LAVIE Direct NEXTREME Infinityのレビュー概要
国産のパワフル16インチ
LAVIE Direct NEXTREME Infinityは第13世代intel HシリーズプロセッサとdGPUにintel Arc A570M Graphicsを搭載した16インチのパワフルノートパソコンです。
ディスプレイにはOLEDが採用され美しい描写力を備えています。
こんなタイプにマッチ
- 国産のパワフルノートが欲しい人
簡易スペック表
発売日 | 2023年 |
CPU | Core i5-13500H Core i7-13700H Core i9-13900H |
RAM | 16~64GB |
ストレージ | 512GB~2TB |
画面サイズ | 16インチ |
GPU | intel Arc A570M Graphics |
USB-PD | 非対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 2450g |
Cinebench R20 | 6101pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
LAVIE Direct NEXTREME Infinityの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityの特徴
ここではLAVIE Direct NEXTREME Infinityの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第13世代intelプロセッサ搭載
本モデルは第13世代のintelプロセッサHシリーズから選択でき、Core i5からCore i9でカスタマイズすることができます。今回テストしたのはCore i7モデルですが、これでも十分なパフォーマンスが得られています。
Intel ArcのdGPU搭載
本モデルでは珍しいintel Arc A570M Graphicsを備えています。
16インチのOLEDディスプレイ
ディスプレイは有機ELで光沢のディスプレイとなっています。外観でも書いていますが、他とはっきりと違いが分かるほど綺麗な描写力があります。
Creative Cloud1年ライセンス付き
先着順にはなるものの、Adobe Creative Cloudが一年分付属しています。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityの価格とコストパフォーマンス
本モデルは256,080円(税込)からとなっており、構成はCore i5-13500H、16GBメモリ、intel Arc A570M Graphicsとなっています。同ランクのノートパソコンと比較するとコストパフォーマンスは低めです。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityのスペック
今回レビューしたLAVIE Direct NEXTREME Infinityのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
製品名 | ||
型式 | ||
サイズ | 254.1×359.8×19.9~30.9mm | |
重量(実測) | 本体 | 2450g |
電源アダプタ | 890g | |
CPU | Core i7-13700H | |
GPU | intel Arc A570M Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 16インチ |
解像度 | 3840×2400 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5.1 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 9.7時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は6101pts、シングルコア368ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Cinebench R20のスコアはマルチでなんと6000ptsを超えるパフォーマンスを出しており、ノートパソコンとしては非常に高いレベルです。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は9408pts、シングルコア782ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READの値は4400MB/s程度であり、高めのパフォーマンスとなっています。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2834 | やや重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 100% | 153% |
Adobe RGB | 97% | 113.4% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 488.9 | 339.25 | 15 |
ポイント② | 310.6 | 234.97 | 15 |
ポイント③ | 526.57 | 323.8 | 17 |
ポイント④ | 414.39 | 274.23 | 16 |
ポイント⑤ | 142.82 | 206.63 | 18 |
ポイント⑥ | 51.9 | 53.82 | 16 |
通信スピードテストの評価
最大距離で通信速度の低下がみられたものの、それ以外では100Mbpsを超えるパフォーマンスを出しています。
LAVIE Direct NEXTREME InfinityのUSB-C(PD)による充電テスト
本モデルはUSB PD充電非対応です。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityの外観
天板はNECのロゴのみとなっており、シンプルです。
背面の通気口は三角形が交互に重なる形となっています。
開いた様子です。OLEDディスプレイが採用されており、非常に美しいことが特徴です。また光沢ディスプレイとなっています。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボードはFnとCtrlが逆転していることを除けば一般的なキーボードと変わりありません。テンキーを搭載しています。またキーボードの手前側の角が落とされておりキータッチが滑らかな印象を受けました。
本体右側には優先イーサネットコネクタ、USB Type-Cポート、USB Type-Aポートを備えます。
本体左側には電源ポート、フルサイズHDMI、USB Type-A、コンボジャックを備えます。
本体の重量を測定したところ、2450gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、3340gとなりました。充電器単体では890gとなります。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityのメリット・魅力
美しいディスプレイ
OLEDディスプレイを搭載していることに加え、光沢ディスプレイのため開けた瞬間に違いがわかるほどきれいなディスプレイになっています。映像を楽しむマシンとしてもぴったりと言えるでしょう。
強力なパフォーマンス
Cinebench R20のスコアからもわかるように高いプロセッサパフォーマンスを叩き出しています。実際に使っていても不満に感じることはほぼありません。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityのデメリット・欠点
コストパフォーマンスが低い
国産モデルということもあってか、コストパフォーマンスの低さがネックとなっています。同じレベルのスペックであれば、より安く手に入ってしまいます。
スピーカー音が軽い
公式サイトでスピーカー音を売りにしていますが、音は軽めで迫力が足りません。一般的なノートに比べれば音は良いですが、あまり大きな期待をしない方が良いでしょう。
みんなの口コミ
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パフォーマンスとディスプレイ性能は十分な一台。スペックに対して価格が高めなところが残念なポイントです。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityがおすすめな人
国産で美しいディスプレイを求める人
このノートパソコンが一番マッチする人は国産、かつOLEDの美しいディスプレイを求めている人でしょう。国産モデルではOLEDかつ光沢ディスプレイは意外とない印象です。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityがおすすめではないタイプ
対性能でコスパを求める人
デメリットでも書いた通り、価格に対してパフォーマンスは他社製品に劣ります。コスパを重視する人は外資メーカーを選ぶ方が良いでしょう。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityのカスタマイズ・モデルの選び方
このモデルはカスタマイズ幅が広く、予算や自分の求めるスペックに対して細かく調整できます。最廉価グレードがCore i5-13500Hかつメモリ16GBになっており、このスペックなら十分使えるのでここから自分の要望に合わせてグレードアップしていく形で良いでしょう。
LAVIE Direct NEXTREME Infinityの実機レビューまとめ
LAVIE Direct NEXTREME Infinityを安く買う方法
LAVIE Direct NEXTREME Infinityに限らず、NECのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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