LIFEBOOK WA3G2のレビュー概要
光学ドライブ付きの15インチ
LIFEBOOK WA3G2は光学ドライブが搭載された15インチのノートパソコンです。プロセッサはCore i3-1115G4もしくはパフォーマンスの高いCore i7-1260Pを選択することが可能。
さらにメモリやストレージなど幅広いカスタマイズが可能なモデルになっています。
こんなタイプにマッチ
- オールインワンのPCが欲しい人
- 国産パソコンが欲しい人
簡易スペック表
発売日 | 2022年6月14日 |
CPU | Core i3-1115G4 Core i7-1260P |
RAM | 4~64GB |
ストレージ | 256GB~1TB |
画面サイズ | 15.6インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 非対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 1850g |
Cinebench R20 | 2195pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
LIFEBOOK WA3G2の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
LIFEBOOK WA3G2の特徴
ここではLIFEBOOK WA3G2の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
手頃な価格の15インチモデル
LIFEBOOK WA3G2は11万円台から購入できる国産のノートパソコンでお手頃な価格となっています。
幅広いカスタマイズが可能
本モデルはBTOで細かいカスタマイズが可能なモデルとなっています。プロセッサのパフォーマンスアップはもちろんのこと、メモリが64GBまで選べることやストレージを1TBまでアップできるなどユーザーに合わせた選択が可能です。
DVDマルチドライブ搭載
DVDドライブを搭載しています。また、カスタマイズによりBlu-rayへ対応させることも可能です。
LIFEBOOK WA3G2の価格とコストパフォーマンス
スペックだけで考えると価格は高めですが、国産であることを考慮するとリーズナブルな部類になると言えるでしょう。
LIFEBOOK WA3G2のスペック
今回レビューしたLIFEBOOK WA3G2のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年6月14日 | |
製品名 | LIFEBOOK WA3G2 | |
型式 | - | |
サイズ | 235.5×360×25mm | |
重量(実測) | 本体 | 1850g |
電源アダプタ | 370g | |
CPU | Core i7-1260P | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 64GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | TFTカラー液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 92万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.1 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 記載なし |
公称値 | 9.4時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
LIFEBOOK WA3G2のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は2195pts、シングルコア561ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Pシリーズとしては出力は控えめなイメージですが、ノートパソコンとしてのパフォーマンスは十分です。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は5103pts、シングルコア898ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READで2800MB/s程度のスピードが出ており十分なスピード。しっかりと快適に使えるでしょう。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2754 | やや重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ファン音が聞こえる |
CPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
GPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
LIFEBOOK WA3G2のモニター評価(色域・トーンカーブ)
本モデルではモニター評価は行っておりません。
LIFEBOOK WA3G2の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 634.71 | 6.13 | 13 |
ポイント② | 532.89 | 125.65 | 13 |
ポイント③ | 610.51 | 53.59 | 14 |
ポイント④ | 541.04 | 60.06 | 13 |
ポイント⑤ | 451.27 | 177.34 | 12 |
ポイント⑥ | 333.44 | 2.92 | 14 |
通信スピードテストの評価
ダウンロード速度は最長距離においても300Mbpsを超えており、高いパフォーマンスが出ています。アップロード数値についてはブレが見られました。
LIFEBOOK WA3G2のUSB-C(PD)による充電テスト
USB PD充電には非対応です。
LIFEBOOK WA3G2の外観
天板は富士通のロゴが配置されているのみのシンプルなデザインとなっています。
背面のスリットは小さめです。
開いた様子です。ベゼル幅は普通です。
キーボード全体です。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.34mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、2.4mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、98mmとなりました。
本体右側には電源ポート、DVDドライブ、USB Type-A、SDスロットを備えています。
光学ドライブを開けた様子です。
本体左側にはフルサイズイーサネットコネクタ、USB Type-C、フルサイズHDMI、USB Type-A、ヘッドフォンジャックを備えています。
本体の重量を測定したところ、1850gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、2220gとなりました。充電器単体では370gとなります。
LIFEBOOK WA3G2のメリット・魅力
深く打ちやすいキーストローク
昨今のノートパソコンに比べて、キーストロークがかなり深めで打ちやすい印象を受けました。しっかりと打鍵したい人にとってはメリットと言えるでしょう。
オプションでCore i7-1260Pへアップグレード
筆者個人の観点で最も魅力的に感じたのはプロセッサのアップグレードです。オプションにより約1万円のプラスでCore i7-1260Pにすることができます。このグレードのプロセッサは非常に性能が良く、アップグレードするだけの価値が十分にあります。
LIFEBOOK WA3G2のデメリット・欠点
全部入りのため本体が大柄
DVDドライブを含め、インターフェイスが充実している分、本体が大柄になっており、質量も大きめになっています。同じ15インチクラスの中でも重めになっていることに注意しておきましょう。
最安モデルはメモリが4GB
最も安いモデルはRAMが4GBになっています。Core i3かつSSDなので使えないことはないですが、長期で見ると不安なため最低でも8GBモデルにアップしておく方が良いでしょう。
みんなの口コミ
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DVDドライブまで搭載したオールインワンのノートパソコン。国産のノートパソコンとしては価格が控えめになっています。全てを搭載する反面、質量が重く持ち運びにはあまり向かない点がデメリットです。
LIFEBOOK WA3G2がおすすめな人
オールインワンが欲しい人
昨今のノートパソコンはほとんどが光学ドライブのついていないものがほとんど。子供がいる場合、資料や写真データがDVDやCDというケースもまだまだ少なくないのでそういった再生ツールとして使える点は抑えておきたいポイントです。
LIFEBOOK WA3G2がおすすめではないタイプ
軽量性を重視する人
オールインワンなため軽量性はどうしても犠牲になってしまう点は覚えておきましょう。
コスパを最優先する人
国産モデルということもあり、スペックに対するコストパフォーマンスは低めです。価格を重要視するなら海外メーカーの方がおすすめです。
LIFEBOOK WA3G2のカスタマイズ・モデルの選び方
カスタマイズは非常に豊富です。特にメリットでも書いた通り、Core i7-1260Pへのアップグレードは魅力的なのでぜひ検討して欲しい他、デフォルトではメモリ4GBのため、最低でも8GBへのアップグレードをお勧めします。
LIFEBOOK WA3G2の実機レビューまとめ
LIFEBOOK WA3G2を安く買う方法
LIFEBOOK WA3G2に限らず、富士通のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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