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Elite Folioの実機レビュー

Elite Folioのレビュー概要

珍しい内折りタイプの2in1

Elite Folioは2in1の中でも珍しいタイプで内折型(クロスオーバー型)のデバイス。ペン収納をヒンジ部に設けていたり、5Gに対応していたりと細かい部分までこだわり抜かれたパソコンです。

プロセッサにはArm系のSnapdragon 8cx Gen2が採用されているため、21.1時間のロングライフバッテリーを実現しています。

こんなタイプにマッチ

  • 持ち運びが多い人
  • 外でネットを使う人
  • 基本ソフトしか使わない人

簡易スペック表

発売日 2021年9月22日
CPU Snapdragon 8cx Gen2
RAM 8~16GB
ストレージ 256~512GB
画面サイズ 13.5インチ
GPU Adreno 690
USB-PD 対応
LTE・5G通信 対応
MSオフィス 非搭載
重量 1340g
Cinebench R20 ARMのため未実施

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2021/12/23時点で税込184,580円から。現在の価格については公式サイトをご覧ください。

 

Elite Folioの目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

Elite Folioの特徴

ここではElite Folioの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

ディスプレイが内側に倒れるタイプの2in1

Elite Folioはタブレットにもなる2in1ノートパソコンですが、他の2in1と比べると機構が珍しく、内側に倒れ込む形になっています。PC自体をひっくり返す必要がないことや、キーボード分の傾斜がつくので入力しやすいメリットを持っています。

 

ペンを内部に収納可能

Elite Folioではペンをヒンジ部に収納可能となっています。専用設計で収納時に充電されるため、いざ使おうと思った時に電池が切れる心配がありません。

 

5G対応

本モデルは新しい通信規格の5Gに対応しています(もちろん既存の4Gも対応)。デバイスを開けてすぐにネット接続して使うことが可能です。

 

プロセッサはArm系

Elite FolioではプロセッサにSnapdragon 8cx Gen2が用いられています。Arm系のデバイスのため、単純なマシンパフォーマンスの比較はできませんが、今までのArm系デバイスと比べて快適な動作性を持つPCです。

 

ビジネスモデルだが個人でも購入可能

HPのモデルは法人向け、個人向けでラインナップが大きく異なりますが、法人向けモデルは個人でも購入可能です。

 

Elite Folioの価格とコストパフォーマンス

Elite Folioの価格は18万円台からとdGPU搭載なしノートパソコンとしては、スペックだけ見ると高めの価格設定です。ただ、2in1であることやペンが内蔵されていること、さらに5G対応などを考えるとオプション性能で妥当な価格設定です。

むしろ気にするべきはデメリットでも記載しているArmの問題で、対応していないソフトウェアがある点です。高価なPCを買ったものの、ソフトウェアが使えないとなると勿体無いので事前の確認が必要です。

2021/12/23時点で税込184,580円から。現在の価格については公式サイトをご覧ください。

 

Elite Folioのスペック

今回レビューしたElite Folioのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2021年9月22日
製品名
型式 -
サイズ 229.6×298.6×16.1mm
重量(実測) 本体 1340g
電源アダプタ 300g
CPU Snapdrafon 8cx Gen2
GPU Adreno 690 グラフィックス
メモリ(RAM) 16GB
ストレージ 1st 1GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 13.5インチ
解像度 1920×1280
アスペクト比 3:2
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 記載無し
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 720p HD Webカメラ
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5
LTEモジュール 対応の可否 搭載
SIMカードサイズ nanoSIM
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 4セル、46WHr
公称値 最大21.1時間時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

Elite Folioのベンチマーク

OCTANE

Armアーキテクチャのデバイスのため、ブラウザベンチマークソフトを用いて検証を行いました。結果は以下の通りです。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readが3000MB/sを超えており、ノートパソコンとしてはトップクラスの性能となっています。

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

ARM系を採用していることもあってか、操作時はほぼ無音です。

 

Elite Folioのモニター評価(色域・トーンカーブ)

Armアーキテクチャによりモニター評価用プログラムが利用できないため、評価を行っておりません。

 

Elite Folioの通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:550.27Mbps
ポイント②:371.25Mbps
ポイント③:556.45Mbps
ポイント④:459.46Mbps
ポイント⑤:399.16Mbps
ポイント⑥:216.04Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 550.27 143.62 9
ポイント② 371.25 126.69 9
ポイント③ 556.45 161.49 12
ポイント④ 459.46 141.06 7
ポイント⑤ 399.16 118.52 8
ポイント⑥ 216.04 139.04 8

 

通信スピードテストの評価

ルーター前では500Mbpsを超えるスピードが出ています。さらに最長距離においても200Mbpsを超えるデータとなっており、非常に安定した通信速度が得られています。

 

Elite FolioのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。Snapdragonを搭載していることもあってか、全てのW数で充電可能でした。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

Elite Folioの外観

Elite Folioは天板から背面にかけて本のように皮でカバーされたデザインになっています。シンプルながらも高級感のある外観です。

 

開いた様子です。ディスプレイは美しい光沢ディスプレイとなっています。アスペクト比は3:2で縦長となっており書類作成やネットサーフィンが捗るサイズ感となっています。

 

2in1タイプのため変形可能です。キーボード側に倒し込む形でタブレットスタイルにできます。回転型や取り外し型と異なり、キーボード側に倒す仕組みのため、自然と角度が付くようになります。

 

こちらは完全に倒し込んで横から見た様子です。

 

