応。

軽量性に注目があつまりがちですが、色域カバー率が広いことやスピーカー音質が薄型ノートとしては良いなどの利点も兼ね備えており、総合的に見てコスパに優れるモデルです。

当サイトの評価

総合満足度
 (4)
発売年度2022年
プロセッサCore i5-1135G7
Core i7-1165G7
RAM8~16GB
ストレージ256~512GB
画面サイズ13.3インチ
GPUIris Xe Graphics
USB-PD対応
モバイル通信対応
重量1150g
Cinebench R201840pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

Elite Dragonfly G2の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

特徴

ここではElite Dragonfly G2の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

第11世代intel Coreプロセッサ搭載

Elite Dragonflyは前モデルからプロセッサが2世代一気にアップして第11世代を搭載してアップグレードされました。Iris Xeグラフィックスになっているため、画像表現力も大幅に向上しています。

コンバーチブルながら超軽量ボディ

Dragonfly(トンボ)の名前が形容するように、2in1コンバーチブルとしては最軽量クラスの軽さ(Wi-Fiモデルは989g、SIMフリーモデルが1.15kg)となっています。コンバーチブルなのでペン入力デバイスとしても使いやすくなっています。

モバイル通信対応モデルもあり

Elite Dragonfly G2は前モデルに引き続き、モバイル通信対応モデルがあり、外出先でも開けばすぐにネット環境へ接続することができます。

モバイル通信対応モデルはTile機能を搭載

非常に珍しい機能として、SIMフリーモデルは忘れ物防止タグのTile機能を搭載しています。これにより、PCを博した場合に追跡が可能になります。

プライバシースクリーンを搭載

機密情報を守りたいビジネスマンにぜひおすすめしたい機能がプライバシースクリーン。左右からの覗き込みが出来なくなるよう、ワンタッチで切り替えができる機能です。以下はプライバシースクリーンをonにした状態です。ほぼ見えなくなります。

価格とコストパフォーマンス

2021年9月25日時点でCore i5モデルが税込み156,200円からです。スペック面から見るとかなり高めの値段設定です。本モデルは2in1コンバーチブルで1.1kg台と軽量であることや、モバイル通信モデルが選択できるメリットを享受できる人でなければコストパフォーマンスは必然的に悪くなるでしょう。

ただし、2in1軽量コンバーチブルでモバイル通信モデルが164,780円から買えるのは大きなメリットで他のSIMフリーのクラムシェルモデルと比べてもコスパが高くなっています。ネット常時接続する人はぜひ候補に入れてみて下さい。

Elite Dragonfly G2の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

スペック

今回レビューしたElite Dragonfly G2のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2021年
サイズ197.5×304.3×16.1mm
重量本体1150g
アダプタ315g
CPUCore i7-1165G7
GPUIris Xe Graphics
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st512GB
2nd
ディスプレイサイズ13.3インチ
解像度1920×1080
アスペクト比16:9
形式IPS液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数92万画素
物理シャッター有り
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ4セル
公称値17.6時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ1840
シングル525
Cinebench R23マルチ3665
シングル1435

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T12362.091396.73
SEQ1M Q1T11448.071194.69
RND4K Q32T1650031435.05
RND4K Q1T129.43125.88

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質
高品質
軽量品質2336重い
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]
sRGB97.7
Adobe RGB75.8

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:641.18Mbps
ポイント②:528.72Mbps
ポイント③:619.95Mbps
ポイント④:627.11Mbps
ポイント⑤:454.81Mbps
ポイント⑥:235.27Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前641.18381.579
ポイント②528.72291.8410
ポイント③619.95426.937
ポイント④627.11295.887
ポイント⑤454.81291.6110
ポイント⑥235.27143.568

通信スピードテストの評価

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20WPowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAUKEY PA-B7

外観

Elite Dragonfly G2では独自のカラーである「ドラゴンフライブルー」が採用されています。マット仕上げの濃い青色で高級感があります。

背面も同様の色で仕上げられています。

開いた様子です。ディスプレイは光沢でベゼル幅は狭めで高級感があります。フロントカメラはディスプレイ上部設置されており、物理シャッターはキーボードのファンクションキー割り当てで切り替えることができます。2in1コンバーチブルのため、テントモードに変更することができます。

キーボード全体です、クセがなく自然な配置です。しっとりとした質感で打ちやすく、カチャカチャ音も鳴らないので周りに人がいる環境でも気を使わないで良いでしょう。

タッチパッドの幅は110mmとなっています。サラサラとした質感で非常に使いやすく、マウスのない環境でも快適に操作できるでしょう。

本体右側にはフルサイズHDMI、ヘッドフォンジャック、USB Type-C(Thunderbolt4)が2つ搭載されています。

本体左側にはUSB Type-A、電源ボタン、ケンジントンロック、nanoSIMスロットを備えます。USB Type-Aポートは電源オフ状態でも充電に対応します。また、nanoSIMスロットは押し込むとバネで飛び出すためピンを必要としない構造になっています。

