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レビュー・評価の概要
LAVIE Direct NEXTREME Infinityは第13世代intel HシリーズプロセッサとdGPUにintel Arc A570M Graphicsを搭載した16インチのパワフルノートパソコンです。
ディスプレイにはOLEDが採用され美しい描写力を備えています。
発売年度 | 2023年 |
プロセッサ | Core i5-13500H Core i7-13700H Core i9-13900H |
RAM | 16~64GB |
ストレージ | 512GB~2TB |
画面サイズ | 16インチ |
GPU | Intel Arc A570M Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 2450g |
Cinebench R20 | 6101pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2024年8月8日時点で247,280円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではLAVIE Direct NEXTREME Infinityの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第13世代intelプロセッサ搭載
本モデルは第13世代のintelプロセッサHシリーズから選択でき、Core i5からCore i9でカスタマイズすることができます。今回テストしたのはCore i7モデルですが、これでも十分なパフォーマンスが得られています。
Intel ArcのdGPU搭載
本モデルでは珍しいintel Arc A570M Graphicsを備えています。
16インチのOLEDディスプレイ
ディスプレイは有機ELで光沢のディスプレイとなっています。外観でも書いていますが、他とはっきりと違いが分かるほど綺麗な描写力があります。
Creative Cloud1年ライセンス付き
先着順にはなるものの、Adobe Creative Cloudが一年分付属しています。
価格とコストパフォーマンス
本モデルは24万円台からとなっており、構成はCore i5-13500H、16GBメモリ、intel Arc A570M Graphicsとなっています。同ランクのノートパソコンと比較するとコストパフォーマンスは低めです。
2024年8月8日時点で247,280円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたLAVIE Direct NEXTREME Infinityのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
サイズ | 254.1×359.8×19.9~30.9mm | |
重量 | 本体 | 2450g |
アダプタ | 890g | |
CPU | Core i7-13700H | |
GPU | Intel Arc A570M Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 16インチ |
解像度 | 3840×2400 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.1 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 記載なし |
公称値 | 9.7時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 6101 |
シングル | 368 | |
Cinebench R23 | マルチ | 9408 |
シングル | 782 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 4402.27 | 4942.39 |
SEQ1M Q1T1 | 1571.81 | 2537.59 |
RND4K Q32T16 | 2760.68 | 1672.07 |
RND4K Q1T1 | 43.68 | 158.49 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2834 | やや重い |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 100 | 153 |
Adobe RGB | 97 | 113.4 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 488.9 | 339.25 | 15 |
ポイント② | 310.6 | 234.97 | 15 |
ポイント③ | 526.57 | 323.8 | 17 |
ポイント④ | 414.39 | 274.23 | 16 |
ポイント⑤ | 142.82 | 206.63 | 18 |
ポイント⑥ | 51.9 | 53.82 | 16 |
通信スピードテストの評価
通信速度はほとんどのエリアで100Mbpsを超えるパフォーマンスが出ています。最長距離では少し低下する傾向があるので、長い距離での利用は苦手かもしれません。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | × | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | × | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | × | RP-PC133 |
100W | × | Anker 736 Charger |
外観
天板はNECのロゴのみとなっており、シンプルです。

背面の通気口は三角形が交互に重なる形となっています。

開いた様子です。OLEDディスプレイが採用されており、非常に美しいことが特徴です。また光沢ディスプレイとなっています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボードはFnとCtrlが逆転していることを除けば一般的なキーボードと変わりありません。テンキーを搭載しています。またキーボードの手前側の角が落とされておりキータッチが滑らかな印象を受けました。

本体右側には優先イーサネットコネクタ、USB Type-Cポート、USB Type-Aポートを備えます。

本体左側には電源ポート、フルサイズHDMI、USB Type-A、コンボジャックを備えます。

本体の重量を測定したところ、2450gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、3340gとなりました。充電器単体では890gとなります。

メリット・魅力
美しいディスプレイ
OLEDディスプレイを搭載していることに加え、光沢ディスプレイのため開けた瞬間に違いがわかるほどきれいなディスプレイになっています。映像を楽しむマシンとしてもぴったりと言えるでしょう。
強力なパフォーマンス
Cinebench R20のスコアからもわかるように高いプロセッサパフォーマンスを叩き出しています。実際に使っていても不満に感じることはほぼありません。
デメリット・欠点
コストパフォーマンスが低い
国産モデルということもあってか、コストパフォーマンスの低さがネックとなっています。同じレベルのスペックであれば、より安く手に入ってしまいます。
スピーカー音が軽い
公式サイトでスピーカー音を売りにしていますが、音は軽めで迫力が足りません。一般的なノートに比べれば音は良いですが、あまり大きな期待をしない方が良いでしょう。
おすすめなタイプ
国産で美しいディスプレイを求める人
このノートパソコンが一番マッチする人は国産、かつOLEDの美しいディスプレイを求めている人でしょう。国産モデルではOLEDかつ光沢ディスプレイは意外とない印象です。
おすすめできないタイプ
対性能でコスパを求める人
デメリットでも書いた通り、価格に対してパフォーマンスは他社製品に劣ります。コスパを重視する人は外資メーカーを選ぶ方が良いでしょう。
カスタマイズ・モデルの選び方
このモデルはカスタマイズ幅が広く、予算や自分の求めるスペックに対して細かく調整できます。
最廉価グレードがでもCore i5-13500Hかつメモリ16GBになっており、このスペックなら十分使えるのでここから自分の要望に合わせてグレードアップしていく形で良いでしょう。
実機レビューのまとめ

エントリー機が多い国産のノートパソコンの中で、パワフルな性能と美しいディスプレイを持つ一台となっています。
欲を言えばdGPUにGeForce RTXの選択肢が欲しかったところです。
2024年8月8日時点で247,280円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
LAVIE Direct NEXTREME Infinityに限らず、NECのLAVIEパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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