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Legion 570iの実機レビュー

Legion 570iのレビュー概要

魅力的なエントリーゲームPC

Legion570iは第12世代のintel Coreプロセッサ、およびRTX3050Ti Laptopを搭載したエントリークラスのゲーミングノートパソコンです。

165Hzの高リフレッシュレートディスプレイや広めの色域、使い勝手の良いキーボードやタッチパッドなど、ゲーム以外の実用性も高いモデルとなっています。

こんなタイプにマッチ

  • エントリーゲーマー
  • 事務用途にも使いたいユーザー

簡易スペック表

発売日 2022年5月31日
CPU Core i5-12500H
Core i7-12700H
RAM 16GB
ストレージ 512GB~1TB
画面サイズ 15.6インチ
GPU GeForce RTX3050Ti
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可
重量 2285g
Cinebench R20 3892pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2022年8月25日時点で141,174円から。現在の価格については公式サイトから必ずご覧ください。

 

Legion 570iの目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

Legion 570iの特徴

ここではLegion 570iの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

第12世代intelプロセッサ搭載

最新型のintelコアプロセッサを搭載しており、高いパフォーマンスを誇ります。特に第12世代は11世代と比較して大きくパフォーマンスアップしています。

 

RTX3000番台を搭載

グラフィックボードにはRTX3000番台を搭載し、こちらも2000番台と比較して大きくパフォーマンスアップしています。

 

豊富なインターフェイス

LEGION 570iは背面ポートを含む豊富なインターフェイスが魅力です。ゲーミングPCでありながら、100WのUSB PD充電に対応している点も見逃せないポイントです。

 

Legion 570iの価格とコストパフォーマンス

14万円台から購入可能でゲーミングPCとしては割安な部類に入ります。加えて、第12世代のintelプロセッサのパフォーマンスが非常に高いことやディスプレイ、グラフィックボードの性能を考えれば十分コストパフォーマンスが高いモデルと言えるでしょう。

2022年8月25日時点で141,174円から。現在の価格については公式サイトから必ずご覧ください。

 

Legion 570iのスペック

今回レビューしたLegion 570iのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2022年5月31日
製品名 Legion 570i
型式 82RC007UJP
サイズ 262.35×358.8×19.99〜22.75mm
重量(実測) 本体 2285g
電源アダプタ 965g
CPU Core i7-12700H
GPU GeFOrce RTX3050Ti
メモリ(RAM) 16GB
ストレージ 1st 1TB
2nd -
ディスプレイ サイズ 15.6インチ
解像度 1920×1080
アスペクト比 16:9
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 165Hz
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 92万画素
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth v5.1
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 公式記載なし
公称値 8時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

Legion 570iのベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は3892pts、シングルコア593ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。第12世代プロセッサのため、マルチコア、シングルコア共に高いパフォーマンスとなっています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は8460pts、シングルコア1687ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READの値が6000MB/sを超えており、ノートパソコンとしてはトップクラスです。そのため非常に快適使うことができます。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 5938 やや快適
高品質 8222 快適
軽量品質 10340 とても快適

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 低負荷時はあまりファン音が鳴らない
CPUテスト時 ファン音が時々大きくなる
GPUテスト時 ファン音が時々大きくなる

 

Legion 570iのモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

sRGB

Adobe RGB

 

カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。

カバー率 カバー率 カバー比
sRGB 99.6% 105.9%
Adobe RGB 76% 78.5%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

Legion 570iの通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:670.37Mbps
ポイント②:435.97Mbps
ポイント③:575.64Mbps
ポイント④:493.4Mbps
ポイント⑤:358.6Mbps
ポイント⑥:135.04Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 670.37 567.05 13
ポイント② 435.97 463.29 13
ポイント③ 575.64 401.7 13
ポイント④ 493.4 560.11 13
ポイント⑤ 358.6 426.5 13
ポイント⑥ 135.04 152.61 14

 

通信スピードテストの評価

Wi-Fi6に対応していることもあり、広いエリアで安定した数値が出ています。長距離でも十分なパフォーマンスが出ていますが、本モデルはフルサイズのイーサネットコネクタが付属するため、必要な人は有線接続しても良いでしょう。

 

Legion 570iのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。Legion570iは100WのUSB PD充電に対応しています。61W以下では充電ができませんでした。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W × PowerPort Ⅲ Nano
30W × PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W × PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W × RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

Legion 570iの外観

天板はLEGIONのロゴマークが大きめに配置されています。ゲーミングPCですが、天板に光る要素はありません。

 

背面は大きめのスリットが設けられています。

 