スピーカーは背面とキーボード横に4基備えられています。薄型ノートとしては割と音が出ており、動画視聴でも十分使えるでしょう。

本体の重量を測定したところ、1150gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1465gとなりました。充電器単体では315gとなります。

メリット・魅力

2in1コンバーチブルとしては非常に軽い

Elite Dragonfly G2はWi-Fiモデルが1kg切り、セルラーモデルが約1.1kgと非常に軽いモデルで、2in1コンバーチブルとしてはかなり珍しいスペックです(クラムシェルならこのスペックは存在するが、剛性が必要な2in1コンバーチブルではここまで軽くなるモデルは少ない)。今回レビューしたものはセルラーモデルなので、「軽いPC」という印象でしたが、ほぼ同じ質量の前モデルを初めて触った時、驚くほど軽かったことを覚えています。

タッチパッドの感触が良い

Dragonfly G2は上位モデルということもあり、全体的な質感が高くなっています。中でも、外出先での効率に直結するタッチパッドの感触がサラサラとして扱いやすく、作業効率を上げることができます。

キーボードでの生産性が高い

タッチパッドだけでなく、キーボードの質感が高い点も魅力です。しっとりとした打ち心地でキーボード入力が多い人に向いています。軽量薄型ノートパソコンはキーボードの質感がトレードオフになりやすいので嬉しいポイントです。

プライバシースクリーンが素晴らしい

HPのプライバシースクリーンは過去からレビューでも触っていますが、ワンタッチで左右からの覗き込みを完全に防げるのは本当に素晴らしい機能。機密情報を扱うことが多い人はこれだけでも選ぶ価値があります。

色域カバー率が広め

公式サイトでアピールされてはいませんが、実はsRGBのカバー率が97%と広めの設計になっています。dGPUがないためクリエイティブ作業には厳しい側面があるものの、外出先での画像のチェック等において強い味方になってくれます。

パームレストが熱くならない

高負荷時の温度測定の結果から、パームレスト部分がほぼ熱くならないことがわかりました。実際に触っても、熱さはほぼ感じません。タイピング入力が多い人は不快な思いをせずに作業が可能です。

デメリット・欠点

光沢ディスプレイなので好みが分かれる

Elite Dragonfly G2はディスプレイが光沢なので、作業用パソコンとしては好みが分かれます。また、外出先で太陽光が強いところでは反射がキツく出てしまう欠点があります。

コンバーチブルかつ軽量なので価格帯が高め

Elite Dragonfly G2はコンバーチブルと軽量性を兼ね備える珍しいモデルのため、15万円以上とスペックから見ると高めの価格帯になります。軽さだけを重要視するならPavilion Aeroや、多少重くなってもコンバーチブルを選びたい人はENVYシリーズを選ぶと良いでしょう。

おすすめなタイプ

ペン入力で資料修正などをする人

Elite Dragonfly G2はコンバーチブルで簡単にペン入力できる点が魅力です。外出先で送られてきた資料に書き込みをして返信したい人に向きます。

打合せ時にプレゼンテーションでPCを見せる人

コンバーチブル機でテントモードにすれば、タッチしつつ相手に見せながらプレゼンテーションできます。本体が軽いので、持ち運びが楽な点も魅力です。

機密資料を扱うことが多い人

メリットでも書いた通り、Elite Dragonfly G2のプライバシースクリーンは非常に優秀です。機密情報を扱うことが多い人にぜひ候補に入れて欲しいモデルです。

おすすめできないタイプ

対性能でのコストパフォーマンス重視の人

Elite Dragonfly G2は軽量性、コンバーチブルにコストが掛かっているので、性能面で見るとコストパフォーマンスは低くなります。どちらかを諦めるだけでも値段がグッと下がるので、それぞれを見比べてパソコンを選ぶようにしましょう。

カスタマイズ・モデルの選び方

Elite Dragonfly G2は主にプロセッサのパフォーマンスとSIMフリー対応かどうかで分かれます。

Core i5もしくはCore i7は自身の用途に合わせて選べば良いですが、モバイル通信については、他社と比べてWi-Fiモデルとの価格差が小さいので、外出先でネット通信することが多いなら付けておくと良いでしょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

軽量2in1コンバーチブルの代名詞ともなったDragonflyはキープコンセプトのまま、正統進化しました。ノートパソコンとしては値段が高めですが、色域の広さやモバイル通信対応など、その価格分の価値があるモデルです。

ノートパソコンを持ち運ぶことが多い人はぜひ一度検討してみてください。

Elite Dragonfly G2の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

安く買う方法・コツ

Elite Dragonfly G2に限らず、HP(ヒューレットパッカード)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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