実機レビュー

ENVY ALL-in-One 32-aの実機レビュー

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

レビュー・評価の概要

RTX搭載のオールインワンPC

ENVY All In one 32-aはCore i9-10900とGeForce RTX3080 Super Max-Q Designを選択できる最強クラスのオールインワンデスクトップパソコンです。今回のレビューでは下位のCore i7モデルを検証していますが、こちらも十分以上のベンチマーク結果が得られています。

またスペックだけでなく、キーボード・マウス・スピーカー・モニターの性能が良いことも特徴。25万円を超える高級モデルですが、トータルで考えるとむしろコスパ面でメリットが出てくるモデルとなっています。

当サイトの評価

総合満足度5.0★★★★★
発売年度
2020年
プロセッサ
Core i7-10700
Core i9-10900
RAM
16~32GB
ストレージ
512GB~1TB SSD
2TB HDD
画面サイズ
31.5インチ
GPU
RTX 2070 with MaxQ Design
RTX 2080 Super Max-Q Design
USB-PD
非対応
モバイル通信
非対応
重量
13.8kg
Cinebench R20
4191pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

ENVY ALL in One 32-aの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

目次(15項目)
  1. 01レビュー・評価の概要
  2. 02特徴
  3. 03価格とコストパフォーマンス
  4. 04スペック
  5. 05ベンチマーク結果一覧
  6. 06モニター評価(色域)
  7. 07外観
  8. 08メリット・魅力
  9. 09デメリット・欠点
  10. 10おすすめなタイプ
  11. 11おすすめできないタイプ
  12. 12カスタマイズ・モデルの選び方
  13. 13実機レビューのまとめ
  14. 14安く買う方法・コツ
  15. 15HPの関連リンク

特徴

ここではENVY ALL in One 32-aの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

究極のオールインワンPC

ENVY ALL in One 32-aは非常に珍しいグラフィックボードを搭載したオールインワンパソコンです(通常オールインワンPCはモバイル向けプロセッサを搭載し、ノートパソコン並の性能が中心)。

しかも、下位モデルでGeForce RTX2070 Max-Q Design、上位モデルでGeForce RTX 2080 Super Max-Q Desingを搭載しておりスペック面で振り切ったオールインワンパソコンとなっています。

広い色域のディスプレイ

25万円を超える高価格帯モデルという事もあり、スペック以外の面でも妥協がなく、広い色域を持つ4Kの31.5インチディスプレイを搭載しています。これだけでも通常単品で買えば5~8万円程度するので、お買い得さが伺えます。

迫力のある2.1chスピーカー

本モデルで注目して欲しいポイントがスピーカー。2.1chのスピーカーとなっており、高音域から低音域まで妥協がありません。メリットで後述しますが、過去聞いてきたオールインワンパソコンの中で最高の音質です。

Qi充電搭載

本体台座部分にワイヤレス充電のQiを搭載しています。使用時にスマホを置いておくだけで充電することができます。

価格とコストパフォーマンス

ENVY ALL in One 32-aの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

スペック

今回レビューしたENVY ALL in One 32-aのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

CPUCore i7-10700
メモリ16GB
ストレージ512GB
画面31.5インチ IPS液晶
重量13.8kg
すべてのスペックを見る(23項目)
本体
発売年2020年
サイズ214×720×557mm
重量本体13.8kgアダプタ1.16kg
性能
CPUCore i7-10700
GPUGeForce RTX2070 Max-Q Design
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st512GB2ndなし
ディスプレイ
ディスプレイサイズ31.5インチ解像度3840×2160アスペクト比16:9形式IPS液晶リフレッシュレート60Hz
カメラ
フロントカメラ画素数200万画素物理シャッター有り
リヤカメラ画素数無し
通信
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.0
モバイル通信非対応
バッテリー・その他
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズなし公称値なし

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ4191
シングル486
Cinebench R23マルチ9922
シングル1267

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T13439.922535.89
SEQ1M Q1T11301.602041.38
RND4K Q32T161128.31386.42
RND4K Q1T142.00107.66

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質13883非常に快適
高品質14636非常に快適
軽量品質15810非常に快適

※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質6682快適
高品質8973快適
軽量品質11250とても快適

※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]
sRGB99
Adobe RGB86

外観

正面から見た様子です。輝度が高く、見やすいディスプレイを搭載したオールインワン型となっています。台座からディスプレイ周りまで精悍なスタイルです。

本体下部は2.1chのスピーカーとなっています。迫力のある音響が楽しめます。

上部にはカメラを搭載しています。物理的に出し入れができる構造になっており、セキュリティ的にも安心です。カメラは200万画素となっており、ノートパソコンに搭載される一般的なフロントカメラよりも画素数が大きくなっています。

本体右側です。電源ボタン、USB Type-Aを備えています。

本体左側です。フルサイズSDスロット、ヘッドフォンジャックを備えます。

背面の写真です。スタンドはひし形に近い構造となっており、角が立っていることでスタイリッシュです。またVESAマウントはありません。

背面インターフェイス一覧です。HDMIケーブルが2つとなっており、ディスプレイポートに対応していない点に注意して下さい。

キーボードです。配置に癖が無く、タイピングの質感が良いのでわざわざキーボードを買い替える必要がないほどです。またbluetoothでPC以外にも接続先を切り替えられる(Page Upの上の1,2ボタン)こと、キーボード前にスマートフォンやタブレットを立てかけられるスタンドがあることが特徴です。単4電池で動作します。