開いた様子です。165Hzのハイリフレッシュレートディスプレイで動きが滑らかです。フロントに物理シャッターはありませんが、左側に物理シャッターのオンオフボタンがあります。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

キーボード全体です。エンターキー、シフトキーあたりが詰まっていますが、それ以外は普通です。テンキー搭載のため、事務用途としても使い勝手が良い仕様です。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、2.1mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、19.59mmとなっています。カチャカチャと音が鳴らず、静かで使いやすい印象です。ストロークが深めでしっかりタイピングしたい人でも使えるでしょう。

 

タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。タッチの感度がよく、指に吸い付いてくる感じで使いやすいです。

 

本体右側にはUSB Type-A端子、フロントカメラの電子シャッター、ヘッドフォンジャックを備えます。

 

本体左側にはUSB Type-C端子を備えます。うち一つはThunderbolt端子となっています。

 

背面には主要な端子が備わっており、フルサイズイーサネットコネクタ、HDMI等があります。セカンドディスプレイ構築時に背面にポートを集約できるメリットがあります。

 

本体の重量を測定したところ、2285gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、3250gとなりました。充電器単体では965gとなります。

 

Legion 570iのメリット・魅力

パフォーマンスが高く実用性が高い

なんと言っても第12世代のintel Coreプロセッサの性能が非常に高く、ベンチマークでも優れた結果を残しています。第11世代との差が明確なので、購入を検討しているなら新型がおすすめです。

 

背面にポートが集約されている

グラフィックボード搭載型のノートパソコンはセカンドディスプレイを接続することや、ゲームのレスポンス向上のために有線接続するケースがあります。本PCは常時接続するような端子が全て背面ポートに集約されているため、左右からのケーブルを出す必要がなくすっきりとした構築が可能です。

 

事務作業用としても性能が高い

Legion570iはプロセッサの性能が高いこと、テンキー搭載していること、さらに低負荷時のファン音がさほど大きくないことから事務作業用のパソコンとしても性能が高いと感じました。

 

USB-PDに対応している

このクラスのゲーミングパソコンとしては非常に珍しくUSB PD充電に対応しています。100Wでしか充電できませんでしたが、持ち運びする際に大きな充電器をスマートフォンと共用できるのは大きなメリットと感じます。

 

Legion 570iのデメリット・欠点

持ち運びには向かない

本体サイズが大きいこと、電源ケーブルが重く取り回しが大変なことから持ち運びには向きません(USB PDには対応していますが、100Wのみのためこちらも大きめとなります)。

 

ディスプレイポートなし

ディスプレイの外部出力はフルサイズHDMIとThunderboltとなっています。そのため、3枚目のディスプレイ出力時にHDMIとディスプレイポートの組み合わせがPC本体だけではできない点は押さえておきましょう。

 

みんなの口コミ

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Legion 570i
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

エントリーPCとしては十分なパフォーマンスを持つ一台。スペック面のコストパフォーマンスの高さだけでなく、ポート類が背面に集約されている点など実用性の面でも優れています。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • かなり重く感じる
  • 打ちやすさは十分

 

Legion 570iがおすすめな人

エントリーゲームユーザー

10万円前半で高いパフォーマンスを持つPCを購入することが可能なためエントリーゲーマーにおすすめです。

 

仕事でもPCを使うユーザー

メリットでも書いた通り、事務用途としても高いパフォーマンスを持ちます。特にキーボード、タッチパッド性能が優れていることや、背面にポート類が集約されているためセカンドディスプレイ構築がやりやすいことが寄与しています。

 

Legion 570iがおすすめではないタイプ

持ち運びが多い人

本モデルだけでなく、ゲーミングPC全体に言えることですが、持ち運びが多い人には向きません。

 

Legion 570iのカスタマイズ・モデルの選び方

Legion570iはシリーズが複数存在しており、Ryzenモデルや16インチのProモデルなどが存在します。どれも一長一短のため、価格と性能のバランスを見て購入すると良いでしょう。ただし、もし悩むなら、性能、価格バランスの優れた本モデルが最もおすすめです。

公式サイトを見る

 

Legion 570iの実機レビューまとめ

ゲーム以外でも使える高コスパPC

結論

カテゴリはゲーミングノートですが、ゲーム以外でも十分使える要素を持つ一台。ゲームはしたいけど、それだけでなく幅広い用途で使いたい、かつ価格は抑えたい人におすすめのモデルです。

2022年8月25日時点で141,174円から。現在の価格については公式サイトから必ずご覧ください。

 

Legion 570iを安く買う方法

Legion 570iに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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