キーボードはクセがなく使いやすい配置です。それぞれが独立していて剛性感がしっかりとある点も魅力。写真のようにペンは上部に収納できるようになっています。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.57mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、110mmとなりました。タッチパッドは13.5インチノートとしては大きめです。クリックは静音タイプなので外で使っても迷惑をかけることはありません。

 

本体右側にはUSB Type-Cポートとヘッドフォンジャックがあります。

 

本体左側はUSB Type-Cポートのみとなっています。

 

スピーカーはキーボード横に配置されています。クリアな音質とは言えませんが、ノートPCとしては低音があります。ただ、音楽を楽しむならスピーカーを別途用意する方が良いでしょう。

 

本体の重量を測定したところ、1340gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1640gとなりました。充電器単体では300gとなります。

 

Elite Folioのメリット・魅力

思った以上に使い勝手の良いプロセッサ

これまで当サイトでもいくつかWindowsでArmプロセッサ搭載したパソコンのレビューを行なってきましたが、Snapdragon 8cx Gen2はこれまでとは次元が違うレベルで仕上がった高い処理性能をもっています。

Arm系のため、ベンチマークはほとんどできませんが実際に使った感覚では処理が遅れるようなことはなく、上位の16GBでもプロセッサがボトルネックにならない感じを受けました。

 

薄くて持ち運びしやすい

5Gに対応していることもあり、そもそものコンセプトがモバイルを重視していますが、薄くて持ち運びしやすいことがメリットと言えます。

 

ペン収納が内部で持ち運びと充電を気にしなくて良い

このPC単体の評価ではなく他のPCとの相対的評価になりますが、ペンをヒンジ内部に収納できるメリットは非常に大きく、特に充電面で不便さが解消されます。

 

また、マグネットで外部に付くタイプのスタイラスペンはカバンの中でどこかに行っているケースも多いのでその点でも楽です。

 

2in1型でも適度な角度で使いやすい

一般的な2in1パソコンは取り外すタイプか、反転するタイプ。それらに対して、このモデルは内側に倒れ込むタイプなので使用時に自然と角度が付くようになります。ペン入力をする際、フラットよりも少し角度がついている方が書きやすいポジションになるメリットがあります。

 

Elite Folioのデメリット・欠点

見た目よりも重い

2in1ノートパソコンの宿命とも言えますが、見た目よりも重くなっています。軽量性を重視するなら、2in1自体を選択肢から外した方が良いでしょう。

 

ARM系のためソフトウェア対応に注意

最も大きな懸念点はArm系のソフトウェアであることです。プロセッサがArmだと、ソフトウェアが対応していない場合使えません(いつも行なっているベンチマークソフトのCinebenchもArmでは起動できません)。

Officeソフトなどの一般的なソフトウェアなら良いですが、仕事で少しでも珍しいソフトを使うなら避けておいたほうが無難です。

 

みんなの口コミ

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Elite Folio
レビューの平均:  
 1 レビュー
 by SIMPC

2in1ノートパソコンながらクラムシェルとしても自然に使えて、タブレット時には角度がついて書きやすいので触ってきた中でも過去一番で使い勝手のバランスが良いです。Arm系プロセッサで使えないソフトウェアがある点が気になるので、個人的にはラインナップとしてintel Coreプロセッサ搭載モデルが欲しいところです。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 本体が皮でPCのようには見えない
  • 見た目の薄さよりは重く感じる

 

Elite Folioがおすすめな人

モバイル環境でネットを使う人

Elite Folioは5Gが標準搭載されています。そのため、モバイル環境でネットを見たり、メール返信するような人にとっては大きなメリットのあるパソコンです。PCとしてだけでなく、2in1でタブレット感覚で使えるのも気軽さの点で良いでしょう。

 

外出先でペン入力が必要な人

スタイラスペン付きのパソコンはこれまでたくさんレビューしてきましたが、このモデルが収納性、使いやすさの点で最も良い印象です。ペンを内部収納できる上に、内側に倒れ込むクラムシェル構造のおかげで外出先でもスタンド無しに自然な角度で書けるメリットがあります。

 

Elite Folioがおすすめではないタイプ

ソフトウェアのインストールが多い人

このパソコンの最大の懸念点はArm系であること。珍しいソフトウェアだと対応していないことの方が多くなります。基本ソフトやクラウドベースのアプリを使うなら良いですが、メインPCとして様々なソフトを使いこなすなら選定から外しておく方が無難です。

 

コストパフォーマンスを求める人

5Gやスタイラスペンを標準搭載している点は評価できますが、単純なスペックだけで見るとコストパフォーマンスは低いです。処理能力を大前提にしつつ18万円出せば、かなり良いPCが買えますし、そうでなくとも10万円前後のPCとその他のPC環境を揃えることも可能です。

 

Elite Folioのカスタマイズ・モデルの選び方

Elite Folioのシリーズはプロセッサが固定されており、RAMとストレージが変更できるポイントになります。RAMが多い方がメリットはありますが、個人的にはArm系でソフトウェアが制限されている中で大きなメモリ消費量になることは少ないような気がするので、ストレージに問題なければ8GBモデルでも十分こなせる印象です。

公式サイトを見る

 

Elite Folioの実機レビューまとめ

ペン入力する人に試して欲しい2in1

結論

5Gであったり、Arm系プロセッサを搭載していたり先進的な機能を持つモデルですが、Elite Folioで最も注目する点はペン入力性の高さ。

資料修正をはじめ、ペンで書き物をすることが多い人にはぜひおすすめしたいモデルです。

2021/12/23時点で税込184,580円から。現在の価格については公式サイトをご覧ください。

 

Elite Folioを安く買う方法

Elite Folioに限らず、HPのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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