本体自体も重量級ですが、ACアダプタも同じくかなり重くノートパソコン級の重さがあります。

メリット・魅力

RTX搭載の最強の一体型パソコン

ベンチマークの結果で示す通り、オールインワンパソコンとしては最強クラスの性能を持っています。実際に使っていても、動作で不満を感じることは全くありません。dGPUのパワーがあるので、写真現像や動画編集でも余裕でこなしてくれるでしょう。

驚くほどスピーカー音質が良い

オールインワンパソコンに付属するオーディオはワットパワーが出せるためどのメーカーも音質が良い特徴がありますが、ENVY All in One 32-aは別格です。低音域から高音域までしっかりとした音が出ており、音圧も強く付属スピーカーとは思えないほど。

パソコンで映画を見る人も十分楽しめる能力を持っています。動画編集者の場合、スピーカーを無線接続で制作すると遅延問題が発生しますがこのモデルは直接接続されているため、遅延を気にしなくて良い点も大きなメリットと言えるでしょう。

追加で買う必要のないキーボードとマウスのクオリティ

本モデルにはキーボード、マウスが付属します。このどちらも品質が高く、追加で交換して使う必要がないほど。特にキーボードの性能が高く、キータイピングの質感が良いことはもちろん、Bluetoothの切り替え機能があり、ワンタッチでPCと別デバイスに繋げることができます。

キーボード前にスリットが設けられており、ここにスマホを挟んでおき、デバイスの変更ができるようにしておけば、ちょっとした文章をキーボードで打ち込む事もできます。

広い色域

クリエイティブユーザー向けという事もあり、4KでsRGBを約100%カバーする広い色域を持つパソコンとなっています。GeForce RTXを搭載しているメリットを存分に活かすことができます。

スタンドでのQi充電が非常に便利

本モデルではスタンドにQi充電が搭載されています。W数が高くはないものの、机の上をミニマムにしておきたい人には大きなメリットと言えます。

デメリット・欠点

本体が非常に重い

本PCの最も大きな弱点が重量です。31.5インチのディスプレイの中に全てが収まっているので、成人男性が一人で持ち上げるのに苦労するほど重いです。非力な方だと設置どころか箱からだすことすら難しいと思います。

本体消費電力は大きめ

本体消費電力は330Wとなっています。ワット数が大きいため、公式サイトでもタコ足ではなく直接壁のコンセントに刺すことを推奨しています。

Qi充電は本体利用時のみ

残念なことに本体下のQi充電は電源ONになっている時のみ使えます。スリープ時も利用不可です。兼用しようとしている人は注意して下さい。

おすすめなタイプ

デスク環境をコンパクトにまとめたい人

デスク環境をまとめたい人にはオールインワンパソコンは最適と言えるでしょう。特にパソコンで動画視聴を兼ねている方にお勧めです(オールインワンパソコンは低価格帯が多いため、ディスプレイ性能が低いものが多いことと、本パソコンのスピーカー性能がズバ抜けて良いからです)。

ミニマムな環境を作りたいクリエイティブユーザー

今回の検証ではCore i7-10700とGeForce RTX2070 Max-Q Designで検証を行いましたが、クリエイティブ利用としては十分。dGPU搭載のオールインワンパソコンは少ないので、ミニマムな環境を作れるだけでも強い利点となります。

おすすめできないタイプ

デスク環境に電源が少ない人

デスク周りのコンセントが少なく、タコ足配線を組まざるをえない人にとってはW数の問題で厳しくなります。オールインワンなので電源をまとめられることがメリットなので、コンセントに直挿しできるかどうかを検討のうえ購入してください。

重みに耐えられないデスクの人

数あるパソコンの中でも最上級クラスの重さです。台座が小さいので机の上で一点集中で重みがかかることになります。事前に耐荷重のチェックは必ずしておいてください。

カスタマイズ・モデルの選び方

本モデルはCore i7モデルとCore i9モデルがあります。スペックに応じて考えれば良いとは思いますが、個人的にはCore i7モデルが良いと思います。

検証していないのであくまで推測ですが、Core i9モデルはこのパソコンの構造だと排熱問題がかなり厳しいと予想されます。そのため、Core i9モデルを買うならタワー側を選ぶ方が後悔しないと考えます。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

本モデルはプロセッサのスペックを考えると25万円以上の価格はかなり高く感じますが、それ以外のモニター性能、キーボード性能、カメラ性能、スピーカー性能などを考慮するとむしろ割安です。

これだけ揃えようとすると費用はもちろん、手間もかかりますし、なにより机の上が煩雑になります。一つにまとめることで故障リスクは上がりますが、それでも購入候補に入れたくなる魅力的な一台です。

ENVY ALL in One 32-aの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。

安く買う方法・コツ

ENVY ALL in One 32-aに限らず、HP(ヒューレットパッカード)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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