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レビュー・評価の概要
LAVIE Direct A23は第10世代のintelプロセッサを搭載したディスプレイ一体型のオールインワンデスクトップパソコンです。
通常のオールインワンというだけでなく、テレビ機能までオプションで付けることが可能なモデルです。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | Core i3-10110U Core i7-10510 |
RAM | 4~32GB |
ストレージ | 256GB~1TB SSD |
画面サイズ | 23.8インチ |
GPU | Intel UHD Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 9.3kg |
Cinebench R20 | 1531pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではLAVIE Direct A23の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
全部入りのオールインワン
本モデルはオールインワンデスクトップとなっており、ディスプレイにプロセッサなどの本体が全て搭載されています。購入時にマウスやキーボードも付属するため、一台購入するだけで完全に環境を整えることができます。
YAMAHAのスピーカー搭載
オールインワンデスクトップの中でも珍しいのがスピーカーに力を入れている点です。本モデルではYAMAHAの3Wスピーカーを2基搭載しています。
セカンドモニターとしての利用が可能
非常に便利な機能のうちの一つとして、入力HDMIに対応しており、セカンドモニターとしての利用が可能になっています。
テレビが視聴可能
オプションにはなるものの、テレビが利用可能となっています。
価格とコストパフォーマンス
オールインワンモデルで必要な機能が全て備わっていることや国産であることなどの影響で価格はスペック面から見ると若干高めの値段設定になっています。
スペック
今回レビューしたLAVIE Direct A23のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2021年 | |
サイズ | 286.1×541.4×336.8mm | |
重量 | 本体 | 9.3kg |
アダプタ | g | |
CPU | Core i5-10210U | |
GPU | Intel UHD Graphics | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 23.8インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 92万画素 |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | – |
公称値 | – |
細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 1531 |
シングル | 414 | |
Cinebench R23 | マルチ | 3927 |
シングル | 1082 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 3278.02 | 2647.77 |
SEQ1M Q1T1 | 2604.19 | 2365.36 |
RND4K Q32T16 | 1230.49 | 911.93 |
RND4K Q1T1 | 54.41 | 93.67 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 783 | 動作困難 |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 90.8 | 99.1 |
Adobe RGB | 70.1 | 73.4 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
デスクトップのためテストしておりません。
USB-C(PD)による充電テスト
デスクトップのためテストしておりません。
外観
前面から撮影した様子です。ベゼル幅は狭めになっており、とてもかっこ良いです。キーボード、マウスも同じカラーリングになっています。

背面です。ほぼフラットでシンプルな見た目です。背面のインターフェイス部分はパネルを取付けることも可能です。

インターフェイスは電源ケーブル、有線イーサネットコネクタ、USB Type-Aポートが3つ、そして入力HDMIコネクタがあります。

本体左側です。電源スイッチ、CONNECTボタン、ボイス起動ボタン、入力切替と明るさ調整用のボタンがあります。

本体右側にはSDXCスロット、USB Type-Aポート、ヘッドフォンジャックを備えています。なお上から2つめのポートはパワーオフ時でも充電可能です。またディスプレイ側にはDVDドライブがあります。

メリット・魅力
一つで全てが賄える
オールインワンデスクトップパソコンの魅力はなんといっても一台で全てが完結するところです。キーボード、及びマウスは無線のため、電源配線のみでスッキリと設置することができます。
カラーラインナップに白がある
デスクトップはリビングに設置する人も多いと思いますが、カラーに白色のラインナップがあります。インテリアに合わせて選択できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
テレビが視聴可能
本モデルではオプションでテレビチューナーを付けることが可能。PCとしての利用に加えて、テレビとして使えるためモノを減らせるメリットがあります。
セカンドモニターとして利用可能
オールインワンデスクトップパソコンとしては非常に珍しく、セカンドモニター用のHDMI入力を備えています。パソコン用としてだけでなく、ゲームのモニターや会社のパソコンを接続して作業環境を広げることも可能です。
デメリット・欠点
モニターの位置に注意
実際に使ってみてモニターがデスクの天板すれすれになってしまい、高さ調整が出来ない点が気になりました。モニターの位置としてはノートパソコンと変わりありませんが、画面が大きい分見辛さがあります。場合によってはPC台を購入して高さを上げた方が良いかもしれません。
奥行き方向の余裕を事前に確認すること
後ろ面にPC本体があるため、他のパソコンに比べてかなり奥行きがあります。前面にキーボードを置くことも考慮して、事前に置くスペースの確認を必ずしておきましょう。
スピーカー性能は高くない
YAMAHAの3Wスピーカーが付いていますが、鳴らして検証してみたところ、性能はあまり高いとは感じませんでした。
おすすめなタイプ
オールインワンで使いたい人
LAVIE Direct A23はなんといっても単純なオールインワンなだけでなく、テレビ視聴までオプションにより機能追加できる珍しい一台。パソコン一台で全てをこなしたい人向けと言えるでしょう。
ゲーム用のモニターとして使いたい人
入力用HDMIがあること、そして1920×1080であることからSwitchなどのゲームも楽しむことができます。一台でまとめられること自体が大きなメリットと言えるでしょう。
おすすめできないタイプ
パフォーマンスを求める人
レビュー時点ではプロセッサが三世代前ということもあり、パフォーマンスは高くありません。LAVIE Direct A23には同じ形ではないものの、後続モデルが出ているのでそちらを検討してみても良いでしょう。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルはintelプロセッサのグレード、メモリ、そしてTV機能を持っているかどうかで選ぶことが基本になります。第10世代のため、パフォーマンス的にはCore i5以上モデルをおすすめします。
実機レビューのまとめ

結論
オールインワンモデルの中でもテレビ機能も選べることから、他のモデルよりもプラスワンで魅力のある一台となっています。
安く買う方法・コツ
LAVIE Direct A23に限らず、NECのLAVIEパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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